《シングルマザーの保育士ミユキさんが心ひかれたのは、八歳年下の自動車整備士クマさん。出会って、好きになって、この人とずっと一緒にいたいと願う。当たり前の幸せが奪われたのは、彼がスリランカ出身の外国人だったから。大きな事件に見舞われた小さな家族を暖かく見守るように描く長編小説。》
「日本の入管行政で迫害される外国人の問題」の話が、読みやすく、分かりやすく進められます。
「スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋市にある入管施設で収容中に亡くなった。」事件が思い起こされました。
裁判を起こしても個人レベルで組織に立ち向かうのは困難で、本書の様な案件の場合、原告の望む結果になるのは2%程度だとか・・、色々考えされられました。
(画像借りました。)