試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-133[ツヌ104F] (クモハ100-108[ツヌ118F] 回着,改番,LP411前照灯交換,前面窓支持色変更施工) ※'旧製品

2019-07-03 21:46:45 | 国鉄/JR101系
二代目。

KATO製国鉄101系サハ101-233(ツヌ118F:Mc155)に続いてクモハ100-108(ツヌ118F:旧製品)が回着した。
先に竣工したモハ101-118(ツヌ104F:旧製品←サハ101-233:ツヌ118F)はジャンク車両が種車となった。
そのモハ101-118とユニットを組むクモハ100-133(ツヌ104F:Mc159)には一転して中古製品が充当される。


国鉄101系クモハ100-108(ツヌ118F)。
※旧製品。

モハ101-118との釣り合いが心配されたクモハ100-108(ツヌ118F→クモハ100-133)だったがほぼ同等の車体状態だった。
ツヌ118F(Mc155:旧製品)そのものの経年が高くなっており良い個体に巡り会えるとは限らない。
9両が揃ったツヌ104Fだがクモハ101-165(弁天橋区仕様←クモハ101-170Assy車体組立車:Mc170)を除き相応の疲れが伺える。
基準車両は十四代目ツヌ118F(Mc155旧ツヌ118F:旧製品)構成車だったモハ100-200(ツヌ104F←モハ100-158)に据えていた。
間隔を置いて竣工したクハ101-75(ツヌ104F:旧製品)以下7両であるが一応車体状態は同程度で揃ってくれた。
最終増備車となるクモハ100-133用種車が壁になり得たがクモハ100-108(ツヌ118F)を再投入する必要は無くなっている。


入工中の元クモハ100-191,クハ100-35,クモハ100-108 (廃車,ツヌ104F,ツヌ118F)。
※塗装変更車,旧製品,旧製品。

現在KATO製101系津田沼区仕様では未改番のツヌ118F(Mc155)を旧製品原形保持編成として出場させる計画が存在する。
これによりツヌ104Fは旧製品保持編成扱いながら出場を迎える前に現行LOTライト基板への更新が決定した。
作業簡略化のためクモハ101-159(ツヌ104F:旧製品)では予め現行LOTライト基板へ換装したクモハ101形用床板を転用している。
同じくクモハ100-133用床板も既に用意されておりJR101系元クモハ100-191(廃車:元ラシ107F)へ取り付けていた。
現行LOTライト基板更新と同期する表示器点灯色変更だが入場時差を嫌いクハ100-35(ツヌ104F:旧製品)に先行施工した。
プリズムケース交換を要する都合上クモハ100-108(ツヌ118F),クハ100-35,元クモハ100-191の3両同時入場となった。


流用に変更したDT21非動力台車(クモハ100-133用床板)。

ある程度準備を終えていたがクモハ100-108(ツヌ118F)が装着するDT21非動力台車は黒染車輪の状態が良かった。
クモハ100-133用床板は廃車発生品の中から劣化が少ない黒染車輪を廻し元クモハ100-191へ仮装着したものである。
従って踏面状態には雲泥の差があり急遽クモハ100-108(ツヌ118F)用DT21非動力台車は流用が決定した。
そして表示器用プリズム先端への点灯色変更対策を終えていたプリズムケースをクハ100-35(ツヌ104F)から捻出する。
代わりに元クモハ100-108(ツヌ118F)用プリズムケースを未加工のままクハ100-35用床板へ取り付けた。
今後クハ100-35(ツヌ104F)を先頭車両で起用する異動は行わないと思われ初竣工当時の仕様に戻している。


黄色5号LP411前照灯へ交換したクモハ100-108(ツヌ118F)。

組み立てたクハ100-35(ツヌ104F),元クモハ100-191を退場させクモハ100-108(ツヌ118F)の作業に戻った。
クモハ100-133(ツヌ104F:1986/4)はLP411前照灯へ改造済であり温存し続けていた弁天橋区仕様用LP411前照灯を持ち出した。
かつて旧製品車両でのLP411前照灯交換は挿入に難航する事例が多発し車体取付口拡大を標準採用した時期もあった。
最近は設計通りに組み込める車両が増加していたがクモハ100-108(ツヌ118F)では久し振りに手こずった。
嵌合精度の高さは取り付け後の位置調整を難しくさせる程であり着脱を繰り返しながら調整している。
しかし最後まで前面窓上辺との平行は揃えられないまま終わりライトリムには若干の傾きが残ってしまった。


濃灰色へと変更された前面窓Hゴム支持再現。

ツヌ104Fではカノ1F(Mc178:旧製品)にて本格試行を開始した前面窓支持色変更も正式採用となった。
前面窓セル撤去には側面窓セルを取り外す必要がありLP411前照灯取付前までに分解している。
ガンダムマーカーにて前面窓Hゴム支持モールドを塗り潰す方式はカノ1Fから変わっていなかった。
だが前面窓セルの相性からか塗り斑が生じ易く甘い措置に留まると明灰色Hゴム支持印刷再現の露出を招く。
試験的にクモハ100-108(ツヌ118F)では塗り潰しを前面窓縦桟毎の3分割とし乾燥後全周を再塗布する方式へ変更した。
しかし期待した程の効果は得られずインク被膜の二層化はクモハ100-108(ツヌ118F)限りで打ち切りとする。


[[クモハ100-][1][3][3]]:1-3位側。

車両番号標記にも癖があり再現位置は1-3位側,2-4位側揃って三方コック蓋寄へ大幅に偏位していた。
よって1-3位側:[モハ100-108],2-4位側:[クモハ100-108]標記印刷消去は三方コック蓋の塗装保全が優先課題となる。
当該箇所だけラプロス#4000の使用時間を短縮し僅かに残った[クモハ100-108]標記はラプロス#6000で消し去った。
新インレタは転写力の不安定さが際立ち作業効率改善には貢献しないため極力使用機会を増やし早期消費へと繋げる。
再び[クモハ100-133]と[モハ101-118]に続く揃目転写を求められたため転写失敗回数は増えると予想できた。
案の定転写剥離及び転写不発が繰り返され図らずも新台紙からは[3]標記インレタが激減している。
[クモハ100-]+[1]+[3]+[3]を組み合わせたが肝心な[クモハ100-133]標記の並びは宜しくない。
度重なる再転写と[3]標記インレタ減少を前に最後は根負けしてしまい傾いた揃目標記のまま見切っている。




クモハ100-133 [27C 飯田橋]:LP411前照灯・床板交換,行先表示類・前面窓支持色変更施工。
※旧製品。


クモハ100-124 [13B 千葉]:カノ1F(第二次前面窓支持色変更試作車)。
※旧製品。

ようやく姿を現したクモハ100-133(ツヌ104F)だが車両番号標記以外は想定通りの外観に達したと思える。
ツヌ104Fは中野区,津田沼区仕様で初となる前面窓支持色変更施工済LP411前照灯編成となる。
かねてから旧製品運転台付車両特有の前面見附はLP411前照灯への交換で多少改善されると考えていた。
第一次前面窓支持色変更試作編成となったカノ1Fだがそのプロトタイプは在籍数に勝るLP402前照灯編成であった。
よって前照灯を除けばクモハ100-124(カノ1F:旧製品)とクモハ100-133はほぼ共通仕様に仕立てられている。
各種条件の揃う両車であるがやはりクモハ100-133はクモハ100-124よりも違和感が弱く感じられた。


クモハ100-133 点灯試験[27C 飯田橋]:前照灯(現行LOTライト基板更新,表示器点灯色変更施工)。
※旧製品。


クモハ100-133 点灯試験[27C 飯田橋]:尾灯(現行LOTライト基板更新,表示器点灯色変更施工)。
※旧製品。


クモハ101-159 点灯比較[27C 飯田橋]:ツヌ104F(現行LOTライト基板更新車)。
※旧製品:表示器点灯色変更施工車。

クモハ100-159と同時にクハ100-35(ツヌ104F)へ表示器点灯色変更対策を施した作戦は大凡当たったと思う。
結果的に2019年6月付で竣工したクモハ101-159とは約半月程度しか期間が開かなかった。
それでも水性マッキーの機嫌次第で表示器点灯色温度には差異が発生していたと推測される。
1stLOTライト基板装着車だったクハ100-35(ツヌ104F)では正規の点灯試験には至らず多少不安を抱いていた。
しかし一発で答を出しクモハ101-159,クモハ100-133での点灯色温度調整は必要なくなっている。
編成単位の増備が理想的ではあるが竣工時差が防げなくなった場合の手段になってくれると思われる。




クモハ100-133(ツヌ104F:クモハ100-108 改番,床板交換施工)。
※旧製品。

種車のクモハ100-108(ツヌ118F)では運転台側から連結面側に向けて下降する線路方向への車体不等沈下が見られた。
恐らくスプリング機構を兼ねる導電板が原因のはずであり位置調整だけで修正まで持ち込めたと思われる。
ただ事前に現行LOTライト基板更新を行ったクモハ100-133用床板が修正工程そのものを不要にしてくれた。
揃目車両番号標記インレタ転写こそ不調に終わったがクモハ100-133はそれなりの体裁を保てたと思う。
これも車体状態が良かったクモハ100-108(ツヌ118F)のお陰と言え概ね満足出来る結果を迎えられた。
クモハ100-133(ツヌ104F:旧製品)は大規模な部品交換を行わずにモハ101-118と類似の側面見附へと至り竣工している。


モハ101-118+クモハ100-133 (ツヌ104F:元サハ101-233+元クモハ100-108)。
※旧製品。

ツヌ104F(4+3-3編成)の形式構成上クモハ100-133は編成内唯一のクモハ100形となった。
現在では他編成用にも在籍していないクモハ100-133だが一時的に竣工させた記録が残る車両でもある。
元ツヌ131F-1(M'c143)の廃止を機にクモハ100-143(元ツヌ131F-1:塗装変更車)は単独保留車となった。
その後クモハ100-143はツヌ103F-2(Tc66:1985/4)の新規組成計画と連動して一旦クモハ100-133(ツヌ103F-2)へ改番している。
しかし作業途中で種車が賄えないと判りクモハ100-133(ツヌ103F-2)は旧クモハ100-191(旧ラシ107F:Mc202)に再改番された。
約3箇月で消滅した初代クモハ100-133(ツヌ103F-2)とは異なり二代目クモハ100-133(ツヌ104F)は恒久的な存在になると思う。
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