JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

Tanukino CWメモリーキーヤー「ElekinoFc2」の開発

2019-08-25 | Tanukino
 ElekinoDsで縦倍文字にしてだいぶ見やすくなったので、ElekinoFcも縦倍文字にして、ElekinoFc2として開発中です。
 4行表示となったので編集画面は電文と文字選択を別の画面にしました。
 4行表示化に伴いその他、色々しわ寄せが出そうです。



 <2019-09-16 追記>
 マニュアルも書き終わり、とりあえず完成です。

Tanukino CWメモリーキーヤー「ElekinoDs」の試作 その3

2019-08-23 | Tanukino
その3です。

 マニュアルが完成しましたので、「ElekinoDs」も人柱を募集します。
人柱の方にはSASEでATmega328Pを2個送って頂き、こちらからスケッチを書き込んだATmega328Pを1個返送しますので、製作して頂き評価をお願いします。

 こちらのQ&Aからご連絡ください。

 マニュアルを見てみたいという方もどうぞ。pdfを送付します。
 また、「ElekinoFc」も引き続き人柱を募集中です。

 マニュアルから「ElekinoDs」の特徴を掲載します。
 「ElekinoDs」の開発方針は部品の削減とF2Aサポート機能です。

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1.4つのメモリがあり、パドル操作で電文を選択すると書き込まれた電文が送信されます。
  電文の長さは最大62文字です。

2.「再生モード」では、4つのメモリの先頭14文字が表示されますので、間違えることなく送信したい電文を選択することができます。

3.「再生モード」では、通常のエレキーと同様にパドル操作により、電文の送信ができます。
  パドル操作した文字はディスプレイに表示されるので、送信内容を確認できます。

4.「設定モード」では、電文の編集、速度の設定、ランダム文字やランダムコールサインでCWの受信練習や、初期設定ができます。

5.電文編集では、選択された編集対象電文の全部がディスプレイに表示され、パドル操作により文字を確認しながら電文を入力します。

6.電文編集では、編集用の特殊符号を打鍵することにより、カーソル移動、1文字削除、1文字挿入、電文クリアの編集コマンドにより編集ができます。

7.BTなどの「連結符号」もサポートしています。

8.電文にインターバル秒数を記述すると、ビーコン動作となり電文を繰り返し送信できます。

9. 正弦波発振器を内蔵しているので、F2Aモード(FMモードでのCW交信)に対応しており、FMモードで話しながらCW用のトーン信号をマイクに入力できます。
  また、ハンディ機用マイク端子もサポートしていますので、移動先でもF2Aモードでの運用が可能です。

10. パソコンとシリアル接続すると、パソコンの通信ソフトから電文の入力ができます。

11.電池は4.5vが標準で、単3乾電池または単4乾電池を3本使用します。
  3.3v~5.0vで動作するので、多少電池の電圧が下がっても大丈夫です。
  電池は電源コネクタに接続しますので、電圧の範囲内でしたら、外部電源や他の電池を使用することもできます。

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Tanukino CWメモリーキーヤー「ElekinoDs」の試作 その2

2019-08-21 | Tanukino
その2です。

F2A運用だけならいいのですが、FM運用と混在して、「今なんて送ったの?」などと言う場合はマイクを切り替えないといません。
マイク切り替え回路を追加しないといけないのですが、面倒なのでマイクとパラに接続するようにしました。
コンデンサマイクを使用するICOM機などはいいのですが、KenWood機はダイナミックマイクとパラにトーン信号を入れても、信号のレベルが低すぎてNGでした。
そこでKenWood機でもコンデンサマイクを使用できるようにマイクアンプを追加しました。
手持ちの無線機に合わせてIcom用とKenWood用としましたが、「マイク信号端子にコンデンサマイク駆動用の電源が出ている/いない機種用」という区分けです。

ビーコン機能を利用して「CQ DE JJ1WKN JJ1WKN PSE FM QSO K」とF2AでCQを出して応答があったらFMで交信するときに便利です。

CW受信練習用にイヤフォン兼外部スピーカー端子を増設しました。内蔵スピーカーをOFFにするジャンパーも付けたので静かに受信練習ができそうです。

回路図です。


だいぶピンが増えました。

Tanukino CWメモリーキーヤー「ElekinoDs」の試作

2019-08-13 | Tanukino
 「ElekinoFc」では0.96インチの画面に128文字も表示したので文字が小さいのが難点でした。
 そこで文字の縦幅を2倍にして64文字表示の「ElekinoDs」を開発中です。
 「ElekinoDs」では最小限の部品数にすることとして、SWは1つにしてパドル操作で編集ができるようにしました。

 基板です。SW以外はソケットで外だしにしました。


 初期画面です。M1~M4の先頭が表示されていますが、パドルを操作するとエレキーとして動作します。


 SWを押すと画面が反転して、送信メモリ選択モードになります。ここでパドルからM1~M4を選択します。
 M1はEを打鍵、M2はIを打鍵、M3はSを打鍵、M4はHを打鍵します。
 M1を送信中の画面です。


 先程の反転画面で----(4長点)を打鍵すると設定画面になり、各種機能が実行できます。


 Aを打鍵すると編集機能です。編集対象のメモリを選択すると編集ができます。
 M1を選択した画面です。

 A、Bと打鍵すると先頭のCQがABに置き換わります。SWを押すと確定です。
 カーソル移動や各種編集用のコマンドもあります。


 速度調整用VRも削減したので、速度調整も画面から設定します。
 パドルの操作で短点を聞きながら速度調整します。
 ms単位で短点の長さを加減しますが、表示はwpm単位に変換して表示します。


 回路図です。
 PTT制御とトーン発振回路を追加して正弦波でF2A運用ができるようにしました。
 ハンディ機用の端子もあるので、お手軽F2A運用やビーコンモードを併用して「PSE FM QSO」などと撒き餌運用も可能です。
 ちなみにM3の[030]がビーコン設定で、以降の「VVV~」を30秒インターバルで繰り返し送信します。

Tanukino CWメモリーキーヤー「ElekinoFc」の試作 その3

2019-07-18 | Tanukino
その3です。

人柱版も「人柱b」版になり、だいぶ機能強化が進みました。

特徴から、追加機能を抜粋します。

パドル操作からモールス符号を解析することができるようになったので、エレキー動作での符号表示、送信練習、パドルからの文字入力による編集などができるようになりました。
 ディスプレイでパドルから打った文字を確認しながら電文の入力ができるようになったので、使いやすくなりました。
 また、ビーコン機能により、コンストなどで繰り返しCQを出すときなど便利です。

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3.「再生モード」では、通常のエレキーと同様にパドル操作により、電文の送信ができます。
  パドル操作した文字はディスプレイに表示されるので、送信内容を確認できます。

4.「設定モード」では、電文の編集、送信練習、ランダム文字やランダムコールサインでCWの受信練習や、初期設定ができます。

5.電文編集では、選択された編集対象電文の全部がディスプレイの上半分に表示され、十字SWで編集対象の文字を選択、ディスプレイの下半分に表示された文字を選択することで、編集を行います。
  また、パドル操作で素早く文字入力をすることもできます。

6.電文編集では、1文字削除([Dl])、1文字挿入([Is])、電文クリア([Cl])の編集コマンドにより簡単に編集ができます。また、パドル操作でも同様の編集ができます。

8.電文にインターバル秒数を記述すると、ビーコン動作となり電文を繰り返し送信できます。
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販売開始に先立ち、引き続き人柱を募集中ですので、試してみたい方は下記からお問い合わせください。

Tanukino CWメモリーキーヤー「ElekinoFc」の試作 その2

2019-07-11 | Tanukino
その2です。

回路図を一部変更しました。

ポートが余っているので、再現性を重視してアナログセンスによるSWスキャンはやめて、各SWをポートに割り当てる方式にしました。


[A]swで再生モードから編集モードへ切り替えていましたが、ランダムコールやランダム文字、電文初期化などの機能追加に伴い、設定画面を新設し、編集モードや追加機能を移しました。
再生モードから設定モードへの切替は[M6]/[A]の長押しで対応することにして、6チャネルとしました。

とりあえず人柱版のマニュアルを作りました。


以下マニュアルからの抜粋です。
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 ElekinoFcの特徴を示します。

1.6つのメモリがあり、「M1」~「M6」のSWを押すと書き込まれた電文が送信されます。
  電文の長さは最大62文字です。

2.「再生モード」では、6つのメモリの先頭14文字が表示されますので、間違えることなく送信したい電文を選択することができます。

3.「設定モード」では、電文の編集、ランダム文字やランダムコールサインでCWの受信練習や、初期設定ができます。

4.電文編集では、選択された編集対象電文の全部がディスプレイの上半分に表示され、十字SWで編集対象の文字を選択、ディスプレイの下半分に表示された文字を選択することで、編集を行います。

5.電文編集では、1文字削除([Dl])、1文字挿入([Is])、電文クリア([Cl])の編集コマンドにより簡単に編集ができます。

6.BTなどの「連結符号」もサポートしており、一部の「連結符号」は編集画面から簡単に入力できます。

7.87x60x21mmのポケットサイズ(電池除く)で、どこへでも持ち運びできます。

8.電池は4.5vが標準で、単3乾電池または単4乾電池を3本使用します。
 3.3v~5.0vで動作するので、多少電池の電圧が下がっても大丈夫です。
 電池は006P用の電池スナップで接続しますので、電圧の範囲内でしたら、外部電源や他の電池を使用することもできます。

9.外部との接続は電池スナップ、パドルと送信機キーとの接続だけです。
 電源SW、速度設定VR、スピーカー、ディスプレイはケース内にあります。
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人柱版ICの頒布の準備をしていますので、人柱として早速作ってみたい方は、「EnKaiZan」のQ&Aからお問い合わせください。



Tanukino CWメモリーキーヤー「ElekinoFc」の試作

2019-06-30 | Tanukino
電子工作のお店「EnKaiZan」は在庫切れで現在開店休業中ですが、次期主力商品をと思い、Elekinoシリーズの次世代バージョン「ElekinoFc」を開発中です。

ElekinoSdではPCで電文を記述したテキストファイルの作成が必要でしたが、ElekinoFcではPCが無くても電文の編集ができるようにしました。
安価に入手できる0.96インチ128x64ドットのOLEDを採用して、16文字、8行の画面で電文の編集ができるようにしました。。

編集方式は上半分の電文エリアに編集対象の電文を表示して、十字キーでカーソルを移動し、Aキーで文字エリアを選択し、文字エリアに表示された文字から置き換える文字を選択します。
いにしえのファミコンよろしく、キーは十字キー(黄色)とA(緑)Bキー(赤)です。
Bキーは再生/編集の切替に使用するので、M1~M5の5メモリーです。

文字数は編集エリアのサイズから各メモリー62文字としました。
EEPROMには余裕があるので、長い電文も可能ですが、編集処理が複雑化するので、とりあえず62文字としました。

下半分の文字エリアは数字、アルファベット、記号の一部とプロサインの一部のAR、BT、KN、VAをサポートしました。
なお、[SK]などと入力すれば任意のプロサインも可能です。
また、1文字インサート、1文字削除、全クリアの編集コマンドもサポートしました。

蓋を開けた写真です。
長いタクトSWを使えば蓋を閉めた状態で操作ができますが、穴開けが面倒なので蓋を開けて使用することにしました。
電池は3.3~5v動作なので、単4/単3電池3本を標準にしました。
MCU、OLEDどちらも3.3~5v動作可能なのでレギュレーターも不要で、ヘタッタ電池でも十分使用できます。


UPの写真です。
写真の例では電文エリアのカーソルはCQとDEの間の空白、文字エリアのカーソルは1にあり、電文エリアの末尾の2文字分の反転が、どちらのエリアが選択されているかを示します。


ちなみに蓋をするとこんなかんじで、再生モードで5つの電文の先頭14文字が表示され、M1~M5キーを押すと電文が送信されます。
表示エリアが大きいと電文を間違えることもなくて安心です。


回路図です。






mameTanukino ElekinoTiny10CanDoの製作

2018-08-08 | Tanukino
エレキーをCanDoのUSB電源のケースに仕込みました。
スピーカーは内蔵せず、イヤフォンなど外付けのものを使用します。


中身です。
電源は単3乾電池1本で、オリジナルのDCDCコンバーターで5Vを生成しています。
スピーカーはフォーンジャック、TXとパドル端子はUSBコネクタを流用しました。

mameTanukino ElekinoTiny10の製作

2018-08-01 | Tanukino
mameTanukinoシリーズの第2弾はなんと言ってもエレキーでしょう。

ということで検討してみましたが、3ポートしかないので厳しいものがあります。
通常だとパドル制御で2ポート、サイドトーンで1ポート、送信機制御で1ポート、スピード制御で1ポートは必要です。
送信機制御とスピード制御は同時に使用することはないので、兼用ポートにしようと思ったのですが、アナログ入力ポートとディジタル出力ポートは兼用できないようでした。
送信機制御は練習用と割り切って割愛してもいいのですが、それではエレキーと呼べないので1ポート割り当てることにしました。
また、サイドトーンも削れないので1ポートを割り当てたので、残り1ポートです。

最後の1ポートをアナログ入力ポートとして、パドル制御とスピード制御を実現することとしました。

回路図です。
アナログ入力ポートで分圧された電圧を判定してどのキーが押されたかを判断しています。
スピード調節はSWを押すとスピードのUP/DOWNします。
UP/DOWNキーを押すとAの符号を発生するので確認できます。


基板です。


動画です。
mameTanukino ElekinoTiny10を作りました


mameTanukino ATtiny10 LED GuruGuru

2018-07-30 | Tanukino
ATtiny10のCPUモジュールを3つ作りました。
右端のコネクタでターゲット基板に接続します。


裏です。実装方法が微妙に異なります。


CPUモジュールを差し替えるだけで、点灯パターンを簡単に変更することができます。


グルグル渦巻き、マル、サンカクの動画です。
ATtiny10 LED GuruGuru


ちっちゃなTanukinoシリーズも軌道に乗ってきたので、「mameTanukino」とします。
ちなみに豆狸は妖怪いなり寿司やさんもあるようです。