JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

サインスマート PIC16F628A 水晶発振子周波数測定キット製作

2015-11-28 | 測定器
秋月でも販売されていますが、同じ値段で送料無料だったので、アマゾンでサインスマート PIC16F628A 水晶発振子周波数測定キットを買ってみました。

綾瀬の配送センターに在庫があったようで、翌日の朝には到着しました。

部品のチェックをしたところ、肝心のPICが欠品していたので、即返品してリトライしました。
今度はサインスマートからの直送とのことでしたが、なかなか発送されません。
ようやく発送されたと思ったら、国内からではなく中国/東莞市からの発送でした。
その後深圳市経由で成田へ空輸、東京、横浜までは一晩でしたが、末端の配送で1日かかりました。

今度はPICの欠品もなく、早速組み立ててみました。
たまにはキットの製作も良いもんです。1時間足らずで完成しました。

水晶ソケットに水晶を挿すと発振して周波数が表示されます。
水晶発振子周波数測定キットとしては5桁表示では物足りません。
内部的にはHz単位まで測定しているハズなので、操作をしてもいいので、Hz単位まで表示できるといいですね。

オフセット機能があるので、VFOをカウントして送受信周波数を表示できそうで便利です。
送受信周波数表示であれば5桁でも十分です。
適当な信号を入力してみましたが、何もカウントしません。
秋月版のマニュアルによると、入力端子はPICの入力へ直結されており、5Vppが前提で、適切なアンプを追加しないと周波数カウンタとしては使えそうにありません。
値段相応といったところですが、自作トランシーバや受信機の周波数表示には役に立ちそうです。


オリジナルは DL4YHF さんの Frequency counter with a PIC and minimum hardware のようです。
アセンブラですが、ソースも公開されているので、カスタマイズができそうですね。
プリアンプの回路図も掲載されています。
4桁表示もコンパクトで良さそうです。

JA1XRQさんのサイト上記ページの日本語訳がありました。

Tanukino aitendo カラーグラフィックLCD M032C1289TP のテスト その4

2015-11-27 | Tanukino
その4です。

専用基板を作ってケースに入れました。
タッチパネルなので、穴を開けない訳にはいかず、毎度ながら角穴の加工は大変でした。


タッチパネルと、SDカードからの画像表示のデモを合体させてみました。
数字ボタンを押すと対応した画像が表示されます。
SlideShowを押すと全画像が連続表示されます。


数字ボタンを押したところです。


スライドショーで画像が切り替わるところです。


中身です。
使用した3.3Vのレギュレータのドロップ電圧は1.3Vでギリギリですが、Liイオン充電池1個でなんとか動作しています。
ケースの半分は空きスペースですが、どのようなアプリケーションにするか、今のところ未定です。

Tanukino aitendo カラーグラフィックLCD M032C1289TP のテスト その3

2015-11-17 | Tanukino
その3です。tinyFATとUTFT_tinyFATライブラリーのテストをしました

tinyFATのDemo_readLnです。
SDカードに格納されたテキストファイルを読み込みシリアルへ吐き出すだけのデモです。
SDカードは256MBのものをしようしました。


次は、UTFT_tinyFATライブラリーのDemo_Landscapeです。
SDカードに格納された画像ファイルを読み込んで表示するだけです。




ここまではライブラリーに同梱されているrawファイルです。
UTFTライブラリーに同梱されているImageConverter565.exeというツールを使用して自前の画像ファイルを変換してみましたが、色の設定が何か変です。
colorspaceの設定がおかしいようですが、このツールにはそれらしき設定はありません。
RGB565という組み込み機器向けのカラースペースをのようですが、扱えるツールが限られているようです。
RとBはそれらしいけど、Gが変です。
Gは6ビットなのに全部単純に5ビット化しているのかもしれません。


Tanukino aitendo カラーグラフィックLCD M032C1289TP のテスト その2

2015-11-15 | Tanukino
その2です。タッチパネルのテストをしました。

ライブラリーはRinky-Dink ElectronicsのグラフィックLCDライブラリーUTFTファミリーのUTouchを使用しました。

TanukinoとM032C1289TPとの配線はGLCD部分の接続も含めて下記です。
まだテストをしていませんが、SDカード部分の接続も含めておきます。
SDカード用のtinyFATというライブラリーも用意されていて、UTFTと連携しているのですが、SHDCカードには対応していないのが残念です。
サイズが小さそうなので、これはこれで役に立ちそうです。

Tanukino - M032C1289TP

// GLCD
Gnd - 01/Gnd
3V3 - 02/Vcc
A0 - 04/RS
A1 - 05/WR
3V3 - 06/RD
A2 - 15/CS
A3 - 17/RST
3V3 - 19/LedA
D00 - 21/DB0
D01 - 22/DB1
D02 - 23/DB2
D03 - 24/DB3
D04 - 25/DB4
D05 - 26/DB5
D06 - 27/DB6
D07 - 28/DB7

// TouchPanel
D20 - 29/T_CLK
D21 - 30/T_CS
D08 - 31/T_DIN
A4 - 33/T_DOUT
D09 - 34/IRQ

// SD card
D12 - 35/SD_OUT
D13 - 36/SD_SCK
D11 - 37/SD_DIN
D10 - 38/SD_CS

UTFTとUTouchの定義は下記です。
// UTFT(Model, RS, WR, CS, RST);
UTFT myGLCD(SSD1289_8,A0,A1,A2,A3); // aitendo-M032C1289TP
// UTouch(TCLK, TCS, TDIN, TDOUT, IRQ);
UTouch myTouch( 20, 21, 8, A4, 9);

Tanukino3V3と接続してのテストです。


ライブラリーに同梱されているサンプルを紹介します。

UTouch_ButtonTestです。
1から0までのボタンを押すと下の行に押した数字が表示され、Enterを押すとスクロールします。


UTouch_QuickDrawです。
これは単純に白い線を引くだけです。


UTouch_QuickPaintです。
簡単なお絵かきソフトです。+ーでペンの太さを変えられます。


殴り書きでTanukinoを描いてみました。


なお、GLCDではD00とD01を使用していますが、GLCD動作中でもスケッチのアップロードはできました。

Tanukino aitendo カラーグラフィックLCD M032C1289TP のテスト

2015-11-13 | Tanukino
昨年のaitendoの新店舗への移転セールで当選して頂いたカラーグラフィックLCD M032C1289TPを放置していたのですが、3.3V版Tanukinoができて環境が整ったので、早速テストしてみました。

回路図です。接続には12本のI/Oが必要です。
このGLCDモジュールはタッチパネルやSDカードも使えるようですが、今回はGLCD部分のみの配線としました。


Tanukino3V3と接続してのテストです。
ライブラリーの設定や配線は、ラジオペンチさんのサイトを参考にしました。


UTFT_Demo_320x240.inoを動かしてみました。





3.3V版Tanukinoの製作

2015-11-12 | Tanukino
Tanukinoの周辺でも最近は、3.3VのI/Oで動作するチップやモジュールなどが増えてきており、5V版とのインタフェースが厄介になりつつあります。
抵抗分圧で無理やり5VのI/Oと接続したり、Tanukinoの電源だけを3.3Vにしたりしてその場を凌いできましたが、3.3V環境で動作するTanukinoを作ることにしました。

3.3Vでは無理をすれば16MHzでも動作しますが、いわゆるオーバークロックで保証外なので、8MHzクロックでの動作としました。
8MHzクロックなので、内蔵RC発振回路によるクロックとして、I/Oポートを2つ増やすことにしました。

USBシリアル変換ICでI/O用の電圧を電源電圧とは別に設定できるものを使用すれば、3.3VのI/O信号となり、3.3V電源で動作するTanukinoと接続することができます。
FT232RLモジュールでは、VCCIOの電圧をUSBからの5Vと、内蔵レギュレータの3.3V出力から選択することができます。
FT232RLモジュールの手持ちが無かったことと、内蔵レギュレータの3.3Vでは大食いの機器への3.3V供給ができそうにないので、以前制作したFT231XSを使用したUSBシリアル変換基板を使用することにしました。
FT231XSは3.3VのI/Oですが、5Vトレラントということなので、5V版Tanukino用に製作したものです。

今回は、I/O用の電源のみ内蔵レギュレータを使用し、外部へ3.3Vの供給はしないことにしました。
Tanukino基板ではUSBの5Vから1.5A対応レギュレータで3.3Vを生成し、AVRと外部へ3.3Vを供給します。
回路図です。


FT231XS使用のUSBシリアル変換基板に丁度シリアル接続用コネクタがあったので、子亀として乗せることにしました。
5Vもこのコネクタから取れますが、反対側に電源用5Vソケットを増設して、子亀基板を乗せられるようにしました。


1番ピン側です。
TanukinoのソケットはAVRと1:1にしました。このソケットからワイヤリングで、ターゲット回路と接続するので、順番通りに並んでいる必要はなく、信号名が明記されていれば十分です。
基板に余裕があったので、両脇にGndと5V端子を追加しました。


15番ピン側です。こちらも同様です。


Tanukino基板の上からです。
ブートローダーにはJR1JWZさん開発のK3NG CW-keyer改良版に同梱されている optiboot_atmega328_pro_8MHz_RC.hex を使用しました。


Tanukino基板の裏です。
3.3Vレギュレータ周りが混みいっていますが、ソケットへの信号線は1:1なのでスッキリしています。

aitendo 3W Led電球で半田付け用照明の制作

2015-11-11 | その他
先日aitendoで3WのLed電球が100円だったので、買ってきましたが、電球ソケットがE14というサイズで家中のランプに合わせてみましたが、合うものがありません。
E14サイズはヨーロッパの照明用だそうで、日本では一般的では無いようです。

ホームセンターか秋葉原へ行けばE14サイズのソケットを入手できそうですが、元値が100円なので高くついてしまいます。
そこで、ACコードを強引に半田付けして、天井からぶら下げて半田付けの際の照明としました。
AC100Vを扱いますので、良い子はマネをしないでくださいネ。


電球の能書きです。


電球の位置は、机の上20cmくらいの所なので、細かい細工もやりやすくなりました。


ElekinoCanDo/Std(ATmega168P版ElekinoCanDo)の試作 その5

2015-11-01 | Tanukino
その5です。

K3NG局開発のオリジナル版ではメモリー書き込み時にワード単位の編集ができないので、JR1JWZ局改良版のダイエットを試したところ、ベースのプログラムサイズが小さかったのか、かなり余裕ができました。
そこで、削除したコマンドのいくつかを復活させました。
また、3個までしか実装していませんが、9個までのメモリーをサポートしました。

サポートしたコマンドは、下記です。
F:  サイドトーンの周波数変更
N:  パドルリバース
P:  メモリー書き込み(P1~P9)
V:  バージョン情報再生(追加)
X:  コマンドモード終了
1~9: メモリー内容再生

その他の機能は、下記です。
・メモリーのリピート再生(復活)
・リセット
・スピード調整
・ストレートキーモード

また、メモリーマクロを使用すると連続符号をメモリーに書き込めますが、サイズの関係でメモリーマクロをサポートできなかったので、連続符号は使用頻度を考慮して下記のみをサポートしました。
「AR(.-.-.)」,「AS(.-...)」,「BK(-...-.-)」,「KN(-.--.)」,「SK,VA(...-.-)」

ちなみにサポートしている記号は、下記です。
「=(-...-)」,「/(-..-.)」,「?(..--..)」,「,(--..--)」,「-(-....-)」

メモリー書き込み時の編集機能は、連続符号サポートとのからみで一部符号を変更しました。

・メモリー書き込み終了は、[Cmd]または「.-.-.-」または「.-.-.-.」
・1ワード削除は、「........」または「...-.」
・全ワード削除は、「---...」

まだ、400バイト強の余裕があるので、もう少し拡張できそうです。
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スケッチが プログラムストレージ領域の 15,962バイト (97%) を使用しています。最大は 16,384バイト です。
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ATmega168P版でワード単位編集といくつかのコマンドをサポートでき、使い易い構成になったと思います。