試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区116F [Mc154] 3+4-3第二次冷房改造車組込編成 (前面窓支持色変更,車体改修完了) ※旧製品

2020-02-05 23:43:24 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
整理。

車体改修を終えたKATO製国鉄101系ツヌ116F(Mc154:旧製品←ツヌ116F-1:T'c91)が再出場した。
今入場でサハ101-98(ツヌ116F-2:3+7編成)の離脱が決定しツヌ116F(Mc154:3+4-3編成)に一本化された。
旧ツヌ116F(Mc154)は2016年11月以降から11両体制が続いていたが約3年3箇月振りに10両体制へと復帰している。




国鉄101系ツヌ116F 第二次冷房改造車組込編成(1979/3)。
[ツヌ116F]:Mc154-M'168-T'c60+Tc49-M217-M'210-T'c91_T250-M213-M'c162。
※旧製品:前面窓支持色変更施工編成。
◆車体改修,クモハ101-154 車体振替,モハ100-210 動力ユニット整備。
◆ツヌ116F-2 廃止。

2014年6月に初出場したツヌ116F(T'c91→旧ツヌ116F-1)はプロトタイプを一癖ある編成に振った時期と重なる。
旧ツヌ107F(Tc83:10両貫通編成),旧ツヌ123F(Tc78:第二次冷房改造車組込編成)の後を受け変則編成が組成候補に挙がった。
当初旧ツヌ103F(Tc48:3-4+3編成)を出場させる予定だったが諸事情によりツヌ116Fが先発となった。
非冷房車編成の旧ツヌ103F(旧製品)に対しツヌ116Fにはクハ100-91(旧製品:第二次冷房改造車)が組み込まれる。
しかし最大の特徴であるクハ100-91(←クハ100-78:ツヌ118F)が仇となり今ひとつ拡張性を欠く編成になってしまった。


さよならツヌ116F-2(サハ101-98:元ツヌ116F-2)。
※旧製品:車体改修施工車。

自由度向上を名目として波動用のサハ101-104(旧ツヌ116F-2:T104)が2016年11月に投入される。
旧ツヌ116F(Mc154)は11両体制へと改められサハ101-104とクハ100-91を随時振替える3+7編成が登場した。
その後サハ101-104(再生産品→サハ101-88:旧ツヌ113F)に代わるサハ101-98(ツヌ116F-2:T98)が竣工し旧製品編成化を達成した。
これによりツヌ116F-2はツヌ118F(Mc155:旧製品)を彷彿とさせる編成見附に変更されイメージ編成ながら貴重な存在となった。
だが旧モハ100-256(元ラシ107F:Mc202)救済用にサハ101-98(旧製品)の引き当てが決定し廃止されている。


カノ1F。
※旧製品:第一次前面窓支持色変更試作編成。

元ツヌ124F(Tc74:弁天橋区仕様+旧製品)を皮切りとする旧製品運転台付先頭車両の更新はツヌ107F(Tc83)を以て終了した。
未更新のまま残った旧カノ1F(Mc178),旧ツヌ102F(Tc75),ツヌ116F-2(T98),旧ラシ106F(Tc191)は旧製品保持編成に指定される。
約2年7箇月に渡った更新で新金型車体編成の比率を高められた一方旧製品編成に対する違和感が増幅してしまった。
前面窓投影面積を拡大すれば旧製品運転台付車両でも見附改善が可能だと考え前面窓支持色変更に行き着く。
そして旧クハ101-64,旧クハ100-34(元ツヌ108F:Mc133)での試行を経てカノ1Fが第一次試作編成となった。


ツヌ102F,ツヌ104F (原形前面窓セル装着編成,前面窓支持色変更施工編成)。
※旧製品:LP411前照灯編成。

更にラシ105F(Mc148:旧製品)が第二次試作編成に抜擢され前面窓支持色変更試行はそれなりの手応えが得られた。
順次旧製品編成への展開が決定したものの対比要素を残す関係上ツヌ102F,ラシ106Fは施工対象から外れる。
ツヌ116F-2も相対する旧製品LP402前照灯編成が在籍しておらず措置保留となった。
この間ツヌ118F(Mc155:旧製品)の増備問題まで加わり暫定旧製品原形保持編成へと役割が変わる。
結局前面窓支持色変更施工編成は追って出場したツヌ104F(Mc159:旧製品+弁天橋区仕様),ツヌ125F(Tc48:旧製品)に限られた。


ツヌ118F,ツヌ116F (原形前面窓セル装着編成,前面窓支持色変更施工編成)。
※旧製品:LP402前照灯編成。

2019年11月にツヌ118F(Mc155:旧製品原形保持編成)が出場しツヌ116F-2もその使命を終えた。
ツヌ116F-2の廃止は組成準備を開始したカノ10F(Mc139)よりも十七代目ツヌ118F(Mc155→ツヌ118F)が深く関与している。
また前面窓支持色変更が先送りされてきたクモハ101-154,クモハ100-162(旧製品)もようやく施工に至った。
両車とも第一次車体改修を終えていたが車体破損が発覚したクモハ101-154の継続使用は断念される。
止むを得ずクモハ101-159(ツヌ104F:旧製品)をクモハ101-154へ改番異動させ穴埋めした。




クモハ101-154 [13C 三鷹]:車体振替,前面窓支持色変更施工車。
※旧製品。

車両振替も可能だったクモハ101-154だが全部品を流用する車体振替を選択した。
流用品には旧製品LOTホース付ジャンパ栓納めまで含まれており予備品の減少を防いでいる。
なおメーカー塗装黄色5号車両では元クモハ100-108(元ツヌ118F:Mc155)以来約4年5箇月振りとなる廃車が発生した。
その元クモハ100-108(旧製品)は廃車発生品を掻き集めたクモハ100-108(ツヌ122F:Mc155)として2018年9月に復籍している。
一方瑕疵を抱える元クモハ101-154の復帰は困難でありメーカー塗装車に於ける実質的な廃車第一号になってしまった。



腐食が始まっていたウエイト断面(サハ101-250)。

十七代目ツヌ118Fの回着整備に端を発した床板改修だがウエイト防錆対策には約40分を要する。
モハ100-168(2号車)からクハ100-91(7号車)までは部分補修の範囲に留まっており他工程まで手を廻す余裕があった。
しかし良好な車体状態とは裏腹にサハ101-250(8号車),モハ101-213(9号車)ではウエイト全区間が研磨対象となる。
車両異動を経ていないツヌ116Fで腐食進行度合いにこれほどの差が生じるとは思ってもいなかった。
皮肉にも最も手の掛からなかった車両は動力ユニット整備を行ったモハ100-210(6号車)であった。




ツヌ116Fサイドビュー(クモハ101-154:車体振替施工車)。
※旧製品。


ツヌ103Fサイドビュー(クハ101-48:車両更新車)。
※弁天橋区仕様。

床板更新が伴ったクハ100-60(3号車),クハ101-49(4号車),クハ100-91では再生産品LOT床板の遣り繰りに腐心している。
再生産品LOT床板装着車捻出はツヌ103F(弁天橋区仕様+旧製品),ツヌ107F,ツヌ123F(弁天橋区仕様+旧製品)と3編成にまで及ぶ。
運転台付中間組込車のライトスイッチ部品安定性向上を狙った工程だったが作業全体を遅らせる要因と化してしまった。
その他モハ101-217(5号車)でも亀裂が走る1エンド側台枠ビス締結部の補修に迫られる等誤算続きだった。
苦戦に苛まれながらもツヌ116Fは念願の前面窓支持色変更施工編成へと改められた。
途中から急変したウエイト状況には面食らったが今後の改修入場で戸惑う事態は避けられると思う。
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