試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-148[ツヌ101F-2] 車体傾斜修正,行先表示類変更,[千ツヌ]電略標記インレタ再転写施工 ※'弁天橋区仕様

2019-11-11 22:01:31 | 国鉄/JR101系
続投。

101系800番代LOT側面窓セル確保を契機としたKATO製国鉄101系ツヌ101F(T'c30)の入場は10両が整備を終えた。
未入場車はクモハ101-148(ツヌ101F-2:弁天橋区仕様),モハ100-103(ツヌ101F:弁天橋区仕様)の2両となった。
モハ100-103は動力ユニット整備を行うためクモハ101-148を先発入場させている。


国鉄101系クモハ101-148(ツヌ101F-2)。
※弁天橋区仕様。

旧製品先頭車両の削減は元ツヌ124F(Tc74→ツヌ103F:Tc48)を嚆矢としツヌ123F(Tc78)が続いた。
まだツヌ118F(Mc155:再生産品)はリリース前でクモハ101-170,クハ100-86Assy車体(Mc170:弁天橋区仕様)にて更新が行われる。
この後クモハ101-170,クハ100-86(Mc170:弁天橋区仕様)を導入し旧ツヌ133F(Mc118:旧製品)の車両更新に移行する予定だった。
諸事情により旧ツヌ133Fの車両更新は延期となり一旦クモハ101-170,クハ100-86を保留車とした。
車体更新を前提に組成を進めたツヌ101F(Mc148→ツヌ101F-2)は新金型運転台付車両を先頭に立たせる方針であった。
クモハ101-170,クハ100-86は計画が変更され各々クモハ101-148,クハ100-53(ツヌ101F)用種車に起用される。


入工中のクモハ101-148(ツヌ101F-2)。

弁天橋区仕様車が5両含まれるツヌ101F-2だがクモハ101-148,クハ100-53はセットバラし品となった。
そのため弁天橋区仕様Assy車体組立車のモハ100-103,モハ100-117,モハ100-170(ツヌ101F-2)とは一線を画す存在だった。
クハ100-53と同様にクモハ101-148も弁天橋区仕様車の製品原形に近い外観を保っている。
改番及び電略標記以外の変更点はATS[BS]標記印刷をATS[B]標記へ変更した程度に留まる。
但し電略標記はレボリューションファクトリー製[千ツヌ 定員144]標記インレタで代用されてきた。
ツヌ101F-2の行先表示類変更に併せボナファイデプロダクト製[千ツヌ 定員136]電略標記インレタへ変更する。


嵌合が固かった[13C]幕と[千葉]幕。

クモハ101-170の両表示器には[07 ]幕,色地[鶴見⇔扇町]幕が嵌め込まれていた。
津田沼区仕様化に当たり[13C]幕,[千葉]幕へ交換したが嵌合精度は芳しくなかった。
クハ100-53ほど酷くなかったものの湯口痕が均された旧製品LOT表示器部品でも取り付けに苦戦している。
撤去時も抵抗が強く[千葉]幕は行先表示器に引き掛かったまま脱落しなかった。
新たに装着する運行番号,行先方向幕部品は新規切り出し品で湯口跡を残さない形状に仕上げられた。
それでも[13C]幕,[千葉]幕との差異は無く車体と面一に収めるまで時間を要した。
Assy車体を含めたクモハ101-170,クハ100-86を種車とする車両では行先表示類変更に手こずった記憶が無い。
どうやらクモハ101-148,クハ100-53(ツヌ101F-2)は個体差に恵まれなかった模様である。


組み立て直したクモハ101-148用床板。

2015年12月の初竣工以来クモハ101-148(ツヌ101F-2)は再生産品LOT相当床板を履き続けている。
だが旧製品LOTクモハ101形用床板(保管品)はJR101系元クモハ101-202(廃車:元ラシ107F)が履く1両分しか有していない。
現行LOTライト基板への更新を終えた元クモハ101-202用床板は将来のツヌ118F(旧製品)増発に備えていた。
クモハ101-148用床板も何れ運転台付中間組込車に転用されるため振替は利点が少なく取り止めとなった。
その代わりクモハ101-148は慢性的な車体傾斜に悩まされており解消を目指し分解整備が行われる。
一度も分解していないクモハ101-148用床板だがライト基板のずれが発覚し正規位置に戻した。


修正された[テシ 定員136]電略標記跡(1-3位側)。

[南テシ 定員136]電略標記印刷はラプロス式で消去を行った記録が残る。
代用していたレボリューションファクトリー製[千ツヌ 定員144]電略標記インレタを除去すると当該部に黒ずみが現れた。
消去結果は宜しくなく成形色の露出か[テシ 定員136]標記跡かの区別が付かなかった。
軽くラプロス#8000で擦ったところ少しずつ黄色5号地へと戻り始め黒ずみは消去不足だと判明した。
1-3位側,2-4位側とも似たような仕上げで留まっており修正を施している。
塗装被膜にも擦過痕が残っていたため製図用消しゴムで[テシ 定員136]標記跡全体を均した。




[[千ツヌ 定員136]]:2-4位側。


[[千ツヌ 定員136]]:クモハ101-148(ツヌ105F)。

ボナファイデプロダクト製[千ツヌ 定員136]電略標記インレタは残数が少ない。
失敗確率を下げるため転写は昇降用梯子モールドと近接する2-4位側から開始した。
派手に歪んでいた2-4位側の[千ツヌ 定員144]電略標記が消え去り見附は向上したと思う。
無難に2-4位側の電略標記変更を終え1-3位側に取り掛かったが平面にも関わらず見事に二度も失敗している。
これにより[千ツヌ 定員136]電略標記インレタを使い切ってしまい他編成の[千ツヌ 定員144]電略標記代用車は修正が難しくなった。
電略標記インレタは[西カノ]や白文字[北ウラ]の補充が必要で[千ツヌ]も同時に確保する予定である。




クモハ101-148 [53C 武蔵小金井]:車体傾斜修正,運行番号・行先表示変更,ジャンパホース黒色再現補修施工。
※弁天橋区仕様。


クモハ101-148 [07 ]:ツヌ105F(再生産品LOT床板相当装着車)。
※弁天橋区仕様。

2-4位側が下がる癖を有していたクモハ101-148(ツヌ101F-2)は無事に補正された。
たがライト基板の位置調整だけで戻せるとは考え難い症状だった。
KATO製101系の車体傾斜はスプリング機構を起因とする事例が大半を占める。
分解整備前提でクモハ101-148用床板の修正に取り掛かっており導電板がどの様な状態だったか判らない。
再生産品LOT相当床板には導電板固定用の突起がありここが外れていただけかもしれない。
その他旧製品LOTホース付ジャンパ栓納め部品の黒色印刷に劣化が見られたためマッキーで塗り潰している。


クモハ101-148 点灯試験[53C 武蔵小金井]:前照灯(床板再組立施工)。
※弁天橋区仕様。


クモハ101-148 点灯試験[53C 武蔵小金井]:尾灯(床板再組立施工)。
※弁天橋区仕様。


クモハ101-109 点灯比較[47H ]:ツヌ101F(1stLOTライト基板予備車)。
※旧製品。

ちなみにインレタ再現のATS[B]標記も一度は再転写対象に挙がった。
しかし同一施工を経たクモハ101-148(ツヌ105F:Mc154)の見附と殆ど変わらなかった。
クモハ101-148(ツヌ105F)は2018年12月の竣工車で転写から然程期間が開いていない。
現時点でクモハ101-148(ツヌ101F-2)の再転写を行っても結果は同じだと思われ中止となった。
床板を組み直したクモハ101-148だが安定した点灯具合は従前を引き継いでいる。
西行への変更で尾灯点灯機会が増えるが特に影響は無いと思われる。




クモハ101-148(車体傾斜修正施工)。
※弁天橋区仕様。


クモハ101-148(ツヌ105F:再生産品LOT相当床板装着車)。
※弁天橋区仕様。

側面窓セル窓サッシ印刷の劣化はその兆しすら伺えず曇りも殆ど無かった。
またラプロス式車両番号標記印刷消去施工車であり塗装被膜修正は当初より工程から外している。
2-4位側の[クモハ101-148]標記には微妙な間が残るがクハ100-30(ツヌ101F)の様に崩壊した訳ではない。
加えてユニット相手のモハ100-170(ツヌ101F-2)もやや間延びした[モハ100-170]標記のまま竣工させていた。
よって今回の修正転写は見送られ入場前と殆ど変わらない側面見附になっている。
その分[千ツヌ 定員144]標記を[千ツヌ 定員136]標記に改めた効果が大きく感じられた。




クモハ101-148+モハ100-170 (ツヌ101F-2:元クモハ101-170+元モハ100-232)。
※弁天橋区仕様。

懸案だった車体傾斜を同時に解消させたクモハ101-148(ツヌ101F-2:弁天橋区仕様)が竣工した。
当然モハ100-170との連結部にも変化が現れると思っていたが答は違う方向に出ている。
クモハ101-148の2エンド側は全高が変わっておらずモハ100-170との雨樋位置も揃ったままだった。
車体傾斜は1エンド側を中心としただけで2エンド側用DT21非動力台車には入場前からスプリング機構が働いていたらしい。
台枠と2-4位側用導電板が全体的にずれていれば2エンド側も傾斜を引き起こすはずである。
2-4位側用導電板は確かに台枠スリットへ収まっていたため今ひとつ腑に落ちない結果となった。
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