JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

50MHz 2Ele HB9CV の製作

2007-10-19 | アンテナ
次回の移動運用向けに、6mのDPを改造して2エレHB9CVを作ってみました。

マッチングはガンママッチなどが使われますが、構造を簡単にするために、位相コイルでマッチングする方式にしました。
寸法図です。
リフレクタ(2980mm)に位相コイルを付けて、ラジエータ(2700mm)に1:1バランを付けて給電します。
リフレクタとラジエータはクロスしたフェーズラインで接続します。



ラジエータ側です。
80mmx15mmのプリント基板に目玉クリップを2つずつネジで止めして、念のため半田付けします。
直径7mmのブームを差し込む穴を開けた木片(15x25x10)を中央にボンドで貼り付けます。
中央部分の銅箔を取り除き、1.5D-2Vで給電します。
パッチンコアに4回巻いてバランとします。


リフレクタ側です。
IV線で位相コイルを作成して、ホットボンドで木片に貼り付けます。
フェーズラインの線は、プリント基板に半田付けします。


ラジエータ側のフェーズラインは、蝶ネジで取り外しできるようにします。


リフレクタは50cmに切った3mm/4mm/5mmのアルミパイプの3段繋ぎですが、差し込んで重なる部分があるので、少し長さがたりません。
そこで、IV線を使って延長します。
IV線の端を少し半田付けして、逆に少しネジって太くします。


アルミパイプ同士の接続です。
重なる長さの半分くらいのところで、太い方のアルミパイプをペンチで気持ちつぶします。
細いアルミパイプを差し込むと半分くらいで止まるので、さらにグリグリねじ込めばOKです。
テープを巻いて差し込む長さを固定します。
これで、まず抜けてくることはありません。


クロスマウントも目玉クリップで作ります。
アルミパイプはアンテナのブームで、箸の代わりに釣竿となります。


コネクタ部分です。ここでは少し大きい目玉クリップを使います。
釣竿の強度の関係で、ブームから1mくらい1.5D-2Vで引き下ろしてBNCコネクタに接続します。
赤鉛筆の代わりが釣竿となります。


調整はまだしていませんが、基本的に無調整でバンド幅は1MHzくらい確保できるようです。

LC発振回路の実験

2007-10-18 | 無線機
野毛トラ2号機の検討しています。
周波数は50MHzで、プリミックスVFOの代わりにプリミックスVXOにしようと思いますが、ちょうどいい局発用の水晶がありません。
特注すればいいのですが、ジャンク屋で100円くらいで買う水晶では思うようにはいきません。

そこで、局発を周波数固定のLC発振回路でなんとかならないものかと実験してみました。
VFOではないので周波数を動かす必要はありません。
機械的にがっちり小さく作れば安定したものができそうです。
周波数はLとCの組み合わせで何とでもなるでしょう。

回路図です。
クラップ発振回路にエミッタフォロワーのバッファを付けてあります。
実験なので周波数は適当でよいので、TCは付けません。
CはCH0でそろえました。Lは太目の線で巻いた空芯コイルです。


作成した基板です。
空中配線で、30mmx13mmサイズに押し込みました。
コイルはホットボンドで固めてあります。


31MHz程度の周波数で発振することを確認したので、回路ごとホットボンドで固めてしまいました。
部品の再利用ができなくなりますが、ジャンクパーツなのでよしとします。
一晩放置して熱が冷めてから周波数の安定度を測定しましたが、以前作成したVFO並みに結構安定しています。
シールドをしていないので、回りの環境で周波数が変動するので、シールドしてから温度特性を測定してみたいと思います。
ホットボンドは加工が楽ですが、熱には弱いので順当にエポキシで固めてみようと思います。

全市全郡コンテスト

2007-10-17 | 移動運用
10/7はいい天気だったので、久々に移動運用に出かけ、全市全郡コンテストに参加しました。

移動地は木更津市と市原市の境の林道で、標高は170mくらいのところです。
写真奥が東京湾方面です。
林道の柵に釣竿を立てて運用しました。


アンテナは今回の移動用に急遽作成した6mのDPです。
50cmに切った、直径5mm/4mm/3mmのアルミパイプを接続してあります。


20局ほど交信しましたが、炎天下で暑くなってきたので、2時間ほどで撤収しました。
交信いただいた各局ありがとうございました。