試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

サハ101-263[ツヌ104F] (サハ101-108[ツヌ118F] 回着,改番,床板交換施工:サハ101形200番代編入) ※'旧製品

2019-04-19 21:52:55 | 国鉄/JR101系
再中断。

KATO製国鉄101系サハ101-259(ツヌ104F:Mc159)を竣工させた後にサハ101-108(ツヌ118F:Mc155)が回着した。
ツヌ104F(1986/4)に組み込まれるもう1両のサハ101形もサハ101形200番代であった。
よってサハ101-108(ツヌ118F:旧製品)は保管品のサハ101形200番代用床板を用いサハ101-263(ツヌ104F)へと編入する。


国鉄101系サハ101-108(ツヌ118F)。
※旧製品。

KATO製国鉄101系津田沼区仕様のプロトタイプはサハ101-108,サハ101-233を含むツヌ118F(Mc155:1978/3)が選ばれた。
1978年3月現在でクモハ101形を先頭とする編成はツヌ118Fだけにサハ101形0番代が組成されていた。
床下見附に変化を与える狙いがあったと思われるがやや発展性に欠ける選択だったと思う。
ツヌ118Fのセットバラし品は再生産品に於いてもサハ101-233から在庫が無くなる傾向が多々見られた。
10両編成でサハ101形200番代が1両のみでは当然中古製品やジャンク車両に出回る個体数も増えない。
ここは複数編成がリリースされた101系武蔵小金井区,豊田区仕様と大きく異なる点である。


入工中の元モハ101-231,サハ101-108 (廃車,ツヌ118F)。
※塗装変更車,旧製品。

モハ101-91(ツヌ118F:旧製品)が回着する以前からサハ101-233(ツヌ118F:旧製品)は確保が厳しくなると予想していた。
加えてユニット相手となるクモハ100-108(ツヌ118F:旧製品)も未だ導入の目処が立ない状況にある。
そのため予めモハ101-91(ツヌ118F)をサハ101-259へ形式変更する事で今後の手配に余裕を持たせた。
これでモハ101-118(ツヌ104F)用種車にはモハ101-91,モハ101-215,サハ101-108,サハ101-233(ツヌ118F:旧製品)が充当できる。
但し竣工を急ぐ車両とは言えずサハ101-108(ツヌ118F)もサハ101形200番代への番代区分変更が決定した。
塗装変更車廃止に連動して保管品へと廻ったサハ101形200番代用床板を再用する手法はサハ101-259と同様である。
なお車両更新,車体更新で出番が巡って来なかった部品類は随時廃車車両間での差し替えを行っている。
これは出来る限り車体と床板の形式を合致させ転用時に於ける部品選定簡略化へと繋げる狙いがあった。


部品を振り替えた元サハ103-768,元モハ101-231,元サハ101-108 (元ツヌ324F-1,元ツヌ131F,元ツヌ118F)。
※塗装変更車,塗装変更車,旧製品。

ただ実際には先ず床下機器配置に目が行くため余り意味を成していない面もある。
今入場でサハ101形200番代用床板供出対象に挙がった車両はモハ101-231(廃車:元ツヌ122F)であった。
KATO製モハ101形とサハ101形は共用車体であり単純に装着形式選択を誤っただけらしい。
サハ101-108(ツヌ118F)の工程には直接影響しないがDT21非動力台車振替に当たり3両で部品を交換した。
黒染車輪の状態が良いサハ101-108(ツヌ118F)用DT21非動力台車はサハ101-263(ツヌ104F)に流用する。
車体と床板が揃っていなかった元モハ101-231には捻出されたばかりの元モハ101-91(ツヌ118F)用床板を廻している。
更に国鉄103系元サハ103-768(廃車:元ツヌ324F-1)用DT21非動力台車と相互交換しモハ101-118(ツヌ104F)用種車導入に備えた。
元サハ101-290(廃車:元ラシ107F)と同様元サハ103-768が装着するサハ101形0番代用床板一式は緊急予備品とした。


[サハ101-108]:2-4位側。

床板交換を経てサハ101形200番代相当の見附に達した元サハ101-108(元ツヌ118F)はサハ101-263へ改番するのみとなる。
ところが元サハ101-108は両側とも車両番号標記印刷に一癖を有しモハ101-91(ツヌ118F→サハ101-259)の様には進まなかった。
1-3位側は異様に濃い印刷が成されており[サハ101-108]標記が滲んで見える程だった。
ラプロス#4000は全体が掠れる程度に留めラプロス#6000及び消しゴムを併用しながら[サハ101-108]へと持ち込んでいる。
専ら擦過痕平滑化専用用途となっていた消しゴムだが珍しく印刷消去での起用に至った。
一方の2-4位側は印刷濃度こそ標準的であったが車両番号標記位置そのものが若干高かった。
再生産品車両並ではなかったもののインレタ標記で誤魔化せない箇所が生じるためラプロス#4000の使用は控え気味とした。
最後は1-3位側に続いてしつこく消しゴムで擦り[サハ101-108]標記跡を周囲の塗装被膜と馴染ませている。


[[サハ101-][2][6][3]]:2-4位側。

車両番号標記インレタ転写は[サハ101-108]標記跡よりも位置が下がる2-4位側から開始した。
新旧インレタ混用はサハ101-259で採用しており[サハ101-263]には新台紙を充てるため失敗は少なくなると思っていた。
ところが[ハ101-263]が剥がれかかってしまいどうにか修復を図ったものの[サハ101-263]は歪みが残ったままとなった。
続く[サハ101-263]以降は古インレタに切り替わるが転写崩壊が続出しなかなか先へ進められない。
しかもまだ1-3位側の[サハ101-263]へ手を着ける前であり多少の型崩れは見切るしかなかった。
大幅に[2]標記,[3]標記インレタ残数を減らしながらも[サハ101-108]標記跡が目立たない[サハ101-263]標記には届いたと思える。




サハ101-263(ツヌ104F:サハ101-108 改番,サハ101形200番代編入施工)。
※旧製品。

何故か懲りずに新旧インレタ配分を変えないまま1-3位側でも[サハ101-]+[2]+[6]+[3]の並びが選択された。
やはり2-4位側での連続再転写が響き[サハ101-263]にはモハ102形用,モハ103形用組標記まで崩している。
持ち出した古インレタは劣化が激しく最早組標記として機能しないと考え早期消費に切り替えた。
予想通りモハ103形用,モハ102形用組標記でも転写不発が相次ぎ[サハ101-263]はまたもや歪みを招く。
途中で[サハ101-263]へ充てられるインレタが台紙から消え去ってしまい2-4位側と似通った仕上がりになってしまった。
よって1-3位側,2-4位側の車両番号標記とも[サハ101-263]に同様の乱れがある妙な共通項を持つ。

インレタ転写に苦戦した結果サハ101-263(ツヌ104F)はサハ101-259を超える約75分の工程となった。
当然の如く[サハ101-263]に起用された古インレタはその役目を終え廃棄処分となっている。
2両続けて高経年インレタ削減が進みこの先の車両番号標記インレタ転写工程は時間短縮が図れると思う。
サハ101-263(ツヌ104F:旧製品)の竣工によりツヌ104F用組成準備車は3,4,5,6,7号車まで整備を終えた。
以後ツヌ104F用種車はサハ101-233(ツヌ118F:旧製品)に拘る必要が無くなり多少出場への道が開けたと思う。
だが残る旧製品車両4両の導入は決して容易ではなく再びツヌ104Fに関わる作業は中断を余儀無くされる。
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