JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

周波数カウンタ用プリスケーラの製作

2007-09-30 | 測定器


今週末は雨だったので、釣竿アンテナの調整ができませんでした。

そこで、以前作った秋月PIC周波数用にプリスケーラを作りました。
EXT2では18MHzが上限なので、もう少し伸びればと思います。

回路図です。
インバーターのバッファ+シュミットトリガで入力波を整形します。
1/10の分周2段で、1/10または1/100にします。


レイアウトです。


できた基板です。
手持ちの関係で、74HC04Pを使っています。
2MHzのサイン波を入れて動作を確認できました。
上限は50MHzくらいまで伸びているといいのですが・・・
周波数カウンタのAMP出力とAMP-INの間に入れてみようと思います。

VCH式移動用釣竿アンテナの製作

2007-09-24 | アンテナ


移動用のアンテナを作りました。
CQHamRadio2006/11に掲載された「VCH式移動用釣竿アンテナ」です。

7MHz用のアンテナですが、1.4mの上部エレメントの下にローディングコイルとミニ容量環、3.4mの下部エレメントがあります。
下部エレメントと5.2mのグラウンドエレメント間に給電します。

釣竿は、ハムフェアで買った5.4mのグラスロッドです。


コイルは、○○レモンの500mlPETボトルを使用しました。
1.0mmの銅線を巻けるだけ巻いて38Tとしました。オリジナルは30Tのようです。
オリジナルではビーズタイを使ってコイルの間隔を保つようですが、ホットボンドでペタペタ貼り付けました。
2号機を作るときは、テグスにビーズを通せばよさそうなので、ビーズタイを作ってみようと思います。
オリジナルでは、ボトルの口は切り取って逆さにするようですが、ホットボンドで貼り付けるだけで強度が保てそうなので、キャップに穴を開けて釣竿に通しました。


ボトルを取り巻いているのが、ミニ容量環です。
クリップでコイルの適当なところを選択します。タップは1巻きおきに立てました。
上部エレメントともクリップで接続します。


ベランダから斜めに突き出したところです。


給電部です。青いターミナルにグラウンドエレメントを接続します。


給電部と下部エレメントです。


グラウンドエレメントは湿った土に這わす時は5.2mですが、コンクリートなどの場合はもう少し長く6.0mとのことです。
5.2mのグラウンドエレメントは、Y字型ターミナルとバナナターミナルを付けてあります。
6.0mにする場合は、バナナの先に0.8mのエレメントを接続して延長します。


調整をしようと思ったら雨がパラついてきたので、まだ調整はしていませんが楽しみです。
7MHz用ですが、18MHzまではカップラーを使えば使えるそうです。
上部エレメントの接続部分をターミナルに変更して、21MHzや28MHz用のエレメントを用意しておけばマルチバンドで使えそうですね。

移動用太陽電池充電システムの製作

2007-09-23 | その他

CQHamRadio2007/10に掲載されていましたが、10月21日に「QRPエコディ」というのがあり、自然エネルギーを利用して移動運用をしようということです。
「二次電池を移動地で充電する場合は、自然エネルギーを利用すること」とのことですので、移動運用で使用するバッテリーを太陽電池で充電するシステムを作りました。

6Vの太陽電池セルを2枚直列にして12Vの太陽電池パネルを作りました。
太陽の下では12V以上の電圧が出ますが、バッテリーに充電しようとして電流を流すと電圧が下がってしまい、充電できません。
そこで、太陽電池から7.2VのLiイオンバッテリーを充電して、DC/DCコンバーターで昇圧してから移動運用用のバッテリーの充電をします。
移動運用用のバッテリーは、10.8V 3000mAhのLiイオン電池です。


DC/DCコンバーターはMC34063を使用した秋月のキットです。
携帯充電用の手回し発電機(5.3V出力)からバッテリーを充電しようとして組み立てたものですが、手回し発電は両手が塞がるので没となりました。
出力側に電流監視用の電流計をつけました。
1mAの電流計に分流器を付けて160mAフルスケールです。
キットの説明書には入力8Vで出力12Vの時400mA取れるとのことなので、もう少し電流が取れそうですが、太陽電池からの充電なので、100mA位にしておこうと思います。
VRを回すと出力電圧を可変することができます。
ケースは葉書保管用ケースです。

秋月 PIC 液晶表示 周波数カウンタ Ver.2

2007-09-21 | 測定器

以前作った秋月の周波数カウンタキットをケースに入れました。

キット付属のプリスケーラは500MHz以上でないと感度が悪いので組み込むのはやめました。
キットにはアンプが付いていますので、アンプの出力を18MHzまでカウントできる汎用カウンタ2へ接続しました。
さらに、以前作成した広帯域アンプを前段に接続しました。
フィルターの特性測定に使えるように、A/Dコンバータの入力も付けてあります。
RS-232Cへの出力回路も追加しましたので、VFOの安定度も測定できそうです。

ケースは100円ショップで買った葉書保管ケースを使用しました。
厚みが結構あるので、加工は少し大変でした。


中身です。持ち運びできるように電池駆動としました。
へたった006Pでも動作しています。


7MHz CW トランシーバの製作

2007-09-09 | 無線機


工作会の例会で7MHzの受信機を頂いたので、CW送信機と組み合わせてトランシーバーにしてみました。

頂いた受信機はMIZUHOのRX-100です。
RX-100は80年代に販売されていたシングルスーパー方式の受信機です。
16.5MHzのVXO-9MHzのプリミックスVFOで、7.0-7.1MHzをカバーしています。

トランシーバとするために、セミブレークインの制御回路を追加しました。
トランジスタSWで電源の切り替え回路の実験をしてうまく動作したのですが、ANTの切り替えにリレーを使うことにしたので、結局2回路のリレーで電源も切り替えることにしました。

送信機+受信機なのでダイヤルが2つあります。


フタを開けたところです。
QP-7はフタに移動しました。


VFO-7DとRX-100です。


QP-7と制御基板です。
セミブレークインによる切り替えと、RITとRX-100用に3系統の電源を供給しています。
VFOは動作を安定させるのと、キャリブレーションのために受信時も動作させています。
受信側のRITで送信周波数とは数KHzずらしてあります。

7MHz CW 送信機の製作

2007-09-05 | 無線機


ハムフェアの戦利品で7MHzCW送信機を製作しました。
戦利品は、懐かしのMIZUHOのVFO-7DとQP-7です。

現在は販売されていませんが、80年代はこの組み合わせで製作するのが定番でした。
最近ではCQ出版社から高田OM著の短波CW送信機の実験という基板付きの本が出ていますが、こちらはVFOの代わりにVXOとなっています。

VFO-7Dです。可変範囲は6960-7160KHzでした。
7MHzには少し広すぎますが、トランスバーターと組み合わせて他のバンドに出るにはちょうどいいところです。
もっとも7MHzのVFOですので、14,21,28MHz帯はそのまま逓倍してダイレクトコンバージョン受信機にするのがお手軽です。
7逓倍して50MHzっていうのはどうでしょうか?
計算では、49.0-50.4MHzをカバーでしますが、チューニングが大変そうですね。

MIZUHOからはVFO-5という5MHz帯のVFOも発売されていました。
こちらは500KHzの可変幅ですので、どのバンドでもこなせます。


QP-7です。
水晶発振+バッファ+終段の構成で1W出ます。
水晶を取り外してVFOを接続すると水晶発振段がバッファとなり、7MHzをフルカバーできます。


作成した基板です。


100円ショップで買ってきたケースに組み込みました。
取ってがついているので、持ち運びに便利です。
オリジナルの目盛り板は付いていなかったので、ボール紙で作りました。


中身です。
だいぶスペースが空いていますので、受信機でも組み込んでみようと思います。