怖い西日

　昨夕、車で外出からの帰路、自宅から50mほどの最後の三差路信号の手前で
赤色灯を付けたパトカーにすぐ左の側道に曲がるように誘導されました。
　その時前方に正面衝突している車の姿が見えました。
　車を駐車場に止めて、事故現場に徒歩で行ってみました。
　時々信号の手前で追突事故はありますが、こんな激しい正面衝突事故を見るの
は初めてです。
　三差路信号を右手に進んで、少し左にカーブしている、緩いのぼり傾斜の道は
普通の片側1車線の道ですが、そこを進んでいた普通乗用車が、対向してきた軽
の箱バンと衝突して、右の前方をクラッシュして、ラジエーターから水が漏れ、
右前方の車輪は、車軸が曲がり大きく右側に飛び出している状態でした。
　乗用車を運転していたのは初老の女性。箱バンは水道工事店のもので、大して
壊れていない。幸い両者とも身体的には大丈夫だったようです。
　要は乗用車が右側にはみ出した事故のように見えました。
　女性側にすれば、ちょうど正面から夕陽が差し込んでくる時刻で、緩やかに
左にハンドルを切りつつあったときに、あいにく正面からまともに夕日がフロ
ントガラスにあたり、ちょうど白いカーテンを被ったような状態になり、前方の
視界が何も見えなくなったのではと推測しました。
　私の何度か経験したことがありますが、夕日がフロントガラスにあたり、一瞬
視界が真っ白になり、ブレーキを思い切り踏む、あのこわい一瞬です。
　運転される皆さん、お互い夕日には気を付けたいものです。