JJ1WKN Log

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PIC10F322 NCOのテスト

2015-01-17 | PIC
PIC10F322は秋月で45円で買える8ピンのPICですが、数値制御オシレータ(NCO)機能があり、発振周波数を数値で設定することができます。

出力は方形波ですが、次の式で周波数を決定できます。

F[Hz]=Fin[Hz]*INC/2^21, INC=0~65535

FinはPICのクロックを選択できますが、16MHzのRC発振なので安定しないので、外部から入力します。
Finの上限はデータシートには明記されていませんが、50MHzの入力ができたとのことなので、48MHzのCXOでテストしたところOKでした。
気をよくして60MHzでテストしたところ、これもOKでした。

回路図です。
周波数の変更はロータリーエンコーダーで行う予定ですが、I/Oが全部で4ポートしかないので、速度設定などはできません。


早速ブレッドボードでテストしました。


出力波形ですが、周波数が高いのでだいぶ鈍っています。


周波数カウンタの表示は安定しています。


Fin=60MHz、INC=65535を代入して計算するとF=1874.971kHz
Fin=60MHz、INC=65534を代入して計算するとF=1874.943kHzとなり、最小28Hzステップの分解能で周波数を制御できます。

DBMなどで適当な信号と混合すればVFOとして使えそうですが、高調波が沢山出ているので、厳重にシールドしないといけません。

さて、皮算用を。
混合後に希望の信号を取り出せるかが毎度悩ましいところです。

28.385+1.875+20.040=50.300
28.385+1.875=30.26
28.385-1.875=26.51
これは無理ですね。

(13.255+1.875)*2+20.040=50.300
13.255+1.875=15.130
13.255-1.875=11.380
実験中の2逓倍VXOの周波数構成ですが、これも厳しいですね。

(8.212+1.875)*3+20.04=50.301
8.212+1.875=10.087
8.212-1.875=6.337

(3.168+1.875)*6+20.04=50.298
3.168+1.875=5.043
3.168-1.875=1.293
このへんでしょうか。

手持ちの水晶で
(3.580+1.463)*6+20.04=50.298
やはり6逓倍は無謀のようです。

1.680+3.580+25.000+20.040=50.300
トリプルに挑戦か?


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Fin=80MHz (wkn)
2015-01-17 23:49:20
80MHz入力のテストをしてみました。
無事2.5MHzが出力できました。
2逓倍で10MHzと15MHzの切り分けなのでギリギリ。
皮算用もだいぶ楽になりそうです。
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7.6MHzの水晶 (wkn)
2015-01-18 00:02:56
7.6MHzの水晶を発見。
(7.6+2.5)*3+20.04=50.34
114Hz/stepでギリギリだがなんとかなりそうです。
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Unknown (JL1KRA Nakajima)
2015-01-18 18:01:17

あまり色々混ぜると予想外のビートに遭遇します
7.6*4+20.4=50.8 セーフ?
歓迎しないのはこの手のものです。

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Unknown (wkn)
2015-01-21 18:15:14
JL1KRAさん、コメントありがとうございました。

周波数構成はいつもながら悩ましいです。
水晶が無いと始まりませんが、作ってみると、
内部ビートやイメージで悩むのでしょうね。

数百円で0-2.5MHzのOSCが得られるので、
うまく利用できるといいですね。
とりあえず、実験環境ができたので、
RF実験開始です。
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