試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-68[カノ13F] (サハ101-105[ラシ104F-1] モハ101形編入,床板交換施工:ラシ104F-1[T105] 組成休止)

2016-06-01 21:22:02 | 国鉄/JR101系
形式間改造。

KATO製国鉄101系カノ20F(Mc53)のプロトタイプ変更はサハ100-17(カノ13F:再生産品←元サハ101-233:ツヌ118F)から開始した。
残るクモハ101-53以下9両(カノ20F:塗装変更車+旧製品)は形式変更や番代区分変更を要さず改番だけで済ませる予定だった。
だがこの計画は翻意されJR101系ラシ107F(Mc202:塗装変更車+再生産品+旧製品)に倣い車両振替を行いながら再編する。


国鉄101系モハ101-146(カノ20F)。
※旧製品。

九代目ツヌ118F(Mc155:旧製品)を軸に10両編成化したカノ20Fだがクモハ101-53,クモハ100-44は塗装変更車であった。
正式出場に当たりモハ100-139以下8両(カノ20F:旧製品)にはモハ100-158(ツヌ118Fツヌ118F:Mc155)を充当した。
そのためメーカー塗装車と塗装変更車の混結ユニットが2組生じてしまい極力解消させる方向へと梶を切っている。
しかし需給上塗装変更を行ったモハ100形は黄緑6号車両,青22号車両のみの在籍で黄色5号車両は存在していなかった。
これはクモハ101形新金型車両の増備時にユニット相手となるモハ100形へ悉くメーカー塗装車を起用したためである。
従って千葉方ユニットの車両異動は行えず中野方のみ塗装変更車同士によるクモハ100形+モハ101形へと変更する。


モハ101-146+クモハ100-44 (カノ20F:旧製品+塗装変更車)。

塗装変更車で振替可能な車両はサハ101-105(ラシ104F-1:T105),モハ101-165(元ツヌ131F-1:M'c143)のみだった。
幸いモハ101形とサハ101形は共用車体であり各々床板を交換するだけで相互に形式変更が行える。
JR101系ラシ104F(Mc136←ラシ104F-1-:T105,ラシ104F-2:T264)ではサハ101-105(塗装変更車)が気に入らない存在だった。
11両体制を敷くラシ104Fはサハ101-105(ラシ104F-1)だけが塗装変更車になってしまい見劣りする要因と化している。
そのためラシ104Fをメーカー塗装車で統一すべくモハ101-68(カノ13F:Mc59)用種車はサハ101-105に決定した。


JR101系サハ101-105(ラシ104F-1)。
※塗装変更車。

ラシ104Fへ異動したサハ101-105(元ツヌ131F-1)は当初より暫定竣工が前提であり車体更新の機会を伺っていた。
さっそくサハ101-105とモハ101-146(カノ20F:旧製品)を同時入場させたが車両番号標記の取り扱いで抑止が掛かった。
モハ101-68へと形式変更されるサハ101-105は[サハ101-105]標記を継続使用する節約式改番が採用可能だった。
その代わり[モハ]+[101-]+[68]と継ぎ接ぎ度合いが余計に激しくなるためどう対応するべきか迷っている。


入工中のモハ101-146,サハ101-105 (カノ20F,ラシ104F-1)。
※旧製品,塗装変更車。

まだ保留車の10両編成化が控えており現時点では無駄に車両番号標記インレタを使用したくなかった。
結局[サハ101-105]標記を温存する節約式改番が妥当と判断し[サハ101-105]の除去へと取り掛かっている。
だが塗装状態の悪いサハ101-105ではインレタ屑を巻き込む結果となり[サハ101-105]標記跡は薄汚れてしまった。
どうしても黒ずみに目が行ってしまうため[サハ101-105]標記跡を消しゴムで擦りどうにか誤魔化した。


車両番号標記の一部が除去されたサハ101-105(ラシ104F-1)。

新たに転写する車両番号標記インレタは1-3位側,2-4位側とも全面的に高経年台紙を使用している。
比較的[モハ]標記インレタには余裕があり[モハ101-68]は思いの外落ち着いて転写を終えられた。
引き続き[モハ101-68]を探していたところ未使用で残るモハ101-68用組標記インレタが目に留まった。
先に気付いていればと思ったが片側用しかなく[モハ]+[101-]+[6]+[8]での組み合わせにて作業を続行している。
幸い[モハ101-68]と同一台紙から[モハ101-68]を追加転写できたためフォント太さは釣り合っていると思う。


床板交換中のモハ101-68(カノ13F)。

モハ101-68用床板はモハ101-146(←モハ101-91:Mc155)からの移設を選択しDT21非動力台車も引き継がせた。
一足先に竣工させたサハ100-17でも元サハ101-127(元カノ20F:旧製品←サハ101-108:Mc155)用DT21非動力台車を転用した。
従ってカノ13F用中間車両は九代目ツヌ118Fの系譜が受け継がれており黒染車輪劣化への対処を不要としている。
これにて工程に区切りが着き元モハ101-146用床板と車体の嵌合を以てモハ101-68(カノ13F:塗装変更車)は竣工となった。




モハ101-68(カノ13F:サハ101-105 モハ101形編入,床板交換施工)。
※塗装変更車。

[モハ101-68]がやや詰まり気味になったものの車両番号標記インレタの組み合わせを考えれば上々だと思える。
なお少しでも柚肌を抑えるため入場中にサハ101-105(元ラシ104F-1→モハ101-68)の研磨を試みたが改善には至らなかった。
一方ユニットを組むクモハ100-44(カノ20F→クモハ100-34:カノ13F)は塗装被膜が厚く柚肌も目立ち難い仕上がりとなっている。
対照的な塗装変更車が並ぶがサハ101-105(ラシ104F-1←元モハ101-146:元カノ20F)用種車確保には最良の手段だったと思う。
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