JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

ikkeiplexing 8x8x2 dot matrix LED shieldの製作

2010-08-18 | テクノ手芸
ikkeiさんが基板を起こされたikkeiplexing 8x8x2 dot matrix LED shieldを作りました。
ikkeiplexing 8x8x2 dot matrix LED shieldは16のポートで8x8のLEDマトリクスを2つ制御できます。
8x8のLEDマトリクスは16本の線が出ていますので、Arduinoではポート数が最大20なのでそのままでは1個しか制御できませんが、charlieplexing/ikkeiplexingでは16のポートでは最大240個のLEDを制御できます。
単品のLEDを並べて地道な配線をすれば240個まで制御できますが、爆笑過ぎます。

ikkeiplexing 8x8x2 dot matrix LED shieldでは直交した配線になっている市販の8x8LEDマトリクスを240個のうち直交した配線になっている部分に配置することにより、そのまま利用できます。

前置きはこの辺にして製作です。
今回は基板があるので、部品が集まればキット感覚で作れます。
LEDマトリクスは基板に付属していましたので、ジャンク箱から残りの部品を集めました。


基板の表(部品面)です。
この基板は電流ブースト用のTrを接続できるように設計されていますが、今回は直結にしました。


裏です。


2時間弱であっという間に完成です。
純正Arduino用のシールドなのでソケットのピッチがズレているので、Tanukinoには接続できません。
そこで、ソケットのピッチが純正Arduinoと同じJapaninoに接続してみました。
アプリケーションは3Dセンサーで十字型のLEDがコロコロするサンプルスケッチを書き込みました。
このシールドでは240個のLEDのうち128個しか使用していませんので、112個の空きがありますので、そのうち8個をSWに割り当ててあります。


Tanukino LoL Pong の製作

2010-08-17 | Tanukino
LoL Shield(爆笑シールド)のキットが発売されていますが、回路図が公開されているので作ってみました。
LoL Shieldは9x14個のLEDマトリクスで、Charlieplexing配線になっているので、12本のI/Oで制御できます。
126個のLEDをひたすら基板に半田付けしないといけないので、爆笑と言われる所以ですが、キットは基板に付けるだけなので楽勝です。

キットは2980円もするので、手持ちの平たいLEDを両面テープで貼り付けて9x14個を空中配線で配線していきました。
LEDの足の1本を短く切って、横のコモン線を配線して、長い方の足に縦線を配線しますが、Charlieplexingなので単純ではありません。
途中経過です。5段目までできたところです。
完成までのべ10時間近くかかり、まさに爆笑でした。


回路図通りに配線すると、LoL Shield用のライブラリやサンプルプログラムがそのまま使えます。
サンプルのPong2を書き込んでみました。
パドルはA5ポートに接続したVRで制御します。
電源がLiイオン充電池で4Vなので、少し暗いです。


点数が表示されます。
最初のテストで、左右が逆さまに表示されたので、配線を調べたら表裏が逆でした。
今更配線をやり直すのも爆笑ものなので、ライブラリのポート定義を書き換えました。


回路図(TopView)です。
基本はマトリクスですが、同じ線が交差している所にはLEDを配置できないので、避けてLEDを配置すると、総当りになります。
12本のポートでは12x11個のLEDを制御できますが、一部は使っていません。


ikkeiさんのブログに書き換えた回路図があります。
こちらの方が分かりやすいですね。
Charlieplexing/ikkeiplexingの回路は色々な書き方がありますが、書き換えてみると単純で、n本の線を交差させて、その交点にLEDを配置しますが、同じ線同士にLEDを接続できなく、あとはこのLEDの全部または一部を物理的な位置にどう配置するかにつきます。