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「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

紅葉はじまる

2022-10-15 20:38:36 | 福泉寺・伝承等

 先週につづき上郷は桑畑自治会館から撮り鉄

間を空けず正面撮り

 

毎度のスポット、紅葉には少し早く来週にはいい感じになりそうな雰囲気です。

いつもの同級生撮り鉄の56氏は少し色づいた山々を入れた構図で攻めるとかで、今回は最初に情報交換のみ話しただけで別れて撮ることになりました。

と言っても僅か数十メートル離れただけですがね。

現地には2番目に到着、別場所でスタンバイの撮り鉄氏がおりましたが、小生は正面撮りということで線路の反対側に赴くと置き三脚もなく、一番乗り・・・。

真正面の位置取りを確保、撮り鉄常連さんが数分後に到着、周りを囲むように三脚を設置したようです。

20人前後の撮り鉄さん達

リンゴとのコラボをするスポットがあり、多くはそちらに流れた可能性も・・・?

それでも良煙スポット、それなりの人数ですね。

 

その前に・・・

例年紅葉のスポットとしてご紹介している福泉寺

今年も紅葉の季節到来となっております。

山腹が2割程度の色づき

紅葉、色付は終盤の箇所もありますが、全山的には始まったばかり、紅葉ピークは22日、23日頃か?

個人的には近所に住みながらも仕事もあるし土日は選挙関係で撮ること叶わず

(^-^;

なので今月最終週の紅葉撮りとなりそうです。

なんとか良い所は待っていてほしい、そう願っております。

風が少し強いかな?

左に煙が流れるかも?そう危惧もされましたが、なんとか微風となり流れは最小限となり、良煙となりました。

 

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ラストの桜 福泉寺

2022-04-28 18:08:38 | 福泉寺・伝承等

 花散らしの雨、その後の強風で満開の桜も一気に散ってしまいました。

4/27(水)の強風下、これは寂しいながらも桜吹雪が観れる、撮れるな?と考えてましたが、別用務等があって境内には出向けずでした。

写真は翌日、4/28の様子となります。

 

福泉寺の桜は開花から約1週間で満開状態、気温とか気象の影響もあれば、それから5~10日程は満開状態が継続することもありますが、今年は一気に満開に至って数日で雨、そして強風となってソメイヨシノのほとんどは葉桜となってしまいました。

まだ3割程度の花が残されてはおりますが、ソメイヨシノの見所は終了となった印象です。

4/28現在

 

本堂周り

ヤマザクラ系の桜が満開となっていました。

例年、ソメイヨシノから遅れること約1週間で満開となりますが、今年もいつもどおり咲いて満開となりました。

ちょっと風の影響で落花はじめという状態ではありますがね。

 

境内はシダレ系が最盛期となっております。

 

観音堂前のシダレ

隣のソメイヨシノ?なんとか踏ん張ってまして、良い意味でのコラボが継続中でした。

シダレは今週いっぱいは大丈夫かと思います。

シダレ桜

紅梅も満開

遠景の遠野市街地、物見山が望める良い環境で咲いております。

連休、黄金週間直前の平日ですが、今日も参拝客が途切れることはありませんでした。

 

なんとか時折の強風を待って桜吹雪というか、舞う桜を撮ることができました。

心待ちにしていた北国の春、特に桜でしたが、来たぁと思ったら一気に去って行った感覚でもあります。

もう少し名残の桜を追いかけてみたいですが、基本的には桜は地元の福泉寺メインですので、これにて今年はお終いとなりそうです。

 

集落内では1週間前からチューリップが咲き始めております。

こちらも一気に咲いて終盤突入かな?

 

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満開!福泉寺の桜2022

2022-04-26 16:15:33 | 福泉寺・伝承等

 思ったより早く満開となった福泉寺の桜。

天候が下り気味で雨との予報も出ていることから、天気が良いうちにと4/25(月)福泉寺境内を撮り歩きました。

 

福泉寺遠景・・・我家方面 (;^ω^)

今年の遠野の桜は、市内どこの桜が早いとか遅いとかの差がなくて、ほぼ一斉に咲いて満開を迎えたという印象でもあります。

福泉寺の桜は市内桜の名所地では遅い方で、街場からは4~5日遅れて咲くのですが、ここ数年、差が縮まっているというか早くなっている雰囲気です。

この日は平日でしたが、参拝客は途切れることなく賑やかな境内となっておりました。

また、前日の日曜日、ここ数年では一番多い参拝客とかで4桁までは届かないまでも3桁後半の入れ込みで、往時の賑わいに近い感じがしました。

それと爆裂咲きと表現できる年もありましたが、近年はなかなか花付きが良いとはいえない年も多くて、少し寂しい気がしておりました。

しかし、今年は期待以上の花が咲いて、こちらも往時を思わせる美しさとなりました。

樹齢100年近くの木々が主流ながら、なんとか踏ん張って咲いております。

先行のソメイヨシノに追い付けとばかりシダレもいい感じになってきました。

紅梅も咲いて赤のアクセントが入って、こちらもいい感じです。

 

火曜日夕方からの雨は花散らしの雨となりそうです。

例年、花吹雪まではいきませんが散る花弁も撮ってまして、なんとか桜のラストを飾る風景を撮ってみたいと思ってます。

福泉寺のソメイヨシノは終盤、散り始めとなってますが、シダレ系にヤマザクラ系は、まだまだこれからとなりますので、今月一杯というか今週一杯は十分楽しめると思います。

 

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静かに節分

2022-02-03 18:45:42 | 福泉寺・伝承等

 如月、2月となりました。

暦では立春となりますが、寒さはまだまだ続きますし、雪もこれからが本番という感覚となっております。

でも2月、今月を乗り切れば春の足音も大きく聴こえて来ますので、春の訪れを楽しみに待ちたいと思います。

節分会、菩提寺で今年も静かに行なわれました。

新型コロナ第6波が全国的に猛威を奮っておりますが、そのために節分会を中止とした神社仏閣もあり、菩提寺でも開催の是非とはなりましたが、疫病退散も兼ねてのご祈祷や感染防止対策も吟味、さらには縮小する場面も受け入れて行うことになりました。

密といえば密ですが、檀信徒さん約20名と今年も少ない人数となりました。

掛け声も控えめに、豆まきも行われました。

 

何十年も前からあったと思いますが、今回気付きました。

(;^_^A

寒暖計

知り合いの市内精肉店の店名が入った年季の入った寒暖計でした。

電話五番というのがなんともいえません・・・(^^;

 

自宅周りが少し明るくなり、朝日が早めに差し込むようになりました。

菩提寺境内の樹齢百年以上の松の木が伐採となっております。

松くい虫の被害が一部入ったということで、数年前に調査と対処となりましたが、このことでの影響は少なからずあるようです。

我家としては朝日が射し込む時間が冬期間は10時半過ぎないと陽が当たらず、庭の雪融けやら氷も融けないという状態が云十年?さらに県道沿いの部分も伐採となるとかで、四季を通じて陽が射し込む時間が早くなりそうで、ありがたいことでもあります。

ちょっと寂しい光景ではありますが、仕方ありませんね。

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行開き、新年始動

2022-01-09 16:11:38 | 福泉寺・伝承等

 大柳橋から

時折の突風で雪が舞い上がってプチ吹雪模様が発生

 

正月も松が取れて、名実共に新年そして1月が本格始動となりました。

元日から7日間、菩提寺福泉寺では穀断行すなわち断食修行ということでしたが、8日に行が開けたということで今年最初の行事、「行開き」が行われました。

お寺さんのお膝元、地元の檀家さんに花巻、紫波、矢巾、盛岡の檀信徒さんが来られてのご祈祷が中心となりますが、今年は土曜日に重なったので、例年よりは人出は少しは多目かな?と思うも、コロナ拡大傾向も相まって、雪道やら信徒さん方の世代交代も進み、20人ちょいというところでした。

コロナ過はもちろん人出には影響するも、本音は信徒さん方の世代交代が一番の理由かと思います。

下の写真は小生が檀家役員を引き継いで6年目かな?2007年の行開きの様子です。

檀信徒さん合わせて130名が集まってました。

県内内陸部の檀信徒さん達がそれぞれマイクロバスを仕立てて来られていた時代で、たまたまこの年は多い人出でしたが、その前後も70~100名と賑やかな行開きとなっておりました。

写真を見てもわかるように、ほとんどはご年配の方々ですので、ここ20年のうちに顔触れもだいぶ替わって、代替わりやらも進んで名簿から外してくださいということも多くみられる昨今です。

小生の周り、すなわち地元の檀家さんやら総代会もしかりで、寂しい限りです。

この和室いっぱいに席が作られての昼食の風景は圧巻でした。

御給仕係の女性陣も少数精鋭となってますが、平均年齢は上昇止まらず・・・(;^_^A

 

昭和35年に撮られた福泉寺のお祭り風景

撮った方は檀家の御仁で地元のご出身、長らく国鉄の機関車の運転手を勤められ、SL時代に釜石線も運転していたということです。

けっこうなご年齢なはずですが、SL銀河関係の展示イベントでは当時を彷彿させるスタイルで会場に来られたりしてお元気です。

駒木鹿子踊りの写真、太鼓を叩く若き日の亡父、親戚の小父さん達、かつて見知った地元の方々が懐かしく写されており、貴重な記録、思い出という雰囲気です。

境内で見入る観客、参拝客の多さにも驚きますね。

ちなみにこの年、小生が生誕した年です・・・(^-^;

シンプルな昼食ですが、汁物はお雑煮です。

お供え餅を丁寧に焼いて

雑煮としております。

お代わり自由、餅だけでお腹いっぱいになります。

(;^_^A

 

まずは今年一発目のお寺さんの行事も終わり、次は節分、さらに初大師と来月末まで続きます。

 

30年ほど前、スキーに興じていた頃に2~3シーズン愛用していたスキーキャップ

耳当てがあるのが良くて重宝してました。

今思うとダサいという感じは否めませんが、当時はサロモンというメーカー品であること、毛糸の帽子ではなくてキャップであることでカッコいいと思ってました・・・笑

数年前に箪笥の肥やしになっているところを発見、耳当てがあるので厳冬期はウォーキングには最適ですね。

この歳になると見た目とかは気にならないし・・・(;^_^A 笑

 

 

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総集編 弐 福泉寺の桜紅葉編

2021-12-23 18:11:09 | 福泉寺・伝承等

 当ブログのエントリー記事の1/3が撮り鉄等の鉄道話題となってますが、全体からすれば半分、1/2は福泉寺の四季をご紹介という内容となっており、ブログネタに困ったら福泉寺様さま・・・という状態が開設当初から続いております。(;^ω^)

福泉寺とくれば春の桜と秋の紅葉の名勝地として知られていると思います。

 

その前に・・・

2021年は雪の元日からはじまって、厳寒、そして大雪という冬となっていたと記憶しております。

元日の福泉寺観音堂

最低気温が氷点下20度超の朝、その前後の気温も連発という厳寒でもありましたし・・・

雪掻きの回数も多くて、しかも大雪や吹雪の日が多くて大変な思いもしました。

しかし、そんな厳冬期ながらも3月に入るとさしたる積雪も無く、気温も高めで推移し桜の開花は例年より1週間~10日ほど早く咲き始めております。

 

爆裂咲とならずも、それなりに咲いた福泉寺の桜

当然ながらゴールデンウイーク前に桜は散ってしまいましたが、桜が楽しめる期間中はカメラぶら下げて、撮り歩いてました。

 

桜が終わるとツツジの季節に移行となりますが、福泉寺はツツジの名所でもあります。

ただ、全山一気に色づくということでもなく、なかなかその見極めが難しく、今年は上手く撮れず仕舞いとなりました。涙

ツツジの後半部分には藤も咲いて桜の後の境内を彩っておりました。

 

7月に入る気温が上がって連日の真夏日続き、冬の寒さと比例するように夏の暑さも厳しいものでした。

盛夏の境内を彩る花は山百合となります。

その夏の暑さも立秋となったら急に和らいでお盆は少し寒いくらい、残暑は9月になってから調子が出たので、葉の色付、すなわち紅葉は少し遅れ気味となったようです。

福泉寺の紅葉といえばオレンジ、橙色が良い具合となるのが特徴というか個人的にはお薦めですが、今年は紅葉ラストの赤色が良い色合いとなっておりました。

 

桜は古木、老木が多くて今後勢いある桜の花は見込めない雰囲気もありますが、それでもまだまだ頑張って咲いておりますので、来春には是非にその淡麗な色合いを楽しみにお越しください。

また、紅葉は10月中旬から11月中旬までの約1ヶ月間と比較的長期に愉しめますので、秋の福泉寺もよろしくお願いします。

 

小生の暮らす地元話題ついでということで・・・

このコロナ過で郷土芸能も含めてお祭りやイベントが中止、縮小となりましたが、なんとか地元のしし踊りを間近で撮ることができました。

 

遠野郷しし踊り 駒木鹿子踊

遠野郷八幡宮例祭にて 9/15

 

福泉寺秋季例祭にて 10/17

そして・・・

念願だった駒木鹿子踊り創始者と伝わる「角助」の墓前での踊りに立ち会うことができました。

中野角助墓前にて 10/17

 

郷土芸能関係も例年、それなりに撮っておりますので、来年は以前と同様に撮れる、観れる年でありますように念願と期待をしております。

 

総集編 参(ラスト) 今年の5大ニュース(管理人)の予定です。

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福泉寺の紅葉2021 ピークながら落葉盛ん

2021-11-02 17:53:33 | 福泉寺・伝承等

 ダイヤモンド五重塔  (;^_^A

午後1時50分頃 福泉寺五重塔

福泉寺にて紅葉撮りをしておりましたが、たまたま五重塔の相輪、先端部分に陽がかかったので、設定も関係なく、ただ撮ってみました。

意外と上手く写っていたが印象ですね。

 

さて、早くも11月突入ですね (@_@。

季節も晩秋から初冬へとなる季節、初雪も今月かな?秋仕舞いにタイヤ交換と少し慌ただしくなりますが、忘年会はできるのかな?・・・やりたいですがね。

 

この日、朝まで雨降りでしたが午前9時頃には雨もあがって青空が見え始め、陽も射してきておりました。

福泉寺の紅葉も終盤、ピークは過ぎてはおりますが、まだまだ踏ん張っていて、落葉盛んながらもピークに近い形でもう2~3日は楽しめそうです。

 

前夜に岩手県ローカルテレビ局による紅葉特集の放映があって福泉寺も紹介されておりました。

この効果は絶大?平日ながらも結構な参拝客が訪れておりました。

11月3日文化の日、祝日ですが福泉寺の紅葉、ピークに近い形での見頃のラストとなりそうです。

是非にお越しになられ、紅葉狩りのラストをお楽しみいただければと思います。

落葉も盛んですが橙色から赤色へ移行中です。

 

猫ちん

茶々

 

ネネ

 

茶々

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福泉寺の紅葉2021 ピーク編

2021-10-29 18:10:34 | 福泉寺・伝承等

 2021年10月29日(金)午後

前日には、ほぼピークということでご紹介しておりますが、翌日は予報どおり晴天となったので、境内を撮り歩いてみました。

境内の紅葉、ほぼピークというよりピーク、最盛期と言っても過言はない状態ですね。

 

庫裏・本堂周り

 

観音堂周り

 

落葉も一気に多くなっておりました。

 

五重塔周り

 

撮り歩いた午後、天気は良いものの、陽が雲に隠れる頻度が多くて少しガッカリ。

今度の土日がピーク撮りの良いところ、天気も含めて良いところのラストかもしれません?

 

午前中でしたが、いつものウォーキングコースにて地区内の山野の色付きを撮ってみました。

 

大根を洗う光景

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福泉寺の紅葉2021 ほぼピーク編

2021-10-28 16:10:49 | 福泉寺・伝承等

 昨年より若干遅れていた紅葉も、今週に入ると色付きが一気に加速した感じで、ほぼ最盛期、ピークを迎えつつあります。

 

2021年10月28日(木)現在の画となります。

 

庫裏周り

 

本堂周り

 

観音堂周り

 

五重塔周り

 

受付、仁王門周り

 

境内の5割程が色付いておりますが、福泉寺の紅葉では代名詞的な色、橙色が良い感じとなっており、今週末が最盛期となりそうです。

お天気もなんとかよさそうな予報でもありますから、遠野の紅葉の名所「福泉寺」をご堪能いただければと思います。

本日境内を撮り歩いてみましたが、途中で雲行きが怪しくなって2度程スコール的な雨に見舞われまして、思ったほどの写真は撮れずでしたので、明日辺りは晴天とのことなので、ウォーキングの歩数稼ぎも併せて再度撮ってみたいと思ってます。

 

それと市内の他の紅葉ということで、附馬牛荒川の不動の滝を紅葉も絡めて撮る予定でしたが、渓流というか川際は危険という事例も発生したことから、今年は見送ることにしました。

もし行ったとしても単独行動は慎みたいと思います。

今月初めには事故ってしまいましたし、今年は色々とあってあまり良い年という思いもないので、リスクがあるような行動は控えたいと考えております。

近場で紅葉撮り、これが一番となりますが、境内参道の坂で滑って尻餅をついてしまいました。

危うくカメラを地面に強打という場面でしたが、反射的にカメラは守るんですよね・・・笑

お尻が濡れて冷たかったです・・・(;^ω^)

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角助の墓前にて候

2021-10-19 15:30:26 | 福泉寺・伝承等

 遠野郷しし踊り「駒木鹿子踊り」今年の踊り納めは、この日10月17日(日)に行われた法門山福泉寺の秋季大祭への奉納となったようです。

毎年、踊り納めには駒木鹿子踊りの創始者と云われる「角助」の墓所にて踊りを披露する習わしとなっている。

地元の史跡や名勝地、歴史等を掲載する小冊子には、毎年踊り始めと納めに墓前に参って踊りを披露と記されているが、保存会の会長さんによると踊り納めのみで、大方は遠野郷八幡宮の例大祭(遠野まつり)の最終日、八幡宮での馬場めぐりが終わり若干市街地の門かけを行った後に地元に戻っての納めとなるのが多いとのことである。

今年は福泉寺の大祭日が休日であったので出番とし、ラスト披露として角助の墓前にての参拝となったようです。

花、線香にろうそくを供え、まずは会長さん、役付の方々が順にお参りする。

その後、墓前にて踊りが披露されました。

地元に住みながら実は初めてこの場面に立ち会うことができました。

いつか、いつかと思って10数年、保存会関係者に事前に聞けば簡単なことではありましたが、そのうちにと安易に考えていて今になってしまいました。

良き場面に居合わせて良かったとあらためて実感しました。

 

踊り終わった後は・・・

しし頭、笛太鼓の皆さんと順に線香を手向け手を合せ、小生もお線香をいただき、手を合せることができました。

以前に上の画像のような場面は目撃経験がありますが、現地での取材は初、重ねて良かったと思っております。

 

さて、角助さんについて・・・

角助及びその系譜の人々の墓所

 

駒木鹿子踊りでは元祖角助としてその名は名高い。

遠野郷しし踊りに関しては諸説いろいろ語られるも、その元祖は駒木鹿子踊りと謂われている。

「遠野古事記」によると・・・

在々には獅子踊、けんばい踊の今以て絶えず申し候。此踊も往古より当所に有り来る踊にはこれなく、何十年前の事に候や駒木村の覚助と云ふ者熊野参拝に登り候時、京都の町辻にて獅子踊有て、大勢の群衆場へ行き懸り見物致し面白く存じ、其踊を習い、国元へ帰り村の若者共へ教え、七月盆中遊びの慰めに踊り候を、他村の者共も段々見習い踊り候由申し伝へ候・・・略

 

遠野古事記(宝暦13年・1763年)には、駒木村(駒木村海上)の覚助が、熊野詣の際に京都の町辻で観た踊りに魅了され、それを習い覚え広めたと記してある。

また、「南部叢書 第四冊」にも覚助が京都にて鹿の頭を模し踊る様を観て、これを習い覚えて土産とした。

と記されているとのこと。

 

もうひとつは「上閉伊郡誌」に・・・

鹿子踊も亦(また)本郡に行はるるもの、他地方と著しく形式を異にせり。其の鹿の山野に於ける自然的常習を模して・・・略・・・かつて駒木村の一農夫、遠江国掛川に於いて鹿踊の興行を見、之を覚えて遠野に伝ふ故に一に掛川踊と称すると。

蓋し掛川に於て目撃せる鹿踊とは、有名なる岡崎の獅子踊を指せるなるべくして、要するに従前本郡地方に行はれたる踊に、此の岡崎踊の別として調和して潤飾の行はれたりしは、旧記に寛永三年(1636年)七月十四日、鱒沢村の寺に獅子踊興行云々と見ゆるものあるにても知らる。

 

上閉伊郡誌には、駒木村の一農夫が遠江国掛川(遠州・静岡県掛川)で獅子踊を観て習い覚えて来て、遠野に伝えたとある。

 

どちらも駒木村の覚助やら一農夫とありますが駒木鹿子踊保存会では掛川説をとっており、地元に残る「駒木の鹿子濫觴(らんしょう)」には覚助ではなく角助と記されている。

いずれにしても角助を名乗る人物が存在し、しし踊りに大きく関与したことは、おそらく史実であったのだろうと推測されます。

「駒木の鹿子濫觴」の由来書の終わりに「角助と申す者が見習い参り、御当所にておどり始めは近代古より有りし事の由・・・」とあるそうで、角助が伝える以前からしし踊りは伝えられていて、角助は創始者ではなく京都或いは掛川の踊りをアレンジして現在の踊りを完成し広めた人物だったのだろう・・・と先人研究者の多くが唱えております。小生もおそらくという考えでもあります。

参考にひとつ・・・

地元(駒木)の歴史、史跡、名勝地、生活様式・・・等をまとめた小冊子に角助に関わる内容が記されている。

中野角助家の系図には、角兵エ → 角助 → 某 → 某 → 松兵エ(大正5年没) → 丑蔵 → 満蔵

詳細は不明ですが近年(昭和30年代?)までは角助の御末裔が生存しており、調べによってはご子孫というかその系統が判るかもしれません。

このことは色々と調整しながら調べられたら?・・・と考えております。

元祖角助の墓

 

県道を附馬牛に向かっての右手の山際、約150メートルの位置で峰の先端部、松、杉林の中に存在している。

背後に高楢山があり、市内でも名うての熊出没地帯でもあります。

高楢山からタラジャ(太郎沢)、そして妻の神、耳切山に至る山野は、今も昔も(小生の少年時代も変わらず)月の輪熊の巣窟と言われております。

ご参拝の際は十分お気をつけてください。

 

※参考図書  遠野市史第四巻・上閉伊郡誌・小冊子駒木

 

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