JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

PLL2001+AVR ATTINY2313 50MHz AM トランシーバの製作 その5

2009-09-27 | PLL
ブログのテンプレートを変更しました。
横幅が広くなったので、画像サイズを少し大きくしてみました。

PLL部とVCO部をこの基板に引っ越しました。
シムシティではありませんが、だんだん街が発展していくようです。

レイアウトです。

できた基板です。上がPLL部で下がVCO部です。
VCOはこの基板には乗せない予定でしたが、受信部とPLL部がコンパクトに出来て基板に余裕があったので、VCO部を乗せてみました。
VCOの出力側には共振回路を追加しました。
7セグLEDは、基板に取り付けるとケース入れの際の自由度が低くなるので、ソケットで分離しました。


7セグLEDを付けて、PLLのテストをしているところです。
まだ基板には余裕があります。
送信部はアンプ3段+AFアンプ+変調トランスで、0.5Wくらいを検討しています。



PLL2001+AVR ATTINY2313 50MHz AM トランシーバの製作 その4

2009-09-24 | PLL
受信部のAFアンプを追加しました。
386回りがだいぶ込み入っていますが、レイアウトの微調整をして何とか収まりました。
Sメータの回路は基板に入り切らなかったので空中配線ですが、メータの振りが悪いのでベースへの抵抗を調整しないといけません。


写真がボケていますが、作り直したVCOのUPです。


電源もPLL部からもらうようにしたので、家の中なら移動できるようになりました。
FCZの10mW送信機にダミーをつないで離していって、信号が弱くなったところで、受信機のコイルの調整がやっとできました。
前回どこの周波数でも受信できたのは、局発のレベルが大き過ぎたようで、RFCを1kΩに変更したところ、20kHzも離れると聞こえなくなりました。


受信部が出来たので、PLL部をこの基板に引っ越すべく、レイアウト中です。
7セグLEDは、基板に取り付けるとケース入れの際の自由度が低くなるので、ソケットで分離する予定です。 

PLL2001+AVR ATTINY2313 50MHz AM トランシーバの製作 その3

2009-09-22 | PLL
送信部をどうするか未定ですが、とりあえず受信部を作ってみました。

送信側はダイレクトにPLLで50MHz帯を発振させることができたので、受信側は送信周波数より、455kHz低い周波数をローカルとして一気に455kHzへ周波数変換する方式としました。

いきなり455kHzへ変換する方式は、FCZのスポット受信機などの例がありますので、局発をPLLにしてみます。

周波数変換とIF増幅、検波、AGCはおきまりのLA1600にしました。
LA1600にはRF増幅回路がありますが、50MHzなので、外付けのRF増幅回路にしました。

回路はFCZのスポット受信機を参考にしました。
レイアウトです。
27x36穴の基板に受信部、PLL部、送信部を収める予定ですが、VCOと変調トランスは外付けにする予定です。

VCOはコルピッツ発振回路の2つのCをバリキャップに置き換えた回路に変更して、可変範囲を広く取れるようにしてみました。
VCOの出力側に共振回路を追加する予定です。

受信部の基板です。
AFアンプはまだ実装していません。
IFのフィルターはジャンク箱にあった55Dと表示があるものです。
455kHzなのは確認しましたが、選択度など詳細は不明です。


PLLと以前作ったAFアンプを繋いでテストしているところです。
PLLの制御プログラムは少し変更して、受信時は表示周波数より、455kHz下の周波数になるようにしました。
あと、バンド幅はバンドプランに従い50100~50995kHzまでに制限しました。

至近距離で送信電波をモニターしてみましたが、周波数が離れたところでも受信できました。
50MHzのAMの電波は滅多に出ていないのでこのあたりの調整は大変ですね。
FCZの10mW送信機に以前作ったCWビーコンでもつないで信号源にしてみようと思います。



発振器付きSWRブリッジの製作 ケース入れ

2009-09-16 | 測定器
ケースに入れました。
いつものHELLO KITTYのスチール缶です。
このくらいの規模の回路には丁度いい大きさです。

今回も電池内蔵なのですが、Liイオン充電池3本なので、かなりのスペースを占めてしまいます。
VRやコイルを並べたロータリーSWも結構なスペースです。

正面です。
左から、バンド切替SW、メーター、周波数表示LEDです。
角穴2つはしびれました。
周波数を可変するVRは右側にしたかったのですが、スペースの関係で左側にしました。


上面です。


中身です。


コイル群とメータです。
メーターには照明用の穴が開いていたので、白色LEDを付けてあります。


ケースに入れたので、周波数が高い方に少しずれましたが、調整が面倒なので、とりあえずこのままにします。

発振器付きSWRブリッジの製作

2009-09-13 | 測定器
3桁の周波数カウンタを作りましたが、組み込むべきトランシーバーの計画は今のところありません。
そこで、発振器付きのSWRブリッジをつくりました。

SWRブリッジの仕組みは簡単ですが、発振機が無いと、トランシーバから電波を出さないとアンテナの調整ができませんし、バンド外に共振点がある場合はなかなか大変です。
広帯域の発振機をつくるのは大変で、ディップメータのようにコイルを差し替える方式が一般的です。

今回はロータリーSWで、コイルを切り替える方式にしました。

回路図です。
コイルを直列に接続してインダクタンスを増やしていく方式としました。


基板です。今回は空中配線です。


ロータリーSWに付けたコイルです。
コイルの向きをバラバラにして、結合しないようにしないと、相互インダクタンスの影響を受けてしまいます。


3桁周波数カウンタに接続してテストしているところです。
ゲインコントロールはしていませんので、周波数によってメータの振れが異なりますが、今回はこのままとします。


ローバンドのコイルはマイクロインダクタを使っており、Qが低いのですが、発振しています。
6バンド分割で、2.5MHzから54MHzまでほぼカバーできました。
コイルの足し算で希望の周波数に合わせるのは大変でした。

AVR ATTINY2313 3桁周波数カウンタの製作

2009-09-11 | AVR
また、周波数カウンタをつくりました。
自作トランシーバの周波数表示に使う周波数カウンタを検討しています。

今回作成したのは、JN3XBYさんのサイトに掲載されていた、ディップメータ用の3桁カウンタです。
表示用なので、Hz単位の表示は不要で、周波数にもよりますが、100kHzや10kHz単位で十分です。
BASCOMで記述されているので、カスタマイズは簡単です。
プリスケーラは汎用ロジックICの74AC393(150円でした)を使って32分周しています。
1MHZから100MHZ以上まで対応していて、オートレンジで3桁表示されます。

できた基板です。
7セグLEDを立てて配置したので、コンパクトにおさまりました。
水晶はオリジナルでは12.8MHzでしたが手持ちの水晶の関係で12288KHzにしました。
修正はカウント値に掛ける値を変更するだけです。


先日作ったSGもどきの周波数を測定しているところです。
どちらのカウンタも校正していないので、少しずれています。


98.7MHzを表示しているところです。


100MHz以上はA,b,C、・・・と最上位の桁が16進数表示になるように7セグメントのパターンテーブルを追加しました。
表示は100.5MHzです。


9.99MHzまではオートレンジで10kHz台まで表示されます。


JN3XBYさんありがとうございました。

PLL2001+AVR ATTINY2313 50MHz AM トランシーバの製作 その2

2009-09-10 | PLL
以前作ったFCZの50MHzAM10mW送信機の水晶を外して、PLLの出力を接続しました。
5kHzステップで周波数が変更できるAM送信機の出来上がり?です。
バラックなので、このままでは運用できませんけど。

VCOのコイルの位置を少し変えたら、周波数が数MHz高くなって、PLLがロックしなくなってしまいました。
コイルにCを並列に入れてなんとかロックするようになりました。
実験とはいえ、50MHzのLC発振回路ともなるとしっかりした構造にしないといけませんね。


PLL2001+AVR ATTINY2313 50MHz AM トランシーバの製作 その1

2009-09-04 | PLL
PLL2001の制御方法がわかったので、50MHzAMトランシーバーを作ろうと思います。

先ずはPLL2001で直接50MHzが扱えるか実験してみました。
50MHzともなるとブレッドボードというわけにはいきませんので、穴あき基板にレイアウトしてみました。

表示は3桁の7セグLEDで、ロータリーエンコーダーでUP/DOWNが出来るようにします。
送受信の切替端子を設けて、受信時は455kHzシフトさせます。

回路図です。
PLL2001のクロックは10MHzにしてみました。
ループフィルタは少し応答性能が良いと言われている回路に変更しました。
VCOはコイルを交換しただけです。


PLL基板です。


50625KHzでロックしました。
受信機で確認しているところです。


表示部分です。


ロック範囲ですが、VCOの調整次第です。
とりあえず下限を50.5MHzに設定してみました。
上限は確認していませんが、51MHz以上です。
プログラムは3桁しか想定していないので、51MHzを超えると表示がおかしくなりました。⇒バグです。
周波数ステップはAMなので、5kHzとしました。

送受信切替機能は実装していませんが、送信部としては、適当に増幅して変更をかければ出来上がりです。
元の信号ができてしまえば、あとは水晶式のAM送信機と変わりませんね。
受信は定番のLA1600あたりですが、入手が大変です。
455kHzシフトにこだわる必要もないので、VCOの可変範囲を広げて中波ラジオを親受信機にしてもいいですね。
PLLだけあって、周波数の安定度は十分です。