試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-185[ツヌ104F] (モハ100-208[ツヌ118F] 回着,改番,旧モハ100-256[元ラシ107F] 床板振替施工) ※'旧製品

2019-06-15 21:31:21 | 国鉄/JR101系
電装解除。

ジャンク車両のKATO製国鉄101系クモハ101-155(ツヌ118F:旧製品→クモハ101-159:ツヌ104F)と同時期に中古製品も手配した。
ツヌ104F(Mc159)用動力ユニット搭載車はモハ100-200(旧製品←モハ100-158:ツヌ118F旧ツヌ118F:Mc155)で確定している。
従ってモハ100-185(ツヌ104F:2号車)用種車にはモハ100-158(ツヌ118F:旧製品)が理に適っていた。


国鉄101系モハ100-208(ツヌ118F:動力ユニット搭載車)。
※旧製品。

モハ100-158(旧製品)はモハ101-262(ツヌ109F:Mc202元サハ101-209:元トタ5F)が入場した際に動力ユニット搭載車となった。
供出車にはモハ100-199(ツヌ107F)との床板振替を経たモハ100-158(ツヌ118F:再生産品→モハ100-168:ツヌ105F)が起用された。
これは予備品が尽きていたモハ100形用動力ユニットの捻出に苦しみ場当たり的な遣り繰りで凌ぎ続けてきた結果でもある。
ツヌ107F(Tc83:再生産品)を発端とする大規模な車両異動はツヌ109F(Mc202),ツヌ105F(Mc154)の出場を以て一区切りが付いた。
同時にモハ100形用動力ユニット不足も解消へと至りモハ100-185用種車を探り続けていた。
選択肢はモハ100-158(旧製品:非動力車),モハ100-208(旧製品:動力ユニット搭載車)の2種に限られる。
ただ旧製品編成での出場が決定しているツヌ104F(旧製品+弁天橋区仕様)ではモハ100-158(旧製品)を待てる状況ではなかった。


入工中の元サハ101-290,旧モハ100-256,モハ100-208 (廃車,元ラシ107F,ツヌ118F)。
※塗装変更車,塗装変更車,旧製品。

どうにか手に入れられた中古製品だがモハ100-158(旧製品)ではなくモハ100-208(ツヌ118F:Mc155)であった。
既にツヌ104F用動力ユニット搭載車は不要でありモハ100形用床板への交換が必須となる。
だが組成都合によりモハ100形は廃車が発生しておらず保管品のモハ100形用Assy床板も転用が進み底を突いていた。
そのため従来から一転してどの様にモハ100-208(ツヌ118F:旧製品)を非動力車へ改装するかが課題に挙がった。
ここで急浮上したのがJR101系ラシ107F(Mc202)の更新に伴い保留車へと廻った旧モハ100-256(元ラシ107F:旧製品)である。
ユニット相手を失った旧モハ100-256は復帰策を探りつつも離脱当時のまま非動力車で残されていた。


劣化した黒染車輪を履く旧モハ100-256用DT21非動力台車(1エンド側用)。

旧モハ100-256用床板一式をモハ100-208(ツヌ118F)へ転用出来れば何の問題も無かった。
残念な事に旧モハ100-224(旧ラシ104F:Mc136)時代を承継する黒染車輪は劣化が進行していた。
先に竣工したサハ101-259,サハ101-263(ツヌ104F:旧製品)では状態の良い黒染車輪へ交換を行った。
モハ100-185(ツヌ104F←モハ100-208:ツヌ118F)だけを取り残す訳には行かずDT21非動力台車は刷新が決定した。
運転台付車両を除いた廃車車両では元サハ101-290(元ラシ107F)の車輪踏面状態が最も良かった。
だが繰り返された部品交換により元サハ101-290が履くDT21非動力台車は再生産品LOT品へ変更済だった。


車輪交換を終えたモハ100-185用床板一式。

KATO製国鉄101系用DT21非動力台車枠の表面仕上げは旧製品LOT品と再生産品LOT品で僅かに異なる。
ほぼ製品原形を保っていた旧モハ100-256用DT21非動力台車枠は旧製品LOT品でありツヌ104Fの仕様に合致していた。
そこで旧モハ100-256用DT21非動力台車枠へ元サハ101-290用黒染車輪を取り付けモハ100-185用DT21非動力台車に仕立てた。
一方劣化の著しい黒染車輪が廻された元サハ101-290用DT21非動力台車はサハ101形0番代用床板に装着した。
101系津田沼~習志野区仕様はサハ101形200番代が2両組み込まれる編成が圧倒的多数であった。
今のところサハ101形0番代を増強する計画は無く再用するとすればサハ100形0番代のみに限られる可能性が高い。
しかしサハ100形用屋根板は手元から姿を消しているため新たに手配出来ない限りサハ100形0番代も竣工させ難い。
そのため当面老朽化が進んだ黒染車輪を履くDT21非動力台車はサハ101形0番代用床板へ集約する方向である。


分解修正を施したPS16形パンタグラフ。

モハ100-185用床板一式を組み立てた次はPS16形パンタグラフの補修へと取り掛かる。
上程度扱いの中古製品だったモハ100-208(ツヌ118F)であるがPS16形パンタグラフだけは頂けなかった。
回着時より屋根板取付孔への挿入代が深過ぎパンタグラフ台枠は逆へ字形に変形していた。
屋根板から撤去してもパンタグラフ台枠は変形したまま元に戻らずその形状を記憶してしまったらしい。
手慣れた菱形パンタグラフだったため取り敢えず原形復旧に手を伸ばしている。
湾曲修正に当たりパンタグラフ台枠単体へ直接力が加えられるよう両下枠を取り外した。
なかなか直線状に戻らなかったがパンタグラフ台枠取付脚部を頂点に∩形まで撓ませたところ変形は解消された。


[[モハ100-1][8][5]]:1-3位側。

モハ100-208(ツヌ118F)の標記類は[千ツヌ 定員144]標記再現も含め全体的に印刷が濃い車両であった。
現在のラプロス式印刷消去では個体差に左右され難い方法へと改められている。
印刷濃度が作業に及ぼす影響は少なくあっさりと[モハ100-208]へと持ち込めた。
車両番号標記インレタはクモハ101-159と同じく新台紙を全面的に使用する。
古インレタは組標記の使い残しを加えてもクハ100形しか充当できない状態にまで整理が進められた。
むしろ転写効率が上がらない新インレタを優先的に用いる事とし[モハ]+[100-]+[1]+[8]+[5]での組み合わせは見送られた。




モハ100-185(ツヌ104F:モハ100-208 改番,床板交換,PS16形パンタグラフ修繕施工)。
※旧製品:非動力車。

新台紙起用により車両番号標記インレタは[モハ100-1]+[8]+[5]の並びで纏められる。
なおモハ100-185(ツヌ104F)では追加転写となった[モハ100-185]にて転写剥離が発生しかけた。
1-3位側は[モハ100-185]の上半分が捲れ上がる始末で補正に手を焼かされている。
この[モハ100-185]だが丁寧に折り返し[モハ100-185]標記として生き残った。
同一現象が2-4位側の[モハ100-185]でも発生したが1-3位側程酷くなくどうにか体裁は保てたと思う。
胡散臭さが漂うものの最近の改番工程にしては珍しく1-3位側,2-4位側とも一発転写で切り抜けられた。


クモハ101-159+モハ100-185 (ツヌ104F:元クモハ101-155+元モハ100-208)。
※旧製品。

転用した旧モハ100-256用床板は通常通りの嵌合を示しモハ100-185(ツヌ104F:旧製品)が竣工した。
モハ100-185はモハ100-208(ツヌ118F),旧モハ100-256,元サハ101-290各々から所要部品を持ち寄り形成された。
所期の目的である非動力車への改装だが保留車及び廃車車両が戦力となり旧製品車両同等に仕上げられた。
特にモハ100形用床板を供出した旧モハ100-256が果たした功績は絶大であった。
その他予備品0状態が続く中でのPS16形パンタグラフ補修も違和感の無い形状に達したと思う。
ちなみにクモハ101-159+モハ100-185はクモハ101-155(ツヌ118F)+モハ100-208(ツヌ118F)が各々の種車となった。
奇遇にも6+4構成でリリースされたツヌ118F(Mc155:6両口)と同一ユニットになっている。




旧モハ100-256(元ラシ107F:動力ユニット搭載施工)。
※旧製品。

一方モハ100-208(ツヌ118F)が装着していたモハ100形用動力ユニットは旧モハ100-256に取り付けられた。
モハ100形用動力ユニットの捻出に苦戦していた時期を考えるとまさかの動力ユニット搭載となった。
ただ相変わらずユニット相手に恵まれず単独保留車扱いからは抜け出せていない。
しかも今後の101系中野区,津田沼~習志野区仕様用種車は10両編成単位での導入に絞る予定である。
ますます復帰が難しく映る旧モハ100-256であるが動力ユニット搭載を機にツヌ104Fへ組み入れる構想が急浮上した。
ツヌ104Fは3+4-3編成でありクモハ101形若しくはモハ101形を竣工させれば波動用車両への充当が可能になる。
都度代替車両はクモハ101-165+モハ100-200(4,5号車)に限られるため改番だけで旧モハ100-256を救済出来る道が開けた。
先ずはクモハ100-133+モハ101-118(ツヌ104F)竣工を優先するが追って旧モハ100-256のユニット相手捜索に移るかもしれない。
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