JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

4桁周波数カウンタの製作

2008-01-27 | 測定器

ジャンク箱を探してみたら4桁の7セグLEDがあったので4桁周波数カウンタを作ってみました。
回路とソフトはJK1XKPさんの「Frequency Counter LED 6桁」です。
LEDは4桁しかありませんので、上位2桁は配線していません。
100KHz~100Hzの桁までが表示できます。
モノバンドの自作トランシーバでは通常MHzは固定ですので、100KHz以下が表示できれば十分ですね。

完成した基板です。
18MHzVFOを接続してテストしているところです。
表示周波数は18.3859MHzです。
TCXOを使用したので、無調整でかなりの精度が出せます。
ダイナミック点灯なので思ったよりも暗い感じです。
移動運用で使う場合は高輝度のLEDでないとNGです。


2桁周波数カウンタの製作

2008-01-20 | 測定器

VFOの表示用に2桁の周波数カウンタを作ってみました。
回路とソフトはJK1XKPさんの「Frequency Lock Loop & LED 2桁FC」です。

FLLはOPアンプの手持ちが無いので周波数カウンタとして動作させてみました。
FLL部分も実装していますので、OPアンプを入手したらテストしてみたいと思います。
基板です。表示部分は基板を切って立てました。


表示部分です。
18MHzVFOを接続してテストしているところです。
2桁ですのでkHzと100Hzが表示されています。
28MHzでは可変範囲が広いので10KHzとKHz台が表示できると便利です。

18MHz VOF の実験 その2

2008-01-19 | 無線機


今回は直接18MHzを発振させてみました。
18MHzなので、コイルはタイトボビンに巻いた空芯コイルがいいのですが、再現性を考えて10Kコイルにしました。
インダクタンス変動の原因となるフェライトコアは使いません。
WKNコイルは元々ツボコアがプラスチック製なので調整用のコアを抜き取っただけです。
コアが無いとインダクタンスが不足するので、18回巻きで1.3uHとしました。

回路図 です。
基本的に同じ回路ですが、バリキャップを2つにして可変範囲を拡大しました。
逓倍はしませんので、バッファとしてバイアスを少し変更しました。

安定度向上を狙ってプリント基板に空中配線で実装してみました。
できる限り小さくするため、ランドは使っていません。


可変範囲のグラフです。
バリキャップとの接続用のCを大きくすれば可変範囲は広がりますが、必要な範囲になるように設定しました。
バリキャップを変更したためかもしれませんが、今回は使用範囲ではほぼ直線でした。

18MHz VFO の実験

2008-01-14 | 無線機


野毛トラ28の計画をしていますが、手持ちの水晶の関係で希望する周波数のVXOを作ることができません。
そこで強引にVFOでいけないか実験してみることにしました。

夏の横浜コンテストへの参加を目標にコンテスト周波数の28.6-28.8MHzに出られるようにします。
野毛GENのIFは10.160MHzなので18.44-18.64MHzが必要となります。
周波数範囲は一部我慢するとしても18.6/9.3/6.2MHzの水晶があるといいのですが、ジャンク箱には見当たりません。

そこで6MHz帯のVFOを3逓倍してみることにしました。
6MHz帯ならそこそこ安定したVFOが作れそうです。

回路図です。

TRでは安定していると言われているベース接地型のコルピッツ発振回路で、6MHz帯を発振させていきなり3逓倍しています。
周波数範囲が広いのでバリコンの代わりにバリキャップを使用しました。
周波数の可変には10回転のヘリカルポテンショVRを使用しました。

実験中の基板です。


一晩放置後の結果は、10Hzオーダーで少し動くようですが、安定度はまずまずです。
バリキャップなのでボディイフェクトはほとんどありません。
シールドケースに入れてしまえば温度的にも安定しそうです。
コイルはトロイダルコアにしましたが、タイトスペーサーに巻いた空芯?コイルにすればさらに安定しそうです。
いきなり3逓倍しましたが、バッファを追加したほうが良いでしょう。

VRの回転数と周波数のグラフです。
バリキャップなのでリニアにはなりませんが、28650以上は直線に近いのでこのまま使えそうです。
CカーブのVRとスプレッドVRの組み合わせもいいかもしれません。

このままではVFOの出力が少し足りないので広帯域アンプを1段追加しようと思います。
18MHzのVFOがなんとかなればあとは野毛トラ18と同じ構成でいけそうです。
コンテストですので、5Wくらいは欲しいところです。
CB用の石でなんとかなりそうですね。

50MHz USB 受信機の実験

2008-01-05 | 無線機

明けましておめでとうございます。
本年もJJ1WKN Logをよろしくお願いします。

50MHz USB 送信機の実験に引き続き受信機の実験をしました。
2SK241のRF増幅後TA7358PでVXOの36MHzと混合して14.318MHzに変換します。
14.318MHz2段のフィルターを通した後TA7358Pで局発の14.318MHzと混合して復調します。
この局発はVXOになっておりRITとして周波数を少しずらすことによりCW時のトーンを得ています。

部品配置図です。
実験なので送信機とは別の基板に適当にレイアウトしました。

出来上がった基板です。
SPKを鳴らすためのアンプはまだ実装していません。
左上がANTで右側の2つの水晶がフィルターです。
中央下の水晶が局発用でバリキャップで数kHz周波数を可変できます。


VXOと接続してテストしているところです。
USBを受信する場合はRITを調整してキャリアポイントをフィルターの中央にセットしないといけないのでモードを切り替えて運用するときは大変です。
クリスタルイヤフォンを接続して受信テストをしました。
RFアンプを1段付けてあるので感度は十分のようです。