試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区101F [Mc148] 3+4+3編成 ※弁天橋区仕様+津田沼区仕様

2015-12-14 21:46:00 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
集結。

遂にKATO製国鉄101系ツヌ101F(Mc148:弁天橋区仕様+津田沼区仕様)が出場した。
クモハ101-148,クハ100-53はクモハ101-170,クハ100-86(Mc170:弁天橋区仕様)を種車に起用した。
両車ともLP411前照灯車から変更しておらず製品原形に近い前面見附を保っている。


国鉄101系ツヌ101F (1985/4)。
[ツヌ101F]:Mc148-M'170-T'c30+Mc109-M'103-T295-T'c35+Mc131-M'117-T'c53。
※弁天橋区仕様+津田沼区仕様。

在籍車両でKATO製101系津田沼区仕様のLP411前照灯+新金型車両(黄色5号)は初登場になった。
塗装変更車,車体更新車はプロトタイプが1979年で全車LP402前照灯車だった。
そのためクハ100-89第二次冷房改造車(ツヌ123F:Tc74)に続き新しい表情が加わっている。
行先表示類は[13C 千葉]とした。
これはKATO製101系ツヌ118F(Mc155)の標準表示だった。
運行番号,行先方向幕部品再用も主眼にあったが原点に立ち返る意味もある。
ラシ106F(Mc191)が[三鷹]幕へ変更される以前は[千葉]幕だったため復活した表示にもなった。


ツヌ107F,ツヌ101F。
※津田沼区仕様,弁天橋区仕様。

1985年がプロトタイプのKATO製国鉄101系はツヌ107F(Tc83),ツヌ110F(Mc195)が在籍中である。
このうちツヌ107FはLP411前照灯編成へ改装している。
車体更新対象にツヌ107Fが入らなかったのはツヌ101Fと対比させるためである。
ツヌ101Fの出場で津田沼区仕様非冷房車,津田沼区仕様第二次冷房改造車,習志野区仕様各々で新旧金型車両が揃った。
また第二次冷房改造車を除きLP402前照灯車,LP411前照灯車を押えられた。
ツヌ101Fの特徴は3+4+3編成で運転台付車は全車LP411前照灯車化されている。
TOMYTEC製101系を改装したツヌ105F(Mc118)も3+4+3編成だった。
しかし中間4両編成はクハ101-85+サハ101-255+モハ101-236+クモハ100-174でありツヌ101Fとは形式構成が異なる。
1985年グループはツヌ101F,ツヌ105F(3+4+3編成),ツヌ107F(10両貫通編成),ツヌ110F(朱色1号編成)でバラエティに富む。
この時期は編成毎に組成が異なり面白味のある時期だった。
だが1986年頃までに4+6編成にほぼ統一され津田沼区所属編成ならではの個性は薄れている。


クハ100-30+クモハ101-109 (元クハ100-43+元クハ101-74)。
※津田沼区仕様。


クハ100-35+クモハ101-131 (元クハ100-89+元クハ101-78)。
※津田沼区仕様。

編成全体では3+4+3編成が彩りを添える。
中間組込車のクモハ101形,クハ101形はツヌ123F,ツヌ124F(Tc74)の車体更新により生じた保留車を転用している。
津田沼区仕様車が先頭に立つ編成の車体更新無しにはツヌ101Fの組成は難しかったと思う。
なおKATO製では初の3+4+3編成でTOMYTEC製ツヌ105Fとは異なった雰囲気を醸し出せた。
しかもツヌ105Fは全車塗装変更車で完成度は当然ながらツヌ101Fが上回る。


サハ101-295+クハ100-35 (101系800番代LOT屋根板装着車+弁天橋区仕様屋根板装着車)。
※津田沼区仕様。

他編成の車体更新と絡まなかったサハ101-295(津田沼区仕様)には元サハ101-40(ムコ10F:Mc194)用屋根板を起用した。
編成中1両だけ屋根板色温度が異なる事態を防ぐため屋根板交換で切り抜けている。
101系800番代LOT屋根板と弁天橋区仕様屋根板は屋根板再現が若干濃灰色に振られた。
そのため弁天橋区仕様屋根板装着車との屋根上見附は殆ど変わらないと思う。
これにはKATO製101系武蔵小金井区,豊田区仕様車の103系サハ103形750番代編入が寄与した。
仮に種車がトタ5F(Tc14)であれば対策に悩まされたと思われる。


ツヌ101Fサイドビュー(クモハ101-148:弁天橋区仕様屋根板装着車)。
※弁天橋区仕様。


JR101系ラシ101Fサイドビュー(クモハ101-201:津田沼区仕様屋根板装着車)。
※弁天橋区仕様。

側面見附はツヌ118Fとほぼ変わりないため目新しさは無いに等しい。
唯一屋根板色温度に変更があった程度である。
ちなみにクモハ101-201,クモハ100-192(ラシ101F:Mc201)には別途津田沼区仕様屋根板を用意した。
クモハ101-148,クハ100-53と同じ弁天橋区仕様車であるが津田沼区仕様屋根板装着車で統一されている。

ツヌ101Fを組成した車両は4両がJRへ承継されたのも特徴である。
◆ラシ102F:サハ101-295。
◆ラシ104F:クハ100-30。
◆ラシ105F:クモハ101-148+モハ100-170。
その他の車両は1986年中に廃車された。
このうちクハ100-35はクハ103-2002に改造,編入されている。
なおクハ100-35,クハ100-53は新製時から津田沼区を離れなかった車両だった。
出場を迎えたツヌ101Fの新規投入車はクモハ101-148,クハ100-53,サハ101-295のみに留められた。
このうちサハ101-295は中古製品での増備である。
これ以外の車両は弁天橋区仕様Assy車体組立車,保留車で占められコストを抑えながらも特徴的な編成を組めた。
余剰車を出さない事が条件だったがいい形で纏められたと思う。
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