JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

Tanukino CW練習機 CWii の製作

2010-04-19 | Tanukino
TanukinoでCW練習機を作りました。

16桁1行のLCDがジャンク箱にあったので、何か表示物ということで、CW練習機にしました。
LCDは秋月で買ったS-10551Dですが、内部的には8文字2行が1行になっているだけなので、表示位置などをそのつもりで設定する必要があります。

LCDは片面基板なので、コネクタをつけるのはあきらめました。
右側が音量調節のVRとモードSW、電源SWです。


裏側です。Liイオン充電池の上にTanukinoを載せた基板を配置しました。
右側の4ピン端子がPCとの接続コネクタで、後からプログラムを書き換えることができます。


ケースですが、テクノ手芸で習得したノウハウを生かしてフェルトにしました。
PCと接続してデバッグしているところです。


起動時のメッセージです。
名前は「Tanukino CWii」にしました。
表示とともにモールスで「Tanukino CWii」と流れます。


1つめの練習は、ランダムコールサインです。
モードSWを押すと開始です。


DEの後に生成されたコールサインが流れ、2回目は少し遅れて1文字づつ表示されます。
20個のコールサインが生成され、終了します。
7や8コールもそれなりの頻度で生成されます。
途中でモードSWを押すと、キャンセルされ、次の練習モードになります。


2つめの練習はQSOです。
CQから始まりラバースタンプQSOを最後まで収録してあります。


JJ1WKN/1がCQを出している始めの部分です。


上から見たところです。
内蔵のLiイオン充電池を充電するための端子も付けました。


右から見たところです。
綿を詰めてオニギリ型にしてあります。


左から見たところです。
4ピンのコネクタでPCと接続してプログラムを書き換えます。

Tanukino ニキシー管時計の製作 その2

2010-04-01 | Tanukino
その2です。

時計のプログラムを開発していましたが、なんとか動いたのでケースに入れて一応完成です。
10分くらい動作させると、ニキシー管特有のゴーストが出て、複数のセグメントが点灯してしまいました。
ゴーストはアノード側のフォトカプラに電荷がたまって、消灯している桁でも点灯してしまいます。
当初アノードをON、カソードをON、2mS待って、アノードOFF、カソードOFFと単純に制御していたのが原因でした。
対策は、アノードOFFの時、カソードをONにしてアノードにたまった電荷をカソードに逃がすようにしました。

100円ショップで買ったフィギュアなどを飾っておくケースに入れてみました。


斜めからの撮影です。


制御部です。
プッシュSWが1つと、ロータリーエンコーダーもどきSWです。
表示は時分のみです。
ロータリーエンコーダーは1分単位でUP、DOWNします。
SETモードはありませんので、いつでも時刻の調整ができます。
分の調整時に秒は00秒になりますので、時報と共にロータリエンコーダーを回すだけです。
プッシュSWを押すと秒表示のLEDが消灯して、1時間単位でUP、DOWNとなります。
単純なプログラムですが、時刻合わせの操作が簡単です。

ロータリーエンコーダーもどきSWですが、2つの独立したSWが入っていて、ノブを回すと回した方向に応じたSWにパルスが1つ出るだけです。
一般的なロータリーエンコーダーは位相がずれたパルスが出るので、どちらの方向に回したかをプログラムで判定するロジックが面倒ですが、このロータリーエンコーダーもどきSWはプログラム的には2つのプッシュSWと同じ扱いなので、プログラムが簡単になります。
ちなみに日米で105円でした。

右のSWはDCDCコンバーターの電源SWで、ニキシー管の表示のみを消せるようにしてあります。