JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

ハムフェアっか、IC-7610

2017-08-27 11:07:27 | 無線
 東京オリンピック2020の工事の影響でビッグサイトが例年のように使えなくなり、
9月2,3日の開催となったハムフェアですが、今週末ですね。
 例年メーカーから新製品が発表されることが多かったのですが、近年はその数が
少なくなり、ちょっとさびしい気もしますが、これも時代の趨勢でやむ終えないことかも。
 そんな中、昨年華々しく発表されたICOM社のIC-7610ですが、早1年過ぎようとしています。
 5月には市場に出回るということで期待したのですが、先延ばしになり8月末には出るという
情報も出ています。

 このブログによくコメントいただくJP7GRU矢作さんの情報でIC-7610のカタログPDFが
メーカーのサイトに掲載されたと知り、探し回りました。
やっと見つけました。ここ
 当初の仕様ではなかったI/Q outputが取り出せるようになっています。

 IF信号のデジタル出力です。IF信号そのものではなくデジタル化した信号であるI/Q信号です。
 IF信号だからBNCコネクターでも追加したのかと思いましたが、当初から裏面に装着した
USB端子を利用するようです。 もっとも後日ファームウエアのUPで提供されるらしい。

 YAESUのFT-5000やFT-3000のようにIF信号そのものが出ていると、たとえばバンドスコープに
利用しようと思うと、SDRラジオとUSB AUDIOを別途用意して、つくられたI/Q信号をPCに
インストールしたSOFTで処理してスコープを画面に展開する必要がありました。
 しかしI/Q信号がUSB端子で出ているとSDRラジオとUSB AUDIOが必要なく、PCとSOFTさえ用意すれば
内臓のバンドスコープとは別のバンドスコープが使えそうです。 この機能が欲しかったです。

 もうひとつ、いつかの発表会のときにも接続されているのを見ましたが、別売されている
リモートエンコーダーRC-28をUSB端子に接続することで、MAIN/SUB両方のダイヤルで使える
仕様になったようです。いちいちメインダイヤルをSUBに切り替えることなく、Aチャンネル、
Bチャンネルそれぞれ独立してダイヤルできるようになり操作性がかなり良くなりそうですが、
RC-28が結構な値段するのがちょっとですね。
 
 かなりブラッシュアップされた仕様になりつつあるようで期待がもてそう。
 本当にもう余り残りが少ない8月末に出荷されるのでしょうか。
 実際に市場に出て評判を聞いてから、購入するか検討しても遅くはないだろうと
思います。

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