JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

7MHz QRPp CW TX の製作 その2

2007-02-25 | 無線機
穴あき基板が完成しました。
かなり小さいです。
トリマはスペースを食いますので、6pFに置き換えました。
これで、7001KHzくらいでした。


ケースに入れました。
茶色の線がアンテナです。


スペースが余っているので、基板を少し切って、キージャックを取り付けました。


先日作った電鍵を繋いで出来上がりです。


受信機でチェックしたら、高調波が沢山出ていました。
28MHzまではバンド内なので交信できそうです。

7MHz QRPp CW TX の製作 その1

2007-02-25 | 無線機

1.5Vのアルカリ乾電池1本で電波はどこまで飛ぶでしょうか?
CQ Ham Radio 2007/2の付録に1.5Vで動作する50MHzAMトランシーバの記事がありました。

先日作った電鍵のデモ用発振器として、7MHzのQRPp送信機を作ってみようと思います。
受信機は短波ラジオで間に合わせますが、時間があったらAFアンプを追加してDC受信機にしたいと思います。
アイボールQSO時に10mくらい離れて交信することも考慮して、免許申請できる構成にします。

5MHzの水晶とFCZ5コイルを使用して、ピアスCBで実験してみました。
いい加減な空中配線ですが、1.5Vで発振しました。

千石の地下で買った7MHzの水晶とFCZ7コイルでテストしましたが、7.27MHzで発振しました。
ピアスCBにはこの水晶は合わないようなので、無調整発振回路に変更したら7MHzで発振しました。


回路図です。

無調整水晶発振回路にバッファアンプを接続しただけです。
キーイングは免許申請できるようにバッファアンプ段で行います。
Trはおなじみの2SC1815です。
LPFは省略しましたが、基板にスペースがあれば追加したいところです。
LPF無しにすれば、高調波で他のバンドでも交信できそうですが。

今回は、穴あき基板でできるだけ小さく作ります。
穴あき基板用にレイアウトも作成しました。4x10穴に押し込みました。
この回路でFCZ基板に仮組してテストしたところ、動作しました。
オシロで波高を測定したところ、OSCのみで0.16V、終段で1.16Vと増幅しているようです。
消費電力は1.61Vx1.32mA=1.53mWでした。


組み込む予定のケースです。
100円ショップで買ったLEDイルミネーションの電池ケースです。
1.5V単3のスペースに回路を組み込みます。



50MHz ML アンテナの調整 その1

2007-02-24 | アンテナ
MLアンテナは調整が大変とのことですが、調整してみます。
先ずはメインループとコンデンサを調整して、50MHzに共振させます。

SWRアナライザなどは持っていないので、実際に電波を受信してみます。
ディップメータの周波数カウンタ出力に適当なアンテナをつないで電波を出します。
この電波をMLアンテナで受信して、電界強度計が一番大きく振れるところの周波数が共振周波数です。
電界強度計は秋月のキットです。製作レポートが沢山ありました。



ディップメータは50MHzまで発振できませんので、25MHzあたりを発振させて高調波を受信します。
受信周波数は広帯域受信機で確認します。50.227MHzでした。
いい感じです。50MHz帯なので、あとは電波を出してSWRを測定できます。
共振周波数を微調整して、給電ループを切り詰めてマッチングします。
かなりクリチカルとのことです。
アンテナ自体が小さいので室内で調整できそうです。

5MHz VFO 2号機 その2

2007-02-24 | 無線機
5MHz VFO 2号機の基板が完成しました。
バリコンの背中に取り付けました。
ケースはそのうちプリント基板で作ろうと思います。


基板のUPです。


結果は、Ca=75+82pF、Lは少し巻き数を減らして33Tで4.56uH。
周波数の可変範囲は目標より少し狭めて、5132KHz~5380KHzとなりました。
出力は電源を5Vにして、7dBmでした。
周波数の安定度はまじめに測定していませんが、4時間で40Hzと実用できそうです。

50MHz MLアンテナの製作

2007-02-24 | アンテナ

メインループができましたので、給電ループを付けました。
形だけですが、それらしくなりました。
調整が大変だそうです。
SWRアナライザがあるといいのですが、ありません。
適当な周波数の電波を受信して電界強度計で測ろうと思っています。
どうなることやら。


給電部です。
コネクタはBNCにしました。
メインループを半分に切って、コネクタにネジとめしました。
給電ループは100円ショップで買った真鍮線にしました。
真鍮は銅より硬いので、給電ループの形を保っています。


100円ショップの活用 その4

2007-02-20 | その他

CQHamRadioの3月号を買ってきました。
バネ鋼を利用したアンテナの記事が載っていましたので、早速作ってみようと思います。
いつもの100円ショップで材料を探します。

見つけたのはドレインクリーナーです。
3mのバネ鋼が100円で手に入ります。


半田付けができるとのことなので、やってみます。
付きました。


切断は万力で何回か折り曲げます。


作成するアンテナは50MHzのマグネチックループアンテナにしてみます。
メインループは銅製とのことですが、とりあえずバネ鋼で作ります。
メインループ円周は80cm、接合部は両面基板で作った16pFのコンデンサです。


メインループが完成しました。
このサイズならどこへでも持って行けそうです。

GDMの製作

2007-02-18 | 測定器
以前に製作したGDMを紹介します。

回路は、JH1FCZ著の「自作電子回路テキスト」に掲載されているものです。
GDMにありがちな発振強度調整用のVRがついていないのが、FCZ方式の特徴です。
構成は2SK192Aのコルピッツ型発振回路+2SK241のソースフォロアで周波数カウンタに接続します。
5MHzVFO#2の発振回路のゲート電流を見てディップ点の周波数を読むという感じです。

コイルは4本で、2.3~32MHzをカバーします。
リップスティックの空き容器を利用します。
リップスティックには底部に回すつまみがあると思いますが、これを取り外すと穴が開いています。
この穴をリーマで少し広げて、RCAプラグを押し込みます。
直径28mm/2Tのコイルと、インダクタンス測定用のソケットも追加しました。

コイルも含めたセットです。


本体です。
周波数カウンタを併用しますので、目盛りは不要なのですが、一応ふっておきました。


中身です。
アルミテープを貼って、シールドBOX化しています。

5MHz VFO 2号機 その1

2007-02-18 | 無線機

5MHz VFO 2号機の製作です。
1号機は怪しいスチコンのためか?安定度が思わしくありませんでした。
2号機では温度特性がほぼゼロのNP0セラミックコンデンサを使うことにしました。
まじめに温度補償するのは大変ですので、今回はNP0はこんな感じというのがわかればよしとします。
といっても頭が黒いだけで、出所不明のジャンクで怪しいことには変わりはありません。

ジャンク箱から集めた部品です。
あまりはっきりしませんが、コンデンサは頭黒で揃えてあります。
TCやVCもエアTCとエアVCにしました。


コイルはタイト製のスペーサーに0.3mmのUEWを巻いて作りました。
VFOのコイルにはフェライトコアは使うなとのことです。
適当に巻いたら40回巻けました。インダクタンスは5.56uHでした。


回路です。
2号機では、クラップにしました。
Caで共振周波数を決定し、直列に接続されている68pFで周波数可変範囲を決定するのがオーソドックスですが、未知のパラメタが沢山あると計算が大変なので、とりあえず68pF固定としました。
VCと希望する周波数可変範囲からCaを決定し、これに合ったLを決定する方式です。(1号機と同じ)
VCとTCに数値が入っていますが、適当な共振回路の周波数を測定し、そのCにVCなどを並列に加えた時の周波数変化から求めました。
前回はVCの値を適当に仮定してみましたが、色々計算してみると、VCの可変範囲が一番効いてきますので、正確に測定しましょう。


使用したVCです。
操作性を考慮してギア付VCに変更しました。
1:3ですので、通常半周のところが1周半となります。
測定の結果、3.9~23.5pFでした。


実験用の基板に仮組したところです。
結構安定しています。
半田付けの直後でもKHzオーダーで変化することはありませんでした。


電源はたまたまこの基板に乗っていたレギュレータが9Vだったので、9Vにしましたが、移動運用時のバッテリーの電圧降下や、発熱?を考慮して5Vに変更する予定です。
このようなモジュールを作っておくと便利です。
実験基板の移動も楽ですし、作品に組み込む場合は両面テープでケースの片隅に貼り付けます。
ちなみに白と黄色の丸い玉は、100円ショップで買ったビーズです。
穴あき基板に端子を立てるときにも使っています。

プリント基板の切断

2007-02-12 | その他
プリント基板はPカッターで切断していましたが、沢山切るときには時間がかかってしまいます。
今回はVFOのケースをプリント基板で作るので、6枚のプリント基板を切り出す必要があります。


プリント基板専用のPCBカッター(K-110)が工具のホーザンから発売されていますが、24,150円でちょっと手がでません。
http://www.hozan.co.jp/catalog/sessaku/K-110.htm

そこで1,980円で売っていたジグソーで切ることにしました。


基板をしっかり押さえて、真っ直ぐな線に沿ってジグソーを移動させればいいはずです。
いつも座っている椅子には、ちょうどいいスリットがあります。
まな板とシャコ万力で、プリント基板を固定します。
またまた100円ショップグッズが大活躍です。
あとは、まな板に沿ってジグソーを進めます。


ジグソーの歯とガイドの端までは30mmでしたので、切りたい線から30mm離れた線上にまな板の縁がくるように調整して固定します。


あとは切るだけです。


5MHz VFO の製作 その2

2007-02-12 | 無線機
5MHz VFO の製作の続きです。

プリント基板を切って、ケースを作ります。
正確に切り出すのは大変です。
両脇を付けたところです。


ケースは完成です。


共振回路のトロイダルコアとスチコンをエポキシ接着剤で固めます。


出来上がりです。