JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

FT-5000のUSERに

2017-03-12 12:36:45 | 無線
 FT-5000も発売されてもう5年以上も過ぎようとして
おります。
 その間受信部についてはIF段のDSP技術さらにはDSR
技術の開発競争が激しくなっており、Flex Radioのよ
うにほぼDSP/DSRの塊のようなトランシーバも出現し
Wのコンテスト局がとりいれてくる時代です。

 FT-5000はいまでもすばらしい受信性能を維持してい
るのでしょうが、発売当初からAPFの動作が甘く不満で
した。FT-1021などのアナログでのAPFがすごくよかっ
たので、何度も八重洲に文句を言ったものです。

 その結果かどうかわかりませんが、APFが仕様変更さ
れ、4段階に切れ変えできるようになりました。
 しかしそれでも未だ使えない代物でほとんど使用す
ることはありませんでした。

 そこで見つけた業がCONTOURです。
 メニューモードの113でCONTのレベルが変えられま
す。工場出荷の値は-15dBです。

このように減衰するように初期設定されております。
 マニュアルではこの減衰させることのメリットが書か
れております。
 CONTOURのレベルは-40dB ~+20dB に設定できます。
 
 そこで今回の秘めたる技の公開です。そんな大げさで
はないのですが レベル設定を+20dBに設定して使うと
CWのときあたかもAPFを入れたようになるのです。

 
 わたしはもうずいぶん長くCWのときはこの状態で使用
してきました。
 とこらが何人かのUSERに聞きますがCONTOURは全員使
わないといわれ、教えると皆さん一様に驚かれます。
 
 多くのUSERはすでにご存知だろうと思っておりました
が、マニアックなオニさんにも聞きましたら、やはりご
存じなかったので、ここでお披露目した次第です。

 オニさんが先にブログで書かれてしまいましたので
文章上手な鬼さんのブログも参考にしてください。 

 なおメニューモード114でCONTUORのWIDTHも変更で
きます。CWのときは効果の範囲が一番狭い1に設定して
おります。
 CONTUORの周波数は私は300Hzが聞きやすいと思って
設定しております。ここは自分好みでどうぞ。

 SSBでももうひと息というとき、CONTOURの周波数を
500とか600HzにしてWIDTHをひろ目に設定すると、弱い
信号の音声も浮き上がってくることがしばしばです。

 先日西ハムの前夜祭の際八重洲のK君にこのことを話
しましたら、驚いてスマホにメモしておりましたところ
を見ると、メーカーサイドでもこういった使い方は思っ
ていなかったのかと思います。
 取説をみてもCONTOUERの説明では減衰させるメリット
しか書いておりません。
 FT-5000以外の八重洲の機械のもCONTOURは装置されて
おりますので、同じ効果があるだろうと思います。
 
 もし八重洲のCONTOURがついている機器を使用されて
いましたら一度お試しください。
 
コメント (4)    この記事についてブログを書く
« SDRplay RSP2 | トップ | FOREVER切手 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
利用しています (JN4SNG 中本)
2017-03-12 22:59:57
初めて書き込みます。
RIGはFT5000ではありませんが、私も利用しています。

+5dB程度がいいと、随分前のCQ誌に紹介されていました。
JE1SPY芦川OMの記事だったと思います。

FT450では、ボタン一つで+から-にすることができます。(裏返し?になる)
便利です。hi
返信する
書き込み TNX (Author)
2017-03-13 10:14:41
中本さん、どうも書き込みありがとうございました。
CQ誌に記事があったのですね。でも知らない方が多かったですね。FT450のボタン一つで切り替えだできるのは便利でしょうね。
返信する
偶然見つけてから (JP7GRU 矢作)
2017-03-14 10:30:31
初めまして。コメント失礼します。

私もFT-2000Dで設定をあちこち触っていて見つけてから使ってます。

現在のFTDX5000MPでも手放せなくなってます。
APFに限って言えば、FT-2000Dの方が良かったなぁと。

便利な機能をいかに使うか、ですね。
皆さんされてると思ってブログに載せてませんでした。
返信する
TNX (Auther)
2017-03-14 10:44:55
矢作さん。 どうも書き込みありがとうございました。
 私も書こうかどうしようか迷ったのですが、知り合いの何人かのUserに聞きましたら、みなさん知らなかったものですから、書いてみました。
 いろんなお助け機能が備わっておりますから、工夫次第で新発見もありますね。
 お互いの幸せのために、情報を共有したほうが楽しいと思います。
返信する

コメントを投稿

無線」カテゴリの最新記事