試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-206+モハ100-199[ツヌ107F] 車両更新 (モハ101-215+モハ100-208[ツヌ118F] 改番,床板交換施工) ※'再生産品

2018-06-07 21:40:17 | 国鉄/JR101系
補填。

KATO製国鉄101系ツヌ107F(Tc83)の車体更新開始前にモハ101-206+モハ100-199(旧製品)をツヌ102F-1(M206)へ異動させた。
欠車状態のモハユニットにはモハ101-215+モハ100-208(ツヌ118F:再生産品)を充当し穴埋めする。
従ってモハ101-206+モハ100-199は更新対象が存在しない異例の展開となった。


国鉄101系ツヌ107F 10両貫通編成(1985/4)。
ツヌ107F:Tc83-M206-M'199-T86-T245-M212-M'206-T296-M237-M'c175。
※旧製品。

机上の計算でモハ101形+モハ100形の余剰発生が明らかになり先手を打ったつもりでいた。
当初ツヌ107Fへの車体更新は文字通り再生産品LOT車体へ載せ替え床板一式を流用する方針だった。
ところが床板交換前に旧モハ101-206+旧モハ100-199(元ツヌ107F)をツヌ102F-2に異動させてしまった。
寄せ集め車両で出場させたツヌ102F(Tc75:旧製品→ツヌ102F-3:Tc75)は旧製品編成の中でも初期竣工車が集まる。
奇遇にもツヌ107F構成車と竣工時期が近く車輪経年を合わせるには現状維持が望ましかった。
よってモハ101-215+モハ100-208(ツヌ118F)を現状のまま改番しモハ101-206+モハ100-199(ツヌ107F)へ改める。


入工中のモハ101-215(ツヌ118F)。
※再生産品。

モハ101-215+モハ100-208(ツヌ118F)は本来ツヌ118F(Mc155)の中核を担うユニットである。
しかしツヌ107Fでは2,3号車への配置に変わるため動力ユニットが余計になった。
工程はモハ101-215の改番後に非動力車化を要するモハ100-208が続く入場順とした。
製品の車両番号標記印刷は至って標準的な仕上がりであり濃くも薄くもない。
標記位置もずれておらず印刷消去に気を使う必要は無かった。
車両番号標記はラプロス#4000で印刷を崩しその後ラプロス#6000にて完全に消去した。


[モハ101-215]:2-4位側。

すっかり安定したラプロス式印刷消去だが相変わらず四角形の擦過痕は残ってしまう。
消しゴムで車両番号標記消去痕全体を均し周囲の塗装被膜に馴染ませた。
なお今後改番車が増えるため新たなインレタを卸している。
未使用のインレタは組標記が多数活かせるため作業が捗る。
組み合わせは1-3位側,2-4位側とも[モハ101-20]+[6]とし効率化を狙った。


[[モハ101-20][6]]:2-4位側。

さすが新インレタだけあり転写効率は高かった。
しかし[モハ101-206]が若干離れ何処か間の抜けた標記になってしまった。
これでは旧モハ101-206(元ツヌ107F→モハ101-206:ツヌ102F-1)から全く進歩が見られない。
再転写を考えているがは十三代目ツヌ118F改番後のインレタ残数次第となる。
但し中央は揃えられており思ったより見苦しさは感じられないと思える。




モハ101-206(ツヌ107F:モハ101-215 改番)。
※再生産品:車両更新。


モハ101-206(ツヌ102F-1)。
※旧製品。

モハ101-206(ツヌ107F)で予定していた工程は改番だけのはずだった。
ところがクハ101-75(ツヌ118F:再生産品)と同様にベンチレーターの傾斜が目立っていた。
全器の嵌め直しを行い屋根板と平行に揃えている。
なおモハ101-206(ツヌ102F-1)とはLOTが異なっており識別は容易である。
従って車両番号が重複しても混同の恐れは無い。


入工中のモハ100-158,モハ100-208 (ツヌ118F,ツヌ118F)。
※再生産品。

続いてモハ100-208(ツヌ118F:再生産品)の非動力車化に着手した。
既にモハ100形用Assy床板を使い切ってしまったためモハ100-158(ツヌ118F:再生産品)から転用する。
保留車のクモハ101-155+モハ100-158+クハ100-78(ツヌ118F:再生産品)はツヌ109F(Mc202)が出場するまで部品取車を兼ねる。
よって動力ユニット搭載車化されたモハ100-158だが一時的な措置になるかもしれない。




モハ100-158(ツヌ118F:動力ユニット搭載施工)。
※再生産品。

モハ100-158(ツヌ118F:再生産品)は床板交換後再び保留車に戻された。
そしてモハ100-208(ツヌ118F)の車両番号標記印刷消去へ移る。
1-3位側の車両番号標記は三方コック蓋に掛かる厄介な状態だった。
[モハ100-208]標記はモハ101-215(ツヌ118Fモハ101-206)と同じ方式で消去した。
三方コック蓋モールド付近にはラプロス#8000を軽く当て続け少しずつ黄色5号を露出させる。
KATO製101系は伝統的に塗装被膜が薄い傾向が強くラプロス#8000まで番手を上げた。


[モハ100-208]:1-3位側。

入力方向を誤ると三方コック蓋周囲の成形色を晒しかねない。
対策としてラプロスを当てる方向は三方コック蓋とは反対側からの一方通行とした。
溝形成形の断面ぎりぎりまで[モハ100-208]標記が迫っており角部は裁断したラプロスを回転させ対処している。
その結果失敗を招かず車両番号標記印刷消去を終えられた。
車両番号標記インレタは1-3位側,2-4位側共通の[モハ100-19]+[9]である。
まだ組標記に頼れる環境であり比較的乱れは少なく収まった。
入場車の増加に反比例し組標記が減っていくため余り高い目標を掲げるのは控える。


折畳形状を修正したPS16形パンタグラフ(モハ100-199)。

なおモハ100-208(ツヌ118F)はベンチレーターの傾斜に加えPS16形パンタグラフの下降形状も悪かった。
原因はパンタグラフ取付脚が必要以上に深く嵌合されパンタグラフ台枠に歪みが生じていたためだった。
線路方向両側の碍子もハ字形に変形しておりモハ100-199(ツヌ107F)への改番後に分解修正した。
幸い上枠,下枠双方とも異常は無くパンタグラフ台枠の整形だけで修復が行えている。
これにより1エンド側の下降角度が変わり折畳姿勢は改善された。




モハ100-199(ツヌ107F:モハ100-208 改番,床板交換施工)。
※再生産品:車両更新。

無事モハ101-206+モハ100-199(ツヌ107F:再生産品)が竣工しツヌ107Fはひとまず10両編成に復帰した。
前途の通り操配都合により車体更新ではなく車両更新扱いとなった。
なお十三代目ツヌ118Fで押し出される旧製品車両6両はツヌ109Fへの異動が内定している。
ツヌ109F用組成準備車(朱色1号)には旧トタ5F(T209)出自車が含まれ車輪経年を揃える必要性に欠ける。
そのためツヌ107Fに残る旧製品車両8両は車両更新に切り替えられる公算が高い。
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