試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR101系習志野電車区101F [Mc201] 4+6編成 (クモハ101-201,クモハ100-192 現行LOTライト基板更新) ※弁天橋区仕様+旧製品

2019-02-09 22:12:45 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
更新完了。

現行LOTライト基板への更新を終えたKATO製JR101系ラシ101F(Mc201:弁天橋区仕様+旧製品)が再出場した。
サハ101-264以下5両(ラシ101F:旧製品)に側面窓セル窓サッシ印刷劣化は発生しておらず即竣工させている。
入場前との外観変更点はクモハ101-201,クモハ100-192(弁天橋区仕様)のATS[B]標記位置変更が目立つ程度に留まる。




JR101系ラシ101F (1988/2)。
[ラシ101F]:Mc201-M'255-T264-T'c59+Tc82-M238-M'231-T262-M263-M'c192
※弁天橋区仕様+旧製品。
◆現行LOTライト基板更新。

JR101系ラシ101Fには淀川区より転入したクモハ101-201+モハ100-255,クモハ100-192+モハ101-263が組み込まれていた。
クモハ101-201,クモハ100-192ともLP402前照灯を維持しており後年までラシ101Fの特徴となった。
なお国鉄末期の広域転配ではクモハ101-202以下4両(ラシ107F)も1984年11月に淀川区から津田沼区へ転入している。
クモハ101-202+モハ100-256,クモハ100-191+モハ101-262朱色1号のまま営業を開始した。
約5箇月遅れで1985年4月に配属となったクモハ101-201以下4両は黄色5号へ改められ回送されている。
ツヌ109F(7+3編成)→ツヌ109F(4+6編成)→ラシ106F→ラシ107Fへと渡り歩いたクモハ101-202以下4両とは異なる動きを見せる。
当初からツヌ101F(4+6編成)の両端ユニットへ充当され車両異動を経ずJRに承継された。
JR発足当時7編成体制だった習志野区101系は1987年度から103系による置き換えが本格的に始まる。
中でもラシ101Fは1988年3月に使用停止となり編成が解かれた。
サハ101-264はラシ104F(Mc136:サハ101形0番代組込編成)へ異動しツヌ103F時代の僚車だったサハ101-105を置き換えた。
◆ツヌ103F:Tc66-M232-M'c171+Tc73-M230-M'224-T264-T105-M118-M'c133(1985/4)。
ラシ104Fでは8号車に配され1988年11月30日の習志野区101系営業運転終了まで務めを果たす。
対照的にクモハ101-201以下9両は中原区へ転出となった。
3+6編成を分割する形態で登場し長らく中間組込車だったクハ101-82,クハ100-59は久し振りに先頭へ立つ機会を得た。
しかし第一次冷房改造車,第二次冷房改造車が集結していた中原区での活躍は短期間で終わっている。
◆ナハ28F:Tc82-M238-M'231-T262-M263-M'c192(1988/5)。
◆ナハ31F:Mc175-M'222-T'c91+Mc201-M'255-T'c59(1988/5)。
1989年10月現在では205系の新製投入により全てが予備編成及び保留車へ廻された。
モハ100-255は1989年2月付で先に廃車されユニット相手のクモハ101-201だけが単独の保留車になっていた。
中原区には南武支線用2両編成が配属されていたためそれなりに狙いがあったと思われる。
また元ナハ28Fは6両編成を組みながらも編成番号が失われていた。
ちなみに元ナハ28Fはラシ101Fとラシ107F(Mc202)を出自とする車両による6両編成が最期だった模様である。
◆ナハ--F:Tc82-M253-M'247-T262-M262-M'c191(1989/10:元ナハ28F)。


クモハ100-192(クモハ100形編入車)。
※弁天橋区仕様。

弁天橋区仕様(Mc170)のリリース告知がラシ101F(弁天橋区仕様+旧製品+塗装変更車)を組成する切っ掛けとなった。
当時習志野区仕様はラシ104F(Mc136:塗装変更車+旧製品),ラシ106F(Mc155:旧製品→ラシ106F:Mc191)の2編成体制だった。
記念すべき黄色5号新金型車体先頭車両は旧クモハ101-136,旧クモハ100-175(ラシ104F:塗装変更車)が初陣を飾った。
次にメーカー塗装かつ新金型車体先頭車両を登場させるべく初代弁天橋区仕様(Mc170)の導入に踏み切っている。
プロトタイプはラシ101Fに決定しツヌ118F(Mc155:旧製品),ツヌ118F(Tc75:旧製品),波動用車両(塗装変更車)を掻き集めた。
但し弁天橋区仕様にはクモハ100形が設定されておらずクモハ100-192クハ100-86(Mc170)の形式変更車となった。
工程は軽微で実質再生産品LOT相当クモハ100形用床板及び旧製品LOTクモハ100形用屋根板へ交換したのみに等しい。
たまたまユニット相手のモハ101-263(旧製品←旧モハ100-231:ラシ101Fサハ101-233:ツヌ118F)と屋根板LOTが揃えられた。
その後クモハ101-201+モハ100-255(弁天橋区仕様←クモハ101-170+モハ100-232:Mc170)も屋根板色温度統一を図っている。


サハ101-262(車体振替施工車)。
※旧製品。

当初サハ101-262,旧サハ101-264(ラシ101F:塗装変更車)にはサハ101-95,サハ101-286(ツヌ109F:Mc165)を引き当てた。
塗装変更車廃止は2016年6月でサハ101-264(旧製品←元サハ101-259:元カノ20F)の後旧サハ101-262(再生産品)が続いた。
折しもラシ107F(Mc202:塗装変更車+再生産品+旧製品)への塗装変更車集約を進めており大幅な車両異動が行われていた。
モハ101-262(ラシ107F:再生産品)が旧サハ101-262用種車に決定し旧ラシ101F(弁天橋区仕様+旧製品+再生産品)へと刷新された。
その旧ラシ101Fも定着せず旧サハ101-105(旧ラシ104F-1:T105)との車両振替を経てサハ101-262(旧製品)が竣工している。
過渡期の出場編成でありラプロス式標記印刷消去試行に加え1stLOTライト基板交換式表示器点灯色変更対策が採用された。
但し十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品←旧ツヌ118F)がリリースされて以降弁天橋区仕様は増備対象から外れされた。
久し振りとなる二代目弁天橋区仕様(Mc170)はツヌ105F(Mc154:再生産品+旧製品+弁天橋区仕様)組成準備が導入名目だった。
出場時期に恵まれたとは言えないラシ101Fだが習志野区仕様唯一の弁天橋区仕様先頭車両が配される貴重な編成となった。
旧製品車両,再生産品車両とも異なる前面窓Hゴム支持印刷再現は未だ健在で若干前面窓投影面積が狭く見える特徴を持つ。
車体更新時に101系800番代LOT前面窓セルを採用したラシ107F(再生産品+旧製品+弁天橋区仕様)とは対照的である。
第二次前面窓支持色変更試作編成のラシ105F(Mc148:旧製品)と離合させるには最も適した存在で今後も交換予定は無い。


ラシ105F,ラシ101F。
※旧製品,弁天橋区仕様。

ツヌ110F(Mc195旧ツヌ110F:Mc194ムコ10F:Mc194)から開始した現行LOTライト基板への更新は都合8編成に及んでいる。
中野区,津田沼~習志野区仕様では先頭車両の車体更新入場と連動して1stLOTライト基板装着編成削減を進めてきた。
1stLOTライト基板振替式表示器点灯色変更編成も現行LOTライト基板更新計画が組まれていたがなかなか踏み出せなかった。
止まっていた現行LOTライト基板更新計画は2018年8月に車体改修を開始したツヌ110Fよりようやく本格化している。
なおクモハ101-195,クモハ100-805(ツヌ110F)では再生産品LOT相当床板交換式を採用したが捻出計画が狂い打ち切りとなった。
早くも現行LOTライト基板振替式へ変更した上で翌2018年9月にツヌ122F(Mc155旧ツヌ122F:M'c143)を再出場させた。


クモハ101-195 [03C 中野]:ツヌ110F(現行LOTライト基板更新車)。


クモハ101-155 [31C 幕張]:ツヌ122F(現行LOTライト基板更新車)。
※塗装変更車。

その後前照灯照度低下が著しくなった旧製品保持編成も現行LOTライト基板更新対象に加わっている。
旧製品先頭車両の先陣を切った編成は前面窓支持色変更試行と並行したカノ1F(Mc178:旧製品)で2018年10月に更新が完了した。
現在中野区仕様は現行LOTライト基板更新を経て出場したカノ13F(Mc59:塗装変更車+旧製品←元カノ20F)との2編成体制である。
よって津田沼~習志野区仕様よりも先に中野区仕様から1stLOTライト基板装着編成が消滅している。
続くツヌ102F(Tc75:旧製品)ではラシ107Fの車体更新,改修入場に付随する変則的な現行LOTライト基板更新が行われた。
運良くクハ101-85,クハ100-34(ラシ107F)が現行LOTライト基板装着車だと判明しクハ101-75,クハ100-59(ツヌ102F)へ転用した。
この直前には2ndLOTライト基板,現行LOTライト基板捻出用種車が減少してしまい更新を続けられるか微妙な状況に陥っていた。
振り返ると旧ラシ105F(再生産品+旧製品)の旧製品編成再編が現行LOTライト基板更新を完遂させる分岐点だったように思える。


クモハ101-178 [13B 千葉]:カノ1F(現行LOTライト基板更新車)。
※旧製品。


クハ101-75 [11C 西船橋]:ツヌ102F(現行LOTライト基板更新車)。
※旧製品。

2018年10月に再生産品車廃止へと踏み切ったラシ105Fは車体振替を並行したため種車の床板が流用出来た。
クモハ101-148,クモハ100-160(ラシ105F)とも旧ラシ105Fが捻出元だがラシ107Fは現行LOTライト基板装着編成だった。
そのため旧ラシ105F構成車を集約したラシ107Fから2両分の現行LOTライト基板が生まれ更新可能な状況まで持ち込めている。
寄せ集めながら純増編成となったツヌ109F(Mc202)は保留車復帰第一弾に当たり当初から現行LOTライト基板を採用した。
第二弾のツヌ105Fでは本格的な新金型車体運転台付中間組込車が登場するため現行LOTライト基板確保に目途が立った。
二代目弁天橋区仕様(Mc170)の津田沼区仕様改装入場を前提とし2018年11月にツヌ116F(Mc154:旧製品)が入場している。
ツヌ116Fは暫定旧製品原形保持編成だったが何れ前面窓支持色変更を施す予定があり現行LOTライト基板更新に踏み切った。


クモハ101-154 [13C 三鷹]:ツヌ116F(現行LOTライト基板更新車)。
※旧製品。


クモハ101-70 [53C 津田沼]:ツヌ131F(2ndLOTライト基板更新車)。
※塗装変更車。

2019年1月現在での1stLOTライト基板装着編成はツヌ131F(Mc70),ラシ106F(Mc191:旧製品),ラシ101Fと3本まで減少していた。
このうちツヌ131Fはビス固定式TNカプラーSP取付試作編成でありクモハ101-70,クモハ100-68の台枠更新が必要だった。
車体改修が優先入場項目だったが諸事情により中断され主工程は現行LOTライト基板及び台枠更新へと変更されている。
また現行LOTライト基板による統一が難しくなったためツヌ131Fからは2ndライト基板も1stLOTライト基板廃止に充当した。
ツヌ131Fの入場まで同等品だと思っていた2ndライト基板,現行LOTライト基板は現行LOT相当ライト基板として扱ってきた。
ところが前照灯照度及び光束の広がりは現行LOTライト基板が勝ると判明し各々を区分する契機となっている。
ここで現行LOTライト基板供出可能車が底を突き2019年2月に再出場させたラシ106Fは2ndLOTライト基板装着編成とした。


クモハ101-191 [13C 御茶ノ水]:ラシ106F(2ndLOTライト基板更新車)。
※旧製品。


クモハ101-201 [07C 中野]:ラシ101F(現行LOTライト基板更新車)。
※弁天橋区仕様。

ラシ106Fの入場時に温存したクハ101-82用,クハ100-59用現行LOTライト基板はラシ101F内での交換を可能にする狙いがあった。
そして最後に1stLOTライト基板装着編成のまま残されていたラシ101Fも現行LOTライト基板更新を終えた。
LP402前照灯先頭車両がラシ101Fと競合するラシ107Fも現行LOTライト基板装着編成であり結果的には良い選択だったと思う。
ちなみに1stLOTライト基板の置き換え入場は大凡1編成/月単位で行われており珍しく順調な展開を見せた。
なお運転台付中間組込車へと廻された1stLOTライト基板のうち一部は照度低下が殆ど伺えず予備品兼用となっている。
旧製品原形保持編成には十分な照度を保つ1stLOTライト基板が欠かせないため切り分けの進行は収穫であった。




ラシ101Fサイドビュー(クモハ101-201:ATS[B]標記インレタ再現車)。
※弁天橋区仕様。


ラシ104Fサイドビュー(クモハ101-136:ATS[B]標記印刷再現車)。
※再生産品。

現行LOTライト基板への更新が軸に置かれた入場ではあったがクモハ101-201,クモハ100-192のATS[B]標記位置も修正した。
共にATS[BS]標記印刷消去を行いATS[B]標記インレタ再現へと改めた車両だったが乗務員室扉寄に偏位していた。
ATS[B]標記インレタを剥離したところATS[BS]標記印刷跡が露出し当時採り入れていた隠蔽策の名残だと判った。
現在用いている三種の印刷消去方法から塗装被膜への影響が少ないユニクリーナー式を選び黄色5号に戻している。
ラシ101Fの再出場でようやく中野区仕様に続き津田沼~習志野区仕様からも1stLOTライト基板装着編成が姿を消した。
全編成ともプリズム色挿式表示器点灯色変更対策で統一され1stLOTライト基板振替式との混在は解消に至った。
また5編成が在籍する習志野区仕様はラシ105F→ラシ107F→ラシ106F→ラシ101Fと続けて入場を迎え車体改修まで完了した。
唯一入場していないラシ104F(再生産品)だが特別扱いで手入れが行き届いている上に11両全車の車体更新も済ませている。
従って現状維持が習志野区仕様の課題と言え動力ユニット整備を含め定期的な点検を行う方針である。
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