JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

50MHz AM ロールコールトランシーバの製作 その4

2010-09-29 | 無線機
その4です。

ケースに入れました。
今回は少し大きめで、150x150x45mmのお菓子の缶です。
どこかで拾ってきた缶ですが、アンリ・シャルパンティエというフランス菓子のようです。

正面です。
左からパワーSW、送信表示LED、50.550/50.600の切り替えSW、Sメーター、AFボリューム、送受信切り替えSWです。
Sメータには青色LEDの照明を仕込みました。
蓋に開けたスピーカーの穴が分かりますか?


中身です。
右側にある3つの長方形がLiイオン充電池です。
この形状の物は初めて見ました。定格は3400mAhです。
スペースに余裕があるので、充電用に電源端子を付けました。
切り替えSWを操作すると、逆流防止ダイオードをバイパスして電源として出力できます。
移動運用に行って空振りの時は他のトランシーバー用の電源として活用できます。
このくらい余裕があると配線が楽ですね。


Sメーター部分のUPです。

50MHz AM ロールコールトランシーバの製作 その3

2010-09-27 | 無線機
その3です。

実験が終わったので、完成版の製作に取り掛かりました。
製作といってもグラウンドに半田付けしてある部分を外して、そっくり新しい基板に載せるだけです。

送信部です。フィルター回路を追加しました。
フィルターコイルの先に付いている抵抗?がノーランド工法の出力端子です。
ここにアンテナ用の同軸ケーブルを接続するのですが、コイルが宙に浮いていて強度が足りないので、ノーランド工法で支持用の端子を設けました。
通常の部品同士の接続だと空中配線で十分です。

パワーアップを狙ってファイナルのエミッタ抵抗を7.5Ωにしてみましたが、少し不安定なので、15Ωに戻しました。


実験用基板から受信部も載せ変えて最終テストです。
メーターはSメーターだけにしました。


アンテナ系の配線がありませんが、ネタは全部揃ったので、あとはケース入れです。
少し大き目のケースにして、いつものLiイオン充電池を内蔵する予定です。
電池パックの殻を割ってLiイオン充電池を確保しないといけませんね。

50MHz AM ロールコールトランシーバの製作 その2

2010-09-26 | 無線機
その2です。

変調用のマイクアンプと受信部のAFアンプ基板を作りました。

AF系の回路なので、いつもの穴開き基板にレイアウトしました。
上半分がマイクアンプです。下がAFアンプです。


続いてLA-1600による受信部をテスト用に組んでみました。
455kHzのIFTは逆さにすると調整ができないので、寝かしてみました。



マイクアンプの基板ができたので変調を掛ける実験もしましたが、写真がありません。
左側が送信部です。
ファイナルは2SC1815GRx2パラに変更しました。
2パラにすると100mW程度出ますが、安定化のためにエミッタ抵抗を追加しました。
出力は70mW程度出ました。

50MHz AM ロールコールトランシーバの製作 その1

2010-09-12 | 無線機
昨年のハムフェアで入手した水晶セットが出てきたので、50MHz AMトランシーバを作ってみることにしました。
JR3KQFさんが企画された水晶セットで、ロールコールCHの50.550と50.600の2CH構成で、455kHz離れた受信用の水晶もあります。

トグルSWに取り付けた水晶です。


トランシーバの構成ですが、送信部は2SC1815GRでオーバートーンの水晶を発振させて、終段の2SC1815GRで50mWを得ます。
変調はLM386+ST-32のトランス変調です。
受信部は2SK241GRでRF増幅し、2SC1815GRで受信用の水晶を発振させ、LA-1600で周波数変換、455kHzのIF増幅、検波、LM366のAFアンプの構成です。

回路図など、詳細は こちら をご参照ください。

7Kコイルを巻きました。
ジャンクのコイルボビンを利用するのですが、丁度良いものがありません。
そこで、2種類のコイルを合体させました。
中央のコイル(中身は左)のシールドケースを利用して、コイルは右のコアを巻き直しました。
この組み合わせだと、シールドケースのサイズがわずかに小さいので、コイルボビンの4辺を鑢で少し削ってあげる必要があります。
FCZコイルのようにツボコアはありません。


巻きなおしたコイルです。
いつもは横着をして中間タップは省略しているのですが、今回は回路図に忠実に実装してみよう、ということでFCZコイルと同じバイファイラ巻きにしてみました。
バイファイラ巻きの巻き方は JM7GWLさんの10Kコイルの巻き方 を参考にさせて頂きました。
ツボコアが無いので、FCZコイルより巻き数が多くなりました。
同調コイルはバイファイラで6回巻き、リンクコイルは3回巻きとしました。


コイルが出来たので、早速発振回路を組んでみました。
JR3KQFさんは押しピンランド工法ですが、今回は空中配線+NoLand工法でいくことにしました。
変調はまだ掛けていませんが、電源は9Vで50mWでした。