JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

Tanukino Tanukino2の製作

2012-10-31 | Tanukino
先日「ちびでぃ~の2」を作ったばかりですが、初代Tanukinoを作ってから3年近くになるので、2代目の「Tanukino2」を作ってみました。

初代は自作シールドの使用を意識して、基板の両サイドにArduinoと同様のコネクタを付けていましたが、シールドでの使用は少なく、スタンドアロン作品の事前テストでケーブルを引き出して使用することが多くなってきたので、シールドの使用を前提としないことにしました。

また、動作確認用のLCDの他に、いくつかのLEDとSWを配置することにしました。
LCDのコネクタや電源ピンには数種類あり、Arduinoのポート接続を変更しないといけないケースも出てきたので、これに対応しました。

そこで、Tanukino2では以下のポイントを考慮しました。

・Arduinoのポートは1箇所にまとめる(J1/J2:ArduinoPort)
・2x7ピンと1x16ピンのLCDをサポートする
・2x7ピンのLCDでは電源ピンが逆なものがあるので、切り替えられるようにする(LcdPower)
・LCDのピンアサインを変更できるようにする(J3:LCD Port)
・D13ピンのLEDは10kΩ経由で接続し、他の用途にも使用できるようにする。
・テスト用にLDEを9個、SWを6個用意して任意のポートに接続できるようにする(J6:Led/Sw)
・USB-シリアル変換ボードの出力を分離して、USB-シリアル変換ボード無しのTanukinoにスケッチを書き込めるようにする(J4:Serial)
・USB-シリアル変換ボード経由での5V電源と外部5V電源を切り替えられる(J7:PowerSelect)
・外部電源はダイオードブリッジ経由の入力として、電源の接続間違えを防止する(AC入力もできますが)
・BitBang方式でのAVR書き込み機としても使用できるようにする(J5:BitBang)
・3.3Vを供給できるようにする
・16MHZセラロックをクリスタル変更する
・基板サイズは初代と同じとする

回路図です。


Tanukino2です。
テスト用に5個LEDを接続しています。右端はD13ピンのLEDです。
LCDの下にはレギュレータがあります。


裏側です。CRの一部はチップ部品を使用しています。
AVRとArduinoPortとの距離が長いのでごちゃごちゃしてます。






BitBang方式でのArduino書き込み

2012-10-18 | Tanukino
FTDIのUSBシリアル変換ICを使うと、BitBang方式でAVRに書き込むことができます。

早速Tanukinoから秋月のUSBシリアル変換モジュール AE-UM232Rを外してブレッドボードでテストしてみました。

配線や書き込みソフトの使い方はこちらを参考にしました。

ブレッドボードで組んだBitBangライタと増殖したTanukinoです。
全部Tanukinoでスケッチのアップロードのテスト済みです。


書き込みソフトの画面です。


FuseとLockBitはこの設定にしました。

ATMega168P lFuse=FF hFuse=DD eFuse=00 Lock=0F Hex=ATmegaBOOT_168_diecimila.hex
ATMega328P lFuse=FA hFuse=DA eFuse=05 Lock=0F Hex=ATmegaBOOT_168_atmega328.hex

ちびでぃ~の2の製作

2012-10-14 | Tanukino
ちっちゃいものくらぶ さんで頒布している ちびでぃ~の2 を作ってみました。

ちびでぃ~の2はArduino互換機ですが、USB-シリアル変換ICが基板に半田付けされていますので、作るのが簡単です。
また、表示には欠かせないLCDコネクタが付いているのも便利です。
基本キットが1000円、LCD付きのフルキットが1500円で送料込みなので格安です。

完成した基板です。オプション全部載せのフルキットです。
USBコネクタの横がLCDコネクタです。


AVRにサンプルスケッチが書き込んであるので、電源をつなぐだけで動作確認ができました。


USB-シリアル変換ICのドライバをインストールして、アップロードの確認もできました。