試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ100-92[カノ18F] (クハ100-78[ツヌ118F] 改番,1stLOTライト基板振替,[西カノ]電略標記インレタ転写施工) ※再生産品

2019-05-16 21:47:22 | 国鉄/JR101系
縮小。

KATO製国鉄101系クハ100-78(ツヌ118F:Mc155)が中野区仕様への改装を伴う第二次整備のため入場した。
基本工程はクハ100-92(カノ18F:Mc191)への改番,1stLOTライト基板振替,[西カノ 定員136]標記インレタ転写である。
これらに加えクハ101-79(カノ18F:再生産品←クハ101-75:ツヌ118F)で失敗した両表示器部品嵌合精度向上対策も試行する。


国鉄101系クハ100-78(ツヌ118F)。
※再生産品。

クハ100-78(ツヌ118F:再生産品)から撤去する現行LOTライト基板はクモハ100-133(ツヌ104F:Mc159)用床板へ組み込む。
再生一歩手前まで到達したクモハ101-159(ツヌ104F)用床板は発掘品を引き当てた都合により旧製品LOT品となった。
旧製品LOTクモハ100形用床板をクモハ100-133に充当出来ればツヌ104F用先頭車両の仕様共通化が図れる。
さっそく廃車へ一時装着しているクモハ100形用床板を探ったところ元クモハ100-191(元ラシ107F:Mc202)が該当した。
結果元クモハ100-191用床板がクモハ100-133用に決定しクハ100-78の中野区仕様改装作業と並行させる工程とした。
なお埋もれていたクモハ101-159用床板とは異なり元クモハ100-191用床板のDT21非動力台車は装着済だった。


入工中の元クモハ100-191,クハ100-78 (廃車,ツヌ118F)。
※塗装変更車,再生産品。

来たる出番に備え廃車された運転台付車両は劣化が生じていない黒染車輪への都度振替えを実施してきた。
元クモハ100-191(塗装変更車)も状態の良い黒染車輪に交換済でDT21非動力台車は流用する。
よって元クモハ100-191用床板の主工程は現行LOTライト基板更新及び運転台側カプラー交換となった。
クハ100-78(ツヌ118F)へ移設する1stLOTライト基板を撤去した序でに導電板状態も確認したが変形や酸化は見られなかった。
1-3位側用,2-4位側用導電板とも十分なM字形成形部の跳ね上がり角度を有しており通電性能に支障は無いと思われる。
また運転台側カプラーはKATOカプラーから予備品では最後となる準再生ダミーカプラーに取り替えた。
遂に準再生ダミーカプラーが尽きてしまったがクモハ101-159,クモハ100-133用を調達する必要は無くなっている。


1stLOTライト基板へ入れ替えられたクハ100-78用床板。

これで保管品のダミーカプラーは元クモハ100-39(廃車:トタ5Fクモハ100-39:トタ5F)が装着する1器だけに減少した。
順当にクモハ101-159,クモハ100-133用種車を引き当てられれば再び3器へと回復させられる。
クモハ101-159用種車にはクハ101-75(ツヌ118F:旧製品)も充当可能だが運転台側はKATOカプラーになってしまう。
ダミーカプラーの拡充は難しい状況であり状況さえ許せばクモハ101-155(ツヌ118F:旧製品)を優先する方向である。
組み上げたクモハ100-133用床板は現行LOTプリズムケースを存置したまま元クモハ100-191に仮装着している。
併せて元クモハ101-202(廃車:元ラシ107F)に取り付けられていたガイド付プリズムケースをクモハ101-159用床板へ移設した。


ライト基板交換を終えた床板 (クハ100-78用,クモハ100-133用)。

クモハ100-159用床板へ装着した現行LOTライト基板は新品同様であり第一次整備時に点灯試験も終えていた。
よってクモハ100-159の点灯照度は全く問題無いと予想され床板を交換するだけで構わないと思う。
一方クハ100-78(ツヌ118F)用床板に取り付けられた1stLOTライト基板はクハ100-61(ラシ106F:Mc191)が出自だった。
このライト基板はクモハ100-143(元ツヌ131F-1:M'c143→旧クモハ100-191:旧ラシ107F)を経て使用中止となったはずである。
元ツヌ131F-1での活躍期間は約1年6箇月と比較的長くライト基板自体も汚れが目立ち照度には期待できなかった。
ただ廃車に至った元クモハ100形では床板及び部品振替が繰り返されれてきたため一応完成後の点灯試験は行う。


[ツヌ 定員136]:2-4位側。

クハ101-78(ツヌ118F)の印刷消去はクハ101-75(ツヌ118F:再生産品)と同じく[千ツヌ 定員136]標記より取り掛かった。
引き続き[千ツヌ 定員136]標記だけペイントリムーバー式を採用する都合上[クハ100-78]標記印刷消去と切り離した。
2-4位側[千ツヌ 定員136]標記印刷直近には昇降用梯子モールドがありここへ溶解したインクを侵出させると修正は厳しくなる。
先ず突起物が無い1-3位側[千ツヌ 定員136]標記印刷消去から着手し更にペイントリムーバー拭き取りを車体裾方向のみとした。
この拭き上げ方式が溶解したインクを塗り広げない効果を呼び[ツヌ 定員136]標記跡は無難な仕上がりとなった。
なおペイントリムーバー塗布量はクモハ101-148(ツヌ105F:Mc154←クモハ101-170:Mc170)でのATS[BS]標記印刷消去に倣った。


[[西カノ 定員136]]:2-4位側。


[[西カノ 定員144]]:サハ100-84(カノ18F)。

続く2-4位側も無事[ツヌ 定員136]標記跡へと至り昇降用梯子モールド周りの黄色5号塗装も保全された。
数量不足が判明した[西カノ 定員136]標記インレタだが[西カノ]電略標記,[定員136]標記の組み合わせでクハ101-79用を補った。
これにより[西カノ 定員136]標記インレタは残っていた3両分全ての温存が実り取り敢えず最大関門を切り抜けた。
ただ所要数こそクモハ101-191,クモハ100-179,クハ100-92(カノ18F)と合致するものの転写失敗は即命取りとなる。
そのためクハ100-78(ツヌ118F)でも慎重にバーニッシャーを当て1-3位側,2-4位側とも[西カノ 定員136]標記へと変更した。
やや2-4位側[西カノ 定員136]標記に乱れが生じたが作業簡略化を優先し[定員136]標記インレタの分割転写は見送っている。




[[クハ][10][0-][9][2]]:2-4位側。

クハ100-78(ツヌ118F)はクハ101-75(ツヌ118F→クハ101-79)とは逆に2-4位側車両番号標記印刷位置が高かった。
状態に関わらずクハ101-75よりラプロス式印刷消去方式を統一しており[クハ100-78]標記跡はまずまずの仕上がりとなった。
だが新インレタで散見される転写崩壊に見舞われクハ100-92(カノ18F)への改番は苦戦を強いられている。
当初[クハ100-]+[7]+[9]を組み合わせで成立させる予定だったが1-3位側,2-4位側とも失敗に終わる。
止むを得ず1-3位側はモハ100-902用組標記から[モハ100-902]を抽出した[クハ10]+[0-9]+[2]の並びに至った。
一方転写崩壊が激しく先行転写した[クハ100-92]を失った2-4位側では[クハ]+[10]+[0-]+[9]+[2]まで細分化されている。




クハ100-92 [ 4 ]:運行番号,行先方向幕部品交換,全周縮小化試行。
※再生産品。


クモハ100-124 [13B 千葉]:カノ1F(弁天橋区仕様用[13B]幕装着車)。
※旧製品。

クハ101-79での下部嵌合爪薄型化による再生産品車両運行番号幕,行先方向幕部品嵌合精度改善策は不発に終わった。
そのためクハ100-78(ツヌ118F)では全周縮小に手を伸ばす予定だったが上下嵌合爪薄型化の結果待ちとした。
[13B]幕と同一LOT品である弁天橋区仕様用[19 ]幕を持ち出し再生産品車両に適合するか試行している。
残念ながらこの方式は運行番号,行先表示器揃って嵌合を緩くするだけとなり全くの逆効果であった。
結局運行番号幕,行先方向幕部品の全周縮小が妥当だと判断し池袋区用[ 4 ]幕,[池袋⇔赤羽]幕を削った。
なお中野区,津田沼~習志野区運用に合致しない[池袋⇔赤羽]幕はペイントリムーバーで[]幕へ変更済だった。
この試行も嵌め込みこそ容易くなった一方で運行番号,行先表示器内の隙間拡大と部品白濁が弱点となった。




クハ100-92 点灯試験[ 4 ]:1stLOTライト基板振替施工。
※再生産品:1stLOTライト基板予備車。


クハ101-79 点灯比較[07 東京]:カノ18F(1stLOTライト基板振替施工車)。
※再生産品:1stLOTライト基板予備車。

運行番号,行先方向幕部品全周縮小化試行も失敗してしまい再生産品車両嵌合精度改善は放棄せざるを得なくなった。
こうなるとクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F:再生産品)の行先表示類変更は原寸で挑むしかない。
行先方向幕部品は大量の予備品があるため心配無いものの1編成分しかない[13B]幕だけは一発勝負となる。
よってカノ1F(Mc178:旧製品),カノ13F(Mc59:塗装変更車+旧製品)と同等の見附確保は困難だと思われる。
期待していなかったクハ100-92(←クハ100-78:ツヌ118F)の点灯試験だが予想に反しまだ十分な照度を有していた。
よってクハ100-92も1stLOTライト基板予備車に指定されカノ18F自体が1stLOTライト基板予備編成を兼ねる存在となった。




クハ100-92(カノ18F:クハ100-78 改番,車両番号標記位置変更,ベンチレーター嵌合修正施工)。
※再生産品。

再生産品LOT床板用ライトスイッチ部品は安定度が高く不意に[ON]位置へ移動する事態には陥らない。
必然的に1stLOTライト基板へ負荷を与える可能性も少なくクハ101-79とを併せ今後の照度低下は防げると思う。
ベンチレーターに傾斜が見られる傾向が強かった十五代目ツヌ118Fだが入場3両目にして共通の症状だと判明した。
第一次整備時にクモハ101-155(ツヌ118F)の修正を終えておりクハ100-78(ツヌ118F)は実質4両目となる。
屋根板を振り替えたサハ101-108(ツヌ118F:再生産品→サハ100-84:カノ18F)も回着当時は大幅に乱れていた。
クハ101-79に続いてクハ100-92(カノ18F:再生産品)もベンチレーターの嵌合修正を行い竣工させている。


モハ100-158+クハ100-92 (カノ18F:モハ100-158+元クハ100-78)。
※再生産品+再生産品:津田沼区仕様車+中野区仕様車。


サハ101-233+サハ100-84 (カノ18F:サハ101-233+元サハ101-108)。
※再生産品+再生産品:津田沼区仕様車+中野区仕様車。

クハ100-92の表立った変更箇所は[千ツヌ]から[西カノ]へと改められた電略標記のみで製品仕様に近い。
[西カノ 定員136]標記周囲もインク染みを抑えた仕上がりに達し塗装被膜と馴染んでくれたと思う。
ここまで3両に施工した[西カノ]電略標記への変更だが今のところ大きな失敗は無く順調な結果を残している。
但し[千ツヌ]電略標記印刷消去や[西カノ]電略標記インレタ残数が絡みクモハ101-155以下7両(ツヌ118F)も神経を使う。
溶解した[ツヌ 定員136]標記印刷のインク除去はクハ100-92での方式が最も安全だと思われる。
ペイントリムーバー式印刷消去が招く黒ずみは黄色5号車体から浮き立つため全面的に変更し第二次整備を続ける。
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