JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

トラ技 2008/9 付録 78K0 マルチテスタの製作 その2

2008-09-13 | 78K0
ケースに入れました。
ケースはいつもの葉書ケースです。
透明度は高いのですが、LCDの窓を開けました。
電源はLiIon充電池を2セルで7.7Vで動きました。
ACアダプタ入力とパラに接続してありますので、基盤のSWをオフにすれば充電ができます。
外付けのSWをオフにすると、内蔵電池は切り離されますので、外部電源での使用もできます。
抵抗を測定しているところです。kΩ単位で小数点以下は表示されません。


中身です。
2CH分のプローブ接続端子を付けました。
測定する機能により基板上のコネクタを差し替えて使います。
蓋が簡単に開くのでSWは増設しませんでした。

トラ技 2008/9 付録 78K0 マルチテスタの製作 その1

2008-09-09 | 78K0
1ヶ月程かかりましたが、やっと基板への実装が終わりました。
まとまった時間が取れなかったので、帰宅してからの1~2時間で、少しずつ実装していきました。

今回は部品点数も多く、部品の密度も高い基板だったので、大変でした。
トラ技のサイトに掲載されている製作過程の写真を見ながらの製作で、随分便利になったものです。

出来上がって電源を入れたところです。
グラフィックLCDなので、表示の自由度が高いですね。
3つのSWを使って機能を選択します。
この辺りはマイコンならではです。


ファンクションジェネレータを起動したところです。
15~620Hzまでですが、正弦波、三角波、鋸波が出せます。


オシロで確認したところです。


この後は、ケースに入れたり、プローブを作ったりして実用セットに仕上げます。
少し重くなりますが、電源はLiIon充電池にして、ポータブルセットにしようと思っています。

78K0マイコンで秋月32x16LED 電光掲示板の製作 その3

2008-08-13 | 78K0
一応完成したので、ケースに入れました。

今回もペーパークラフトです。
既成の箱ではなく、箱を作りました。
材料は、日本酒の紙パックです。
適度な厚みがあるので、強度的にも十分です。

上面は100円ショップで買った5mm厚のスチレンボードにしました。
A4サイズが3枚で100円でした。
カッターで簡単に切れるので、加工が楽です。

右上のくぼみはSWです。


裏側です。
アルミ箔が貼ってあるので、いい質感です。

78K0マイコンで秋月32x16LED 電光掲示板の製作 その2

2008-08-12 | 78K0
プログラムを改造して、スクロール表示するバージョンを作成しました。

3つの漢字ビットマップバッファを持って、3文字目に表示したい文字をセットしてから、3文字全部を左にずらしていきます。
表示されているのは、1文字目と2文字目だけです。
16ドット分ずらし終わると3文字目が空になるので、次の文字をセットします。
ソースはこちらです。

JJ1WKNのWKNの部分が表示されたところです。


78K0マイコンで秋月32x16LED 電光掲示板の製作

2008-07-27 | 78K0
漢字2文字が出るようになったので、電光掲示板にしてみました。
最終的にはスクロールするようにしたいと思いますが、とりあえず2文字ずつ表示するようにしました。

今回はテストしながらプログラムを作成しているので、完成までに時間がかかりますが、USB接続でテストができるので、開発効率が上がります。
C言語なのと、プログラム容量を気にせずに開発できるのでPICやAVRに比べると楽です。
フォントとプログラムでまだ2KBまでありません。

RAM版でテストしてからROM版をコンパイルして単独で動作するようにしました。
RAM版ではLEDボード用の電源は別でしたが、ROM版では、USBポートからもらうようにして、USB用の5V電源を接続します。
無銭家で丁度よいケースが無かったので、ボール紙の箱に入れてみました。
カッターとテープで工作できました。







ソースは JJ1WKN 電子工作倉庫 に掲載しました。

78K0マイコンで秋月32x16LED点灯実験 その1

2008-07-21 | 78K0
78K0マイコンに秋月の32x16ドットLEDマトリックスボードを接続して点灯させてみました。
6本の信号線でシリアル制御できるボードです。

78K0マイコンのP10-P14のポートを信号線に割り当てました。
STROBEはGNDに接続して常時点灯にしました。

作成した基板です。


ソフトはテスト用に1パターンを表示させました。
今回は作成した基板の動作確認なので、RAMで動作させるので紐付きです。
ダイナミック点灯なので、デジカメで撮影すると、一部が光っていないのが分かります。
目で見るとちゃんと菱形に見えます。


ハードの確認ができたので、いつもの電光掲示板にしてみたいと思っています。

トラ技 付録 NEC 78K0 マイコン その2

2008-07-13 | 78K0
NECから無償で提供されている、78K0の開発環境を導入してみました。

インストール後サンプルプログラムをビルドしてみたところ、リンクエラーがでました。
@@LCODE is not exist というエラーで、調べてみたところコンパイラオプションで「標準ライブラリを使用しない」設定にしたにもかかわらず、RamApp.drファイルで標準ライブラリを使用する設定になっていました。
P141ではcommonフォルダから5つのファイルをコピーするように書いてありますが、このままではエラーになるようです。
標準ライブラリはとりあえず使いませんので、RamApp.drファイルの最後の行をコメントアウト(先頭に#を入れます)したら、リンクエラーが出なくなりました。
#MERGE @@LCODE := IXRAM

ビルドしてみたところです。
「RAMエリアの初期化ができない」とのワーニングが出ていますが良く分かりませんので無視します。


loadして動作確認をしているところです。
このプログラムは、初期メッセージを出したあと、USBから1文字入力するごとにエコーして、LEDのOn/Offを変更しています。
xが入力されるとプログラムは終了します。


トラ技バイオスのおかげでホスト側のPCと文字のやり取りが簡単にできるので、応用範囲が広がりそうです。 

トラ技 付録 NEC 78K0 マイコン その1

2008-07-12 | 78K0
昨日買ってきたトランジスタ技術 2008年8月号にはNECの78K0マイコン基板が付録に付いていました。
このマイコンにはUSBコントローラが乗っていて、USBファームウェアと、プログラムの書き込みなどを行うBIOSが書き込まれているので、USBに接続すればすぐに動作します。
コネクタの半田付けなども不要で、基板を直接USBポートに刺すことができます。

USBマイコン基板です。


パソコン側には、USBをシリアルに変換するドライバをインストールしますので、ハイパーターミナルなどの通信ソフトで制御することができます。
ハイパーターミナルでUSBマイコン基板に接続して、BIOSのdumpコマンドでメモリの内容を表示しているところです。


プログラムの書き込みはHEXファイルをテキストでUSBマイコンへ転送すると、BIOSがメモリに書き込んでくれます。
RAMに書き込んで実行したところです。


サンプルプログラムのsample1.hexを書き込んでみました。
P6.1 ^= 0x01;
でP61ポートに接続されているLEDを点滅させているだけです。
マイコンで最初に動かすプログラムはLEDピカピカです。


無限ループするプログラムなので、動き出したら電源を切る以外に止めることはできません。USBポートから抜きます。
RAMで実行しているので、電源を切るとプログラムは消えてしまいます。

LEDピカピカのテストが終わったので、フラッシュROMに実用的なプログラムを書き込んでみることにしました。
RAMは2KBしかありませんので、大きなプログラムは書き込めませんが、ROMは8KBあります。
テストしたのは、サンプルの「あまり強くないオセロゲーム」です。
プログラムを書き込んでいるところです。
書き込みは1KBずつなので、大きなプログラムは数回に分けて書き込みます。


書き込みが終了してプログラムを起動したところです。


オセロゲームの初期画面です。


「あまり強くない」だけあって、適当にお相手したら勝ちました。


開発環境もC言語が付いているし、空きポートの数も多いので色々応用ができそうです。