試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-200[ツヌ104F] (モハ100-158[ツヌ118F] 改番,クモハ101-165[ツヌ104F] プリズムケース装着施工) ※'旧製品

2019-03-30 21:57:52 | 国鉄/JR101系
失念。

KATO製国鉄101系クモハ101-165(ツヌ104F:Mc159←クモハ101-170Assy車体:Mc170)が竣工しユニット相手の選定に入った。
モハ100-200用種車にはモハ100-158(ツヌ118F:Mc155旧ツヌ118F),旧モハ100-256(元ラシ107F:Mc202)の何れかを引き当てる。
決定打を車両番号標記印刷消去方式に求めペイントリムーバー式改番車だった旧モハ100-256は今回の復帰が見送られた。


国鉄101系モハ100-158(ツヌ118F:動力ユニット搭載車)。
※旧製品。

クモハ101-202(ラシ107F:再生産品)と車体更新が同期したモハ100-256(ラシ107F:再生産品)では中途半端な玉突きを招いた。
LOT統一だけが更新名目であり旧モハ100-256(旧製品)の車体状態は良好でツヌ105F(Mc154)への充当を検討した時期もあった。
ツヌ105Fは再生産品車両+旧製品車両+二代目弁天橋区仕様(Mc170)にて3+4+3編成を仕立てる計画とされた。
しかしモハ101-262(ツヌ109F:Mc202)が入場した際にモハ100-158(ツヌ118F:再生産品)の起用が確定する。
旧モハ100-256が敬遠された理由はここでもペイントリムーバー式印刷消去施工であった。
よって2018年10月に行った車体更新から保留車へ廻って以降二度目の逸機となっている。


入工中のモハ100-158

一方モハ100-158(旧製品)は部品取用途から車体更新用途に名目が変わった十四代目ツヌ118Fを出自とする。
狙い通りクモハ101-155以下9両(ツヌ118F:旧製品)は塗装変更車体廃止に大きく貢献している。
ただ形式構成上モハ100形には塗装変更車が在籍せずモハ100-158だけ転用先が見当たらなかった。
製品仕様では非動力車だったがモハ100-158(再生産品→モハ100-168:ツヌ105F)との振替えで動力ユニットが搭載される。
あくまで一時的な動力ユニット搭載だったもののモハ100-200はツヌ104Fの6号車となる。
何かと裏目に出る傾向が強い過去の施工だがモハ100-158(旧製品)に限っては珍しく的中してくれた。




[[モハ100-2][00]]:1-3位側。

動力ユニットを搭載させた以外モハ100-158(ツヌ118F)は旧製品仕様を守っていた。
よってユニットを組むクモハ101-165(弁天橋区仕様)とは屋根板色温度の差異が生じる。
この問題は保管品に旧製品LOT奇数向運転台付車用屋根板が残っており解決できる見通しが立った。
そこでモハ100-200(ツヌ104F←モハ100-158)を竣工させた後にクモハ101-165の屋根板交換へ取り掛かる工程とした。
改番のみの単独施工ながら車両番号標記インレタ転写は不得手とする揃目の[モハ100-200]が待ち受ける。
ここは強かに準備を進めフォント太さが異なる103系3000番代用組標記インレタを複数用意していた。




モハ100-200(ツヌ104F:モハ100-158 改番)。
※旧製品:動力ユニット搭載車。

若干[モハ100-158]標記印刷が濃かったものの手慣れたラプロス式であり無難に消去を終えている。
ところが準備万端だったはずの車両番号標記転写は[モハ100-200]用インレタの残数確認が漏れていた。
新インレタに残るモハ100形用組標記は片側分しかなく1-3位側だけが[モハ100-2]+[00]での並びとなる。
残る2-4位側は[モハ10]+[0]+[-]+[2]+[00]を組み合わせるしか術が無くなってしまった。
しかも新インレタの103系3000番代用組標記を温存した影響で転写不能が続出した。
時間を割かれた2-4位側の改番だが苦戦した割に整った標記配置には持ち込めたと思う。


入工中の元クハ100-34,クモハ101-165 (廃車,ツヌ104F)。
※塗装変更車,弁天橋区仕様

誤算はモハ100-200(ツヌ104F:旧製品)だけに留まらず後続のクモハ101-165でも続いている。
クモハ101-165はクモハ101-170Assy車体に発生品の元クモハ101-70(元ツヌ131F:Mc70)用床板を組み合わせ竣工させた。
不備無く見えたクモハ101-165であるが分解するとプリズムケース取り付けが抜け落ちていた。
KATO製101系運転台付車両はプリズムケースが無くても床板の嵌合が行えてしまう。
どうやらTNカプラーSP取付試作品用床板の修復で満足してしまったらしい。
運転台付中間組込車でもあり旧製品LOT屋根板への交換入場が巡ってこなければ永遠に忘れ去られていたかもしれない。


色温度が異なる屋根板 (旧製品LOT,弁天橋区仕様)。

旧製品編成での出場を目指しているツヌ104Fだがクモハ101-165だけ屋根板色温度が異なる可能性が高かった。
前回入場時は廃車車両ばかりに目が行き単独保管品へ廻した屋根板の存在を忘れていた。
今になって発見した旧製品LOT屋根板は第二次冷房改造車の竣工により捻出された個体だと思われる。
弁天橋区仕様用屋根板は旧製品LOT品よりも灰色が濃く再生産品LOT品に近い色合いを持つ。
但し再生産品LOT屋根板とも微妙な色温度差があり今後の転用先はクハ101形及びクハ100形に限る方向である。
なお旧製品LOT屋根板からはベンチレーターが全て撤去されていたためクモハ101-165用を流用した。


元クハ100-34用を転用したプリズムケース。

クモハ101-165へ床板を供出した元クモハ101-202(廃車:元ラシ107F)用プリズムケースは使用しない。
廃車発生品にはクイックヘッドマーク用マグネットを挿入したプリズムケースが多く元クモハ101-202もこれに該当した。
運転台付中間組込車のクモハ101-165では無用の長物と言え以後の編成増強用に温存している。
前照灯用プリズムガイド付かつマグネット未挿入のプリズムケース保管品は少数派に留まる。
たまたま元クハ100-34(廃車:元ラシ107F)がマグネット無プリズムケースを装備していたため全体での転用が図れた。
今後この様な事態に出会した際には散在するクイックヘッドマーク用マグネット装着車と運転台側部品を交換して対処したい。




クモハ101-165 [07 ]:プリズムケース装着施工(乗務員室仕切,尾灯レンズ追設)。

単独管理しているプリズムケースは全てトタ5F(Tc14:101系0番代1stLOT)発生品で占められ前照灯用プリズムガイドが無い。
ガイド無プリズムケースでは車体との嵌合時に補強梁と競合し易く前照灯用プリズムを折損させる確率が高まる。
前照灯用プリズム自体も重要な保守部品であり元クハ100-34へのプリズムケース復旧は見送りとした。
保管品不足により現在元クモハ101-202にはクモハ100形用床板が組み合わされている。
基本的に形式毎の所要部品を揃えてきた廃車車両だが転用が進行し少しずつその維持が難しくなってきた。
無理な車両単位での管理は行わず法則が崩れた車両から解体へ踏み切る時期に来ていると思われる。


クモハ101-165 点灯試験[07 ]:1stLOTライト基板装着車。
※弁天橋区仕様:1stLOTライト基板予備車。

プリズムケースを取り付けたクモハ101-165は乗務員室仕切と尾灯レンズが再現された。
これだけ存在感を放つ部品が取り付け工程から漏れるとは思いもしなかった。
KATO製101系運転台付車両は入場が多く何故記録時に違和感を覚えなかったか不思議でならない。
加えて点灯試験さえ行っていればこの様な失敗には至らなかったはずである。
入場当初から中間組込車化が確定していたためか点灯試験そのものを省略してしまった。
クモハ101-170Assy車体組立車だからこそ普段通りの手順を踏むべきだったと思う。




クモハ101-165(ツヌ104F:旧製品LOT屋根板交換施工)。
※弁天橋区仕様。

折しも点灯照度を保つ1stLOTライト基板の識別を進めている最中であり改めて点灯試験を行った。
LP411前照灯車はLP402前照灯車よりも判断が難しいが明らかに照度が高いと判明している。
この結果を踏まえクモハ101-165が装着する1stLOTライト基板は予備品扱いが決定した。
やや明るい灰色塗装が成された旧製品LOT屋根板への交換は余り変わり映えしないように見える。
しかし視点をユニット単位若しくは編成単位に切り替えるとその効果は計り知れない。
ツヌ104Fでは旧製品車両相当での編成見附確保を画策しているため尚更と言える。


クモハ101-165+モハ100-200 (ツヌ104F:元クモハ101-170+元モハ100-158)。
※弁天橋区仕様+旧製品。


クモハ101-118+モハ100-102 (ツヌ133F:元クモハ101-170+元モハ100-158)。
※弁天橋区仕様+旧製品。

弁天橋区仕様車+旧製品車両混結ユニットとなるクモハ101-165+モハ100-200(ツヌ104F)は無事竣工となった。
共に広幅Hゴム支持車で揃えられたのはクモハ101-170Assy車体を導入したお陰でもある。
更に屋根板LOTは統一され塗装仕上げも共通項があり編成見附を崩す事態には陥らない。
なお在籍車のうち弁天橋区仕様車+旧製品車両で構成されるユニットは4組目に達した。
中でもクモハ101-118+モハ100-102はツヌ133F(Mc118)の1,2号車に充当されている。
シルバーシートマーク未転写や[北イケ]電略標記インレタ再現はプロトタイプ設定に拠るものである。
癖のあるツヌ133Fでの実績からクモハ101-165+モハ100-200もツヌ104Fに馴染んでくれると思う。
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