JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

FTDX-101はどうなの?

2019-02-15 11:05:45 | 無線
 長年YAESUのトランシーバーを使ってきた身にとって、FT-5000の後はどんな
後継機が出てくるのか興味と期待を持って待っておりました。

 すでに国外のデーラーからはYOUTUBEにその動作画像がUPされております。
 ようやく価格も発表になりました。標準機が448K¥、200w機の598K¥とかなり
良い値段です。
 IC-7300の価格が発表されたときに持った安い!!さすがSDR機だとの印象、
SDRとなるとRF段などの部品数も節約されるからだろうと納得したものです。
IC-7610のまあ妥当なところでと思った印象に比べると、ちょっと高いのではないか
と思いました。

 YAESUが一番最後になって世に出したSDR機かと思ったのですが、アナログとSDRの
ハイブリッド機だったのにはちょっとがっかりでした。
 YAESUはこれまで築いたアナログの技術からどうしても抜け出ることが出来なかった
のでしょうか。
 FLEXがアナログときっぱり縁を切って、デジタル技術で勝負をかけていたり、
ロシアのExpert Electoronicsもデジタル技術で固めたトランシバーを世に出している
時代にまだハイブリッドで勝負かと思ったのです。
 
 確かにRF段での処理をアナログ的なVC-TUNEでまず行うというのはこれまでの技術を
もってすれば簡単でしょう。イージーな道を選択したなと思ってしまいます。



画像はQST誌3月号の広告からコピー
 FLEXやExpert ElectronicsはあえてこのRF段を、すでに確立しているアナログでの
処理をせずに頑張ろうとしているのです。
 このあたりをYAESUには期待していたのですが、まだそこまでのデジタル技術に
達していないのでろうと思ってしまいます。

 しかしハイブリッドが今のところでは一番よい選択だろうとは納得出来るところです。
 聞くところによればIC7610がやはり混変調に弱さを持っているということを聞くと
やっぱりRF段はアナログ的な処理がまだまだ必要なところなんでしょう。

 FT-9000やFT-5000で用意されていたμ同調回路は確かによく動作しましたが、
他の局があまりいない田舎に住んでいる者にとってはあまり必要ではなかったのです。
 今度の連続可変型RF VC-TUNEはVCをモーターでコントロールする方式のようです。
 オプションでの価格が提示されているので、別途購入が必要なのかと思ったら
100W機にはメインには標準装備で、サブ側がオプションのようで、200W機はどちらにも
装着されているようです。
 でも結構高価ですね。FT-5000の重さを考えると電源が別というのは老人にとっては
魅力があります。魅力は重さかよと言われそうですが。
 
 あとFT-5000やFT-3000であったIFの出力端子がみえないので心配です。
 CW Skimmerやバンスコには必須なIF端子がないのです。まさかUSB端子からでている
ということはないでしょうが。
 今度の西ハムでは展示されるのだろうか。期待しよう。
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2 コメント

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餅屋は餅屋ですよ (名無し)
2019-06-02 11:39:53
FTDX101と同様なIF-SDRであるTS-890について、
ARRLラボのテスト結果が上がりました。
かなり良い数値を叩き出しています。
受信に関しては同条件比較でFTDX5000と同等です。
ちなみにFLEXやIC7610の受信性能は、残念ながらこれらよりワンランク落ちます。
RF-SDRは、デジタルである限り必ずオーバーフロー点が存在するという避けられない原理があります。
実際、IC7300のオーバーフローのしやすさから、IC7610にはプリセレが新たに入ったくらいです。
この時点でアナログの力を借りているわけです。
餅屋は餅屋で、すべてデジタルというのは難しいでしょう。
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コメントTNX (JA6VQA)
2019-06-02 12:20:27
名無し さん どうもコメントありがとうございます。TS-890のレポートを私も見ました。たしかにいいですね。最後に登場したK4のマスクがTS-890にそっくりなのは笑いました。
 K4もハイブリッドのようです。ここ当分はハイブリッドで進むのでしょうね。FT8全盛の時代になり何か新しい仕様要求が出てくるのかも興味のあるところです。
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