試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ101-247[ラシ107F] 車体更新 (サハ101-108[ツヌ122F] サハ101形200番代編入,床板交換施工:塗装変更車体廃止) ※再生産品

2018-09-03 21:56:28 | 国鉄/JR101系
偶然。

KATO製JR101系ラシ107F(Mc202)は本来十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品←ツヌ118F)を種車に出場させるはずだった。
しかし度重なる車両異動で再生産品車両は姿を消し塗装変更車6両が集約される一際状態の悪い編成と化してしまった。
塗装変更車廃止計画では筆頭候補に名乗りを上げ手始めとしてクハ100-34(ラシ107F:弁天橋区仕様)の車体更新が行われている。


JR101系ラシ107F (1988/4)。
[ラシ107F]:Mc202-M'256-T247-T'c34+Tc85-M253-M'247-T290-M262-M'c191。
※塗装変更車+旧製品+弁天橋区仕様。

塗装変更車廃止用種車へ切り替えられた十四代目ツヌ118F(Mc155:旧製品←旧ツヌ118F)だがラシ107Fには間接的関与に留まる。
現在ラシ107F(塗装変更車+旧製品+弁天橋区仕様)はクモハ101-202,クモハ100-191の両先頭車両が塗装変更車体を有する。
だがクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F:旧製品)で車体更新を行うとLP402前照灯旧製品先頭車両が登場してしまう。
プロトタイプ都合によりLP402前照灯車であるクモハ101-202(ラシ107F)が障壁となり直接の代替は行えなかった。
在籍編成のLP402前照灯先頭車両は旧製品原形保持編成や特例編成を除き弁天橋区仕様車,再生産品車両で統一されている。
但し弁天橋区仕様車にはクモハ100形が存在せずクモハ101-202,クモハ100-191用車体更新種車には再生産品車両が求められた。
これにより各ユニット相手も再生産品車両で揃える必要がある上に編成中のLOT配分も課題となった。


JR101系サハ101-247(ラシ107F)。
※塗装変更車。

クハ100-34(ラシ107F)の車体更新はLP411前照灯確保を名目に導入したクハ100-86Assy車体(Mc170:弁天橋区仕様)で行った。
弁天橋区仕様車は旧製品車両の塗装被膜に近い仕上げが成されているため4,5,6,7号車の側面見附はほぼ揃えられていた。
現時点では再生産品車両にてクモハ101-202+モハ100-256,クモハ100-191+モハ101-262(ラシ107F)を更新する予定である。
各々の間に挟まれるサハ101-247,サハ101-290(ラシ107F:塗装変更車)は旧製品車両,再生産品車両とも選択可能な状況だった。
だがツヌ122F(M'c108)の組成変更計画が見直されクモハ100-166(ツヌ109F:Mc202クモハ100-108:元ツヌ122F)を竣工させた。
ツヌ122F(Mc155)用種車を十四代目ツヌ118Fで賄う方針も定まりサハ101-247,サハ101-290は再生産品車両での更新に進む。


入工中のサハ101-108,サハ101-247 (ツヌ122F,ラシ107F)。
※再生産品,塗装変更車。

ツヌ122F(M'c108)には未改番のサハ101-108,サハ101-233(再生産品:101系800番代LOT側面窓セル装着車)が組み込まれていた。
先ずサハ101-108,サハ101-233(ツヌ122F)がサハ101-247,サハ101-290(ラシ107F)用車体更新種車に決定した。
その後順次十四代目ツヌ118Fからツヌ122Fに所要車両を異動させツヌ122Fへの組成変更と連動させる。
塗装変更車削減はツヌ122Fを介しての玉突き方式としたが直接の車両更新に至らない要因は側面窓セルにある。
全て101系800番代LOT側面窓セル装着車で統一されたツヌ122F構成車が絡む車両異動では必ず分解を伴う入場となる。
しかも代替車が即時充当出来ないため暫定出場を経た十四代目ツヌ118Fよりも先にツヌ122F(M'c108)は正式離脱となった。


[サハ101-108]:1-3位側。

最初にサハ101-108(ツヌ122F:再生産品)を種車としサハ101-247(ラシ107F:塗装変更車)の車体更新から取り掛かった。
サハ101-247はモハ101-161(ムコ10F:Mc194)をサハ101形0番代に形式変更したサハ101-127(ツヌ122F:T127)を種車とする。
その後サハ101-91(ツヌ122F:M132)へ改番となったがツヌ122F(M'c108)に組成され続けた車両でもあった。
柚肌ではなく塗装状態も悪くないが残念ながら1エンド側の吹き付けが不足気味で側扉周りに朱色1号時代を伺わせる。
奇しくも今入場はツヌ122F出自車がツヌ122F構成車で置き換えられる珍しい展開となった。
ちなみに十代目ツヌ118F構成車だったサハ101-108(ツヌ122F)は今更導入当時の計画に従いラシ107Fへと組み込まれる。


[サハ101-247]:1-3位側。

作業はサハ101-108(ツヌ122F)の車両番号標記印刷消去から開始したが1-3位側をやや攻め込み過ぎてしまった。
旧製品車両の入場が続き塗装仕上げの異なる再生産品車両に手を着ける機会は久し振りであった。
1-3位側はそれとなく成形色が浮かび上がる状態にさせてしまい慌てて2-4位側で感覚を取り戻すよう努めた。
どうにか[サハ101-108]標記跡へと持ち込み中途半端に使い込まれた車両番号インレタで改番を行う。
不得手とするインレタ転写だが切り出しに不向きな組標記を活かすため無謀にも変則的な組み合せ方法とした。
1-3位側,2-4位側とも先ず[サハ101-247]とした後に[サハ101-247]を追加し[サハ101-247]標記へ仕上げた。


[[サハ][101-][2][4][7]]:1-3位側。

結果的に[サハ]+[101-]+[2]+[4]+[7]での組み合わせとなったが転写は一度で切り抜けられ組標記インレタ消費の目的も果たせた。
しかし[サハ101-247]の追加転写は劣化した転写糊が位置決定を難しくさせただけで作業効率向上には結び付かなかった。
1-3位側の印刷消去失敗痕こそ誤魔化せたものの現在の技量を超えた方式と言えサハ101-247(ラシ107F)限りとする。
車両番号標記インレタ転写に区切りを付けサハ101-247,旧サハ101-247(元ラシ107F)の分解に移行した。
前途の通りサハ101-108(ツヌ122F→サハ101-247)は異動時に101系800番代LOT側面窓セルへの交換が行われていた。
この際1-3位側用側面窓セルは組み込み難かったとの記録が残っており慎重な撤去を心掛けた。
現在でもこの状況は変わっておらず旧サハ101-247から捻出した再生産品LOT側面窓セルの取り付けも苦戦している。


再生産品LOT窓セルに交換されたサハ101-247 (旧サハ101-247,サハ101-247)。

一方サハ101-108(ツヌ122F)が装着していた101系800番代LOT側面窓セルは一旦保管品へ廻した。
元サハ101-108用側面窓セルは窓サッシ印刷劣化が生じておりツヌ122F及びツヌ109Fへの配分も検討課題に挙がっている。
更に組成変更されるツヌ122F(M'c108)構成車の操配で1両分の101系800番代LOT側面窓セルを確保出来る可能性が生まれた。
加えて側面窓セル相互交換も廃車が決定している旧サハ101-247(元ラシ107F)は不向きであり取り付けは行わなかった。
よって旧サハ101-247は明灰色Hゴム支持印刷再現側面窓セルが捻出されるまで措置保留となっている。




サハ101-247(サハ101-108 サハ101形200番代編入,再生産品LOT側面窓セル・床板交換施工)。
※再生産品:車体更新。

旧サハ101-91(元ツヌ122F)の仕様変更が絡み旧サハ101-247(元ラシ107F)は再生産品LOT部品で固められていた。
従ってサハ101-247(ラシ107F:再生産品)は完全なる再生産品車両として竣工を迎えている。
なお流用した旧サハ101-247用部品はかつてサハ101-108(ツヌ118F:再生産品→サハ101-108:ツヌ122F)から移設したものである。
この車体更新はサハ101-108(ツヌ118F:再生産品)をサハ101-247へ改番した結果と全く変わらなくなった。
皮肉にも2016年5月の入場を全否定する工程と言えある意味珍妙な巡り合わせとなっている。

分割:2020年02月02日
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