JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

DC-DCコンバーターの製作

2008-09-28 | 電源
ポータブルの真空管セット向けにDC-DCコンバーターを作りました。

DC-DCコンバーター用ICのMC34063を使用しました。
MC34063は100円ショップで売っている12Vから5.5Vに変換するコンバーターにも使われていることがあります。

回路図です。
出力電圧は、R1とR2の比で決まります。
が、これは無負荷のときの話で、負荷を掛けて電流を取り出すと出力電圧は下がってしまいます。


基板です。放熱器が付いているのがパワーMOSFETで、150V耐圧のものです。
無負荷では150V出ていました。


27KΩの負荷を接続してテストしているところです。
電圧は138Vで5mA取れました。
最初1M:10kでテストしたところ負荷を掛けると電圧が下がったので、VRに変更してみましたが、R1:R2の比を変えても出力は上がりませんでした。
ICは電圧を制御しようとしているはずですが、諸々の抵抗分で電圧降下が発生しているようです。

FMワイヤレスマイクの分解

2008-09-25 | その他
先日秋葉原へ出かけたときにFMワイヤレスマイクが安かったので買ってきました。
CR2032の予備電池が付いて150円でした。
電池代としても安いです。


パッケージを開けたところです。
周波数は88.9MHz固定で携帯のスピーカーを挟んで車のFMラジオで受信してハンズフリーになるようです。
送話部分は付いていないので、携帯のマイクに向かって大声を出すようです。


周波数固定なので水晶発振と睨んで中を開けてみました。
チップ部品をイモ半田付けしたような基板です。
トランジスタらしき部品は3つあり、マイクアンプ、水晶発振、バッファアンプといった構成でしょう。
水晶は17.7744MHzです。5逓倍で88.872MHzとなります。
基板を見るとコイルらしきものは見当たりません。
ということは、高調波出まくりで受信機でチェックしたところ、17、34、53MHzの電波を確認できました。
第3校高調波の53.3232MHzは50MHz帯に入っているので、遊べそうです。
基板を1周しているのがアンテナでしょう。


裏側です。コンデンサマイクと電池BOXだけです。


水晶のUPです。


2台買ってきたので、FMラジオと組み合わせて電話ごっこができそうです。


真空管の実験 その1

2008-09-23 | 無線機
真空管用電源BOXができたので、早速実験をしてみました。

今回のテーマは3極管での水晶発振です。
真空管は12AT7を使いました。
回路は水晶発振版の3A5トランシーバーを参考にしています。

回路図です。


実験用基板に組んでみました。
真空管ソケットのセンターピンで自立しています。
強度的には弱いのですが、実験なのでヨシとしましょう。


真空管用電源BOXに接続して実験しているところです。
出力はVp=80V、Ip=1.8mAで10mW弱というところです。
もう少し電流を流してやるとパワーアップできそうです。


3極管の半分でマイクアンプを作って、変調を掛けてみようと思います。
原典ではカーボンマイクですが、コンデンサーマイクでいく予定です。

真空管セット用電源BOXの製作

2008-09-22 | 電源
ハムフェアで真空管を買ってきたので、何か作ろうと思っていますが、実験に先立ち真空管セット用の電源BOXを作りました。

真空管セットは電源が大掛かりになりますので、実験用にこのような電源BOXがあると何かと便利です。

メインのトランスは250V/30mA、6.3V/1Aです。
これに12V球用に13Vのトランスを使います。

回路図です。
125Vの中間タップが出ているので、両波整流とブリッジ整流を切り替える方式としました。


プリント基板で作ったラグ板です。
この上に整流回路や平滑回路を組みます。
電圧が高いのでランド間が狭いのが気になりますが、大丈夫でしょう。


組み立てたところです。
ケースに余裕があったので、スピーカーと出力トランスも入れてみました。
出力トランスは3V出力の電源トランスを流用しました。
入力インピーダンスは不明ですが、公称5kということにしておきます。
巻き線比から計算するともう少し低いようですね。


横から見たところです。


出力電圧は、ブリーダ抵抗の100kΩのみで負荷を繋いで測定していませんが、無負荷で190Vくらいありましたので、公称170Vということにしておきます。
250Vタップからブリッジ整流した方は無負荷だと350Vを超えているので、電解コンデンサの耐圧をオーバーしてしまうので、実際の負荷を接続して様子を見たいと思います。

エレキーパドル「オニキー」の製作 その2

2008-09-19 | CW
配線をしました。
接続はL型のピンで中央がコモンなので、ソケットの差込方で、短点と長点を入れ替えることができます。
瞬間接着剤で仮止めしたあと、エポキシ系接着剤で固めてあります。


CQ誌付録のOIKeyに接続して試し打ちをしてみました。
左手で打つ練習をしてみましたが、難しいですね。

エレキーパドル「オニキー」の製作 その1

2008-09-17 | CW
別冊 CQ ham Radio No.5に超小型エレキーパドルの製作記事が載っていたので、これを参考にしてエレキーパドルを作ってみました。

パドルの土台になる重たいモノを100円ショップで物色していたところ、丁度良いものがありました。
オニキスというメノウの一種でできた灰皿です。
大きさは8cm角で厚さが3cmあります。


柔らかそうな感じの石だったので、ドリルを当ててみたら削れたので、無謀にも石に穴を開けることにしました。
穴を開けてボルトを1本立てたところです。


後はパドルの支点になるボルトを2本立てれば穴あけは終わりです。
裏側(灰皿では表ですが)です。


パドルはベーク基板の切れ端を使いました。
タクトSWを取り付ける穴とランドがあります。


ベークのカラーにパドルを接着して組みあがったところです。
ストッパーはコードハンガーを使っています。
指が当たる部分はお決まりのコインです。


真上から見たところです。
パドルの支点のボルトはもう少し間隔を空けた方が良かったかもしれません。


アップです。


横から見たところです。


配線はこれからですが、機械的な部分は完成です。
石のオニキスにちなんで、名前は「オニキー」とします。

円海山移動運用

2008-09-13 | 移動運用
久々に移動運用へ出かけました。

移動先は裏山の円海山です。1200/430のFMで運用しました。

1200は5エレ八木とGPをつなぎ替えながら運用しました。

5エレ八木は100円ショップで買ったミニ三脚に付けました。


GPは何段か不明ですが、90cmくらいあります。
Nコネ付きの同軸ケーブルを持っていったのですが、オスコネだったので、接続できず、短いBNCケーブルと、変換コネクタでなんとか繋ぎました。
せっかく釣り竿を持っていったのですが、給電点は地上高1mでした。


帰りに旧NTT中継所に寄ってみたら、山頂のプレートが付いていました。


謎の展望台へは柵があって相変わらず行けませんでした。

トラ技 2008/9 付録 78K0 マルチテスタの製作 その2

2008-09-13 | 78K0
ケースに入れました。
ケースはいつもの葉書ケースです。
透明度は高いのですが、LCDの窓を開けました。
電源はLiIon充電池を2セルで7.7Vで動きました。
ACアダプタ入力とパラに接続してありますので、基盤のSWをオフにすれば充電ができます。
外付けのSWをオフにすると、内蔵電池は切り離されますので、外部電源での使用もできます。
抵抗を測定しているところです。kΩ単位で小数点以下は表示されません。


中身です。
2CH分のプローブ接続端子を付けました。
測定する機能により基板上のコネクタを差し替えて使います。
蓋が簡単に開くのでSWは増設しませんでした。

トラ技 2008/9 付録 78K0 マルチテスタの製作 その1

2008-09-09 | 78K0
1ヶ月程かかりましたが、やっと基板への実装が終わりました。
まとまった時間が取れなかったので、帰宅してからの1~2時間で、少しずつ実装していきました。

今回は部品点数も多く、部品の密度も高い基板だったので、大変でした。
トラ技のサイトに掲載されている製作過程の写真を見ながらの製作で、随分便利になったものです。

出来上がって電源を入れたところです。
グラフィックLCDなので、表示の自由度が高いですね。
3つのSWを使って機能を選択します。
この辺りはマイコンならではです。


ファンクションジェネレータを起動したところです。
15~620Hzまでですが、正弦波、三角波、鋸波が出せます。


オシロで確認したところです。


この後は、ケースに入れたり、プローブを作ったりして実用セットに仕上げます。
少し重くなりますが、電源はLiIon充電池にして、ポータブルセットにしようと思っています。

ワイヤーアンテナ用コードリールの製作

2008-09-07 | アンテナ
ハムフェアで買ってきたワイヤーアンテナ用コードリールを作りました。

移動運用のワイヤーアンテナは、持って行く機材を少しでも軽くするために細い線を使いますが、何かに巻きつけておかないとこんがらがって大変な目に合います。

そこで、JK7TKEさん考案のコードリールを作りました。
100円ショップで調達した植木鉢の皿を2枚、鍋蓋のつまみで固定したものです。


巻き取りやすいように取っ手を付けてあります。
付属のワイヤーはアルミ線でしたが、おまけに頂いたビニール線を25m巻いてあります。