JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

電子製品つくりは大丈夫なの

2017-08-23 16:09:53 | 日記
 富士通もスマホ製造から撤退するというニュース。
 日本のブランドで残っているのはもうないのだろうか。
 シャープはもう実質日本ではないし、KYOCERAは未だ
作っているのかな。VAIOブランドがまだある。
 一番売れているiPoneには未だたくさんの部品は供給
されているようですが、もう完成品としての日本製の
スマホはなくなってしまう悲しい現実です。

 いろいろな原因が新聞等で書かれておりますが、最も
大きな原因はソフトを組み上げる能力がどうも日本人に
は向いていないということかもしれない。

 基本的OSでもWindows,Apple,Androidoに席巻されてし
まい、もう日本製のOS であるTRONを耳にすることはほ
とんどなくなりました。
 TRONは実際は家電製品などで沢山使われているらしい。
WindowsがVHS,TRONはベータとたとえられた時代もあり
ました。
 すぐれたOSだったTRONは残念ながら日のあたるところ
には登場することなく、日陰的な存在のようです。

 われわれ無線を楽しむものにとっては日本製のトラン
シーバーが世界的に独占的に流通している時代が続いて
おります。
 しかし最近はこのアマチュア無線の世界でもいつまで
もこのような状態が続くのか不安になってきつつありま
す。
 今のところQRPのトランシーバーばかりですが、SDRト
ランシーバーが次から次に製品化されています。
 生産地は多くが中国のようです。SDR化により部品数が
少なく、供給されているデバイスも選択余地は多くはない
ので回路基板さえできてしまえば低コストでアセンブルで
きてしまうときてはもう日本製は価格的には適いません。
 果たしてソフトで優位に立てるのでしょうか。
 なんだかもたついている日本のメーカーを見ていると
心配になってきます。
 
 2年前ICOMがIC-7300を売り出し、とりあえずSDR機器
では優位に立ったのかもしれません。
 しかし第2弾のIC-7610は昨年のハムフェアで発表されて
もう何度か発売日が先延ばしです。
 8月末にはというのが最新の情報らしいですが、はたし
てどうなんでしょう。

 6月に聞いたICOMの営業の話だとハード的にはもう完成
しているがソフト面で検討が続いているということでした。
 市場の声を多く取り込むことは大いに結構ですが、どう
も設計企画担当者の目指すところはかなり高いということ
もあるらしい。
 考えてみればDSPにしてもすでに行くところまで行って
いるらしいが、よほど画期的な仕様の製品が出来上がる
のかも知れません。
 
 同じ通信機という分野ではありますが。スマホでは完全
に日本は敗北撤退ということに終わりそうですが、せめて
アマチュア無線世界では世界に冠たるところを維持して欲
しいものです。


 

 
 
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