2012年3月31日を以て廃線となった十和田観光電鉄、私としては最初で最後の雄姿に会うべく、3月下旬の平日に出掛けて参りました。
十和田観光電鉄 三沢駅
駅舎外観及び内部も完全に昭和の雰囲気をそのままに、古き良き時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます・・・!
営業終了も間もなくということで平日ながら、多くの鉄道ファンや撮り鉄の方々の姿が駅舎内外にみられました。
そばコーナーも大賑わい!
今回、最初で最後となった十鉄電車体験、撮鉄というより乗鉄中心で三沢~十和田の往復を堪能しました。
通学(クラブ活動)や買い物という地元の方々を遥かに凌ぐ鉄道ファンや私のように惜別の乗鉄のお客さんを乗せて十和田市へ・・・
車内の一角ではアコーデオンを弾くご年配の男性の曲に合せて、これまたご年配のご婦人方が声を高らかに歌声喫茶ならぬ歌声列車の様相・・・!
汽車の窓から ハンケチふれば
牧場の乙女が 花束なげる
・・・・・・・
ララ・・ ララ・・・・・・・
高原列車は ララ・・・ 行くよ
車内は何処か哀愁を感じながらも、少し気分もウキウキしてくる雰囲気に包まれておりました。
沿線にはカメラマンが各所に・・・
駅で途中下車のカメラマン多数、乗り込むカメラマンも多数・・・!
流石に、ここまでは本気モードになれず、静かに座って20数分で終点、十和田市駅に到着・・・!
十和田市駅窓口
待ち時間、約1時間ということで十和田名物のバラ焼きでも食べようかな?と駅周辺、ほとんど近くですが、お店を探したのですが、見つけられず・・・
駅の立ち食い蕎麦を代わり食べて、早めに電車に乗り込んで出発を待つことに・・・
復路も沿線には多くのカメラマン・・・!
最終日の31日は、もっと凄いことになっていたものと推察しております。
まさに惜別・・・ですが・・・
長い間、お疲れ様でした・・・
津鉄、弘南鉄道と一緒にけっぱって私鉄王国青森を形成していたのですがね~
次は弘南鉄道の大鰐線が危なっかしいですよ。
各地の鉄道が消えていくのは本当に寂しいですね。
私が小さいころに買った鉄道の本の中から、もういくつもの私鉄・国鉄が消えていっています。
とらねこさんが撮影した写真は貴重な記録として残るでしょう。
ブログをやるようになり、さらにカメラを触るようになって全国各地に知られざるローカル線の数々があることを知ることができましたし、十鉄のような私鉄ローカルが近場と云うか青森にあったこと、今さらながら知ることができて良かったと思ってます。
でも廃止間際であったこと、これだけが少し後悔というところです。
そのうちに残りの私鉄、さらに各地の何処かを訪ねてみたいと思っております。
健在でいつもの風景だったローカル線、それがある日を境に廃止となる、気づいた時は既に遅し・・・そんなことがおこらないように今現在頑張っている私鉄やローカル線が消えないよう祈るのみですね。
それにしても寂しいかぎりです。
時代の流れ?収益の減少・・・これも仕方なしかもしれないけど、それでも寂しいです。
最後の姿に触れることが出来て少しだけ良かったと思っております。
たまに観光バスと路線バスぐらいのもので、鉄道の方に乗ったのは確か一昨年が最初で最後でした。
とらねこさんのブログを見ていると、なくなるのを惜しむ人たちの気分というか雰囲気が伝わってくるような感じがします。
ほんと名残惜しいという気持ちですね。
鉄道マニアの人達が多数訪れ、別れを惜しむかのような雰囲気に包まれてましたが、一番影響のある地元というか沿線の利用客の動きというか姿がよく見えなかったという思いがするのは何故なのか?
遠野で良くいう言葉・・・「むがす(昔)あったずもな(あったそうです)、今はねど(今は無い)」後になってその貴重さや大事さがわかるという内容ですが、そんな思いがいたします。