JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

デジタル表示 終端型 QRP 1W RF 電力計の製作

2009-01-31 | 測定器
以前から作ってみようと思っていた「デジタル表示 終端型 QRP 1W RF 電力」を作りました。

2乗目盛りをリニア目盛りにする回路でダイオードで検波した電圧をリニアに変換してDMMで測定します。
1W=1V、100mW=100mVと表示されるので、楽にパワーの測定ができます。

回路は、JA3DEWさんがCQ誌に投稿した回路です。
3D無線クラブに 製作記事 が掲載されていますので、これを参考にしました。

使用するダイオードによって抵抗値が異なるようですが、とりあえずこの値で作りました。
終端抵抗は150Ω1Wのチップ抵抗3つです。
最短距離でBNCコネクタの芯とアース間に配置できました。

検波用ダイオードは1N60、リニア変換用のダイオードはジャンクの1S1588相当です。

基板です。
そのうちシールドケースに入れたいと思います。

6m AM トランシーバーの製作

2009-01-30 | 無線機
送受信の基板が出来上がったのでトランシーバーとしてまとめてみました。
送信機+受信機のセパレート方式なので、独立して動作しますが、電源とアンテナをSWで切替てます。

電源が受信系は5V、送信系が9VでファイナルやAFアンプは12Vなのでかなりややこしい配線になっています。
また、送受信周波数を合わせるために送信部のVXOのみを受信時に動作させるSWも追加しました。

ケースはいつもの100円ショップで調達しました。
今回は薄型のケースで18x15x3cmのサイズです。
成行きで実装した空中配線の基板なので面積が広くなってしまったので、これに合うケースを捜してきました。

蓋を閉めたところです。
SWやVR類は全て側面に配置しました。
スペースに余裕があったので、Liイオン充電池を内蔵しました。
電圧は3本直列で12V弱です。


中身です。
ごちゃごちゃしている黄色い線はほとんどが電源系の配線です。

6m AM送信機の製作 その1

2009-01-28 | 無線機
VXOの出力を増幅してみましたが、50.590の水晶に切り替えると出力がほとんどでないので、切替方式は止めて、50.640の水晶だけにしました。

回路構成は発振回路の出力を2SC1815で増幅して、2SC1815の2パラの終段とします。

実験中の基板です。


出力は100mWでした。終段は12V。
この後は変調回路ですが、LM386と変調トランスの構成でオーソドックスにしようと思っています。



50MHz VXO の実験

2009-01-27 | 無線機
6mAM送信機は16MHz台の水晶をVXOで可変して3倍の高調波を増幅する方式とします。

PIC-VCの使用を想定してバリコンの代わりにバリキャップを使いました。
発振は2SC1815で、VXO用のコイルはIFTのコイルをほどいて6μHくらいのコイルを巻きました。

ジャンク箱に50MHz台の水晶が2つあったので、切り替えて2CHとしました。
バリキャップは色々試してみましたが、1SV111にしました。
電源は可変範囲が広がるように9Vとしました。

実験中の基板です。


可変範囲は、
50.590の水晶で50.543~50.574
50.640の水晶で50.618~50.648
でした。
水晶によってどこまで可変できるか、実験してみないとどうなるか分かりません。
VXO用コイルも2つ用意して、水晶毎に調整できるようにしました。
SWの基板に付いているのがVXO用コイルです。

バリキャップなので、バリコンより可変範囲が狭いですが、あまり欲張っても安定度が悪くなりますので、この辺にしておきます。
 


6M AM 受信機の製作

2009-01-12 | 無線機
6m AMのトランシーバーでも作ろうと思って、色々な回路を捜しています。

94年の発行ですから10年以上前に買った「ビギナーのためのトランシーバー製作入門 AM SSB編」という千葉OMの本に「50MHz AM受信機の製作」というのがあったので、ジャンク箱の部品で作れそうだったので、早速作ってみました。

回路はコリンズタイプのダブルスーパーです。
RF増幅後、ミキサーで局発の45MHzと混合して5~6MHz台に変換します。
IFと検波はサンヨーのLA1600というICです。
LC発振の局発で455kHzに変換、IF増幅後、検波、LM386でAF増幅します。

RFとMIXには原典では2SK439を使っていましたが、2SK241に変更しました。

基板です。
穴あき基板にレイアウトするのが面倒だったので、今回も全面グラウンドの基板に空中配線です。
接地するパスコンや抵抗を足がかりにして配線していきます。
なんとかランド無しで実装できました。
ジャンク箱からの部品捜しと、コイル巻きをしながらだったので2日間かかりました。


コイルは7mm角のジャンクのコイルを巻き直して使用しました。
例会で頂いた7mm角のコイルボビンにジャンクのIFTのケースをかぶせてあります。
ツボコアが無いので大きなインダクタンスは得られませんが、50MHzは12回巻きで丁度いい感じです。
50MHzの他に7MHzと5MHzのコイルも必要ですが、これはオリジナルのIFTの線を全部解いて鼓状のコアに適当に巻いています。
7MHz用が12回、5MHz用が15回でした。

VRやSPを接続して動作テストをしているところです。
細かい調整はしていませんが、局発とバリキャップのVRを調整して、50.5~50.8MHzの受信範囲としました。
最終的にはPIC-VCにしようと思いますが、1:5のギヤ付きVR(水晶右)を使用していますので、とりあえず十分です。


空中配線のUPです。
成行きでレイアウトをしたので、LA1600回りがかなり密度が高くなってしまいました。
セラミックフィルターはジャンク箱にあったSFU455Bです。
帯域が狭いのがあったら交換しようと思います。




PIC-VC使用VFOの試作

2009-01-04 | PIC
新年明けましておめでとうございます。
本年もJJ1WKN Logをよろしくお願いします。

PIC-VCを使ってVFOを試作してみました。
周波数構成は特に決めていませんが、20MHz付近を目標にしました。

回路は、CYTECさんのPIC-VC付属の汎用VFOです。
バリキャップは1SV55を使用しました。

発振用のコイルは7mm角コイルのボビンに15回巻きで約1.0μH、コアは取り除いてあります。

可変範囲は、バリキャップと接続するCで大きく変わります。
今回は300kH程度としました。

出来上がった基板です。片面基板を前面アースとして、空中配線しました。


回転数と周波数の関係です。縦軸は20.xxxMHzの下3桁です。
PIC-VFOのモードはハイスピードです。
バリキャップなので完全な直線になっていませんが、全域で使えそうです。


安定度ですが、作ったばかりで熱的にまだ安定していませんが、10Hzの位がパラパラしています。