7号車。
在籍するKATO製国鉄101系津田沼区仕様の変則組成編成は5本まで勢力を拡大した。
その初陣を飾る予定だった編成は旧クハ101-35(4号車)を組み込む旧ツヌ103F(Tc48:旧製品+塗装変更車)であった。
しかし種車の手配が上手く行かずツヌ116F(T'c91:旧製品)に先を越されている。
国鉄101系クハ100-91 第二次冷房改造車(ツヌ116F)。
※旧製品。
旧ツヌ116Fは六代目ツヌ118F(Mc155:旧製品)を3+4-3編成に組み替えた編成である。
当時四代目ツヌ118F(旧製品)を旧ツヌ107F(Tc83:10両貫通編成)に充当した関係でクハ100-78(ツヌ118F)が保留車に廻っていた。
六代目ツヌ118Fの組成変更に当たりサハ101-108(ツヌ118F)とクハ100-78(ツヌ118F)が入れ替えられる。
これによりツヌ116Fではクハ100-91(7号車:第二次冷房改造車←クハ100-78)だけが出自の異なる車両となった。
なお2018年6月にツヌ107Fは車両更新が実施され旧ツヌ107F構成車もツヌ109F(Mc202)への異動を以て全車転用を終えた。
入工中のクハ100-47,クハ100-91 (ツヌ103F,ツヌ116F)。
KATO製101系の老朽化対策は2019年11月に出場したツヌ118F(Mc155:旧製品)より本格開始される。
ツヌ109Fの出場は2018年11月と改修開始より早く四代目ツヌ118F出自車には車体改修施工車が存在しない。
クハ100-91はウエイト腐食に加え前回入場で整形を行った導電板も不安要素に挙がっていた。
また旧製品LOT床板ライトスイッチ移動対策試作車でもあり一時は台枠更新を中止する方向へと傾きかける。
検討の結果クハ101-49,クハ100-60(ツヌ116F)との台枠LOT統一を優先し再生産品LOT床板化に落ち着いた。
2ndLOTライト基板が取り付けられていたクハ100-47用床板。
再生産品LOT床板供出候補車はクハ100-47(ツヌ103F:Tc48),クハ100-64(ツヌ116F:Mc160)しか残らなかった。
ところがクハ100-50(ツヌ106F:6号車)の台枠更新が行われておらずクハ100-64は編成内振替用に存置される。
従ってクハ100-91はライトスイッチ部品を持たないクハ100-47との同時入場が唯一の選択肢となった。
ツヌ118F(再生産品)ではクモハ101-155,クモハ100-108のライトスイッチが殺されている。
恐らくクハ100-47用ライトスイッチ部品はクモハ101形,クモハ100形中間組込車の台枠更新時に転用されたと思われる。
三世代が並んだライト基板 (1stLOT品,2ndLOT品,現行LOT品)。
更に誤算は続きクハ100-47用床板には使用を取り止める予定の2ndLOTライト基板が装着されていた。
2ndLOTライト基板は[現行LOT相当ライト基板]として現行LOTライト基板と同格に扱っていた時期がある。
現在は前照灯の光量差から明確に区分しているが絶対数が少なく緊急予備品へ廻す計画を組んでいた。
ツヌ131F(Mc70),ラシ106F(Mc191)へ集約したはずの2ndLOTライト基板がクハ100-47に残存しているとは想定外であった。
慌てて増発予備用のクハ100形用床板が充てられていた元クハ100-34(廃車:元ラシ107F)を追加入場させた。
クハ100-47 [31C 幕張]:旧製品LOT床板振替,LP402前照灯用ライトレンズ角度変更施工。
※弁天橋区仕様。
クハ100-47 点灯試験[31 幕張]:床板振替,現行LOTライト基板更新施工。
※弁天橋区仕様。
元クハ100-34用床板はクハ100-52(ツヌ133F:Mc118)が装着していた旧製品LOT品である。
既に現行LOTライト基板更新,改修を終え導電板も形状,通電性能共に支障無い個体へと振り替えられていた。
現時点でクハ100形が先頭車両に配される編成はプロトタイプ候補に挙がっていない。
そのため元クハ100-34用床板を直接クハ100-47へ廻し2ndLOTライト基板の廃止と両立させた。
ダミーカプラーは未施工だった連結器部品の固定化を行い流用している。
↓
クハ100-47(ツヌ103F:旧製品LOT床板振替施工)。
※弁天橋区仕様:車体改修。
当初クハ100-47には通電系統の不具合が懸念されるクハ100-91用床板を起用する予定だった。
しかし瑕疵の無いクハ100-34用床板へ変更となり点灯試験でもその効果を見せ付けた。
役目を奪われたクハ100-91用床板は再生産品LOT床板更新が行えなくなった場合の保管品に廻される。
ウエイト腐食は一切発生しておらず事前防錆対策を施し元クハ100-34へ取り付けた。
四代目ツヌ118F出自車のウエイト状況は全く判らなかったが取り敢えず元クハ100-34用床板が目安になると思う。
入工中のクハ101-48(ツヌ103F)。
LP402前照灯用ライトレンズ角度変更が行われたクハ100-47(ツヌ103F)の竣工はツヌ123F(Tc78)と同じ問題を引き起こす。
今度はクハ101-48(ツヌ103F:弁天橋区仕様)が車体改修未施工車で残される事態に陥った。
現在のツヌ103Fは旧ツヌ103F(弁天橋区仕様+旧製品)と元ツヌ124F(Tc74:弁天橋区仕様+旧製品)を組み直して再出場させた。
車体更新こそ行われているクハ101-48,クハ100-47だがクハ101-74,クハ100-43(元ツヌ124F:弁天橋区仕様)が種車である。
残されたモハ101-229以下8両(元ツヌ124F:旧製品)はモハ101-209以下8両(ツヌ102F:Tc75)へ改番異動となった。
クハ101-48 [31C 幕張]:DT21非動力台車振替,LP402前照灯用ライトレンズ角度変更,ジャンパホース黒色印刷補修施工。
※弁天橋区仕様。
クハ101-48 点灯試験[31C 幕張]:DT21非動力台車振替施工。
※弁天橋区仕様。
改修が急がれる編成にはツヌ102Fも含まれるため実質的に三代目ツヌ118Fはクハ101-48を除く8両の入場が確定している。
一方ツヌ103Fの入場時期は定まっておらずLP402前照灯用ライトレンズ角度変更を兼ねたクハ101-48の改修に梶が切られた。
クハ101-48(ツヌ103F)はクハ101-74(旧ツヌ124F)時代にクモハ101-170Assy車体(弁天橋区仕様)へ載せ替えた。
だが更新工程を遡ったところクハ101-82(ラシ101F:Mc201)との床板相互交換が行われていた。
当時クハ101-82用床板には現行LOTライト基板が割り当てられており作業簡略化を優先したらしい。
↓
クハ101-48(ツヌ103F:DT21非動力台車振替施工)。
※弁天橋区仕様:車体改修。
結果車体更新を境にクハ101-48(ツヌ103F)は三代目ツヌ118F(→旧ツヌ124F:旧製品)とは無縁の存在と化していた。
本来の入場名目から離れてしまったがクハ100-47に比べ車体状態が悪く改修規模は大きくなる。
黒染車輪は劣化の進行が確認され元クハ100-34用(←クハ100-91用)DT21非動力台車を転用した。
旧クハ101-74(旧ツヌ124F)から流用したホース付ジャンパ栓納め部品は黒色塗装に劣化がありマッキーで塗り直している。
早合点が裏目に出かねなかったクハ101-48(ツヌ103F:弁天橋区仕様)だが車体更新完了当時の見附を取り戻し竣工となった。
最後の予備品を充当したライトスイッチ部品。
クハ100-91の作業は新たに取り付けられる元クハ100-47用床板から整備が再開された。
ウエイトに腐食箇所は無くクハ101-48(ツヌ103F)に続きマッキーで断面を塗り潰すのみとした。
また撤去されていたライトスイッチ部品は予備品(Z04-5547)にて賄いその機能を復活させている。
但し今回を以て乳白色成形ライトスイッチ部品(予備品)の手持ちが尽きてしまった。
今後も運転台付中間組込車の再生産品LOT床板更新は続行されるため早急に手配する方向である。
一旦撤去して清掃を行ったAU75A冷房機(2エンド側)。
クモハ100-162(ツヌ116F)での作業失敗を受けクハ100-91は2018年11月に緊急入場している。
そのためモハ100-168以下5両(ツヌ116F)よりも整備が行き届いていたが屋根板は手を加えた形跡が感じ取れなかった。
竣工当初クハ100-91には無理矢理AU75A冷房機を搭載させた非冷房車用屋根板が採用された。
2015年10月の第二次冷房改造車用屋根板(101系メイクアップパーツ1:11-510)交換入場ではこのAU75A冷房機が流用される。
だが清掃は簡易に留まった模様で屋根板との接触部には接着剤のはみ出しが残っていた。
↓
クハ100-91 [ 4 中野]:再生産品LOT相当床板更新,行先方向幕部品交換施工。
※旧製品。
クハ100-76 [13C 千葉]:カノ1F(第二次冷房改造車)。
※旧製品。
101系第二次冷房改造車用屋根板はAU75A冷房機取付部が凹形に成形されている。
AU75A冷房機裏面の接着剤残滓が凹形成形部への埃侵入を許す原因になっており今入場で除去した。
またベンチレーターも取り付けの甘い箇所があり屋根上機器は全て再装着を行った。
先にクハ100-60が[■]幕装着車へ指定されたためクハ100-91の行先方向幕部品が交換対象となった。
在籍車ではクハ100-76(カノ1F:Mc178),クハ100-89(ツヌ123F),クハ100-91が第二次冷房改造車に該当する。
クハ100-91 点灯試験[ 4 中野]:床板更新,2ndLOTライト基板振替施工(表示器点灯色変更試作車)。
※旧製品。
クハ100-85 点灯比較[07C 千葉]:ツヌ113F(表示器点灯色変更施工車)。
※再生産品:現行LOTライト基板装着車。
クハ100-76,クハ100-89とも[千葉]幕で揃えられており重複を避け[中野]幕を再用した。
この[中野]幕は白濁を抱えるため先頭車両には起用できず事実上の用途不要品が充当された。
新クハ100-91用床板は余り結果が出ない1stLOTライト基板への振替えを見送りとした。
表示器点灯色変更試作車の名残を留めるプリズムケースも原形復旧せずに流用している。
そのため現行LOTライト基板装着車に準ずる点灯試験結果となったが前照灯照度だけは及ばなかった。
↓
クハ100-91(再生産品LOT相当床板更新施工)。
※旧製品:車体改修。
現行LOTライト基板も保管品が増加しつつあり今や2ndLOTライト基板は中途半端な存在になってしまった。
今後捻出される2ndLOTライト基板はクハ101-49,クハ100-60へ廻しツヌ116Fの仕様統一を図る予定である。
四代目ツヌ118Fからの異動車だったクハ100-91(ツヌ116F)だがモハ100-168以下5両とほぼ同格に達し竣工を迎えた。
何かと試作車に起用される機会が多かった車両ながら補修規模は想定を下回る意外な方向へと進んでいる。
改修完了によりクモハ101-154以下9両(ツヌ116F)との取り扱い共通化は確実になったと思う。
在籍するKATO製国鉄101系津田沼区仕様の変則組成編成は5本まで勢力を拡大した。
その初陣を飾る予定だった編成は旧クハ101-35(4号車)を組み込む旧ツヌ103F(Tc48:旧製品+塗装変更車)であった。
しかし種車の手配が上手く行かずツヌ116F(T'c91:旧製品)に先を越されている。
国鉄101系クハ100-91 第二次冷房改造車(ツヌ116F)。
※旧製品。
旧ツヌ116Fは六代目ツヌ118F(Mc155:旧製品)を3+4-3編成に組み替えた編成である。
当時四代目ツヌ118F(旧製品)を旧ツヌ107F(Tc83:10両貫通編成)に充当した関係でクハ100-78(ツヌ118F)が保留車に廻っていた。
六代目ツヌ118Fの組成変更に当たりサハ101-108(ツヌ118F)とクハ100-78(ツヌ118F)が入れ替えられる。
これによりツヌ116Fではクハ100-91(7号車:第二次冷房改造車←クハ100-78)だけが出自の異なる車両となった。
なお2018年6月にツヌ107Fは車両更新が実施され旧ツヌ107F構成車もツヌ109F(Mc202)への異動を以て全車転用を終えた。
入工中のクハ100-47,クハ100-91 (ツヌ103F,ツヌ116F)。
KATO製101系の老朽化対策は2019年11月に出場したツヌ118F(Mc155:旧製品)より本格開始される。
ツヌ109Fの出場は2018年11月と改修開始より早く四代目ツヌ118F出自車には車体改修施工車が存在しない。
クハ100-91はウエイト腐食に加え前回入場で整形を行った導電板も不安要素に挙がっていた。
また旧製品LOT床板ライトスイッチ移動対策試作車でもあり一時は台枠更新を中止する方向へと傾きかける。
検討の結果クハ101-49,クハ100-60(ツヌ116F)との台枠LOT統一を優先し再生産品LOT床板化に落ち着いた。
2ndLOTライト基板が取り付けられていたクハ100-47用床板。
再生産品LOT床板供出候補車はクハ100-47(ツヌ103F:Tc48),クハ100-64(ツヌ116F:Mc160)しか残らなかった。
ところがクハ100-50(ツヌ106F:6号車)の台枠更新が行われておらずクハ100-64は編成内振替用に存置される。
従ってクハ100-91はライトスイッチ部品を持たないクハ100-47との同時入場が唯一の選択肢となった。
ツヌ118F(再生産品)ではクモハ101-155,クモハ100-108のライトスイッチが殺されている。
恐らくクハ100-47用ライトスイッチ部品はクモハ101形,クモハ100形中間組込車の台枠更新時に転用されたと思われる。
三世代が並んだライト基板 (1stLOT品,2ndLOT品,現行LOT品)。
更に誤算は続きクハ100-47用床板には使用を取り止める予定の2ndLOTライト基板が装着されていた。
2ndLOTライト基板は[現行LOT相当ライト基板]として現行LOTライト基板と同格に扱っていた時期がある。
現在は前照灯の光量差から明確に区分しているが絶対数が少なく緊急予備品へ廻す計画を組んでいた。
ツヌ131F(Mc70),ラシ106F(Mc191)へ集約したはずの2ndLOTライト基板がクハ100-47に残存しているとは想定外であった。
慌てて増発予備用のクハ100形用床板が充てられていた元クハ100-34(廃車:元ラシ107F)を追加入場させた。
クハ100-47 [31C 幕張]:旧製品LOT床板振替,LP402前照灯用ライトレンズ角度変更施工。
※弁天橋区仕様。
クハ100-47 点灯試験[31 幕張]:床板振替,現行LOTライト基板更新施工。
※弁天橋区仕様。
元クハ100-34用床板はクハ100-52(ツヌ133F:Mc118)が装着していた旧製品LOT品である。
既に現行LOTライト基板更新,改修を終え導電板も形状,通電性能共に支障無い個体へと振り替えられていた。
現時点でクハ100形が先頭車両に配される編成はプロトタイプ候補に挙がっていない。
そのため元クハ100-34用床板を直接クハ100-47へ廻し2ndLOTライト基板の廃止と両立させた。
ダミーカプラーは未施工だった連結器部品の固定化を行い流用している。
↓
クハ100-47(ツヌ103F:旧製品LOT床板振替施工)。
※弁天橋区仕様:車体改修。
当初クハ100-47には通電系統の不具合が懸念されるクハ100-91用床板を起用する予定だった。
しかし瑕疵の無いクハ100-34用床板へ変更となり点灯試験でもその効果を見せ付けた。
役目を奪われたクハ100-91用床板は再生産品LOT床板更新が行えなくなった場合の保管品に廻される。
ウエイト腐食は一切発生しておらず事前防錆対策を施し元クハ100-34へ取り付けた。
四代目ツヌ118F出自車のウエイト状況は全く判らなかったが取り敢えず元クハ100-34用床板が目安になると思う。
入工中のクハ101-48(ツヌ103F)。
LP402前照灯用ライトレンズ角度変更が行われたクハ100-47(ツヌ103F)の竣工はツヌ123F(Tc78)と同じ問題を引き起こす。
今度はクハ101-48(ツヌ103F:弁天橋区仕様)が車体改修未施工車で残される事態に陥った。
現在のツヌ103Fは旧ツヌ103F(弁天橋区仕様+旧製品)と元ツヌ124F(Tc74:弁天橋区仕様+旧製品)を組み直して再出場させた。
車体更新こそ行われているクハ101-48,クハ100-47だがクハ101-74,クハ100-43(元ツヌ124F:弁天橋区仕様)が種車である。
残されたモハ101-229以下8両(元ツヌ124F:旧製品)はモハ101-209以下8両(ツヌ102F:Tc75)へ改番異動となった。
クハ101-48 [31C 幕張]:DT21非動力台車振替,LP402前照灯用ライトレンズ角度変更,ジャンパホース黒色印刷補修施工。
※弁天橋区仕様。
クハ101-48 点灯試験[31C 幕張]:DT21非動力台車振替施工。
※弁天橋区仕様。
改修が急がれる編成にはツヌ102Fも含まれるため実質的に三代目ツヌ118Fはクハ101-48を除く8両の入場が確定している。
一方ツヌ103Fの入場時期は定まっておらずLP402前照灯用ライトレンズ角度変更を兼ねたクハ101-48の改修に梶が切られた。
クハ101-48(ツヌ103F)はクハ101-74(旧ツヌ124F)時代にクモハ101-170Assy車体(弁天橋区仕様)へ載せ替えた。
だが更新工程を遡ったところクハ101-82(ラシ101F:Mc201)との床板相互交換が行われていた。
当時クハ101-82用床板には現行LOTライト基板が割り当てられており作業簡略化を優先したらしい。
↓
クハ101-48(ツヌ103F:DT21非動力台車振替施工)。
※弁天橋区仕様:車体改修。
結果車体更新を境にクハ101-48(ツヌ103F)は三代目ツヌ118F(→旧ツヌ124F:旧製品)とは無縁の存在と化していた。
本来の入場名目から離れてしまったがクハ100-47に比べ車体状態が悪く改修規模は大きくなる。
黒染車輪は劣化の進行が確認され元クハ100-34用(←クハ100-91用)DT21非動力台車を転用した。
旧クハ101-74(旧ツヌ124F)から流用したホース付ジャンパ栓納め部品は黒色塗装に劣化がありマッキーで塗り直している。
早合点が裏目に出かねなかったクハ101-48(ツヌ103F:弁天橋区仕様)だが車体更新完了当時の見附を取り戻し竣工となった。
最後の予備品を充当したライトスイッチ部品。
クハ100-91の作業は新たに取り付けられる元クハ100-47用床板から整備が再開された。
ウエイトに腐食箇所は無くクハ101-48(ツヌ103F)に続きマッキーで断面を塗り潰すのみとした。
また撤去されていたライトスイッチ部品は予備品(Z04-5547)にて賄いその機能を復活させている。
但し今回を以て乳白色成形ライトスイッチ部品(予備品)の手持ちが尽きてしまった。
今後も運転台付中間組込車の再生産品LOT床板更新は続行されるため早急に手配する方向である。
一旦撤去して清掃を行ったAU75A冷房機(2エンド側)。
クモハ100-162(ツヌ116F)での作業失敗を受けクハ100-91は2018年11月に緊急入場している。
そのためモハ100-168以下5両(ツヌ116F)よりも整備が行き届いていたが屋根板は手を加えた形跡が感じ取れなかった。
竣工当初クハ100-91には無理矢理AU75A冷房機を搭載させた非冷房車用屋根板が採用された。
2015年10月の第二次冷房改造車用屋根板(101系メイクアップパーツ1:11-510)交換入場ではこのAU75A冷房機が流用される。
だが清掃は簡易に留まった模様で屋根板との接触部には接着剤のはみ出しが残っていた。
↓
クハ100-91 [ 4 中野]:再生産品LOT相当床板更新,行先方向幕部品交換施工。
※旧製品。
クハ100-76 [13C 千葉]:カノ1F(第二次冷房改造車)。
※旧製品。
101系第二次冷房改造車用屋根板はAU75A冷房機取付部が凹形に成形されている。
AU75A冷房機裏面の接着剤残滓が凹形成形部への埃侵入を許す原因になっており今入場で除去した。
またベンチレーターも取り付けの甘い箇所があり屋根上機器は全て再装着を行った。
先にクハ100-60が[■]幕装着車へ指定されたためクハ100-91の行先方向幕部品が交換対象となった。
在籍車ではクハ100-76(カノ1F:Mc178),クハ100-89(ツヌ123F),クハ100-91が第二次冷房改造車に該当する。
クハ100-91 点灯試験[ 4 中野]:床板更新,2ndLOTライト基板振替施工(表示器点灯色変更試作車)。
※旧製品。
クハ100-85 点灯比較[07C 千葉]:ツヌ113F(表示器点灯色変更施工車)。
※再生産品:現行LOTライト基板装着車。
クハ100-76,クハ100-89とも[千葉]幕で揃えられており重複を避け[中野]幕を再用した。
この[中野]幕は白濁を抱えるため先頭車両には起用できず事実上の用途不要品が充当された。
新クハ100-91用床板は余り結果が出ない1stLOTライト基板への振替えを見送りとした。
表示器点灯色変更試作車の名残を留めるプリズムケースも原形復旧せずに流用している。
そのため現行LOTライト基板装着車に準ずる点灯試験結果となったが前照灯照度だけは及ばなかった。
↓
クハ100-91(再生産品LOT相当床板更新施工)。
※旧製品:車体改修。
現行LOTライト基板も保管品が増加しつつあり今や2ndLOTライト基板は中途半端な存在になってしまった。
今後捻出される2ndLOTライト基板はクハ101-49,クハ100-60へ廻しツヌ116Fの仕様統一を図る予定である。
四代目ツヌ118Fからの異動車だったクハ100-91(ツヌ116F)だがモハ100-168以下5両とほぼ同格に達し竣工を迎えた。
何かと試作車に起用される機会が多かった車両ながら補修規模は想定を下回る意外な方向へと進んでいる。
改修完了によりクモハ101-154以下9両(ツヌ116F)との取り扱い共通化は確実になったと思う。