JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

Tanukino Si5351A VFO 50MHz SSBトランシーバーの製作 その1

2016-12-29 | 無線機
タイトルを変更して、いよいよ50MHz SSBトランシーバーの製作です。

最初は方形波の局発でうまく変調が掛かるかテストしました。

マイクアンプと変調回路は以前途中でお蔵入りしていた50MHz PLL SSBトランシーバーの回路と基板をそのママ使用しました。

マイクアンプの回路はこちらをご参照ください。

変調回路はSBMで、こちらをご参照ください。

実験用シールドBOXゆかり
も再利用です。



実験結果ですが、受信機でモニタしたところ、綺麗に変調が掛かっていました。
キャリアバランスの調整はこれからです。

工作机の机上を片付けて、SG(下)と周波数カウンタ(上左)を設置しました。
MIZUHO製の周波数カウンタ/マーカー(上右)も健在でした。



Tanukino Si5351A VFOの製作 その5

2016-12-21 | Tanukino
その5です。

STEP変更とRIT機能を追加しました。

初期画面です。
[50210.00]50.2MHz、[R]受信、[A]VFO-A、[ 1k]STEP=1kHz、[U]USB、[ ]RIT-OFFの初期設定です。 


RIT-SWを押したあとエンコーダを右に少し回して、受信周波数を[+4]表示で400Hz上に設定しました。
RITは100Hz単位で上下2kHzまで設定できます。[+9]の次は[+A]で1kHz、以降[+U]で2kHz、マイナス側も同様です。


VFO-AとVFO-Bの切り替えもできます。



STEP-SWを押すとSTEP設定モードになり、エンコーダを回して5kHzに設定しました。


周波数が5kHz区切りの50.200MHzに変更されました。


エンコーダを回して10kHzUPしました。


10Hz単位の設定もできます。10Hz設定の時だけRITの周波数STEPを10Hzにしました。



とりあえずモードはUSB固定で、外部入力のPPTと送信時を示す出力を追加すればVFOの開発はほぼほぼ終了です。

Tanukino Si5351A VFOの製作 その4

2016-12-20 | Tanukino
その4です。

SWボードを追加しました。
このSWボードでは、直列に接続されているSWを押した時の電圧の変化を読み取って、どのSWが押されているか判定しますが、電圧が等間隔になるようにSWの間に入れる抵抗値の計算が面倒です。
今回は計算し直すのが面倒なので、以前製作したElekinoWiFiの6個のSWをそのママ使用することにしました。

回路図です。PTTはSWボードに組み込む訳にはいかないので、外部からの入力もサポートしました(D04)。



追加したSWボードですが、以前製作したElekinoのテストボードの抵抗を変更しただけです。



ソフト側はSWの確認を兼ねて、簡単そうな機能から実装してみました。

S1: T/R 送受信の切り替えで、トグル動作です。トランシーバーパネルからテスト送信をする時に使用します。
S2: A/B VFOのA/Bの切り替えで、市販のトランシーバーのように2VFOをサポートしました。
S3: A=B これも市販のトランシーバーと同じ機能です。

その他はモード切り替え、RIT、STEP切り替えですが、鋭意開発中です。
STEP切り替えは「STEP切り替えモード」のON/OFFとして、STEP切り替え自体はロータリーエンコーダを回して設定する予定です。
STEPは50MHzSSB機としては、100Hzと1kHzのみサポートすれば最低限OKですが、他のバンドでも使用できるように、欲張って10種のSTEPをサポートしたので、こんな仕様にしてみました。

周波数表示を少し変更してkHz単位の表示として10Hz台まで表示できるようにしました。
現時点で実際に動作するのは、最初の2文字で、以降はダミーの表示です。

Tanukino Si5351A VFOの製作 その3

2016-12-19 | Tanukino
その3です。

Tanukino Si5351A VFOを使用した50MHzSSBトランシーバーのブロック図を書きました。
詳細な設計はこれからですが、SSBジェネレーターは野毛ジェネをベースに、送受信共用の30-31MHzVFOと20.04MHzの局発で構成しました。
DBMを使用した周波数変換と変調、復調がSi5351Aの出力でうまく動作するかが課題ですね。


Tanukino Si5351A VFOの製作 その2

2016-12-18 | Tanukino
その2です。

ロータリーエンコーダとLCDを追加しました。
とりあえずIFを20MHz、VFOを30MHz、モードはUSBに設定しました。
SWを付けていないので、STEPは1kHz固定ですが、ロータリーエンコーダでUP/DOWNするところまで行きました。
VFOの30MHz台とLOの20MHz-1.5kHzの2波が同時に出力されています。



LCDの表示です。
1行目が周波数、2行目は左から[T]送受信状態、[A]A/BのVFO、[01k]STEP、[U]モード、[+2]RIT周波数です。
RITの[+2]は200HzUPを示しています。[+a]で1kHzUPで[+z]の+3.6kHzUPまでサポートする予定です。

Tanukino Si5351A VFOの製作 その1

2016-12-17 | Tanukino
Si5351Aのテストが終わったので、VFOを作ってみようと思います。

とりあえず懸案だった50MHzSSB/CW機をターゲットにしますが、汎用的に使用できるようにしたいと思います。
50MHzSSB/CW機の構成ですが、IFは以前フィルターの実験をした20.040MHz、局発と30-31MHzのVFOをSi5351Aで出力、SSBジェネレーターは野毛ジェネベース、MixはDBMを想定しています。

回路図です。
表示は8文字x2行のI2CインタフェースのLCDにしますが、I/Oは沢山余っているので、7本インタフェースの通常のLCDでも行けそうです。
I/Oはとりあえずロータリーエンコーダ、ElekinoSdで採用したSWボード(SW6個くらい)、Si5351AとLCD用のI2C、PC接続用で8本使用しています。
RC発振版でクロック用クリスタルは使用しないのでD20、D21が使えますが、回路図では抜けています。

付加機能として、エレキー、CQマシーン、なんちゃってSGなども検討しています。
グラフィックLCDにすればアンテナ・アナライザもいいですね。
欲張っても仕方がないので、先ずはVFOの基本機能から開発していこうと思います。



VFO開発に最低限必要な部分を実装してみました。
ブレッドボードと3.3V版TanukinoからICを乗せ換えて動作を確認しました。



3ch出力プログラマブル周波数ジェネレーターモジュールのテスト

2016-12-14 | Tanukino
以前秋月で購入した3ch出力プログラマブル周波数ジェネレーターモジュールが放置状態だったので、やっとテストしてみました。

このモジュールはSi5351Aを使用しており、TanukinoなどからI2Cインタフェースで周波数を設定すれば、2.5kHz~200MHzの周波数を3ch出力することができます。
これまでは、野毛ジェネのようにジャンクの水晶を利用したクリスタルフィルターを使用したSSBジェネレーターを作ってもトランスバータの周波数構成で苦労していました。
その昔はPLLで苦戦して、最近ではDDSが使えるようになりましたが、上限周波数が低く自由度が低いので、プリミックスVFOにするなど大変でしたが、Si5351Aを使用すれば200MHzまでのVFOが簡単にできるので、トランシーバーが作りやすくなりますね。

テストは3.3V版Tanukinoとブレッドボードで行い、14MHz1波、14MHz+20MHzの2波で確認しました。

APR9600 CQマシーンの製作 その2

2016-12-14 | その他
その2です。

以前使用していたスタンドマイクのケースに入れました。
既に穴が開いていたケースなので、レイアウトが少し変です。



横から


中身です。電源は使い古した携帯用充電池で、3.7V定格を2直列です。
薄型のスピーカーを仕込みましたが、スピーカー用の穴は開けていません。
電源SWとパイロットランプを後面に付けましたが、全面の方が良かったかもしれません。


最終的な回路図です。
余っているSWの接点を利用して、メモリー内容の再生時はマイクを切り離すようにしました。





ダイポール水とハゲ割り

2016-12-05 | その他
先日工作会へ行く途中、旧東海道を鶴見市場から新子安駅まで歩いてみました。

鶴見駅前の商店街にダイポールが立っていたので、もとい、ダイポール水の旗が立っていたので撮影しました。
詳しくはわかりませんが、水分子の塊に磁気を当てて壊して小さくして活性化させた水を使用しているようです。
水分子はH2Oなので、H-O-Hで2つの極(ポール)があるのでダイポールのようです。


昔の雑誌で真空管の807で20Mcくらいを発振させ、発振コイルを沿わせたパイプに国産安物ウイスキーを通過させると、熟成された美味しいウイスキーになるという製作記事が載っていました。
ちなみにこの回路では整流回路が無くて807自身が半波整流しているようです。
この装置はクラスタを壊すのではなく、水分子とアルコール分子をくっつけると美味しくなるようなので、ダイポールの下に水割りを置いてQSOすれば美味しくなるかもしれません。


おまけの写真ですが、「ハゲ割り」もやってるそうです。





APR9600 CQマシーンの製作

2016-12-01 | その他
最近コンテストに参加する機会が多くなっておりますが、CQを連呼すると喉の調子が悪くなってしまいます。
そこで以前購入した音声録音再生ICのARR9600を使用してCQマシーンを作ってみました。

コンテストなら1CHあればいいのですが、メインチャンネルでCQを出してサブチャンネルに戻ってくるには最低2CH必要です。
高音質で40秒弱録音できるので、2CHだと20秒弱ということになりますが、これだけあればCQマシーンとしては十分です。

回路図です。
録音用のマイクは無線機のマイクと兼用する回路で、CQマシーン側のPTTスイッチを操作すれば通常のマイクとして使えます。
この部分はJR1LZKさんの回路を参考にさせて頂きました。JR1LZKさんありがとうございました。
単体でも使えるように電源は電池内蔵でマイク出力とPTTをステレオプラグに出力して、ハンディや固定機などなんでも対応できるようにする予定です。


テスト中の基板です。
基板上にはICとトランジスタとVRだけで、他のCR類はチップ部品で基板裏に実装してあります。