以前秋葉原で買った
W-ZERO3 のジャンクでブログ用の写真や、青空文庫、Excelお小遣い帳などで利用していましたが、地図を見れないものかとソフトを捜してみました。
WILLCOMさんとPHSの契約をすれば、インターネットで地図は見れるのですが、電話やメールは携帯がすでにあるので、この端末はWindowsMobileのPDAとして使うことにしました。
という訳で、オフラインで地図が見られるタイプの地図ソフトが必要です。
フリーの地図ソフトでWindowsCEで動作するものはこれしかありませんでした。
Fukuroさん の
GarmapCE です。
W-ZERO3はARMプロセッサのPocketPCなので、ダウンロードのページから「Garmap CE Version 1.79」の「PocketPC」の「ARM」と「DLL」をダウンロードします。
あとは説明に従ってインストールします。
SDカード経由でインストールしました。
GarmapCEには地図は付いていないので、地図用の画像を用意しないといけません。
表示したい地図を3x3以上に分割した画像が必要です。
画像形式はbmpかpngです。
また、画像の左上と右下の緯度・経度が分かっている必要があります。
紙の地図をスキャンしても作れますが、今回はDAN杉本さんの
カシミール3D というWindows版の地図ソフトを使いました。
カシミール3Dでは地図を収録した本が出ているのでこれを買って地図をインストールしてもよいでしょう。
只でという場合は、国土地理院の全国の地形図を閲覧する「ウォッちず」というサービスが提供されていますので、これを利用します。
このサービスを利用するには、
「地図画像プラグイン」 が必要です。
1/25000が基本ですが、1/12500や1/6000も提供されています。
1/25000だと細かい部分がはっきりしないので、1/12500にしました。
さて、GarmapCEの地図作成ですが、
「マップカッタープラグイン」 を使います。
オンラインの地図なので、必要な部分のみを都度ダウンロードして表示します。
このため、切り出したい領域の全てを閲覧しておく必要があります。
また、緯度・経度を表示する線を表示するように設定しておくと便利です。
携帯やGPSで測定した位置から地図上のどこにいるかを判断するときに役に立ちます。
「表示」/「表示の設定」/「緯線経線」と「緯線経線(補助線)」で設定します。
緯線経線は10分単位、緯線経線(補助線)は1分単位に設定しました。
1分は約1.5kMです。
切り出したい範囲を「編集」/「選択領域を決める」で決めます。
緯度・経度で設定する方法もあります。
どこを切り出したか管理をしたいので、緯度、経度共に10分の範囲を選択しています。
ちなみに1/25000地形図は緯度が5分、経度が7.5分の範囲です。
緯度、経度共に20分の巨大な地図を作成してみましたが、ファイル数が多くなるだけで性能的にはあまり変わりませんでした。
必要な部分だけを切り出して持っていくのもいいでしょうし、全域を網羅してもいいでしょう。
設定です。
分割数を枚数で指定するとサンプル画像の下に1枚の画像サイズが表示されるので、480x480程度になるようにします。
この設定だと32x25と小さすぎるので赤字で注意が出ています。
ちなみに10分x10分の地図だと13枚x14枚です。
W-ZERO3で地図を表示したところです。