イランで「この世界に、左足から登場した」僕が、変わり者家族や友人の中で過ごし・・、「禿げていて、無職で、34歳でひとりだったが」、「たくさんの時間と、思いを孕んだ化け物」『サラバ!』という小説を書きたいと思い・・、3年かけてこの本を書き上げた・・。
文中で、おばさんに「それで?見つかった?」との問いに、「見つけたわ。」と答えた姉に言われた言葉、
「あなたは誰かと自分を比べて、ずっと揺れていたのよ。」
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
中村文則の薦める本の中の1冊、久し振りに少し長めの本でしたが、諸般の事情もあって時間は掛かったけれども、飽きずに読みました。
細かい内容は別にして、記憶に残る小説に新たに一冊 (二冊)が加わりました。
(19/11/14撮影)
読み通すまで時間が掛かったので、何度か貸し出しの延長を依頼して・・、「古い本だから(予約は入ってないでしょう)」に対して、受付のご婦人(パートのおばちゃん?)が返した言葉・・、「話題になった本だから」のインパクトが強く記憶に残っています。