試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系津田沼電車区118F [Mc155] 回着 (クモハ101-155,クハ101-75 ジャンパ栓納め取付) ※旧製品

2019-10-23 23:07:21 | 国鉄/JR101系
十七代目。

なかなか導入機会に恵まれなかったKATO製101系ツヌ118F(Mc155:旧製品)が遂に回着した。
初代ツヌ118F(Mc155→旧ラシ106F:Mc155→ラシ106F:Mc191)を嚆矢とした津田沼区仕様の増備は都合17編成目となる。
十代目ツヌ118F(再生産品→旧ラシ107F:Mc202)以降より再生産品車両を主力に据えてきたが今回は旧製品編成に拘った。


国鉄101系ツヌ118F (1978/3)。
[ツヌ118F]:Mc155-M'158-T'c78+Tc75-M215-M'208-T108-T233-M91-M'c108
※旧製品。

津田沼区仕様のプロトタイプに採用されたツヌ118F(1978/3)はこれまで4度出場したが何れも消滅している。
初代ツヌ118Fは正式出場後間もなくしてクモハ100-108がLP411前照灯車に改装され旧ツヌ106F(Mc155:旧製品)へと改められた。
2016年3月には二代目ツヌ118F(旧製品)が暫定出場するが旧カノ20F(Mc53→カノ13F:Mc59)用10両編成化準備編成であった。
翌2016年4月に暫定出場した三代目ツヌ118F(再生産品→旧ラシ107F)は旧ラシ104F(Mc136)の車体更新が契機となり廃止される。
四代目ツヌ118F(旧製品)も塗装変更車廃止と連動し2018年7月の暫定出場から僅か約2箇月で姿を消した。
かねてからツヌ118F(Mc155)を戦列に加える計画があったが当初は再生産品車両にて出場させるつもりだった。


入工中のクモハ101-155(ツヌ118F)。
※旧製品。

旧製品先頭車両の大半は弁天橋区仕様(Mc170)や再生産品車両に拠る車両更新及び車体更新が行われ中間組込車へ異動した。
減少傾向はカノ1F(Mc178:旧製品)での前面窓支持色変更試行が切っ掛けとなり一定の歯止めが掛かる。
旧ラシ105F(Mc148:再生産品+旧製品→ラシ105F)の車体振替完了後にはツヌ104F(Mc159),ツヌ125F(Tc48)が続いた。
結果ツヌ102F(Tc75),ツヌ116F(Mc154←ツヌ116F-1:T'c91,ツヌ116F-2:T98),ラシ106Fを併せた7編成が旧製品保持編成となった。
現在武蔵小金井区,豊田区仕様ではトタ5F-1(Tc14)が旧製品原形保持編成に指定されている。
一方中野区,津田沼~習志野区仕様には旧製品原形保持編成が存在せず五代目ツヌ118Fは旧製品車両での増備に変更した。


クモハ101-155 [13C 千葉]:旧製品LOTホース付ジャンパ栓納め仮取付施工。
※旧製品。

ようやく入手が実現した十七代目ツヌ118F(旧製品)だったが余り状態は芳しくなかった。
リリースは2006年4月まで遡るため約13年6箇月に及ぶ経年を考えると致し方なく思える。
ただ付属品の欠品までは予想しておらず旧製品LOTジャンパ栓納め部品を増強出来なかった。
特にホース付ジャンパ栓納めは2編成分しか予備品がなくツヌ118F(旧製品)の増備に期待を寄せていた。
しかし当てが外れてしまい旧製品原形保持編成指定には貴重な旧製品LOTジャンパ栓納め部品を卸すしかなくなった。
なお十七代目ツヌ118Fは見附改善を目指し未改番車では珍しく第二次整備へと進む。
これに備えクモハ101-155(ツヌ118F)用ホース付ジャンパ栓納めは固定を先送りしている。


クモハ101-155 点灯試験[13C 千葉]:1stLOTライト基板装着車。
※旧製品。

在籍するKATO製101系ではトタ5Fを除く全編成の現行LOTライト基板更新が完了した。
十七代目ツヌ118Fは製品原形を維持させるため2ndLOTライト基板,現行LOTライト基板への更新は見送る。
ただこれまでの施工から1stLOTライト基板は経年劣化による照度低下が確認されている。
照度低下が明らかになった場合には第二次整備に1stLOTライト基板振替工程を含めなければならない。
そこで事前に点灯試験を実施し1stLOTライト基板交換が必要となるか切り分けを行った。
試験結果は何とも微妙と言え若干光束の広がりが不足しているように感じられた。


クハ101-75 [13C 千葉]:旧製品LOTホース無ジャンパ栓納め取付施工。
※旧製品。


クハ101-75 点灯試験[13C 千葉]:1stLOTライト基板装着車。
※旧製品。

結局クモハ101-155(ツヌ118F)だけでは判断出来ずクハ101-75(ツヌ118F)へのホース無ジャンパ栓納め取付へと移行した。
ホース付ジャンパ栓納め部品とは対照的に旧製品LOTホース無ジャンパ栓納め部品は十分な予備品を有している。
これはホース付ジャンパ栓納め:1両分,ホース無ジャンパ栓納め:2両分で成形された部品都合に拠るものである。
だがクモハ101-155で使用した旧製品LOTジャンパ栓納め部品と入れ替える意味は無く同一品を用いた。
なおホース無ジャンパ栓納め装着車は第二次整備時も取り扱いが全く変わらないため木工用ボンドで固定した。
クハ101-75の点灯試験は照度確認に加えクモハ101-155との比較も念頭に置いていた。


クハ100-78 点灯試験[13C 千葉]:1stLOTライト基板装着車。
※旧製品。


クモハ101-155 点灯比較[11C 臨時]:ツヌ125F(1stLOTライト基板装着車)。
※旧製品。

しかしクハ101-75(ツヌ118F)もまた微妙な答に至りクモハ101-155(ツヌ118F)と似たような点灯具合を見せた。
クモハ101-155とのライト基板相互交換には適しておらずクハ101-75は現状維持が確定した。
これにより十七代目ツヌ118F内で1stLOTライト基板を供出出来る車両はクハ100-78に絞られる。
続けてクハ100-78(ツヌ118F)の点灯試験を行ったがまたもや点灯照度が低く感じられ感覚そのものも狂ってきた。
記録では僅かに光束が広がっているクハ100-78だが試験時はクモハ101-155,クハ101-75と然程変わらなく見えた。
照度低下が始まっていない1stLOTライト基板の点灯状態は試験を繰り返しているうちに頭から消え失せてしまったらしい。


クモハ100-108 点灯試験[13C 千葉]:1stLOTライト基板装着車。
※旧製品。


クハ100-12 点灯比較[■ ■]:ツヌ115F(1stLOTライト基板予備車)。
※再生産品。

混乱したまま点灯試験を行ったクモハ100-108(ツヌ118F)では最早照度低下を抱えているのか識別出来ない状況に陥っていた。
現車試験結果で1stLOTライト基板交換を行うべきか結論が導き出せず第一次整備完了後に過去の記録と照らし合わせている。
比較はクモハ101-155(ツヌ125F:1stLOTライト基板予備車)とクハ100-12(ツヌ115F:1stLOTライト基板予備車)の双方で行った。
その結果十七代目ツヌ118Fはクモハ101-155(ツヌ125F:旧製品)とクハ100-12(再生産品)との中間に位置していたと判明する。
実に中途半端な点灯具合と言え途中から判断力が落ちたのも当然だと思えた。
恐らく照度低下が著しくなる直前にあると思われクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F)は1stLOTライト基板振替が確定した。




ツヌ118F (第一次整備完了)。

第一次整備を終えた十七代目ツヌ118Fのうちクモハ101-155,クモハ100-108,クハ101-75,クハ100-75は第二次整備を要する。
運転台付中間組込車では安定性の高い再生産品LOT相当床板への更新が進行しているが今回は全車旧製品LOT床板を流用する。
その旧製品LOT運転台付車用床板だがライトスイッチ部品が勝手に[ON]位置へ移動してしまう弱点を抱える。
従ってクハ101-75,クハ100-78(ツヌ118F)はライト基板振替を行わない代わりにライトスイッチ部品摺動対策が必須となった。
既にライト基板前照灯用端子部の平滑化による解決策を見出しておりこれを採用する方向である。
その他にも部品交換が欠かせない等問題を抱えているため出場は遅れると思われる。
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