試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR103系習志野電車区335F [MM'47] 非冷房車組込編成 (C4系ブレーキ制御装置固定) ※TOMIX製High-Grade製品

2018-07-26 21:54:56 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
三代目。

TOMIX製JR103系High-Grade製品ラシ335F-1が再出場した。
久し振りの塗装変更車改修も無事に完了し車体湾曲の不安は消え去っている。
TOMIX製High-Grade製品では3編成目のリフレッシュ入場となり一定の成果を得られたと思う。


JR103系ラシ335F (1988/12)。
ラシ335F-1:Tc461-M212-M'367-T342-M47-M'47-T144-M215-M'370-Tc726
※TOMIX製High-Grade製品。

ラシ335Fはラシ325F(Tc461)の前身に当たる編成である。
習志野区101系置き換え名目の103系ではラシ336F(Tc277)と共に最終転属グループとなった。
1988年6月に転入したラシ335F,同年11月のラシ336F転入を以て101系ラシ104F,ラシ105Fは運用を離脱した。
比較的高経年車が連なる習志野区103系では珍しい編成であった。
そのせいか車両異動が多々繰り返されラシ335Fの編成が崩れるのは早かった。
初期形冷房改造車ではモハ103-212+モハ102-367だけ車両更新工事が行われた。
1995年4月現在の編成表では2,3号車から8,9号車に異動している。
◆Tc461-M566-M'722-[T342]-M567-M'723-[T342]-[M212]-[M'367]-Tc726。
約3年後の1998年4月には5,6号車へ再異動となった。
転入時から編成を離れないまま2,3号車→8,9号車→5,6号車と渡り歩いたモハユニットはそう多くないと思われる。
編成番号再編後もラシ325F(←旧ラシ335F)の一員であり続けた。
モハ103-212+モハ102-367の廃車は2001年2月で1969年3月の落成から約32年が経とうとしていた。
僚車と運命が分かれたのは国鉄時代に特別保全工事が施工されたか否かが関係したと思う。


ラシ335F-3 (1993/10)。

ラシ335F-1はTOMIX製High-Grade製品クハ103形高運転台車組成編成の第七弾として出場を飾った。
当時はラシ309F(Tc383)の出場に向け準備を行っていた。
ところがモハ103形+モハ102形非冷房車(黄緑6号)が余剰となりラシ335F-1の組成へ変更している。
習志野区の非冷房車は少数派で選択肢が限られた。
導入コスト抑制のため該当するラシ331F~ラシ336Fの中からラシ335Fにプロトタイプを定めた。
モハ103形+モハ102形非冷房車(黄緑6号)は黄色5号に塗装変更しモハ103-47+モハ102-47へ付番した。
他のモハユニットとサハ103-144も初期形冷房改造車であり塗装変更車の増加を招いている。
既にラシ335F-2(M213→ラシ335F-3),ラシ325F(Tc461)が出場済でモハ103-212+モハ103-367は三代目が登場した。
一応実車に則しAU75E冷房機への換装を行いステンレス製キセが目立つ車両となっている。


モハ102-367(ラシ335F-1:TOMIX製High-Grade製品)。


モハ102-367(ラシ335F-3:グリーンマックス製)。


モハ102-367(ラシ325F:グリーンマックス製)。

他2組のモハ103-212+モハ102-367はグリーンマックス製である。
何れも車両更新工事施工車だが編成単位でのベンチレーター統一により外観が異なる。
ラシ335F-1はJR移行直後がプロトタイプのため唯一の未更新車が大きな特徴となった。
TOMIX製High-Grade製品では未更新の初期形冷房改造車が多数在籍しており珍しい存在ではない。
但しAU75E冷房機搭載車はモハ103-212+モハ102-367だけの稀少な存在と言える。
ラシ335F-3,ラシ325Fには組まれないモハ103-47+モハ102-47も差別化の要素となった。
消去法での出場だったがAU75E冷房車と非冷房車が混在する編成は良い隙間を突けたと思う。
なお準備中に整備が先送りされたラシ309Fはラシ335F-1を追うように翌日出場している。


ラシ325F (1999/3)。

前途の通り塗装変更車が多くリフレッシュ入場は思うように作業が進められなかった。
粗雑な仕上げの影響を喰らいモハ103-212+モハ102-367,モハ103-215+モハ102-370は車体断面の塗料残滓除去に苦戦した。
側板塗装の剥離まで至らなかったのは清掃方式を改めた効果だと思われる。
まだTOMIX製High-Grade製品には未改修の塗装変更車が残る。
車体更新は考えていない中で今後の展開が多少明るくなった。
注意点はラシ335F-1が後期竣工車で占められた事である。
以後は前期竣工車が中心に変わるため塗装状態には期待できない。
作業時間を十分に確保した上で入場させるのが賢明だろう。


サハ103-144(1-3位側側面窓セル嵌合爪追設車)。

車体断面の塗装被膜が悪い方向に作用し塗装変更車は側扉戸当たりゴムモード部が張り出していた。
挟み付けしか手段が残らず作業の強引さは隠せない。
その代わり車体側面湾曲はほぼ治まってくれた。
中規模ではあったが改修を終えられたため今後分解する機会は多くないと思われる。
さすがにサハ103-144の側面窓セル嵌合爪破損は焦った。
側面窓セル確保を名目としたTOMIX製High-Grade製品のジャンク車両導入は気が進まない。
コストの釣合が取れず現状復帰はプラ板による嵌合爪追設で乗り切っている。
出場後から全く気付けなかった箇所であり同一症状を持つ車両が現れる可能性がある。
この方法も力業が伴うため別の手段も考えた方が無難だと思う。


ラシ311F,ラシ335F-1 (TOMIX製High-Grade製品)。

クハ103形高運転台車のジャンパ連結器付TNカプラーSPは順次白濁対策を進めている。
癖の無いラシ311F(Tc817)はC4B形ブレーキ制御装置部品固定化も含め先に出場していた。
入場前は白濁が目立ったラシ335F-1もラシ311Fと同様の前面見附に至り出場当時の姿へと戻っている。
細かな箇所では運行番号,行先方向幕部品の偏位が著しかったクハ103-726への対策を施した。
現状ではクハ103-461(ラシ335F-1)に近い精度を保つ。
しかし根本的な対策を施せた訳ではなく再発の危険性を抱える。
前面窓セル固定化がどれだけの効果を示すか未知数である。
場合によっては短期間での再入場も有り得ると考えている。




ラシ335F-1サイドビュー(クハ103-461:KATO製A形防護無線アンテナ深度修正)。

クハ103-461はKATO製A形防護無線アンテナの見附に違和感を抱えていた。
想定よりアンテナ台座が高くなる原因は取付孔の角度と取付脚整形不足と言う程度の低いものだった。
修正は容易でクハ103-461だけの異端要素は払拭されている。
塗装変更車の組成数だけで入場が決定したラシ335F-1だったが各種試行を行えた。
技量不足が起点になっており今後も塗装変更車の改修は苦戦を強いられると思う。
ラシ335F-1並に大きな瑕疵無く再出場させられるよう努めたい。
Comment

国鉄103系津田沼電車区322F [Tc819] 朱色1号編成 (C4B形ブレーキ制御装置固定施工) ※TOMIX製High-Grade製品

2018-05-27 21:35:51 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
同時出場。

TOMIX製国鉄103系High-Grade製品ツヌ322Fが再出場した。
モハ103-757以下8両のC4B形ブレーキ制御装置固定を終え脱落予防措置は万全と言える。
連結面側TNカプラーSPの清掃は簡易式だったが都合により入場車が増加し苦痛を伴う程であった。




国鉄103系ツヌ322F 朱色1号編成(1982/7)。
ツヌ322F:Tc819-M757-M'2014-T499-M758-M'2015-T500-M759-M'2016-Tc826
※TOMIX製High-Grade製品。
◆TNカプラーSP白濁対策施工,行先変更。

ツヌ322Fは豊田区からの後期転属編成で側面用誤乗防止ステッカーが半減されている。
1982年3月に津田沼区へ転入したツヌ320F(Tc141)から採用され以降の特徴になった。
この頃は前期~中期転属編成の塗装変更が開始され多数の混色編成が出現していた。
ツヌ322Fは1982年7月の転入で当然の如く朱色1号のまま運用に投入された。
検査都合からか比較的長期に渡り朱色1号を維持した。
誤乗防止ステッカーに痛みが出始めていた1984年5月には黄色5号へ塗り替えられている。
約2年間も朱色1号を保ったクハ103形高運転台車組成編成は他に無く貴重な存在だったと思う。


ツヌ327F,ツヌ322F (朱色1号編成)。

ツヌ322FはTOMIX製High-Grade製品クハ103形高運転台車組成編成出場の第十弾である。
当初クハ103形高運転台非ATC車のみの投入で抑える予定だった。
しかしKATO製103系ツヌ322Fはクハ103-819,クハ103-826が初期塗装変更車で見劣りしていた。
TOMIX製High-Grade製品のうち朱色1号で整う編成はツヌ327F(Tc101)のみと少数派だった。
ツヌ327Fと後期転属編成同士の離合を実現させるためツヌ322Fでの編成更新に踏み切っている。
旧ツヌ322Fは編成解除となりKATO製モハ103-757以下8両をツヌ316F-1(Tc105)に廻し10両編成化した。
残されたクハ103-819,クハ103-826ツヌ312F-2(Tc817)へ異動し健在である。


運転台側の白濁対策は未措置としたTNカプラーSP (クハ103-101:ツヌ327F)。

2017年3月に出場したツヌ322Fは異例の早期TNカプラーSP白濁対策編成に抜擢された。
低経年が幸いしジャンパ連結器付TNカプラーSPの湿式清掃はかなり捗った。
ところがモハ103-757以下8両は大幅に白濁が進み簡易清掃ながら時間を割かれている。
加えて湿式清掃用のクリーナーが中途半端に残ってしまった。
クハ103形低運転台車交換用の一般流通品(0336)6器を賄える量ではなく急遽ツヌ327Fを入場させた。
クハ103-101,クハ103-102(ツヌ327F)は運転台側TNカプラーSPの都度清掃を施した最後の車両である。
乾式清掃の範疇ながら激しい白濁現象には見舞われていなかった。
まだ白濁対策済のTNカプラーSP(0336)は残っており交換も考えた。
しかし今入場では見送りし他編成用に温存している。
運転台側TNカプラーSPに手は加えなかった。
そのためクハ103-826に比べクハ103-102の連結器部品は浮き立って見える。
胴受やジャンパ連結器は黒色成形のままで見劣りする状態には至っていないと思う。


その惨状に手を焼いたTNカプラーSP (モハ102-831:ツヌ327F)。

一方の連結面側TNカプラーSPは灰色成形品に見えるほど状態が悪かった。
モハ103-757以下8両と変わらずツヌ327FのTNカプラーSP白濁対策は進行が遅くなった。
同時にC4系ブレーキ制御装置固定も並行したため完成線に留置出来ない事態に陥っている。
完成線では他形式で用いている自作ステッカーの長期褪色試験を行っていた。
元々4線8両しか留置出来ず手狭だった。
そこで新成形のTOMYTEC製ダミーレールを起用し完成線を6線12両まで増強している。
ツヌ322F,ツヌ327Fの連続入場で続々と整備完了車が竣工する。
空いた5線を最大限に活用し20両を捌き切った。


固定方式が異なる蓄電池とC4A形ブレーキ制御装置 (クハ103-102:ツヌ327F)。

クハ103形低運転台初期形冷房改造車は蓄電池部品の固定が工程に含まれる。
ただ都度対策を行ったためどの車両が対象か判らない。
ツヌ327Fは脱落が生じた模様で既に流し込み接着剤にて蓄電池が固定されていた。
台枠には接着剤痕が残り体裁が悪い。
投入量さえ誤らなければ各部品の固定には流し込み接着剤が有利だと思う。
タミヤセメントは部品の撤去が避けられない。
20両に及ぶ連続入場では作業効率の悪さが際立った。
以後の脱落対策から流し込み接着剤へ切り替えるかもしれない。




ツヌ322Fサイドビュー(クハ103-819)。

TNカプラーSPの白濁対策と行先変更が工程であり出場当時とは外観変化が全く伺えない。
当時と同様と言う事はジャンパ連結器付TNカプラーSPの清掃が上手く行えた証だと言えよう。
但しクハ103-819はライトユニットの嵌合が非常に固く行先変更に手こずった。
特異な症状であり敢えなく要注意指定車になっている。
なお[千葉]幕は発生品を転用した。

ツヌ322Fへの[津田沼]幕は意図を持っての採用だった。
しかし103系国鉄仕様では[津田沼]への配分が偏り過ぎ[千葉]を上回るまでに増加してしまった。
徐々に削減を図り都合3編成に留まっていた[千葉]は[津田沼]を抜いて7編成まで勢力を伸ばした。
KATO製103系ツヌ325F(Tc231)に[三鷹]を採用しておりツヌ327Fは[中野]のままで構わない。
ツヌ322Fの行先変更で後期転属グループに於ける朱色1号編成の行先配分均等化が達成できた。
一旦消滅した[津田沼]はTOMIX製High-Grade製品クハ103形低運転台量産冷房車(朱色1号)リリース時に復活させようと思う。
Comment

JR103系習志野電車区303F [Tc103] (C4系ブレーキ制御装置固定施工) ※TOMIX製High-Grade製品

2018-05-10 21:43:00 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
順番前後。

TOMIX製JR103系High-Grade製品ラシ303Fグループ全12両の改修が完了した。
クハ103形低運転台初期形冷房改造車では初の本格的な運転台側TNカプラーSP白濁対策施工編成となった。
これにはサハ103-209,サハ103-287(ラシ302F:塗装変更車)の組成が大きく絡んでいる。


JR103系ラシ303F (1997/7,ラシ302F:2000/4)。
ラシ302F:(Tc103-M690-M'846-)T209(-M691-M'847-)T287(-M692-M'848-Tc104)。
ラシ303F:Tc103-M690-M'846-T462-M691-M'847-T463-M692-M'848-Tc104
※TOMIX製High-Grade製品:TNカプラーSP白濁対策,C4系ブレーキ制御装置固定施工。

ラシ303Fの前身であるツヌ303Fは1984年10月までに基本組成が整えられた。
1983年4月現在ではツヌ304Fとして転入して以来のモハ103-704以下8両と編成を組んでいた。
その後クハ103-61,クハ103-48に代わりモハ103-690以下8両との組成へ変更されている。
JR移行後も異動の少ない編成だった。
外観の変化もクハ103-103,クハ103-104に前面強化策が施された程度である。
1993年頃から開始された側扉窓の黒Hゴム支持化は全車が施工され若干趣が変わった。
初の車両異動はサハ103-209,サハ103-287が蒲田区,浦和区から転入した1995年9月だった。
編成から外されたサハ103-462,サハ103-463(未更新車)は三鷹区への貸出(ミツ23F:Tc369)を経た後に廃車されている。
※ミツ23F:Tc369-M544-M'700-T462-M650-M'806-T463-M546-M'702-Tc458。
直後の編成番号再編でラシ303Fからラシ302Fへ繰り上がった。
しかしラシ302Fは短命に終わりE231系0番代の増備で20004月を以て運用から離脱した。
なおクハ103-103,クハ103-104は習志野区最後のクハ103形低運転台初期形冷房車であった。


初出場当時のラシ303F。

ラシ303FはTOMIX製103系High-Grade製品の第1編成を飾った。
初出場は2013年で早くも5年が経過した。
当時からプロトタイプをJR後期に据え続けている。
まだ各部の色挿しに挑めなかった時期で側扉窓は灰Hゴム支持のままとした。
ホース付ジャンパ栓納めの色挿しもジャンパカプラーまで踏み込めていない。
サハ103-209,サハ103-287の投入前に側扉窓を黒Hゴム支持化した。
この措置は車両更新工事施工車組込の時期に合わせたものである。


ラシ305F-1,ラシ303F (未改修編成,改修施工編成)。

TOMIX製JR103系High-Grade製品クハ103形低運転台初期形冷房車を組む編成は他にラシ305F-1(Tc47)が在籍している。
外観差は中野寄へクハ103形500番代のクハ103-615を配した違いしかなかった。
側面窓の黒Hゴム支持化はラシ305F-1との差別化も含まれた。
個性の演出としては非常に効果的だったがプロトタイプの時差が生じている。
モハ103-701以下8両はツヌ305F-2(Tc123)の共用車であり今後も黒Hゴム支持化の予定は無い。
ラシ305F-1の運転台側TNカプラーSPは都度清掃を取り止めたため白濁が激しい。
対策済のラシ303Fとは下廻りの雰囲気が異なって見える。
ジャンパ連結器付TNカプラーSPを装着するクハ103形高運転台車ほどの効果は得られない。
ただクハ103形低運転台初期形冷房車でも措置を施したなりの手応えはあると思える。


モハ102-846(C4B形ブレーキ制御装置固定化施工車)。

TOMIX製High-Grade製品の改修項目は運転台側TNカプラーSPの白濁対策だけに留まらなくなった。
モハ103-265以下8両(ラシ332F-1)を皮切りにC4系ブレーキ制御装置の固定を開始した。
その結果ラシ303Fグループ全12両が入場に至っている。
全車C4系ブレーキ制御装置固定化と連結面側TNカプラーSPの簡易清掃を済ませた。
ここまではモハ103-641+モハ102-797(ラシ332F-2)を含めたラシ332Fグループと同様だった。
クハ103-103の入場で蓄電池部品の固定も必要と判明し以後の工程に加わる。
竣工済のクハ103-743,クハ103-756(ラシ332F)も確認を行い不安定さが伺えるようであれば対策を施す。


サハ103-209(TROM製AU712冷房機用ランボード敷設車)。

ラシ303Fグループ改修入場の嚆矢となったサハ103-209ではAU712冷房機用ランボードの交換に手を出した。
使用していたTOMYTEC製ランボードは形状こそ悪くなかった。
ただ敷設時の加工が拙く交換対象に挙がっている。
もう少し丁寧に仕上げていれば継続敷設されていたと思う。
TROM製AU712冷房機用ランボードに置き換えたがランボード脚か浮き立つ良好な見付を保てた。
屋根板を開孔する正規の取付方法は用いていない。
施工はKATO製クハ103-188(ラシ321F)での方式を踏襲した。
それでも十分な仕上がりに見える。
TOMIX製High-Grade製品ではサハ103-209が唯一のAU712冷房改造車である。
塗装状態は良くないとは言え貴重な存在に変わりはない。
一応の改修を終え以後は現状維持に努めたい。


クハ103-104(側面窓セル窓サッシ印刷補修車)。

クハ103-103,クハ103-104は側面窓セル窓サッシ印刷の剥離が体裁を悪くしていた。
他にも補修を要する車両が在籍する。
部分剥離だった2両は逆に修正をやり難くさせた。
先発したクハ103-103での失敗で窓サッシモールドへのインク塗布方法を思い出した。
爪楊枝でインクを掬い取る修正法も危険が伴う。
細心の注意が必要だったがクハ103-104は印刷掠れが目立ち難くなったと思う。
全剥離に近い車両であればもう少し斑を抑えるだろう。


モハ102-847(動力ユニット脱落対策施工車)。

TOMIX製103系High-Grade製品の改修にもう一つ工程が加わった。
ツヌ322F(Tc819)より以前に竣工したモハ102形量産冷房車(動力車)には脱落対策を施していた。
t0.3mmのプラ板を車体裾内側下部へ新設し車体と動力ユニットの空間を埋めた。
しかし磨耗により効果が薄れてしまいモハ102-847で再発の憂き目に遭っている。
今入場で車体側から動力ユニット側にスペーサーを移設する改善策を施した。
スペーサー形状から見直しており車体裾内側取付車より長寿化を図れると思う。


ラシ303Fサイドビュー(クハ103-103)。

TOMIX製High-Grade製品改修入場の第二陣はまさかのクハ103形低運転台初期形冷房車を組成するラシ303Fとなった。
モハ103-265以下8両の車体状態が芳しくなく竣工の早かったサハ103-209,サハ103-287の改善を優先した結果である。
他編成の塗装変更車はクハ103形高運転台ATC車が先頭に立つ。
ラシ303Fグループの優先入場は特例と言え次の改修対象はクハ103形高運転台車を含む編成に戻る。
クハ103-103,クハ103-104の運転台側TNカプラーSP白濁対策は交換対応で十分だった。
比較で登場したラシ305F-1の入場はしばらく先になると思う。
Comment

JR103系習志野電車区332F [Tc743] 非冷房車組込編成 (C4系ブレーキ制御装置固定) ※TOMIX製High-Grade製品

2018-04-26 22:09:10 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
改修完了。

TOMIX製JR103系High-Grade製品ラシ332Fが再出場した。
当初はクハ103-743,クハ103-756の運転台側TNカプラーSPの白濁対策だけを行う予定だった。
しかしモハ103-265以下8両(塗装変更車)の状態が思ったより悪くリフレッシュ入場に変更されている。


JR103系ラシ332F (1988/11,1989/1)。
ラシ332F-1:Tc743-M265-M'420-T269-M53-M'53-T270-M266-M'421-Tc756
ラシ332F-2:(Tc743-M265-M'420-T269-)M641-M'797(-T270-M266-M'421-Tc756)。
※TOMIX製High-Grade製品:TNカプラーSP白濁対策,C4系ブレーキ制御装置固定施工。

ラシ332FはJR移行後の1988年3月に習志野区へ転入した。
クハ103-756だけ転属が下旬との記録が残っており運用開始は年度開けの4月以降だと思われる。
山手区からの転入当初はサハ103-269+モハ103-53+モハ102-53+サハ103-270が非冷房車だった。
ほぼ同時期に配属されたラシ331Fと同じ構成である。
非冷房車は1989年10月から1990年5月にかけてAU712冷房機による冷房改造が施された。
このうちサハ103-270だけはMG給電式が採用されSC24形インバータが搭載されなかった。
ラシ332Fは仕様の揃わないサハ103形AU712冷房改造車が組成される習志野区では珍しい編成に変わっている。
サハ103-272,サハ103-274(ラシ331F)はMG給電式が採用された。
何故サハ103-269がSC24形インバータ+AU712冷房冷房機搭載となったのかは判らない。
その後サハ103-269は1991年4月に京葉区へ転出した。
それから約4年後の1995年1月に習志野区へ復帰しラシ336F(Tc433)を組む数奇な運命を辿る。
モハ103-265+モハ102-420,モハ103-266+モハ102-421も車両更新工事を境に扱いが別れた。
1990年2月に先行して更新されたモハ103-265+モハ102-420は2000年2月の廃車まで習志野区を離れなかった。
この際習志野区で活躍を続けていたサハ103-270も消滅している。
一方1992年6月に行われたモハ103-266+モハ102-421の車両更新工事は仙石線仕様とされた。
宮城野区103系置換より習志野区103系撤退が早く廃車は2003年9月とモハ103-265+モハ102-420より遅い。
なおクハ103-743,クハ103-756は車両更新工事を受ける事無くサハ103-270と同時に姿を消した。
皮肉な事にラシ332Fの系譜を最後まで受け継いだのは2000年5月を以て廃車されたサハ103-269だった。


モハ103-641(ラシ332F-2:中原区借入車)。

ラシ332Fグループはモハ103-641+モハ102-797(ラシ332F-2)を加えた12両体制である。
冷房化率100%達成,ATS-P形搭載等を名目にクハ103-717以下6両を中原区から借り入れた。
モハ103-641+モハ102-797はそのうちの1ユニットである。
ラシ331F~ラシ335Fは5,6号車が非冷房車だったため比較的長くその姿を見る事が出来た。
※ラシ336F:事故離脱。
モハ102-797は動力車でありモハ103-47+モハ102-47(ラシ335F-1)の冷房改造入場代走にも充当できる。
バリエーション用モハユニットながら比較的活用度は高い。
今回の改修入場では脱落が生じたC4系ブレーキ制御装置の固定化を進める事にした。
運転台側TNカプラーSPの白濁対策を完了したクハ103-756が竣工した後にモハ103-641を入場させた。
嵌合は保てていたがタミヤセメントでC4B形ブレーキ制御装置を接着固定した。


モハ102-797(ラシ332F-2:中原区借入車)。

リフレッシュ入場の余波はモハ102-641にも及んでいる。
全く手を加えて来なかった連結面側TNカプラーSPも側面,底面を中心に簡易清掃を行った。
モハ103-641+モハ102-797はラシ332Fグループの一員であり同時に白濁対策を施した。
クハ103形初期形冷房改造車LOTのため白濁の進行はクハ103-743以下10両(ラシ332F-1)より激しかった。
そのため連結器部品や胴受の白粉は他車両より多く残っている。
津川洋行製ホイールクリーナーでの踏面清掃も施しモハ102-53に搭載する動力ユニットと同等の工程を追った。


モハ103-420(側面窓セル嵌合精度向上対策施工車)。

ラシ332F-1はモハ103-420以下8両が塗装変更車で並ぶ。
竣工当時の注意不足により何れも車体へ側面窓セルが完全に嵌まり切っていなかった。
大半の車両が側板の変形を有しており急遽改修を開始した。
側面窓セルの組付不良は車体断面への塗料吹き付けが原因で生じたものである。
塗料除去は施工車各々の状態に合わせ行った。
中でもモハ103-421は一番状態が悪かった。
1両だけ嵌合方法が異なる要注意指定車となったが全車車体側板の歪みを抑えられている。


サハ103-270(側面窓セル嵌合精度向上,塗装被膜修正施工車)。

側面窓セル嵌合精度向上と平行し柚肌塗装車の塗装被膜改善も施す予定だった。
塗装変更車8両ではサハ103-270の柚肌が際立っていた。
無理に磨いた結果中途半端な仕上がりでの竣工を迫られている。
この失策により塗装被膜改善の下限を落とし半艶程度で纏めた。
異端車になってしまったサハ103-270は車体更新候補に急浮上した。
現在は塗装変更を回避しておりサハ103形非冷房車(黄色5号)のリリースを待つしかない。
ラシ332F-1は構成上塗装変更車が連なる。
そのため他編成のサハ103形塗装変更車を車体更新しサハ103-270の車体振替に充当する予定である。


ラシ332Fサイドビュー(クハ103-743)。

連結面側TNカプラーSPの簡易清掃やC4系ブレーキ制御装置固定が加わりラシ332Fグループは全車が入場に至った。
TOMIX製High-Grade製品クハ103形高運転台車出場の第一陣はラシ332Fである。
本格導入する運転台側TNカプラーSP白濁対策の施工に相応しい編成だと考えた上での選択だった。
しかし別の課題も浮き彫りになっている。
塗装変更車の整備に時間を要するのが難点と言えよう。
各編成の入場優先順位に悩むところだが少しずつ解消を図るしかないと思う。
Comment

JR103系習志野電車区314F [T500] (旧サハ103-459[元ツヌ301F-1] 改番復旧:休車指定解除,ラシ314F 組成復帰)

2018-04-12 21:47:32 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
不遇。

KATO製JR103系サハ103-500が竣工し離脱していたサハ103-501を加えラシ314Fは組成休止解除となった。
ラシ314Fの復帰に伴いラシ310F-3(Tc373)を12両体制に戻した。
都度サハ103-330,サハ103-331とサハ103-500,サハ103-501を入れ替えラシ314Fとする組成に変更は無い。


JR103系ラシ314F (1998/4)。
ラシ314F:Tc373-[M331]-[M'487]-T500-[M332]-[M'488]-T501-[M333]-[M'489]-Tc826。
※サハ103-500:改番竣工,組成休止解除。

ラシ314FはKATO製103系クハ103形低運転台量産冷房車総武線仕様のプロトタイプになったツヌ315Fが原編成である。
ツヌ315Fは全車量産冷房車で揃う整った編成だった。
◆Tc213-M331-M'487-T324-M332-M'488-T325-M333-M'489-Tc214。
しかし1985年4月から1986年10月にかけて車両異動が続く。
JR移行までにクハ103形とサハ103-324が差し替えられた。
先ずサハ103-324がツヌ311Fへ異動となった。
これは長期に渡り朱色1号で存置されたサハ103-772の検査都合が絡んだと思われる。
1987年4月現在ではクハ103-819,クハ103-826(元ツヌ322F),サハ103-501(元ツヌ311F)を組む編成に改められている。
◆1987/4:Tc819-M331-M'487-T325-M332-M'488-T501-M333-M'489-Tc826。
車両異動によりクハ103形高運転台非ATC車が両端を締める新製配置グループ(ラシ307F~ラシ310F)に近い編成見附となった。
1989年9月までは安泰だったラシ314Fは1989年10月に習志野区内でラシ307F(Tc805)との接触事故に巻き込まれる。
クハ103-819は脱線転覆し編成から離脱した。
モハユニットの車両更新工事入場も加わりこの時期は目まぐるしく組成が変更されている。
◆1990/10:Tc373-M'487-T325-M92-M'102-M'488-T501-[M333]-[M'489]-Tc826。
復旧が見送られたクハ103-819の代わりには豊田区借入車だったクハ103-373(元ラシ337F)が転属し充当された。
これ以降クハ103形高運転台ATC車と高運転台非ATC車が前後に配される珍編成が定着する。
1991年10月現在ではサハ103-325とサハ103-500(ラシ311F)が相互に入れ替えられた。
当時ラシ311Fには旧ツヌ315F(Tc213)から最初に離脱したサハ103-324が組成されていた。
原編成に復帰出来る機会と言えたが何故かサハ103-501とサハ103-324の振替えには至っていない。
編成番号再編によるラシ310Fへの繰り上げと前後しサハ103-330,サハ103-331(元ラシ320F)に置き換えられた。
先の異動は車両更新工事施工対象外だったサハ103-500,サハ103-501の措置を考えると不可解に思える。
なおラシ310Fはモハ103-331以下8両の量産冷房車が車両更新工事施工車で並ぶ習志野区では貴重な存在だった。
習志野区103系では最後まで在籍した4編成の1本に当たり2001年を以て引退している。


ラシ314F(初代:1987/4)。

ラシ314Fは所有編成でも特に定着度の悪さを誇る。
繋ぎで出場に至る場合が殆どを占め記録も無い程だった。
中古製品で導入したKATO製103系クハ103形高運転台非ATC車4両編成のうちクハ103-828は車体に瑕疵があった。
修復後にクハ103-819へ改番し同時に回着したクハ103-826(←クハ103-828)と組むラシ314F(初代:1987/4)を初登場させた。
しかし特徴に乏しくクハ103-576(ラシ337F-3)をATS-P形搭載入場代走車に見立てたラシ314F(二代目:1989/5)へ変更している。
モハ103-331以下7両はラシ315F(Tc213→ツヌ315F)との共用,サハ103-501はツヌ311Fから拝借し寄せ集め度が増した。
従ってラシ314Fとしてはクハ103-819のみの在籍に変わった。


ラシ314F(二代目:1989/5)。

しかし組成に手間が掛かるため間もなくクハ103-826との国鉄103系ラシ314F(三代目:1986/11)へ組み替えた。
修繕により黄色5号から黄色5号への塗装変更車にならざるを得なかったクハ103-819は状態が悪く休車とした。
ここでラシ314Fは一旦消滅する。
ちなみにクハ103-819,クハ103-826は長期休車後にクハ103-821(車体更新施工),クハ103-828(ツヌ304F-2)へ改番され復帰した。
その後ツヌ324F-1(Tc231)組成のためKATO製101系を種車にサハ103-768,サハ103-769(→ツヌ324F-2)を竣工させた。
保留車に廻ったサハ103-340,サハ103-341(朱色1号)の転用先としてラシ314Fに白羽の矢が立つ。
黄色5号に塗装変更の上サハ103-500,サハ103-501へ改番した。
新たなラシ314F(四代目:1998/4)もラシ310F-3(Tc373)のクハ103-373以下8両を共用する構成に留まった。
既にサハ103形を組み込める編成が限られておりサハ103形保留車解消が主眼に置かれた結果である。


サハ103-331(ラシ310F-3:側扉窓押え金支持車)。

ラシ310F-3グループに属するサハ103-500,サハ103-501はクハ103-373の車体更新を境に見劣りが激しくなった。
組成機会も減少傾向にありサハ103-497(ラシ307F-2)の種車にサハ103-500を引き当てている。
サハ103-501が残留した関係でラシ314Fを組成休止扱いにしたものの実質は廃止に近かった。
ラシ314Fの復活計画はサハ103-500,サハ103-501の車体更新を念頭に置いた。
更新が中止された背景にはサハ103-331(ラシ310F-3)の組込がある。
廃車体からの復籍車であるサハ103-331は側扉窓を押え金支持化した塗装変更車だった。
車体更新を進めても塗装変更車から逃れられないサハ103-331が組成される以上メーカー塗装車統一は不可能である。
結局更新は見送りされ旧サハ103-459(元ツヌ301F-1)をサハ103-500へ改番する方向に切り替えた。


サハ103-500(塗装変更車)。

塗装状態が悪い旧サハ103-459を現状のままラシ314Fへ復帰させるのはさすがに気が引けた。
再塗装は柚肌を更に際立たせるだけで効果が低い。
窮余の策として消しゴムで塗装被膜の凹凸を減らした後に磨きクロスで仕上げて誤魔化す方式を採った。
旧サハ103-459はサハ103-330(朱色1号)の塗装変更車だったため各所に種車の面影が残る。
しかしサハ103-501もサハ103-341(朱色1号)の塗装変更車であり低レベルでの均一化が図れた。
サハ103-331も側扉窓周りの加工痕が隠せておらずラシ310F-3と良い勝負だと思える。


サハ103-501(塗装変更車)。

サハ103-500の塗装被膜修正では消しゴムを当て過ぎ少し艶が強くなってしまった。
ラシ314Fの出場前にサハ103-501を入場させ軽い修正を施した。
一応サハ103-500とサハ103-501は同等に揃えられた。
共に車体更新計画が存在する状態だったため仕上げは大幅に見切られている。
当初からサハ103形保留車解消名目で再組成したラシ314Fであり拘る理由にも欠けた。
ラシ310F-3が在籍する以上この扱いは仕方がないと思う。


ラシ314Fサイドビュー(クハ103-373)。

またもや冴えない外観でラシ314Fが再出場した。
今後のKATO製103系量産冷房車の車体更新は基準編成組成車を優先する方向である。
バリエーション用に留まるサハ103-500,サハ103-501の優先順位はかなり低い。
ただサハ103-331の存在が作用しラシ314Fはようやく定着の機会を迎えたと言えよう。
Comment

JR103系習志野電車区333F [Tc773] (サハ103-180 車両更新,モハ103-156+モハ102-289 車体高嵩上施工)

2018-04-09 21:26:10 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
内包。

2社3種混結のJR103系ラシ333Fが再出場した。
今まで通り1992年10月仕様(ラシ333F-1)と1993年10月仕様(ラシ333F-2)の再現が可能である。
ラシ333F-1は動力偏位となるが西行のため牽引比率が高く不安を抱えずに走行させられる。


JR103系ラシ333F (1993/10)。
ラシ333F-2:Tc773-M416-M'572-[T180]-M417-M'573-[T198]-[M156]-[M'289]-Tc786。

ラシ333Fは習志野区101系置き換え用として1988年3月に山手区から転入した。
当初5,6号車のモハ103-54+モハ102-54は非冷房車だった。
5,6号車だけが非冷房車の編成はラシ333Fの他にラシ335F,ラシ336Fが該当する。
直前に転入したラシ331F,ラシ332Fとは異なりサハ103-180,サハ103-198は冷房改造車である。
津田沼区時代からサハ103形初期形冷房改造車の配置数が極端に少なく珍しい存在だった。
※ラシ328F:サハ103-203,サハ103-207。
非冷房車だったモハ103-54+モハ102-54は1989年5月にSC24形インバータ+AU712冷房改造車化される。
しかし1年が経過する前の1990年6月にはモハ103-156+モハ102-289(車両更新工事施工車)へ振り替えられた。
翌1990年7月にサハ103-180,サハ103-198が車両更新工事を受けた。
ラシ333Fは4,5,6,7号車が車両更新工事施工車で揃う組成へと変わっている。
1992年10月現在ではモハ103-156+モハ102-289とモハ103-417+モハ102-573が入れ替わり見附が崩れた。
この組成は1994年11月まで続き比較的長く見られた。
なお施工時期は不明ながらモハ103-416+モハ102-572,モハ102-573のベンチレーターが無塗装化されていた。
ちなみにラシ333Fの出場動機はこの3両である。
モハ103-416+モハ102-572,モハ103-417+モハ102-573の離脱後は車両異動が続いた。
◆1997/7:Tc773-M569-M'725-[T180]-M570-M'726-[T198]-[M156]-[M'289]-Tc786。

◆1998/4:Tc773-M569-M'725-[T180]-[M280]-[M'435]-[T198]-[M156]-[M'289]-Tc786。
編成番号再編後はラシ323Fに改番される。
これは長続きせず1999年12月のクハ103-773,クハ103-786廃車を契機にラシ323Fは消滅した。
JR移行後に習志野区へ転入した6編成ではラシ331F,ラシ333F,ラシ334Fが後年まで当初のモハユニット活かされた。
事故廃止となったラシ336Fは特例だが初期形冷房改造車と量産冷房車の配分が分岐点になったと思う。


モハ103-156+モハ102-289 (車体高嵩上施工車+車体高嵩上施工車)。

ラシ333Fの入場はサハ103-180の車両更新が名目だった。
施工内容からグリーンマックス製モハ103-156+モハ102-289の1エンド側金属ワッシャー式車体高嵩上から着手した。
TR-200床板装着車の車体高嵩上はクハ103-576(ラシ337F-3)での試行以来一定の成果を得ている。
未施工車が残っているか確認する時期に来ていると思う。
ただモハ102-289では初めて施工に手こずった。
今後対象車が現れた場合には注意を払う必要があるだろう。


サハ103-180(車両更新車)。

改修の主項目だったサハ103-180の車両更新はモハ102-227(ジャンク車両:黄色5号)をサハ103形へ編入した。
床板の手配に悩みサハ103-198からサハ103形(一般形)用床板を捻出し竣工まで結び付けた。
無骨なランボードを廃止するため屋根板にはKATO製量産冷房車用の転用を図っている。
量産冷房車用屋根板は車体幅より狭幅で俯瞰では雨樋が目立つようになった。
但しラシ333F-1,ラシ333F-2共にKATO製量産冷房車と隣り合う事で多少の違和感を持つ程度で済んでいる。
車体亀裂を抱えたサハ103-196(ラシ305F-3),車体剛性の極端に劣るサハ103-180は何れも更新を終えた。
これにより走行時の制限を有する103系が消滅している。
今後は塗装変更車の車体更新を進めたい。


サハ103-198(サハ103形用床板擬装着車)。

サハ103-180に床板一式を供出したサハ103-198はサハ103形用床板擬を装着し暫定復旧させた。
そのためラシ333Fはサハ103形の床下見附が揃っていない。
外観統一はサハ103-198の車体更新で対処する事にした。
極力サハ103-37(旧LOT品),サハ103-228(現行LOT品)を更新種車に起用する方向である。
仮に導入に難航した場合はモハ102-188(旧LOT品),モハ102-227(現行LOT品)を編入するしかない。
その際にはサハ103形用床板擬を活用しサハ103-198の床下機器配置をサハ103-180と揃える予定である。
場合によっては車体更新順の前後も有り得るだろう。


ラシ333Fサイドビュー(クハ103-773)。

ラシ333Fの改修では都合4両が入場した。
塗装変更車ながらクハ103-773,クハ103-786は車体振替を行っており未入場となった。
そのため編成見附は向上したものの全体の雰囲気を刷新するまでには至っていない。
次期車体更新対象へサハ103-198が上がったためクハ103-773,クハ103-786もその輪に加わる。
KATO製クハ103形高運転台ATC車の車体更新はクハ103-780(ラシ305F-2)が最優先である。
全てはクハ103-272(黄色5号)の導入次第だがラシ333Fの更新完了は当分先になると思う。
Comment

国鉄103系津田沼電車区318F [Tc107] サハ103形750番代組込朱色1号編成 (クハ103-107,112 車体高嵩上施工)

2018-03-07 21:48:37 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
本領発揮。

2社3種混結の国鉄103系ツヌ318Fが再出場した。
グリーンマックス製クハ103形,KATO製103系量産冷房車,KATO製101系サハ103形750番代編入車の構成に変わりはない。
3種の車体が混在しながらもKATO製Assyベンチレーターで揃い編成見附は向上した。




国鉄103系ツヌ318F 朱色1号編成(1982/4)。
ツヌ318F:Tc107-M340-M'496-T753-M341-M'497-T754-M342-M'498-Tc112
クハ103-107,クハ103-112 KATO製Assyベンチレーター化。

ツヌ318Fは1982年2月に津田沼区へ転入した豊田区からの中期転属編成で朱色1号のまま営業に投入された。
唯一クハ103形初期形冷房改造車とサハ103形750番代が共に組成される地味な特徴を持っていた。
[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー位置はツヌ315F(Tc69→ツヌ314F)以降と同一である。
前面用:大形ステッカー,側面用:全側扉上貼付で視認性は前期転属編成や後期転属編成を上回っていた。
ツヌ320Fからは側面用が隔側扉上に削減されたため転入時期を識別する目安になっている。
検査時期の都合から朱色1号編成時代は短かった。
黄色5号への塗装変更は1982年8月に開始され同月中に終えている。
1986年2月から行われた津田沼区のクハ103形低運転台車差し替えの対象からは外れた。
しかし編成は崩されクハ103-107,クハ103-112はモハ103-665以下8両と組みツヌ313Fへ異動となった。
JR移行後の1987年4月現在ではモハ103-343以下8両との組成に変更されラシ320Fを名乗っている。
一方モハ103-340以下8両はツヌ318Fのままクハ103-123,クハ103-124(元ツヌ305F)と編成を組みJR移行を迎えた。
旧ツヌ318Fグループで最初に習志野区から姿を消したのはクハ103-107とクハ103-112だった。
両車の車両更新工事は仙石線仕様とされ1990年4月に陸前原ノ町区へ転属した。
車齢の高いサハ103-753,サハ103-754は一旦1989年に運用から外れたがその後ラシ307F,ラシ312Fへと渡り歩いている。
サハ103-754の除籍は1994年12月でサハ103-753より早い。
残されたサハ103-753は1995年4月の廃車まで予備車として最期の役目を果たしている。
クハ103形とサハ103形が入れ替えられたモハ103-340以下6両は1995年4月から5月の間に車両更新工事が行われた。
1999年の編成番号再編後はラシ314Fへ付番され元ツヌ318F構成車では長く活躍した車両になっている。
そのモハ103-340以下6両も2000年2月に各々松戸区,豊田区,京葉区へ転出し習志野区を去っていった。


モハ102-496+サハ103-753 (ツヌ318F:モハ102形0番代+サハ103形750番代)。

現在のツヌ318Fは元ツヌ320F出自車両が8両を占める。
ツヌ320F時代はグリーンマックス製+KATO製の2社混結組成だった。
当初から朱色1号編成での出場を考えておりグリーンマックス製クハ103形を充当している。
まだTOMIX製103系High-Grade製品の告知すら行われていない時期でクハ103形初期形冷房改造車増備に適していた。
その後プロトタイプ分散化を図るためKATO製101系サハ101形をサハ103形750番代へ編入した。
ツヌ320Fは編成を解消しサハ103-753,サハ103-754を組み込む2社3種混結組成に移行している。
KATO製101系はボディマウントカプラーでKATO製103系との競合が心配された。
既に竣工させていたサハ103形750番代に倣い台車マウントカプラーのKATO製DT21へ交換している。
これにより103系0番代とサハ101形750番代の連結面間隔は他連結部と揃わなくなった。
少しでも間延び感を薄めるため編成単位で貫通幌取付を行った。
KATO製103形0番代にはF&MODELS製貫通幌を起用した。
F&MODELS製貫通幌はKATO製専用品でありクハ103-107,クハ103-112にはグリーンマックス製を採用している。


クハ103-107+モハ103-340 (グリーンマックス製連結面側車体高嵩上施工車+KATO製)。

グリーンマックス製クハ103-107,クハ103-112種車の製作都合によりKATO製サハ103形用床板装着車となった。
連結面間隔はKATO製103系0番代+サハ101形750番代ほど乱すものではなかった。
その代わり連結面側車体が大きく沈み込みツヌ318Fの編成見附を更に悪くさせた。
今回の入場でプラ板式車体高嵩上を施しKATO製103系との差を極力抑えている。
同時にKATO製Assyベンチレーターへの交換も行い入場前の寄せ集め感は幾分軽減されたと思う。
運転台側台枠は調整代が無く無加工のまま竣工している。
そのため金属ワッシャー式車体高嵩上施工済のグリーンマックス製クハ103形より全高が低い。


ツヌ316F-1,ツヌ318F (クハ103-106,クハ103-112:グリーンマックス製床板装着車,KATO製床板装着車)。

グリーンマックス製クハ103形の運転台側車体高嵩上施工車はクハ103形低運転台量産冷房車を目安に設定した。
TR-200床板装着車では運転台側の車体沈下が目立っていた。
座席部品と台枠の間にt0.4mmの金属ワッシャーを挟み前面見附を向上させている。
TR-200床板装着車とは逆の現象が生じたクハ103-107,クハ103-112は連結面側の調整だけで留まった。
この差がTR-200床板を装着するクハ103-106(ツヌ316F-1)との車体高に現れている。
但しKATO製クハ103形は一般形も含め車体が高い様に思える。
TOMIX製High-Grade製品とはほぼ揃っており思ったより違和感は持たなかった。




ツヌ318Fサイドビュー(クハ103-107:KATO製Assyベンチレーター化)。

サイドビューはKATO製Assyベンチレーター化の効果が大きい。
サハ103-753,サハ103-754を含め全車のベンチレーターが統一された。
車体不等沈下が引っ掛かっていたクハ103-107,クハ103-112が遠回りの原因となった。
連結面側車体妻面内側にスペーサーを追設するだけのいんちき小細工だったが施工した価値はあったと思う。

ツヌ318FはTOMIX製High-Grade製品以外で数少ない貫通幌装着編成でもある。
サハ103形750番代の組成も含め個性派と言えよう。
見附を崩していたグリーンマックス製+KATO製の連結部車体高差は解消された。
走行性能はKATO製103系量産冷房車で揃う編成に劣らない。
今後サハ103形用床板を起用した強味が発揮できると思う。
Comment

国鉄103系津田沼電車区306F [Tc71] 非冷房車組込編成 (行先変更:ステッカー交換) ※TOMIX製High-Grade製品

2018-02-10 21:20:01 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
分配。

TOMIX製国鉄103系High-Grade製品ツヌ306F-1(Tc71:非冷房車)が再出場した。
ツヌ306F-1はクハ103-71,クハ103-48が冷房改造施工前の1979年7月をプロトタイプに据えた。
所有編成でのクハ103形非冷房車はクハ103-103,クハ103-104(ツヌ304F-1)を併せた4両で少数派に留まる。




国鉄103系ツヌ306F (1979/7)。
ツヌ306F-1:Tc71-M707-M'863-T468-M708-M'864-T469-M709-M'864-Tc48
※TOMIX製High-Grade製品:行先変更。

ツヌ306Fは103系津田沼区配属の第六陣で1979年7月に登場した。
モハ103-707以下8両は新製投入された一方でクハ103-71,クハ103-48は蒲田区からの転入車となった。
非冷房のまま転入したクハ103-48,クハ103-71には101系用行先方向幕が使用された。
指令器が無いためモハ103-707以下8両の側面行先表示器は[]幕固定の使用停止の措置が取られている。
1980年3月にクハ103-48,クハ103-71の冷房改造が施工されようやく全車冷房車化に至った。
第一次配属グループのクハ103形冷房改造により津田沼区所属の103系非冷房車は消滅した。
再び非冷房車が登場するのはJR移行後(習志野区)にラシ331Fが山手区から転入した1988年3月である。
それまでの間[103系=冷房車]の図式を長く守り続けた。
※ラシ331F非冷房車:モハ103-7+モハ102-7,サハ103-272,サハ103-274。
クハ103-71,クハ103-48は1983年までにモハ103-701以下8両との組成に変わりツヌ305Fへ編成番号が繰り上げられた。
1984年10月の編成表ではクハ103-71がクハ103-61(元ツヌ321F)と振り替えられている。
この際再びモハ103-707以下8両と組成され編成番号もツヌ306Fに復帰した。
しかし1986年3月には蒲田区から転入したクハ103-763,クハ103-780に置き換えられる。
捻出されたクハ103-61,クハ103-48は豊田区へ転出し姿を消した。
ツヌ321Fに異動したクハ103-71は後にモハ103-746以下8両と組み替えられラシ323Fを名乗った。
クハ103-71は1994年7月の廃車まで第一線で活躍し約34年に渡る生涯を閉じている。


ツヌ304F-1 (1979/4)。

今入場はクハ103-48に貼付した行先方向幕ステッカーの劣化が切っ掛けとなった。
前途の通りクハ103形非冷房車はツヌ304F-1にも組成されている。
ツヌ304F-1も[津田沼]幕を採用していたため要素の近いツヌ306F-1と重複してしまった。
何れ重複を回避する予定を組んでいたが予想外のステッカー劣化がツヌ306F-1の行先変更を呼んでいる。
1979年がプロトタイプの編成はツヌ306F-1,ツヌ304F-1を含め3本が在籍する。
残るツヌ301F-1(Tc131)には[三鷹]を採用していた。
プロトタイプが近いツヌ302F-1(Tc113)は[中野]を用いておりツヌ306F-1の新たな行先は[千葉]に決定している。
行先方向幕交換前はクハ103-48とクハ103-71で[津田沼]幕の位置を意図的にずらしていた。
ステッカー切り出しの失敗も重なり[千葉]幕はほぼ同位置に収めるしかなくなった。
そのため101系用行先方向幕転用で現れていた幕位置の差異再現は放棄している。


ツヌ302F-1 (1980/4)。

西行では[お茶水]も候補に挙がった。
しかしモハ103-707以下8両を共用するツヌ306F-3(Tc763)を[三鷹]で固定したため走行方向均等化の見地から東行とした。
TOMIX製High-Grade製品クハ103形への行先方向幕ステッカー貼付は難しい。
行先方向幕部品にステッカーの厚みが加わり張り出し気味となる。
使用したステッカーは失敗作の101系用行先方向幕である。
外寸が一回り小さくなった上に2文字幕へ改まったため何処か収まりが悪く見える。
もう少し天地を確保出来れば良かったが失敗作が祟り代替分が無くなっていた。
行先方向幕部品を削れば多少の引き込み代を稼げるだろう。
表面さえ磨き上げられれば誤魔化せる可能性があるため今後の課題としたい。


ツヌ301F-1,ツヌ306F-1 (グリーンマックス製,TOMIX製High-Grade製品)。

ツヌ301F-1はグリーンマックス製クハ103-131,クハ103-130が先頭に立つ。
しかしグリーンマックス製クハ103形を素組すると運行番号幕と行先方向幕が大きく引き込まれる。
行先方向幕が張り出して見えるツヌ306F-1とは逆の構図になってしまった。
離合に相応しい編成だけに惜しまれる。
クハ103-48,クハ103-71の工程には運転台側TNカプラーSP白濁対策と車体状態向上が盛り込まれた。
漆黒に戻った運転台側TNカプラーSPはKATO製クハ103形用ダミーカプラーに対し見劣りしなくなった。
柚肌の激しかったクハ103-71は劇的な改善を諦め最低限の見附を保たせる方向に切り替えた。
表立った変化は感じ難いものの細部の粗は隠せたと思う。
なお前面下部通風グリル閉塞再現ステッカーは竣工当時のままを維持していた。
端部の捲れも無く糊面はまだ耐えられると予想する。
よって交換は行わず継続使用とした。


ツヌ306F-1サイドビュー(クハ103-71:塗装被膜修正施工)。

クハ103-71では新たな窓サッシ印刷補修を採り入れた。
その結果側面窓に銀色塗料を付着させる事無く痛んだ箇所の修正に成功している。
油性ペイントマーカー頼みは相変わらずである。
しかしマスキングテープを剥がす際の塗料捲れを防げた。
窓サッシ印刷の劣化は他車両でも生じており試行を続ける。

多数竣工させた塗装変更車だが技量不足が災いし見栄えに劣る車両が在籍数の半数以上を占める。
特にKATO製クハ103形高運転台ATC車はクハ103-272(黄色5号)の積極導入を図り車体更新を進めている。
しかしクハ103-48,クハ103-71のメーカー塗装車による車体更新は製品リリース都合から行えない。
現状で出来る限りの策を打ったつもりである。
1979年グループでは唯一のTOMIX製High-Grade製品だけに経年対策を怠らないようにしたい。
Comment

JR103系習志野電車区325F [Tc461] (カプラーポケット式台車・KATO製Assyベンチレーター統一,黒染車輪廃止)

2018-02-07 21:52:09 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
一段落。

KATO製とグリーンマックス製で構成される2社混結のJR103系ラシ325Fが再出場した。
当初はグリーンマックス製モハユニットの1エンド側車体高嵩上及びKATO製Assyベンチレーター化だけの予定だった。
しかし途中で工程が変更となりAssyベンチレーター化を終えていたモハ102-696を除く9両が入場している。




JR103系ラシ325F (1999/3)。
ラシ325F:Tc461-[M162]-[M'300]-[T342]-[M212]-[M'367]-[T347]-[M540]-[M'696]-[Tc710]。
※ベンチレーター統一,黒染車輪廃止。

ラシ325Fは習志野区103系最後の編成番号再編で旧ラシ335Fから繰り上げられた編成である。
基編成のラシ335Fは1988年6月に山手区から転入した。
JR移行後に転入したラシ331F~ラシ336Fは高経年車が組成される個性の強い編成が多かった。
ラシ335Fはラシ332Fに次いで非ユニット窓グループが多数組み込まれ習志野区でも珍しい存在になっている。
当初はモハ103-47+モハ102-47が非冷房車のままだった。
1989年3月にSC24形インバータ+AU712冷房機が搭載され全車冷房車化された。
モハ103-215+モハ102-367,サハ103-144は国鉄時代に特別保全工事を受けている。


ラシ335F-1 (1988/12)。

そのためか車両異動が多くラシ325Fのラシ335F出自車両はクハ103-461,モハ103-212+モハ102-367,サハ103-342に留まる。
初期形冷房改造車のモハ103-212+モハ102-367だけは1992年4月に車両更新工事が施工され晩年まで活躍している。
最初に離脱したのはAU712冷房改造車だったモハ103-47+モハ102-47で1992年12月1日を以て廃車された。
代わりに組み込まれたモハユニットは車両番号の近いモハ103-213+モハ102-368(特別保全工事車)である。
しかし特別保全工事車だったモハ103-215+モハ102-370,サハ103-144と時期を同じくして姿を消す。


ラシ335F-3 (1993/10)。

1997年9月には代替投入されたモハ103-566+モハ102-722,モハ103-567+モハ102-723も廃車された。
編成番号改変と前後しクハ103-726が旧ラシ321Fから異動したクハ103-710に差し替えられる。
クハ103-710は1977年3月に落成した後期製造車で浦和区在籍当時の1993年5月に車両更新工事が施工された。
700番台に突入した車両番号を持つクハ103形では唯一の車両更新工事施工車で珍車と言えよう。
一方クハ103-461は未更新のまま終始し編成前後の見附が異なる変則組成となった。
ラシ325Fは習志野区在籍の103系で最晩年まで在籍した4編成のうちの1本だった。
しかしサハ103-342,サハ103-347は習志野区103系の終焉を待たず2000年10月11日付で廃車されている。


ラシ309F,ラシ325F (TOMIX製High-Grade製品,KATO製)。

ラシ325Fはクハ103-461以外の9両が車両更新工事施工車で組成される特徴を持つ。
習志野区のクハ103形車両更新工事施工車は配置数が少なく所有車両でも少数派である。
このうちラシ309F(Tc383)はTOMIX製High-Grade製品に色挿しを施し車両更新工事施工車に仕立てた。
クハ103-383,クハ103-384が車両更新工事施工車でモハ103-735以下8両は側扉窓支持の黒Hゴム化が行われた程度だった。
多数在籍する編成では一癖ある面白い対比と言えよう。
なお103系JR仕様は[千葉]が東行の大半を占めておりラシ325Fの行先変更も検討した。
しかしラシ309Fの存在が[63C 千葉]での存置を決定付けている。




モハ103-212+モハ102-367 (車体高嵩上施工車)。

グリーンマックス製103系の1エンド側金属ワッシャー式車体高嵩上施工で雨樋位置が大凡揃い編成見附は向上した。
ベンチレーターもグリーンマックス製103系を含めKATO製Assyベンチレーターで統一されている。
ラシ325Fは初出場時からベンチレーターの遣り繰りに苦労してきたが今施工で一区切りを迎えた。
一方で補充したばかりのAssyベンチレーターは急遽サハ103-342が交換対象に挙がり残数が激減してしまった。
従ってAssyベンチレーターでの統一は次回入手まで中断される。


動力ユニット整備を行ったモハ103-540。

入場に乗じてモハ103-540の動力ユニット整備も実施した。
初施工のKATO製モーターへの注油は奏功した模様で低騒音化と段付加速解消に至った。
搭載する動力ユニットは旧LOT品でラシ325Fのカプラーポケット式台車維持には欠かせない。
しかし中野寄DT33動力台車は粗雑な修正箇所を抱える。
耐性への不安は拭い去れず何れは交換を行いたい。




ラシ325Fサイドビュー(クハ103-461:黒染車輪廃止)。

ベンチレーター統一以外の課題だったクハ103-461,クハ103-710の台車交換と黒染車輪廃止も並行している。
廃車発生品のカプラーポケット式TR62(212)台車を再用しKATOカプラーBタイプ式台車を廃した。
黒染車輪廃止は通電性能維持が課題と思われた。
踏面清掃を行った保管品でも点灯安定性は保たれラシ325Fから黒染車輪装着車が消滅している。

今回捻出された黒染車輪と現行LOT品のTR62非動力台車は予備品へ廻し他編成の仕様統一に備えた。
共に余裕の無い部品で転用可能な状態に戻せたのは意義がある。
但し黒染車輪は経年劣化が生じている。
再用時は極力中間車への充当に努めたい。
Comment

国鉄103系津田沼電車区313F [Tc143] 朱色1号混色:R-Y-R編成 (行先変更) ※TOMIX製High-Grade製品

2018-01-08 21:21:38 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
王道。

TOMIX製国鉄103系High-Grade製品ツヌ313F(Tc143)が再出場した。
主工程は行先変更の予定だったが運転台側TNカプラーSPの白濁対策に注力された。
行先変更は豊田区からの前期転属編成で生じていた行先偏重を解消する名目である。




国鉄103系ツヌ313F 朱色1号混色編成(1981/11)。
ツヌ313F:Tc143-M665-M'821-T448-M666-M'822-T449-M667-M'823-Tc142
※TOMIX製High-Grade製品:行先変更。

ツヌ313Fは1981年10月に豊田区から転入した。
同年9月までに転入したツヌ311F(Tc821),ツヌ312F(Tc817)とは異なりクハ103形初期形冷房改造車組成が特徴となった。
朱色1号のまま営業を開始したがクハ103-143,クハ103-142の前面誤乗防止ステッカーは側面用と同一の小形が貼付されている。
前面への小形誤乗防止ステッカー貼付はツヌ314F(Tc213)まで採用された。
ここまでの4編成を前期転属編成と解釈している。
1982年12月に転入したツヌ315F(Tc69)以降は[総武・中央線 各駅停車]表示が目立つ大形誤乗防止ステッカーに変更された。
直後に前期転属編成も大形誤乗防止ステッカーへ貼り替えられ小形誤乗防止ステッカー時代は短期間で姿を消している。
黄色5号への塗装変更は1981年11月から開始された。
モハ103-665以下8両からやや遅れてクハ103-143,クハ103-142が黄色5号に改められた。
朱色1号混色編成で運行された期間は1箇月弱である。
1986年にクハ103-143,クハ103-142はモハ103-735以下8両と組みツヌ(ラシ)309Fへ異動した。
ラシ309Fは暫く組成を維持したが1993年10月現在ではクハ103-69,クハ103-611と差し替えられ運用から離脱していた。
直後の1993年11月にクハ103-143,クハ103-142は廃車となっている。
ラシ313Fに残ったモハ103-665以下8両はクハ103形の差し替えを経ながらも1997年末頃まで全車健在だった。
しかしサハ103-448,サハ103-449が車両更新工事施工車のサハ103-291,サハ103-292へ振替えられ姿を消した。
残るモハユニットも習志野区103系編成番号改変でラシ309Fへ変更された後の2000年1月に廃車されツヌ313Fの系譜は途絶えている。


KATO製一般形を起用していたツヌ313F-1 朱色1号編成(1981/10)。

ツヌ313Fの組成はKATO製103系が先発(ツヌ313F-1)だった。
クハ103-143,クハ103-142には各々KATO製一般形クモハ103-54(←クハ103-54:朱色1号),クハ103-54(朱色1号)を充当した。
全車朱色1号で揃う編成だったがTOMIX製High-Grade製品によるツヌ313F-2(→ツヌ313F)出場も絡み組成を解消した。
クハ103-143,元クハ103-142はKATO製101系用LP402前照灯に交換しクハ103-69,クハ103-601(ツヌ315F-1)へ改番され現存している。
結果的にKATO製一般形とTOMIX製High-Grade製品のクハ103形初期形冷房改造車を相互改番した結果に落ち着いた。


ツヌ315F-1 朱色1号編成(1981/12)。

ツヌ313Fは朱色1号混色編成であり元ツヌ313F-1とは趣を異にした。
クハ103-143は大阪環状線仕様が種車のクハ103-69(元ツヌ314F)を改番し竣工させている。
この改番はクハ103-601(元ツヌ314F)の捻出が絡んでいた。
不足するクハ103形には別途セットバラし品のクハ103形0番代(朱色1号)を導入しクハ103-142へ付番している。
当初はモハ103-701以下8両をラシ305Fと共用するイメージ編成で出場させた。
後にモハ103-665以下8両を増備し10両編成化した。


ツヌ312F 朱色1号編成 前期仕様(1981/9)。

後追いで出場に至ったツヌ313Fは元ツヌ314F時代の行先表示類設定を引き継いでいた。
前期転属編成はツヌ312F-1(Tc817),ツヌ314F(Tc213)が在籍しているが何れも朱色1号編成である。
ツヌ313Fは朱色1号混色編成ではあるものの[千葉]幕がツヌ314Fと重複していた。
またツヌ312F-1には[御茶ノ水]幕を採用したため中央線直通運用が存在しなかった。
そこで[千葉]幕が重なっていたツヌ313Fを[三鷹]幕へ変更し前期転属編成内での配分均等化を図っている。
103系国鉄仕様の西行は[中野]幕起用編成が多く[三鷹]を抜擢した。
共に当たり前のように見られた行先で無難な選択が多い。


ツヌ314F 朱色1号編成(1981/11)。

行先変更に並行し運転台側TNカプラーSPの白濁対策を施した。
2017年5月からTNカプラーSP白濁対策試行編成に起用していたが乾式清掃であり効果が持続しなかった。
特に簡易清掃車だったクハ103-143は白濁対策そのものが疑われるほど状態が悪化していた。
今入場ではクハ103-123(ツヌ305F)等で実績を残す湿式清掃へ改め引き続きTNカプラーSP白濁対策試行編成とした。
試験期間はクハ103-123,クハ103-124(ツヌ306F-2ツヌ305F)の湿式清掃試行から1年を迎える2018年5月までを予定している。
経過が良好であればツヌ313Fでの方式に準拠し順次施工を進める。


ツヌ306F-2,ツヌ313F (TNカプラーSP白濁対策施工車)。

プロトタイプの短いツヌ313Fだがクハ103-123,クハ103-124はツヌ306F-2組成対応車でもある。
よってTNカプラーSP白濁対策施工車同士の離合が可能になった。
竣工直後のクハ103-142と比較してもクハ103-124のTNカプラーSPは見劣りしていないと思う。
湿式清掃試行から8箇月を迎えるクハ103-124だが胴受を含め白濁化は抑制されている。
但し乾式清掃ながらツヌ313Fは3箇月程度で効果が失われており残り4箇月の行方が注目される。
現時点ではツヌ313Fとの差は殆ど無く持続に期待したい。
今回新たに施工したクハ103-143,クハ103-142は少なくとも2018年8月までは安泰だろう。


ツヌ313Fサイドビュー(クハ103-143)。

TNカプラーSP白濁対策と行先方向幕部品交換の他に側面窓セルのサッシ印刷を修正した。
どういう訳か銀塗料が波を打つ箇所が多く丁寧に浮いた塗料片を除去している。
修正が施されたサッシ部は銀印刷が綺麗に残っており所謂塗装劣化ではないと思う。
原因が判らず今後の要注意点となった。

ツヌ313Fの出場で運転台側TNカプラーSP白濁対策施工編成は4本に増加した。
施工2編成目のツヌ306F-3(Tc763)以降はほぼ1本/月で出場している。
時差毎に比較するにはちょうど良い間隔だと思う。
Comment

国鉄103系津田沼電車区315F [Tc213] (クハ103-213,214[元ラシ315F-1] 仕様変更,前照灯照度向上試行)

2017-12-05 21:20:19 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
転籍。

KATO製国鉄103系ツヌ315F(Tc213:ツヌ315F-3)が出場した。
クハ103形低運転台量産冷房車総武線仕様投入の第一編成は未改番のままJR仕様(ラシ315F-1)へ改めた。
2013年9月の回着時以来4年以上が経過した現在になって製品仕様へ復帰している。




国鉄103系ツヌ315F (1985/4)。
ツヌ315F-3:Tc213-M331-M'487-T324-M332-M'488-T325-M333-M'489-Tc214
※JRマーク剥離,B形防護無線アンテナ撤去,運行番号・行先変更。

ツヌ315Fは1981年11月に豊田区から転入した。
前期転属編成の4本目でクハ103-213,クハ103-214の前面誤乗防止ステッカーには小形が用いられた。
このうちクハ103-214は誤乗防止ステッカーが把手下に貼られた変則車だった。
豊田区転入第4編成で当初はツヌ314Fを名乗っている。
その後中期転属編成のツヌ315F(Tc69)と編成番号が振り替えられ新ツヌ315Fとなった。
ほぼ同時期に前面誤乗防止ステッカーが貼り替えられ中期転属編成と同一仕様に改められた。
黄色5号への塗装変更は1982年6月下旬から開始され翌7月上旬に完了している。
1985年4月頃までは上記組成が維持された。
その後103系の組成変更が開始されツヌ315Fもその対象になった。
クハ103-213,クハ103-214はモハ103-668以下8両と組みツヌ321Fへ異動した。
更に組成変更は続き1986年11月現在ではツヌ321Fのままモハ103-675以下8両に組み替えられている。
モハ103-331以下8両はクハ103-231,クハ103-232(←ツヌ324F)が充当され新ツヌ315Fを形成した。
この組成もツヌ314F(Tc289)がツヌ302Fに異動した際に姿を消した。
編成番号は空番を埋める様にツヌ314Fへ変更されクハ103-819,クハ103-826(←ツヌ302F)が先頭に立った。
国鉄末期に組成変更されたツヌ314F,ツヌ321FはこのままJRへの移行を迎えている。


ツヌ314F-1 (1981/11)。

製品導入時はプロトタイプ固定化を全く考慮していなかった。
よって回着整備は全車未改番のままクハ103-213,クハ103-214をJR仕様化しラシ315Fとした。
上記の通りJR仕様ではモハ103-331以下8両と別編成に分かれておりイメージ編成に留まっている。
他編成のプロトタイプ合致作業を進める最中にイメージ編成を何処かに置き忘れてきたらしい。
今になって齟齬に気付きラシ315F-1を廃止しツヌ315F-3へ改めた。
車両番号標記が製品仕様のまま残っていたため改番によるラシ315F-1化ではなくツヌ315F-3化を選択した。
国鉄仕様化により所有編成では珍しい製品原形車になっている。


ツヌ315F-2 (1982/1)。

ラシ315F-1の廃止はラシ317FのKATO製クハ103形低運転台量産冷房車用自作[津田沼]幕廃止と連動した。
国鉄仕様への変更は回着整備時に行ったKATO製B形防護無線アンテナ追設が障壁になった。
これはクハ103-259,クハ103-260(ラシ317F)のB形防護無線アンテナ撤去に成功し屋根板を振替え対処している。
前照灯用プリズムも転用品で自作[津田沼]幕は剥がされひっそりと役目を終えた。
国鉄仕様のクハ103-213,クハ103-214はツヌ314F-1用,ツヌ315F-2用に次ぐ三代目が出現した。
ツヌ314F-1とツヌ315F-2は朱色1号編成で黄色5号車両は初登場になっている。
何れもプロトタイプを微妙にずらしており仕様重複は無い。


ツヌ315F-1 (1981/12)。

編成管理番号はツヌ315F(Tc69:ツヌ315F-1)も在籍しておりツヌ315F-3となった。
ツヌ315Fグループでの黄色5号編成も初登場である。
この時期は黄色5号化と編成番号変更が重なりプロトタイプが細分化される傾向が強い。
ツヌ315F-1だけクハ103形初期形冷房改造車が先頭に立ち特異な編成と言える。
しかもクハ103-69,クハ103-601はKATO製一般形で下手な細工が重なり見劣り感は否めない。
竣工にはKATO製101系用LP402前照灯と第二次冷房改造車屋根板を用いた。
加えて前面下部通風グリル埋込まで施しており現状のまま存置が決定している。


ツヌ324F-2,ツヌ315F-3 (クハ103-218,クハ103-214)。

クハ103-217,クハ103-218(ツヌ324F-2)はクハ103-213,クハ103-214(ツヌ315F:総武線仕様)を改番し竣工させた。
そのためツヌ315F-3は類似の外観となる。
ツヌ324F-2には[三鷹]幕を起用しており元ラシ315F-1の[中野]幕では方面が被ってしまう。
配分調整が名目で東行への変更が確定していた。
クハ103-259,クハ103-260を先行入場させたのはツヌ315F-3の行先変更が作用した結果である。
運行番号は付属ステッカーの[45C]を流用した。
行先選定は2文字幕に限られるため[千葉]と[幕張]の二択だった。
今後のTOMIX製103系High-Grade製品クハ103形低運転台量産冷房車リリースに期待し[幕張]とした。


唯一の[幕張]設定だったツヌ311F(1982/8)。

ダイヤ設定から微妙な行先だった[幕張]はツヌ311F(Tc821)にしか採用していなかった。
TOMIX製High-Grade製品の投入を先読みし[千葉]は温存した。
消去法での[幕張]幕採用だったが特徴を引き出すには良かったかもしれない。
行先方向幕ステッカーは狭幅行先表示器に対しての貼付具合も悪くないと思える。
KATO製JRマークの剥離は劣化進行が生じていたため前面,側面とも転写痕や擦過痕は生じなかった。
よってJR仕様の名残は一切感じられない仕上がりを迎えられている。
またツヌ315F-3もラシ317Fに続く前照灯照度向上試行編成に抜擢され耐久試験を行う。


ツヌ324F-2に組成されるサハ103-768(KATO製サハ101-108編入車)。

形態が近く見えるツヌ324F-2はサハ103形750番代組込編成と言う大きな特徴を持つ。
サハ103-768,サハ103-769(ツヌ324F-2)はKATO製101系サハ101-108,サハ101-233をサハ103形750番代へ編入した。
台車マウントカプラーのDT21へ交換したため連結面間隔が広がる弱点こそ抱える。
しかし0番代にF&MODELS製貫通幌を取付け不均等感を緩和させた。
一方のツヌ315F-1は全車0番代で製品原形を保っており対照的な編成になっている。




ツヌ315F-3サイドビュー(クハ103-213:JRマーク剥離,防護無線アンテナ撤去:屋根板振替)。

JRマークの予備数が限られJR仕様から国鉄仕様への異動は殆ど例が無かった。
従って入場でJRマークが消去される機会は少なく側面見附は何処か新鮮に思えた。
あくまでクハ103-213,クハ103-214の竣工時に感じられただけで同形態車は在籍する。
今後はクハ103形低運転台量産冷房車や高運転台非ATC車に埋没してしまうだろう。
国鉄仕様化の影響を受けないモハ103-331以下8両は未入場である。
とにかく全車未改番で残存していた事が大きかったと言えよう。

現在でも全車量産冷房車で整う国鉄仕様(黄色5号)の103系は少数派である。
ツヌ315F-3を加えツヌ323F-1(Tc811),ツヌ329F(Tc485)との3編成体制にはなった。
※除:バリエーション組成。
但しツヌ323F-1とツヌ329Fはプロトタイプ期間が比較的短い。
1982年7月から1985年4月頃までに対応出来るツヌ315F-3は重要な戦力になると思う。
Comment

JR103系習志野電車区317F [Tc259] (クハ103-259,260 運行番号・行先表示変更,前照灯照度向上試行)

2017-12-02 21:24:39 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
全廃。

行先表示類の交換を終えKATO製JR103系ラシ317Fが出場した。
ラシ317出場と同時に自作KATO製クハ103形低運転台量産冷房車用[津田沼]幕が消滅している。
原版の[津田沼]を自分なりの解釈で圧縮したが狭幅の行先表示器には敵わなかった。




JR103系ラシ317F (1997/7)。
ラシ317F:Tc259-M402-M'558-T440-M470-M'626-T472-M403-M'559-Tc260
※運行番号・行先表示変更。

ラシ317Fは豊田区から転入したツヌ317F(朱色1号編成)が元である。
JR移行後も1989年10月までは転入当時の組成を維持していた。
翌1989年11月にモハ103-404+モハ102-560が豊田区へ転出し編成が崩れる切っ掛けになっている。
5,6号車にはモハ103-161+モハ102-297が入りモハ103-403+モハ102-559は8,9号車に異動した。
1990年10月にサハ103-755,サハ103-756が廃車され4,7号車にはサハ103-172,サハ103-184が充てられている。
これも長くは続かず1992年4月にはサハ103-172が浦和区へ転出しサハ103-215が1996年8月まで組み込まれた。
この間1993年7月にモハ103-161+モハ102-297が廃車となりモハ103-470+モハ102-626が5,6号車に変わった。
サハ103-184はサハ103-215と共に消滅しサハ103-440(←豊田区)とサハ103-472(←浦和区)へ入れ替えられた。
1997年7月現在では上記の組成を維持している。
その後も車両入替が続き4,5,6号車はサハ103-202+モハ103-719+モハ102-875が最終構成車となった。
ラシ317Fは4~7号車の異動が極端に多い特異な編成だったと思う。
編成番号再編でラシ313Fへ改められ2004年5月まで活躍した。
各車両の廃車時期にはばらつきがあり予備車として活用されたと思われる。
このうちクハ103-260はラシ305Fに抜擢され習志野区最後の変則組成編成を飾った。


さよならラシ315F-1。

入場名目は自作[津田沼]幕ステッカーの廃止だった。
そのためモハ103-402以下8両は未入場である。
クハ103-259,クハ103-260の行先表示類はクハ103-213,クハ103-214(ラシ315F-1)と交換した。
廃止となった元ラシ315F-1は仕様変更が控えている。
クハ103-213用,クハ103-214用の前照灯用プリズムには自作[津田沼]幕が残る。
[津田沼]幕の正式廃止は元ラシ315F-1出場まで持ち越しとなった。


クハ103-188,クハ103-260 (ラシ321F,ラシ317F)。

新たな行先表示類はラシ315F-1の設定を受け継ぎ[05C 中野]とした。
KATO製クハ103形低運転台量産冷房車のJR仕様はラシ305F-3,ラシ315F-1(←ラシ315F-2),ラシ321Fの3編成が在籍している。
このうちクハ103-188(ラシ321F),クハ103-231(ラシ315F-1),クハ103-260(ラシ305F-3)は金属押え面支持前面窓車だった。
各車両との行先表示重複を避け[中野]の継続使用が決定した。
元ラシ315F-1の[中野]はやや横幅が広く切り出されていた。
2文字幕への変更と併せて錯覚により行先表示器の狭幅感は軽減されたと思う。
この切り出し方法も[中野]を承継させる一因になった。


ラシ321F,ラシ317F。

中でもラシ321Fはクハ103-188組成が際立つ。
プロトタイプもラシ317Fに近くモハ103-675以下9両の側扉窓支持を黒Hゴム化している。
中野寄先頭車はクハ103-278高運転台ATC車でB形防護無線アンテナを搭載する変則編成でもある。
クハ103-260は前面窓支持金属押え面化施工車で特徴がある一方クハ103-259は原形に近かった。
ラシ321Fに比べラシ317Fは個性が弱かったが東行と西行に分けたため埋没し難くなると思う。
前照灯用電球位置変更も採り入れ前照灯照度を向上させた。
従来より出番が増えるのは確実と言えよう。
偶然にもラシ321FはModelTrainPlus製LEDライト基板試験装着編成に起用している。
両編成の離合時は製品と異なる前照灯照度が訴求点になった。




前照灯用電球位置を前進させたクハ103-259。

前照灯用電球位置変更は既にクハ103-374(ラシ337F-3)でも試験を行っていた。
現在のところ耐熱性だけが課題である。
しかしクハ103-374のみの試験では効率が悪かった。
経過に問題が無ければ点灯機構を有するKATO製クハ103形への拡大採用を検討している。
試作車の増加は早期の回答を得るためにも良い選択だったと思う。
但しクハ103形低運転台量産冷房車用プリズム押えの予備品は有していない。
点検期間を短くし対処する方向で考えている。


ラシ317Fサイドビュー(クハ103-259)。

クハ103-259,クハ103-260が入場対象で側扉窓支持の塗り直しは行わなかった。
黒Hゴム支持化はマッキーで施しており若干掠れが生じている。
ラシ317Fは簡易改番式を取り止めた後の出場だった。
よって車両番号標記は全車インレタ式を採用した。
リフレッシュ入場の予定すら組んでおらず当分は現状維持となる。
インク剥離やインレタ劣化の何れかが進行した際に再施工したい。

ラシ317Fの出場で実質的に自作[津田沼]幕は消滅した。
製品の弱点を錯覚にて補ういんちき施工を採用し小手先での修正に終始している。
従って入場前との外観変化は殆ど無いに等しい。
ただ狭幅の行先表示器への抵抗を弱めるには効果のある入場だったと考えている。
Comment

国鉄103系津田沼電車区305F [Tc123] (クハ103-123,124[ツヌ306F-2] 異動) ※TOMIX製High-Grade製品

2017-11-17 21:36:47 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
再異動。

TOMIX製103系High-Grade製品クハ103-123,クハ103-124をツヌ(ラシ)305Fグループへ異動させた。
ツヌ306Fグループからは離脱したが未改番のためツヌ306F-2も組成可能である。
国鉄仕様のクハ103形初期形冷房改造車(黄色5号)が少数派で自由度の高さは貴重と言えよう。




国鉄103系ツヌ305F (1985/4)。
ツヌ305F:Tc123-M701-M'857-T464-M702-M'858-T465-M703-M'859-Tc124
※TOMIX製High-Grade製品。

クハ103-123,クハ103-124は流転を繰り返してきた。
ツヌ306F-2組成でようやく走行機会が増えると共に安定の場を得たと思われた。
しかしクハ103-763,クハ103-780(ツヌ306F-3)の竣工で再び異動対象に挙がった。
当初は改番を含んだ異動を検討していた。
思ったより稼働率の上がらないモハ103-665以下8両(ツヌ313F:Tc143)を活用する案が有力候補だった。
朱色1号混色編成であるツヌ313Fのプロトタイプは1981年11月で豊田区前期転属編成仕様とした。
クハ103-143,クハ103-142は前面用[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーに小形を採用している。
この仕様は間もなく大形誤乗防止ステッカーに貼り替えられ短期間で消滅してしまった。
そのため離合に相応しい編成が限られモハ103-665以下8両(黄色5号)の活躍機会は増加に転じることなく推移している。


ツヌ313F 朱色1号混色編成(1981/11)。

クハ103-123,クハ103-124をクハ103-131,クハ103-130へ改番し新たにラシ313Fを組成する一歩手前まで進めた。
しかし国鉄仕様のクハ103形低運転台初期形冷房改造車(黄色5号)は少数派に留まる。
103系全編成の配分もJR仕様が大幅に上回っておりこの計画は見送られた。
次の候補はクハ103-143,クハ103-142への改番だった。
ツヌ313Fの黄色5号化以後がプロトタイプで国鉄仕様も維持できる。
この改番はモハ103-665以下8両を最大限に活かせる利点があった。
しかしこの案もクハ103-763,クハ103-780の入場中に取り止められた。
今回の採用には至らなかったがセットバラし品の動向次第でツヌ313F-2が出場するかもしれない。




ツヌ306F (1983/4)。
ツヌ306F-2:Tc123-M707-M'863-T468-M708-M'864-T469-M709-M'865-Tc124

刷新を予定していたクハ103-123,クハ103-124の異動はツヌ306F-2存置が確定し事情が変わった。
現状維持のまま移動先を探ったところ1986年の組成変更でサハ103形750番代組込編成(ツヌ318F)に改められていた。
TOMIX製High-Grade製品のサハ103形750番代は製品化されていない。
既存編成では車両番号が合致せず中間車8両の充当が困難になった。
結局モハ103-707以下8両をラシ305F(Tc47)と共有するツヌ(ラシ)305Fグループの形成に落ち着いた。
従来から随時ラシ305F-1との共有を行っておりツヌ305Fが正規編成に格上げされている。


ツヌ324F-2,ツヌ305F。

行先表示類は[47C 千葉]とし西行から東行へ変更した。
KATO製クハ103形低運転台量産冷房車(国鉄仕様)の自作[津田沼]幕廃止により代替を予定していた。
ところが国鉄仕様は[津田沼]が7編成に達しており取り止めている。
東行採用が前提で4編成に留まっていた[千葉]を増強した。
プロトタイプは1985年4月で朱色1号編成,朱色1号混色編成とは被らなくなった。
この当時は103系全27編成が黄色5号で揃う落ち着いた時期だった。
しかし所有編成では103系国鉄仕様の主力が朱色1号編成,朱色1号混色編成になっている。
これがツヌ306F-2の残留を決定付けた。
ツヌ306F-2は1983年4月がプロトタイプで豊田区からの転入編成全てに対応できる。
クハ103-763,クハ103-780の入場時に気付き未改番のまま異動が確定している。


ツヌ305Fサイドビュー(クハ103-123)。

プロトタイプ時期変わったのみに等しくツヌ305Fはやや新鮮味に欠ける出場を迎えた。
しかし黄色5号で揃うTOMIX製High-Grade製品は津田沼区仕様が少なく貴重な存在に変わりはない。
異動を繰り返したクハ103-123,クハ103-124は今後もバリエーション用に留まる。
以後国鉄仕様からの変更は考えておらず一段落するだろう。

今異動でツヌ(ラシ)305Fグループ,ツヌ305Fグループは各々12両体制で纏った。
クハ103-123,クハ103-124はクハ103-763,クハ103-780の増備で思わぬ余波を受けた。
但しツヌ306F-2を存続させたため重要度は高まったと思う。
Comment

国鉄103系津田沼電車区306F [Tc763] 黄緑6号混色:YG-Y-YG編成 ※TOMIX製High-Grade製品

2017-11-15 21:21:30 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
第十一弾。

TOMIX製103系High-Grade製品ツヌ306F黄緑6号混色編成(ツヌ306F-3)が出場した。
クハ103形高運転台車出場11編成目はクハ103-763,クハ103-780の増備で留められた。
ツヌ306F(Tc71:非冷房車)とモハ103-707以下8両を共用する初のバリエーション用クハ103形高運転台車が登場している。




国鉄103系ツヌ306F 黄緑6号混色編成(1986/8)。
ツヌ306F-3:Tc763-M707-M'863-T468-M708-M'864-T469-M709-M'864-Tc780
※TOMIX製High-Grade製品。

クハ103-763,クハ103-780は1986年3月に蒲田区から転入した。
当時の国鉄財政事情悪化により黄緑6号のまま[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーを貼付し運用に入った。
津田沼区に在籍した黄緑6号混色編成3本の最終出場を飾っている。
編成番号は転入時からツヌ306Fを名乗った。
モハ103-707以下8両と組み編成から捻出されたクハ103-48,クハ103-61は豊田区へ転出している。
ツヌ314F(Tc289→ツヌ302F)やツヌ327F(Tc291→ツヌ326F)とは異なり後に行われた車両異動の影響は受けていない。




ツヌ306F (1979/7)。

編成管理番号はツヌ306F-2(Tc123:低運転台初期形冷房改造車)の追番でツヌ306F-3とした。
TOMIX製High-Grade製品クハ103形高運転台車(黄緑6号)は製品化告知前から増備を考えていた。
クハ103-48,クハ103-71(ツヌ306F-1)は低運転台非冷房車(黄緑6号)の塗装変更車である。
回着時から既に高運転台車(黄緑6号)の導入が頭にあった。
転用を考慮しジャンパホースの黒色化を行いクハ103-763装着への導線になった。
運転台側TNカプラーSPの湿式清掃はクハ103-123,クハ103-124(ツヌ306F-2)での実績を基にした。
奇遇にもツヌ306F-1,ツヌ306F-2での施工がツヌ306F-3の出場に絡んでいる。
行先表示類は[61C 三鷹]とした。
運行番号は1編成分が揃う最後の切り出し済部品を取付けたもので運行実績は確認すら行っていない。
自作[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーの起用は朱色1号車両と同様である。


モハ102-865+クハ103-780 (ツヌ306F-3)。

ツヌ306F-3はクハ103-763,クハ103-780だけが黄緑6号を纏う組成が特徴となる。
既にツヌ306F-1が出場済でモハ103-707以下8両は竣工していた。
そのためクハ103-763,クハ103-780(黄緑6号)の第二次整備完了で編成化に至っている。
黄緑6号混色編成の登場はクハ103形低運転台初期形冷房改造車との振替えだった事に拠る。
津田沼区への回送は黄緑6号10両編成で行われたが編成単位の転入ではなかった。
転出回送では低運転台初期形冷房改造車(黄色5号)が中間車8両(黄緑6号)を挟む編成が見られた。
編成単位での転入が実現していれば黄緑6号編成が登場していたかもしれない。


ツヌ328F,ツヌ306F-3 (クハ103-484,クハ103-780)。

プロトタイプは転入当時から民営化直前の1987年3月までとなる。
但し国鉄仕様=津田沼区が原則でツヌ306Fグループに組み入れた。
習志野区への移管は電略標記が[千ツヌ]から[千ラシ]へ変更されたのみだった。
クハ103形低運転台初期形冷房改造車や高運転台非ATC車は順次B形防護無線アンテナが設置された。
一方高運転台ATC車は外観に変化が生じなかった。
電略標記の転写を省略しており国鉄晩年仕様(習志野区)の雰囲気も味わえる。
所有編成ではツヌ328F(Tc483)がクハ103-763,クハ103-780と近い転入時期である。
但し1986年5月からの営業線投入で津田沼区在籍編成としては短期間の離合になる。


ツヌ302F-2,ツヌ306F-3 (KATO製,TOMIX製High-Grade製品)。


ツヌ326F,ツヌ306F-3 (TOMIX製旧製品,TOMIX製High-Grade製品)。

クハ103-763,クハ103-780の竣工で津田沼区に在籍した黄緑6号車両が勢揃いした。
塩梅良く二社三種の構成で各々が異なる雰囲気を持つ。
KATO製はクハ103-289,クハ103-290(ツヌ302F-2)である。
当初は京葉線予備運用直前をプロトタイプ(ツヌ314F)に据え誤乗防止ステッカーを貼付しなかった。
しかし何処か物足りなさを感じ後日現在の仕様に改めている。
TOMIX製旧製品のクハ103-291,クハ103-292(ツヌ326F)も導入名目の変更により登場した。
動態保存編成であるクハ103-291,クハ103-292(ラシ326F:TOMIX製旧製品)の老朽化対策で回着した。
ところが白色JRマークが底を突き予備車に充当出来なかった。
結局バリエーション用に改めツヌ326Fの組成へ変更されている。
ツヌ302F-2,ツヌ326Fが投入時の構想とは違う方向に進んだ結果ツヌ306F-3とプロトタイプが重なってくれた。
なおツヌ306F-3の[三鷹]はツヌ302F-2,ツヌ326Fとのバランスを考え選択している。


ツヌ306F-3サイドビュー(クハ103-763:誤乗防止ステッカー貼付)。


ツヌ302F-2サイドビュー(クハ103-289:KATO製)。


ツヌ326Fサイドビュー(クハ103-291:TOMIX製旧製品)。

側面見附も各々で印象が大きく異なる。
ツヌ306F-3は繊細さが際立つ。
High-Grade製品を謳う上に設計年次の若さが強味と言えよう。
一方ツヌ302F-2,ツヌ326Fも各々の良さがあると思う。
KATO製,TOMIX製旧製品は他編成で在籍しており埋没はしない。
逆に黄緑6号混色編成に彩りを添える存在になると思う。

ツヌ306F-3の出場で1点だけ問題が発生した。
既に12両体制だったツヌ306Fグループは14両に変わり収納の限界を越えてしまった。
個性の強いツヌ306F-1,ツヌ306F-3で12両体制としたい。
ツヌ306F-2を存置させつつクハ103-123,クハ103-124の別グループ化を図る予定である。
Comment

国鉄103系津田沼電車区325F [Tc231] 朱色1号編成 (行先変更,ModelTrainPlus製103系用LEDライト基板装着)

2017-10-23 21:21:21 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
強力。

KATO製国鉄103系ツヌ325Fが再出場した。
自作[津田沼]幕廃止が主工程で入場したのはクハ103-231,クハ103-232のみである。
よってモハ103-358以下8両に変更は無い。




国鉄103系ツヌ325F 朱色1号編成 (1983/1)。
ツヌ325F:Tc231-M358-M'514-T340-M359-M'515-T341-M360-M'516-Tc232
※行先変更 クハ103-231,クハ103-232 ModelTrainPlus製LEDライト基板装着。

ツヌ325Fは1983年1月に津田沼区へ転入した。
最終的に豊田区の103系は都合17編成が津田沼区に転属となった。
1981年から1983年に渡った転属劇は時期により小差が生じツヌ325Fは後期転入編成に該当する。
運行に当たり前面窓下,一部側扉上に誤乗防止ステッカーを貼付し朱色1号のまま投入された。
クハ103形低運転台量産冷房車が先頭に立つ編成の多くはサハ103形750番代が組み込まれていた。
ツヌ325Fは10両全車が量産冷房車で揃う珍しい編成で整った外観が特徴だった。
この他に量産冷房車で揃った編成はツヌ314F(Tc213→ツヌ315F)だけに留まっている。
しかしクハ103形初期形冷房改造車や高運転台非ATC車編成に比べ個性に欠けたとも言えよう。
クハ103形低運転台量産冷房車は5編成が転入したためクハ103-231,クハ103-232は埋没した感があった。


ツヌ314F 朱色1号編成 (1981/12)。

初期転入編成のツヌ314Fは当初小形前面誤乗防止ステッカーが貼付された。
その小形誤乗防止ステッカーもクハ103-213,クハ103-214で貼付位置が異なる特徴があった。
出場済のツヌ314Fは大阪環状線仕様を種車にしており明灰色ベンチレーター(≒Assyベンチレーター)が異彩を放つ。
細かな点でもツヌ325Fは独自性を出せなかった。
なお黄色5号への塗装変更は1984年9月から開始され同月中に全車が終了した。
1985年頃にクハ103-231の前面窓支持が金属押え面式に改造され朱色1号時代とは逆に特徴のある車両に変わっている。
国鉄末期の1986年後半に大規模な編成替えが行われツヌ325Fもその対象となった。
クハ103-231,クハ103-232はモハ103-687以下8両と組みツヌ315F(→ラシ315F)へ組成変更された。
JR移行後も長らくこの組成のまま1998年4月まで維持された。
サハ103形の差し替えを経た後にラシ311Fへ繰り上がり2000年7月を以て運用から離脱している。


ツヌ325F (1986/8)。
※編成解消済。

一方モハ103-358以下8両はツヌ325F(→ラシ325F)のままクハ103-105,クハ103-106を新たに迎えた。
1990年10月までに8両全車への車両更新工事が施工され面目を一新している。
同時期に陸前原ノ町区に転出したクハ103-105,クハ103-106に代わりクハ103-721,クハ103-722が先頭に立った。
1999年の編成番号改変でラシ319Fに改まったが長くは続かず2000年4月に廃車となった。
一時的にツヌ325F(Tc105)をTOMIX製High-Grade製品で再現した時期があった。
クハ103形低運転台量産冷房車(黄色5号)リリースを先読みしモハ103-358以下8両を先行投入したものである。
結局黄色5号の製品化を待たずに他編成へ異動されツヌ325F(Tc105)は消滅した。


出場当時のツヌ325F。

ツヌ325F(Tc231)は組立車出自のクハ103-231,クハ103-232竣工が組成の嚆矢となった。
当初はツヌ322F(Tc315)とモハ103-367以下8両を共用するイメージ編成に留めた。
その後クハ103形低運転台量産冷房車中央線快速仕様投入によりモハ103-358以下8両を挿入し10両編成化している。
この時失敗したのはクハ103-232を差し替えなかった事である。
組立車の車両番号は[クハ103-231]で消しゴム式印刷消去を行い[クハ103-232]へ改番した。
振替えていれば全車メーカー印刷の車両番号標記で統一出来ただけに惜しまれる。


編成唯一の改番車で残るクハ103-232

ツヌ325Fは整った編成が逆に仇となった。
朱色1号編成,朱色1号混色編成は一癖ある組成が多数派を占めている。
これらはサハ103形750番代組込やKATO製一般形,グリーンマックス製クハ103形起用等の経緯があった。
中央線快速仕様に誤乗防止ステッカーを貼付しただけに見えるツヌ325Fは押しが弱かった。
そのため出番は余り多くないまま現在に至っていた。
今回の行先変更入場にModelTrainPlus製LEDライト基板化を加え独自色を強めた。
ModelTrainPlus製LEDライト基板採用にはツヌ322F,ツヌ327Fの存在が大きく関与している。


ツヌ322F,ツヌ325F (TOMIX製High-Grade製品,KATO製)。

現在朱色1号編成の後期転属グループはツヌ322F,ツヌ325F,ツヌ327Fの3本体制である。
KATO製ツヌ322F(Tc819)はTOMIX製High-Grade製品にて編成更新を行った。
ツヌ327F(Tc101)もTOMIX製High-Grade製品でツヌ325Fだけが電球基板のまま取り残された。
組成が製品仕様同等のツヌ325Fはディテールに勝るツヌ322F,ツヌ327Fの影に隠れがちだった。


ModelTrainPlus製LEDライト基板化したクハ103-231

この状況から脱する名目でLEDライト基板化を決断している。
行先方向幕も[津田沼]から[三鷹]へ変更し製品由来のバランスが乱れた印象を緩和させた。
[三鷹]幕の採用はツヌ322F:[津田沼],ツヌ327F:[中野]である事に加えツヌ319Fが[千葉]だった事に拠る。
ツヌ319F(Tc235)は中期転属編成だったがクハ103形低運転台量産冷房車での重複を避けた。




ツヌ325Fサイドビュー(クハ103-231:TR62(212)反転取付修正)。


ツヌ319Fサイドビュー(クハ103-235:製品改番車)。

ツヌ325FはModelTrainPlus製103系用LEDライト基板採用が動態時の変化となった。
静態時では運転台側TR62(212)の反転取付修正が変更点となる。
車体中央寄へのカプラーマウント突き出しが廃され台車周りの不自然さが消えた。
気付き難い箇所ではあるもののそれなりの効果を得られたと思う。
竣工時からの横着は今になって拭い去れた。

クハ103-231,クハ103-232の基板交換でKATO製朱色1号車両にもLEDライト基板車が登場した。
ModelTrainPlus製LEDライト基板化の初陣にはラシ321Fを抜擢しており一通りの点灯状況を確認できている。
今後KATO製朱色1号編成,朱色1号混色編成への採用確率は低い。
LEDライト基板装着はツヌ325Fの大きな武器になると思う。
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