後手。
全車が竣工したグリーンマックス製京成3700形3738F中期仕様(2次車:3738F)だが出場前に手直しを行う。
約1年2箇月振りに持ち出したジオマトリックス製インレタは予想通り転写力が低下していた。
中でも3738,3731(3738F)の前面車両番号標記は今ひとつ締まりに欠ける印象が拭えなかった。
京成3700形3738 2次車 中期仕様(3738F)。
在籍する3700形では3758F後期仕様(3次車:3758F),3788F現行仕様(3次車:3788F)の2編成が改番を経ている。
何れも失敗はあったが卸したてのインレタが奏功し前面車両番号標記はそれなりに纏められたと思える。
しかしジオマトリックス製インレタは惜しくも生産中止となり入手困難に陥った。
旧3768F中期仕様(3次車:3768F-1)の改番は高経年インレタを起用するしかなく低下した転写力に悩まされる。
その結果前面車両番号標記はずれや欠けを防げず3758F,3788Fに比べ見劣りが隠せなくなった。
入工中の3738。
ただ修正転写が成功するとは限らず3738,3731とも作業は標記成立を以て打ち切られた。
改めて両車の前面車両番号標記を見返したところ3731は現状でも誤魔化せそうな気がした。
一方3738は[3738]が上方にずれてしまい竣工当時から再転写を行うべきか検討課題に挙がっていた。
ジオマトリックス製インレタの寿命は近いと思われ場合によっては[3738]を失いかねない。
だが経年を考えると再転写機会も今回が最後になる可能性が高く3738の前面車両番号標記修正へと踏み出している。
剥離に難航した[3738]。
当初前面車両番号標記修正は[3738]を活用する節約式転写で往なすつもりだった。
ところが[3738]に押し当てたセロハンテープでは粘着力が足りず[3738]まで持ち込めない状態が続いた。
止むを得ずクロスで包んだ爪楊枝で削ぎ落とす方式に切り替えたがインレタ屑と転写糊を一体化させただけに終わった。
結局磨きクロスでの拭き上げに頼るしかなくなりマッキーでの塗り潰し部は全て銀色塗装へ戻ってしまった。
再度前面車両番号標記の塗り潰しと赤帯補修を済ませようやく追加転写が行える状況に辿り着いた。
崩れ去った[3738]。
車体補修時に若干型崩れした[3738]標記が気になったが再転写には差し支えないと判断した。
追加転写の第一条件は[3738]標記の保全であり台紙から[8]標記インレタだけを切り出している。
切り抜いた[8]標記インレタは海側偶柱部及び前面腰板青帯部の2点で固定し車体との安定度を高めた。
当然一発では終わらないと考えていたが三回目の転写で怪しい雰囲気を漂わせていた[3738]が崩れる。
飛んだ計算違いが発生し[373]+[8]での組み合わせは断念に追い込まれ[37]+[38]の並びへ変更となった。
[3768]へと戻された前面車両番号標記跡。
[3738]へ充当出来るインレタは[3808],[3801],[3818],[3811]が残っていた。
しかし[3738]のうち何れかが剥離や崩壊に見舞われる失敗が相次ぎ4回の転写機会を活かせなかった。
一旦は組み合わせを[37]+[3]+[8]へと細分化する方向に決まったがインレタ残数が抑止を掛ける。
今更想定よりも[8]標記インレタの削減が進んでいると気付き3738は竣工すら危ぶまれる状況になっていた。
そのため何時まで経っても結果が出ない節約式転写は打ち切りとなり全桁転写へ移行している。
↓
3738 [A13 特急 上野]:車両番号標記再転写,黒色前面窓枠・海側偶柱部赤帯・前面腰板青帯補修施工。
3731 [A13 特急 上野]:3738F(前面腰板青帯未補修車)。
[3738]標記インレタを剥離した後に赤マッキーで[3768]へと塗り潰したがいまいちインク乗りが悪かった。
更に前回入場時から繰り返された修正転写により前面の印刷状態が相当悪化していると判明する。
赤帯は海側偶柱部に加え貫通扉部,種別表示器上部の剥離が進み青帯も運転台側前尾灯海側が欠けていた。
車両番号標記跡も転写糊が除去しきれなくなったためライトユニット,前面窓セルを撤去して腰板部の清掃に踏み切った。
若干色温度は異なるが赤帯:赤マッキー,青帯:青マッキーで各々補修を行い3731と帳尻を合わせている。
3738 点灯試験[A13 特急 上野]:ライトユニット着脱施工。
[3738]の転写は先ず[3728]用組標記インレタを[3728]に改めセロハンテープで強固に固定した。
そしてバーニッシャーを強目に当て[3728]が転写された事を確認し[3738]を追加する。
不揃い感は否めないが再転写前よりも[3738]標記のずれは収まったように思える。
なお塗り潰しが完了していた黒色前面窓枠まで剥がれてしまったため再補修を行った。
どうにか取り繕えた3738の前面見附だが節約式転写への拘りが裏目に出た作業となり反省点の多い竣工を迎えている。
全車が竣工したグリーンマックス製京成3700形3738F中期仕様(2次車:3738F)だが出場前に手直しを行う。
約1年2箇月振りに持ち出したジオマトリックス製インレタは予想通り転写力が低下していた。
中でも3738,3731(3738F)の前面車両番号標記は今ひとつ締まりに欠ける印象が拭えなかった。
京成3700形3738 2次車 中期仕様(3738F)。
在籍する3700形では3758F後期仕様(3次車:3758F),3788F現行仕様(3次車:3788F)の2編成が改番を経ている。
何れも失敗はあったが卸したてのインレタが奏功し前面車両番号標記はそれなりに纏められたと思える。
しかしジオマトリックス製インレタは惜しくも生産中止となり入手困難に陥った。
旧3768F中期仕様(3次車:3768F-1)の改番は高経年インレタを起用するしかなく低下した転写力に悩まされる。
その結果前面車両番号標記はずれや欠けを防げず3758F,3788Fに比べ見劣りが隠せなくなった。
入工中の3738。
ただ修正転写が成功するとは限らず3738,3731とも作業は標記成立を以て打ち切られた。
改めて両車の前面車両番号標記を見返したところ3731は現状でも誤魔化せそうな気がした。
一方3738は[3738]が上方にずれてしまい竣工当時から再転写を行うべきか検討課題に挙がっていた。
ジオマトリックス製インレタの寿命は近いと思われ場合によっては[3738]を失いかねない。
だが経年を考えると再転写機会も今回が最後になる可能性が高く3738の前面車両番号標記修正へと踏み出している。
剥離に難航した[3738]。
当初前面車両番号標記修正は[3738]を活用する節約式転写で往なすつもりだった。
ところが[3738]に押し当てたセロハンテープでは粘着力が足りず[3738]まで持ち込めない状態が続いた。
止むを得ずクロスで包んだ爪楊枝で削ぎ落とす方式に切り替えたがインレタ屑と転写糊を一体化させただけに終わった。
結局磨きクロスでの拭き上げに頼るしかなくなりマッキーでの塗り潰し部は全て銀色塗装へ戻ってしまった。
再度前面車両番号標記の塗り潰しと赤帯補修を済ませようやく追加転写が行える状況に辿り着いた。
崩れ去った[3738]。
車体補修時に若干型崩れした[3738]標記が気になったが再転写には差し支えないと判断した。
追加転写の第一条件は[3738]標記の保全であり台紙から[8]標記インレタだけを切り出している。
切り抜いた[8]標記インレタは海側偶柱部及び前面腰板青帯部の2点で固定し車体との安定度を高めた。
当然一発では終わらないと考えていたが三回目の転写で怪しい雰囲気を漂わせていた[3738]が崩れる。
飛んだ計算違いが発生し[373]+[8]での組み合わせは断念に追い込まれ[37]+[38]の並びへ変更となった。
[3768]へと戻された前面車両番号標記跡。
[3738]へ充当出来るインレタは[3808],[3801],[3818],[3811]が残っていた。
しかし[3738]のうち何れかが剥離や崩壊に見舞われる失敗が相次ぎ4回の転写機会を活かせなかった。
一旦は組み合わせを[37]+[3]+[8]へと細分化する方向に決まったがインレタ残数が抑止を掛ける。
今更想定よりも[8]標記インレタの削減が進んでいると気付き3738は竣工すら危ぶまれる状況になっていた。
そのため何時まで経っても結果が出ない節約式転写は打ち切りとなり全桁転写へ移行している。
↓
3738 [A13 特急 上野]:車両番号標記再転写,黒色前面窓枠・海側偶柱部赤帯・前面腰板青帯補修施工。
3731 [A13 特急 上野]:3738F(前面腰板青帯未補修車)。
[3738]標記インレタを剥離した後に赤マッキーで[3768]へと塗り潰したがいまいちインク乗りが悪かった。
更に前回入場時から繰り返された修正転写により前面の印刷状態が相当悪化していると判明する。
赤帯は海側偶柱部に加え貫通扉部,種別表示器上部の剥離が進み青帯も運転台側前尾灯海側が欠けていた。
車両番号標記跡も転写糊が除去しきれなくなったためライトユニット,前面窓セルを撤去して腰板部の清掃に踏み切った。
若干色温度は異なるが赤帯:赤マッキー,青帯:青マッキーで各々補修を行い3731と帳尻を合わせている。
3738 点灯試験[A13 特急 上野]:ライトユニット着脱施工。
[3738]の転写は先ず[3728]用組標記インレタを[3728]に改めセロハンテープで強固に固定した。
そしてバーニッシャーを強目に当て[3728]が転写された事を確認し[3738]を追加する。
不揃い感は否めないが再転写前よりも[3738]標記のずれは収まったように思える。
なお塗り潰しが完了していた黒色前面窓枠まで剥がれてしまったため再補修を行った。
どうにか取り繕えた3738の前面見附だが節約式転写への拘りが裏目に出た作業となり反省点の多い竣工を迎えている。