試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

国鉄101系中野電車区13F [Mc59] 3+7内嵌式尾灯車編成 (カノ20F[Mc53] 改番異動,車両振替)

2016-06-08 21:17:14 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
二例目。

KATO製国鉄101系カノ20F(Mc53:塗装変更車+旧製品)がカノ13F(Mc59:塗装変更車+旧製品+再生産品)へと再編された。
当初全車改番にて出場させる予定だったがサハ101-105(ラシ104F-1:T105)の竣工を挟む等大幅に工程が変わった。
塗装変更車集約も絡みラシ107F(Mc202:塗装変更車+再生産品+旧製品)に続き大迂回して出場を迎えている。


国鉄101系カノ13F 内嵌式尾灯車編成(1978/3)。
[カノ13F]:Mc59-M'45-T'c74+Tc39+M145-M'140-T230-T'17-M68-M'c34。
※塗装変更車+旧製品+再生産品。
◆カノ20F 廃止。

一時期カノ20F(Mc53←旧カノ20F:M'158←カノ20F:M'120)はイメージ編成のままで構わないと考えていた。
1984年10月現在のカノ20Fとはクモハ101-53+モハ100-136が異なっており実車はクモハ101-128+モハ100-67であった。
あくまで内嵌式尾灯車編成がカノ20Fの訴求点で千葉方にて生じていたユニット違いは見逃せる範囲内だった。
しかし在籍編成唯一の中野区仕様でもありプロトタイプ合致を実現させるべくカノ13Fへの再編が決定した。
両先頭を締めるクモハ101-59(塗装変更車←クモハ101-53),クモハ100-34(塗装変更車←クモハ100-44)は改番のみとした。
行先表示類変更も検討したが油性ペイントマーカーでの表示器窓Hゴム支持再現に行く手を阻まれ取り止めている。
新たな特徴となるサハ100-17用種車には元サハ101-233(ツヌ118F:再生産品←ツヌ118F:Mc155←旧ツヌ118F)を充当した。
そのサハ100-17だが九代目ツヌ118F(Mc155:旧製品→ツヌ118F)構成車で揃っていた中間車両8両が崩れる起点にもなった。
この後欲張って他編成との車両振替へ手を伸ばしたため思うように工程が進まない要因と化してしまった。
続くモハ101-68(塗装変更車←旧サハ101-105:元ラシ104F-1)以降よりカノ20F構成車の分散配置が開始される。
結果的にカノ13Fへ至るまで編成異動:3両,編成内異動:2両が行われようやくカノ20Fは発展解消を遂げた。
◆モハ101-68(塗装変更車)←サハ101-105(旧ラシ104F-1:T105)⇔モハ101-146(カノ20F:旧製品)。
◆モハ100-45,モハ100-140(旧製品)←モハ100-186,モハ100-139(カノ20F:編成内異動)。
◆サハ101-230(塗装変更車)←モハ101-165(元ツヌ131F-1:M'c143)⇔サハ101-259(カノ20F:旧製品)。
◆サハ100-17(再生産品)←サハ101-233(ツヌ118F:Mc155)⇔サハ101-127(カノ20F:旧製品)。
カノ20Fが出自のクモハ101-59,クモハ100-34にモハ101-68,サハ101-230が加わりカノ13F用塗装変更車は総勢4両となった。
また元サハ100-40(ムコ10F:Mc194)用屋根板を用いたサハ100-17に合わせサハ101-230は現行LOT相当屋根板へ振り替えた。
その他節約式改番を積極的に採用し少しでも保留車用車両番号標記インレタが減らないよう努めている。
なおカノ20Fへの改番時も古インレタが多用されており転写済の車両番号標記は抵抗無く剥離できた。
塗装変更車を含め[千ツヌ]電略標記再現は存置したが引き続きクモハ101-59,クモハ100-34だけは無標記のままである。


クハ100-74(未入場車)。
※旧製品。

なおカノ13Fへの再編では1両だけ改番を免れた車両が存在するため入場車は9両となった。
1984年4月から1978年3月へとプロトタイプが遡ったが奇遇にもクハ100-74はカノ13F(1978/3)に組み込まれていた。
クハ100-74(カノ20F)用種車はクハ100-78(ツヌ118F:旧製品←クハ100-78:ツヌ118F)で2016年4月に改番したばかりである。
そのため[クハ100-74]標記は入場を経たカノ13F編入車と大差ない配置に至っており現状維持とした。


サハ100-17(サハ100形0番代編入車)。
※再生産品。

当初クハ100-74(カノ20F→カノ13F)も入場させる予定だったが作業進行中に改番は不必要だと気付いた。
ちょうどサハ101-230への形式変更を控えるモハ101-165が入場する直前であり作業簡略化のため中止している。
入場を見送った関係上クハ101-39(旧製品←クハ101-58:カノ20F)とは異なり[13C 千葉]表示が生き残った。
◆カノ20F:Mc128-M'67-T'c74+Tc58-M192-M'186-T259-T127-M146-M'c44(1984/10)。
◆カノ13F:Mc59-M'45-T'c74+Tc39+M145-M'140-T230-T'17-M68-M'c34(1978/3)。


サハ101-230+サハ100-17 (元モハ101-165+元サハ101-233)。
※塗装変更車+再生産品。

カノ20Fに於ける最大の特徴だった内嵌式尾灯車編成はカノ13Fへと無事承継されプロトタイプ合致も達成した。
未だ内嵌式尾灯黄色5号車両は製品化されておらずクモハ101-59,クモハ100-34の異彩度が高く映る。
内嵌式尾灯車にサハ100形電装準備工事車(サハ100-17)まで加わったためカノ13Fは異色の車両が3両集まる構成へと至った。
なおこれまで浮上したサハ100形黄色5号車両投入計画は全て頓挫しておりカノ20F再編での収穫となっている。


カノ13Fサイドビュー(クモハ101-59:クモハ101-53改番車)。
※塗装変更車。

ばらばらに配置されていた塗装変更車は大半がカノ13F,ラシ107Fに集結し他編成の見附も向上した。
中でも旧サハ101-105が暫定出場扱いだった旧ラシ104F-1(再生産品+旧製品+塗装変更車)は正式出場を迎えている。
その代わりカノ13Fは屋根板色温度を含め統一感に欠けておりカノ20F時代よりも退化した箇所が多えた。
しかし課題だったプロトタイプ合致とサハ100-17の竣工が物を言い希少度は更に高くなった。
十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品→旧ツヌ118F)を崩したラシ107Fに続き車両異動が重なったがこのまま定着すると思う。
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