しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

異業種参入農業のトマト

2012年06月30日 01時00分20秒 | ニュース・テレビ関係

電気工業製品を生産していた会社がLEDを使った野菜工場でトマトの苗を育て、水耕栽培のビニールハウスでトマトを生産されていた。社長にぜひ農業をやらせてくださいと熱心に嘆願した社員や、上司からエンジニアから農業をやることを命じられた社員がいて、今「薩摩甘照」というブランドトマトを出荷されていた。

土建業や工業からいくつかの法人が農業法人を目指した頃から数年経ったが、いくつか成果を出しはじめた企業が出てきたということだろう。

異業種とはいえ企業には「営業」というセクションがあって、企業に潜在的に販売をするという能力がある。農家の失敗は自分の販路を持とうとせず、農協だのみにして、自分で生産した作物の価格を自分で決められなかった。しかし、企業は自分とこの製品の価格は自分で決めてきた歴史がある。この新規農業法人は農家のライバルとなって行き、やがて農家は従業員として、サラリーマン農家として取り込まれていくひとつの方向が見え始めたということだと思う。

おそらく、今後、食糧と水とエネルギーを征する会社が世界を制すると思う。今のうちに工業の会社で農業のノウハウや生産技術を開発し、種の権利や技術の特許を取得する方向になっていくと思う。

糸島の農家は、一国一城の主をやめて、5家から10家くらいの農家で法人または、同じ意志を持ったチームまたはグループを作って生産と販売に戦略を持つことが必要になってくると思う。もう老人が農業をどうすると話し合っている時代ではなくなってきていて、今農業をやりたい若者が声をあげて力技で土地を取得していくしかないのではと思う。そうしないと、おそらく爺さんたちは土地を新規農業法人に土地を貸して地代で生活しようという流れに成り、町や村の経済と政治が企業に支配されるようになると思う。

今農家が自分の農業グループを作り、都会の消費者と直接販売するコネクションを作る活動をしないと、農家は消え、食糧を支配しようとする元流通業の農業大法人に取り込まれるれ、糸島らしい手作りの安心できる安全な農作物を作る農業が、種や肥料や飼料を完全支配する遺伝子組換え種農作物中心のアメリカ型の農業に取って代わられると思います。

今、農家が大変革しなくてはならない時代です。一人前の農家になるのに10年待てない時代です。これからの2年が今までの10年に匹敵する変化が起きていくと思います。世界の食糧危機がすでに始まっていて、マスコミは全く報道せず、世界は失業者を大量に増やし、食糧生産は減っています。食糧は世界で繋がっています。日本は少子化し、生きものとして若者の生殖能力も低下しています。そして高齢化も進む一方です。まず、日本が独立した国であるために、まず食糧を自国で作りましょう。そうしないと、日本は子どもが出来にくくなり、やっと生まれた未来の子どもが全員は大人になれない国になっていくと思われます。

農業は自由経済で運営すべきではないのかもしれません。共産主義や社会主義では困るが、国で全体をある程度コンロールして、みんなが食べられるようにしなければならないと思います。

偉そうにまた書いてしまいました。しかし、糸島の農家さん、心が繋がったチームを作ってください。野菜工場の情報に敏感であってください。農業は大きく変わっています。農業法人のやり方を学んでください。学習しない農家は消えていきます。


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