試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区116F [T'c91] 3+4-3第二次冷房改造車組込編成 (現行LOTライト基板更新,行先変更) ※旧製品

2018-11-26 21:36:21 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
均衡。

KATO製国鉄101系ツヌ116F(Mc154←ツヌ116F-1:T'c91,ツヌ116F-2:T98)の現行LOTライト基板更新が完了した。
照度低下が激しかったクモハ101-154,クモハ100-162用1stLOTライト基板は現行LOTライト基板に置き換えられた。
また在籍編成の行先配分都合により西行設定へ変更され再出場を迎えている。




国鉄101系ツヌ116F 第二次冷房改造車組込編成(1979/3)。
[ツヌ116F-1]:Mc154-M'168-T'c60+Tc49-M217-M'210-T'c91_T250-M213-M'c162
※旧製品。
◆現行LOTライト基板更新,行先変更。

津田沼区に配置された101系第二次冷房改造車は少数に留まった。
加速度低下を防ぐため原則的に付属3両編成だけが冷房改造車となる風変わりな組成であった。
第二次冷房改造車は散発的に改造が進められ竣工次第順次各区に配属された。
車歴表よると津田沼区には付属編成を形成するクモハ101形+モハ100形+クハ100形は3本相当しか配属されていない。
◆クモハ101-184+モハ100-237+クハ100-89:1979年1月冷房改造→1979年6月中原区。
◆クモハ101-185+モハ100-238+クハ100-90:1978年11月冷房改造→1979年4月中原区。
◆クモハ101-189+モハ100-244+クハ100-91:1978年7月冷房改造→1979年4月中原区。
1979年3月現在の編成表は大半の第二次冷房改造車が中原区へ転出する直前の記録である。
既にクモハ101-189+モハ100-244は編成から外されていた。
何故かクハ100-91だけはクモハ101-154以下9両の非冷房車と3+4-3編成を組んでいる。
しかも付随車代用であり7号車に組み込まれる珍妙な編成とされた。
当然ながら冷房用電源は無く起動は行えない。
津田沼区101系は1978年3月と1979年3月の間に大幅な車両異動が行われた。
1978年3月の時点でクハ100-91はツヌ125Fの先頭車両だった。
同年7月以降からは本格配置が開始された103系と共に総武線冷房化率向上の一翼を担う。
しかし津田沼区:103系,中野区:201系での101系置き換えに梶が切られ第二次冷房改造車も転属対象に挙がった。
手持ちの編成表では3本が健在だった当時の冷房改造車組込編成が特定出来ない。
組成変更でクモハ101-189+モハ100-244が編成を解除された後からクハ100-91は予備車となった可能性が高い。
従ってツヌ116Fへの組み込みも一時的なものだと考えている。
◆ツヌ125F:Tc56-M221-M'216-T'c95+Tc73-M168-M'146-M289-M'244-T'c91(1978/3)。


サハ101-98(ツヌ116F-2)。
※旧製品:波動用車両。

気付けばツヌ116Fは今や貴重な旧製品編成になってしまった。
KATO製101系津田沼~習志野区仕様では7編成目の増備で2014年6月と比較的初期に初出場している。
弁天橋区仕様(Mc170)のリリースを機に旧製品先頭車両の車体更新及び車両更新が開始された。
旧製品車両の置き換えは捻出車をツヌ101F(Mc148→ツヌ101F-2:弁天橋区仕様+旧製品)へ転用する計画を基に実施した。
ツヌ101Fはクモハ100形を含まない3+4+3編成であった。
そのため車両更新,車体更新対象車はクハ101形,クハ100形に絞られ旧ツヌ116F(Mc154)には影響しなかった。
一旦中断された車体更新だったがツヌ118F(Mc155:再生産品)のリリースから本格的に再開される。
当時クモハ101形,クモハ100形を先頭に据えた編成が少なくここでもクハ101形,クハ100形が更新対象となった。
現在に至るまで唯一の更新施工編成はツヌ115F(Mc144:再生産品+旧製品)のみに限られている。
旧ツヌ116Fはクハ100-91(第二次冷房改造車)の組み込みが自由度を狭める原因となり車体更新対象から外れた。
2016年11月にサハ101-104(再生産品)を増備し随時クハ100-91と入れ替える3+7編成(旧ツヌ116F-2:T104)を組成可能とした。
後に編成見附向上を名目としサハ101-88(ツヌ113F)との車体振替にてサハ101-104をサハ101-98(旧製品)へと置き換えている。
結果ツヌ116F-2(T98)は製品原形に近い見附へと至りツヌ116F(→ツヌ116F-1)の旧製品保持編成を決定付けた。


旧ツヌ116F。
※旧製品。

ツヌ116Fの再出場と同時に[三鷹]表示編成が復活した。
行先変更が繰り返され[三鷹]表示編成は旧ツヌ113F(Tc74)の1本だけに減少していた。
その旧ツヌ113Fからツヌ105F用組成準備車にクモハ100-144(第二次動力ユニット搭載試作車)が引き当てられる。
動力ユニット搭載車がモハ100-235(3号車)に戻されたツヌ113Fは牽引比率を高めるべく東行へ変更となった。
ツヌ105Fでの[三鷹]幕採用が内定していたが出場はまだ先の話である。
津田沼区仕様の行先配分も崩れており急遽ツヌ116Fを西行へ改めると同時に[三鷹]表示編成とした。
その代わり[西船橋]表示編成が姿を消している。
なおツヌ116Fの行先変更は通算4度目で[御茶ノ水]表示以来の西行設定復帰となった。


ツヌ102F,ツヌ116F (LP411前照灯編成,LP402前照灯編成)。
※旧製品。

津田沼区仕様の旧製品保持編成はツヌ102F(Tc75)も該当する。
ツヌ102FはLP411前照灯編成でありツヌ116Fよりも前面見附の違和感が緩和された印象を抱く。
現在旧製品保持編成では前面見附改善を名目とする前面窓支持色変更が試行中である。
第一次試作編成にはLP402前照灯編成のカノ1F(Mc178)に抜擢され良好な経過を見せている。
今入場でもクモハ101-154,クモハ100-162への施工が検討されたが見送りとなった。
流動的ながらツヌ118F(Mc155:旧製品)を未改番のまま出場させる計画が存在する。
仮に実現すればツヌ118Fは旧製品原形保持編成に指定される。
但し投入は当分先になると思われそれまでの間をツヌ116Fで埋めることにした。
何れは前面窓支持色変更施工編成に改める予定である。


クモハ101-154 [13C 三鷹]:現行LOTライト基板更新車。
※旧製品。


クモハ101-178 [13B 千葉]:カノ1F(現行LOTライト基板更新車)。
※旧製品:第二次前面窓支持色変更試作車。


クハ101-75 [27C 飯田橋]:ツヌ102F(現行LOTライト基板更新車)。
※旧製品:表示器点灯色変更施工車。

現行LOTライト基板への更新は保留車の存在が味方する。
クモハ100-162クハ100-91と相互交換を行ったがクモハ101-154ではクモハ101-170(Mc170:弁天橋区仕様)を起用した。
ツヌ105Fで中間組込車となるクモハ101-170は前尾灯点灯機会が巡って来ない。
2ndLOTライト基板を含む現行LOT相当品は数に限りがあるため整備入場を待たず捻出対象にしている。
中野区,津田沼区仕様の旧製品存置編成では既にツヌ102F,カノ1Fが現行LOTライト基板更新を終えている。
ツヌ116Fへの施工により全編成が現行LOTライト基板へ改められた。
点灯色変更対策を要するが薄暗い表示器類からの脱出が図れ更新効果は十分に感じ取れる。
そして1stLOTライト基板を使用している編成はツヌ131F(Mc70),JR101系ラシ101F(Mc201),ラシ106F(Mc191)まで減少した。
現行LOTライト基板の残数に不安を抱えるが保留車を活用し完全廃止に結び付けたい。




ツヌ116Fサイドビュー(クモハ101-154:ホース付ジャンパ栓納め補修施工車)。
※旧製品。

高経年車両が集結するツヌ116Fだがサハ101-98を加えた全11両の状態は良かった。
クモハ101-154のジャンパホースに塗装剥離が見られた程度であっさり補修を終えている。
繁く施工している側面窓セル窓サッシ印刷補修は窓部の曇り程度で踏み止まっていたため行っていない。
クモハ100-162で1-3位側導電板を折損させる大失敗をしながらそれ以降は順調に作業が進められた。
ライト基板更新以外の項目が加わった入場だったが改修はしばらく考えずに済むと思う。
この記事についてブログを書く
« クモハ101-154[ツヌ116F] 現... | TOP | クハ101-75,クハ100-59[ツヌ1... »