試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-152[ツヌ103F] 車体振替 (旧クモハ101-184[元ツヌ123F] 改番,再生産品LOTジャンパ栓納め取付試行) ※旧製品

2018-09-20 21:31:11 | 国鉄/JR101系
集約。

KATO製国鉄101系旧ツヌ103F(Tc48:旧製品+塗装変更車)は初出場が2014年6月で早期出場編成に該当した。
ちょうどプロトタイプの選択を標準的な形式構成から変則組成へ切り替えた時期に当たる。
そのため4号車に旧クハ101-35(元ツヌ103F:塗装変更車←クモハ101-78:旧ムコ3F)を組み込む3-4+3編成が特徴とされた。


国鉄101系ツヌ103F (1979/3)。
[ツヌ103F]:Tc48-M230-M'224_Tc35-T72-M252-M'c183+Mc152-M'159-T'c47。
※弁天橋区仕様+旧製品。

当時ツヌ118F(Mc155:旧製品)の需要は余り高くなく七代目ツヌ118F(Mc155)が旧ツヌ103F用組成準備編成となった。
ツヌ103F組成計画は七代目ツヌ118Fの回着前から存在し旧クハ101-35がその竣工第一号車を飾った。
保留車には奇数向運転台付メーカー塗装車両が残っていたが温存策を採り塗装変更車まま出場させている。
また旧クハ101-48以下9両(旧ツヌ103F:旧製品)も小傷の多い車両が主力を占め編成見附は芳しくない部類に入っていた。
後にクハ101-35(旧製品):車体振替,クハ101-48,クハ100-47(弁天橋区仕様):車両更新を実施し一応の状態向上が図られた。
一方ツヌ123F(Tc78:弁天橋区仕様+旧製品)から離脱した旧クモハ101-184は塗装に埃巻き込みのあるメーカーエラー品だった。
戦列復帰に当たりツヌ103F(弁天橋区仕様+旧製品)が状態の良くないメーカー塗装車を集結させる対象編成に挙がった。


入工中のクモハ101-152,旧クモハ101-184 (ツヌ103F,元ツヌ123F)。

第二次冷房改造車だった旧クモハ101-184(旧製品)はクモハ101-184(旧製品)と屋根板が振り替えられ非冷房車に復帰した。
従って全車非冷房車編成のツヌ103Fへ異動させるにはクモハ101-152へ改番するだけで作業を終えられる。
代わりに捻出されるクモハ101-152(ツヌ103F:旧製品)は状態が良く措置未定の保留車と大凡揃う。
両得と言える異動であるが旧クモハ101-184,クモハ101-152とも床板を流用する関係で車体振替扱いとなった。
車体振替入場時転用先が決まっていなかった旧クモハ101-184には一旦旧製品LOTホース付ジャンパ栓納めが取り付けられた。
しかしLP402前照灯+旧製品車体+塗装瑕疵品である以上先頭車両への起用には向かず即時撤去した。
今回クモハ101-152(ツヌ103F)への改番が正式決定したため現状のまま入場を迎えている。


初試用した再生産品LOTホース無ジャンパ栓納め(旧クモハ101-184)。

これまで旧製品車両,弁天橋区仕様車(Mc170),再生産品車両に関わらず旧製品LOTジャンパ栓納め部品を使用し続けてきた。
しかし部品成形都合からホース付ジャンパ栓納めは漸減傾向にあり今後の補充も難しくなりつつある。
片や黄土色に見える弁天橋区仕様用,再生産品LOTジャンパ栓納め部品は開封されないままの保管品を大量に抱えていた。
異動後も中間組込車から変更されない旧クモハ101-184にて初となる再生産品LOTホース無ジャンパ栓納め装着を試みる。
形状は旧製品LOT品と同一であり旧製品車両への取り付けでも不都合は生じなかった。
再生産品LOT品はその色温度が気に喰わず使用を避けてきたが実際に嵌め込むと殆ど違和感の無い仕上がりへと至った。
この見附であれば再生産品LOTホース付ジャンパ栓納めも問題無く使えると予想される。
敢えて既存車両のジャンパ栓納め部品交換は行わないが今後旧製品先頭車両でその状況を確認したいと思わされた。


[クモハ101-184]:2-4位側。

床板相互交換を経てダミーカプラーが廃された旧クモハ101-184は中間組込車仕様へと戻された。
工程の9割を終えたが旧クモハ101-184にはペイントリムーバー式印刷消去が採用されており再改番は一手間を要する。
更に古インレタ削減を含む転写工程となるため大幅な作業時間が掛かると予想された。
一旦保留車へ廻るクモハ101-152も床板振替以外手を着けず無理せず改番作業に当たれる環境とした。
改番は[クモハ101-184]標記を流用する節約式としゴム系接着剤巻取用爪楊枝で[クモハ101-184]に改めた。
少しでも定着力が高まるよう[クモハ101-184]標記跡はラプロス#8000にて変質した塗装被膜を均している。
この施工により1-3位側は[クモハ101-1]+[5]+[2]の組み合わせで収められた。
調子に乗り2-4位側の改番へ移行したがそう都合良く事は進まなかった。


[クモハ101-1[5][2]]:1-3位側。

取り敢えず[クモハ101-184]標記を剥離したが型崩れする事無く除去に至り嫌な予感が走った。
2-4位側はペイントリムーバー塗布量が不十分だったらしく種車の[クモハ101-155]標記印刷痕までが浮かび上がっていた。
転写糊を[クモハ101-155]標記跡ごとラプロス#8000で均し追加転写に入った。
既に1-3位側で使用した古インレタは役目を終えたため別台紙へと切り替えたがこれが不運の始まりだったかもしれない。
初めに取り掛かった[クモハ101-152]から車体へ転写されるどころか台紙で捲れ上がるほど痛みの激しい代物だった。
躍起になって[5]標記インレタを当て続けたところ[クモハ101-152]の崩壊が始まり遂には全て消え去ってしまった。
塗装被膜変質と高経年台紙の転写力低下が二乗された結果節約式改番は採用出来ずに終わっている。
自動的に[クモハ101-184]標記跡へと変わってしまいペイントリムーバー式印刷消去痕は全てラプロス#8000で修正した。
妙な車両番号標記インレタの節約意識が裏目に出てしまったが塗装被膜はラプロス式改番車に近くなっている。


クモハ101-152 [61 千葉]:再生産品LOTホース無ジャンパ栓納め取付,行先表示変更施工。
※旧製品。


クモハ101-184 [13C 千葉]:ツヌ123F(旧製品LOTホース無ジャンパ栓納め装着車)。
※旧製品。

散々な目に遭いながらも2-4位側は[クモハ101]+[-]+[1]+[5]+[2]の組み合わせで決着している。
予想とは異なる方向に進んだがインレタ転写工程を長目に確保した狙いだけは当たった。
なおクモハ101-152(ツヌ103F)への改番に当たり行先表示を[中野]幕から[千葉]幕へと変更した。
これは保管品の[千葉]幕削減を狙ったものだが運行番号表示は[13C]幕とはせず[61 ]幕が流用された。
先頭車両以外は[XXC]幕に拘る必要性が無く使用機会が限られるため[13C]幕には戻していない。
初採用の再生産品LOTホース無ジャンパ栓納めであるが旧製品LOTホース無ジャンパ栓納め装着車と大差無いように映る。
その車体状態から今後の異動が考え難い旧クモハ101-184(→クモハ101-152)だからこそ試用に踏み切れた。
結果は良好と言え以後竣工させる運転台付中間組込車では再生産品LOT品を充当する機会が増えると思う。




クモハ101-152(ツヌ103F:旧クモハ101-184 改番,床板振替施工)。
※旧製品:車体振替。

ツヌ123Fから外れた旧クモハ101-184だったが短期間で復帰を迎えクモハ101-152(ツヌ103F:旧製品)に改番され竣工した。
相変わらず側面の埃巻き込み部に目が行くものの編成見附はツヌ103Fの状態が幸いし目くじらを立てる程ではない。
2016年1月の入場で旧クモハ101-118(元ツヌ133F:Mc118)用車体に振り替えられたクハ101-35も側扉部には大きな傷がある。
元々の種車がクモハ101-155(ツヌ118F:旧製品)のためATS[BS]標記や[千ツヌ]電略標記もインレタ再現であり格落ち感は否めない。
加えて腰板に塗料捲れがあるモハ100-252(ツヌ103F:旧製品)まで組み込まれておりクモハ101-152は悪いなりに馴染むと思う。


クハ101-35(ツヌ103F:ATS[BS]標記インレタ再現車)。
※旧製品。

十四代目ツヌ118F(旧製品)構成車だったクモハ100-108は1-3位側の擦過痕に気付きツヌ122F(Mc155)への異動が見送られた。
引き続きツヌ103Fへの瑕疵車両集約を進めクモハ100-183(ツヌ103F:旧製品)の車体振替に移行する予定である。
打痕があるクモハ101-155(ツヌ118F:旧製品→クモハ101-184)と共に十四代目ツヌ118F(←旧ツヌ118F:Mc155)の泣き所だった。
今後両車ともツヌ103F用中間組込車固定が確定し旧クモハ101-152,旧クモハ100-183(ツヌ103F)も保留車に廻せる。
これでJR101系ラシ107F(Mc202:塗装変更車+旧製品+弁天橋区仕様+再生産品)に残る塗装変更車淘汰へとまた半歩近付いた。
2-4位側の改番には苦戦したが将来的な編成見附改善へと繋がる入場だったと思う。
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