映画「チェルノブイリハート」の上映を終わって次の中村隆市さんのトークの間に中村さんがやっているウィンドファームのコーヒーが振舞われました。
詩人のフジイモンこと藤井芳宏さんがコーヒーを入れてくれてました。
中村さんのトークの冒頭に「セヴァンの地球の直し方」のセヴァン・スズキさんのブラジルのリオで開かれた国連の環境サミットにおける伝説の演説で始まりました。中村さんとセヴァンは友だちみたいです。残念ながら僕の席からはプロジェクターの右下部分が隠れていて、字幕が隠れて見えず何を言っているか分かりませんでした。一応映画は観ているので感動的な演説だということは認識していたのですが、ぼくの近くの列の人は以降の画像も含めて一部は見えなかったはずです。
しかしYoutubeにセヴァンのスピーチがありました。
http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg
さて中村さんについてはあまりにも情報が多いので、書ききれませんので、ご自身のブログのアドレスをhttp://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze見てください
中村さんは福岡市東区和白の近くで生まれたみたいです。クロツラヘラサギの写真が出てきました。
中村さんが社会問題に関心を持つようになったのは水俣病の映画を観てからだそうです。
チェルノブイリの原発事故が起きたときチェルノブイリはソビエト連邦領だったのが3年後のペレストロイカ以降ウクライナ共和国(図の下側)になり、原発被災地の多くはベラルーシ共和国になりました(国土の3分の1が放射能で汚染された)。
日本の輸出しようとする食糧が放射線量が高いと輸入を禁止した国が多かったが、その輸出できなかった食糧は、開発途上国へ、支援物資として送られているということを知っておいて欲しいとのこと。
エクアドルの自然農のコーヒー園を経営されていた方です。この方とであって人間を信じてフェアトレードして今のウィンドファームを始めることになったそうです。
日本の企業が南米のレアメタルなどの地下資源を採掘するために森林を破壊していることを知っておいて欲しいとのこと。
チェルノブイリ原発事故の沈静化作業では現在までに延べ200万人が作業し現在約80万人が疾患を持ち、30万人以上が亡くなっていることなど。
医療機器や薬品を何度もとどけていること。
小児甲状腺がんの患者は減らずに、年々増えていること。
甲状腺ガンが幼少期から青年期移行するにしたがって急激に増加傾向にあること。
放射能は抵抗力を奪うのでガン以外の疾病にもかかり易い。
中村さんが安全地域にサナトリュウムを作り、汚染地域の子どもたちを24日間林間学校みたいに預かって、外で遊んだり、安全な食事を提供したりする活動を毎年行われている。
この小さな子どものお父さんが放射線被害で亡くなり、写真を撮った後日にこの子も放射線病で亡くなって、おばあさんは我子と孫と2世代を失っている。自分より若い方の家族が失われている家が多いとのこと。残された老人にとってそれがどんなに悲しいことか表現できないとのこと。
原発のエネルギーの元である、ウラン鉱山は山がいくつも消えてしまうくらいに土を削り、鉱山の周辺は広大な放射能汚染地域を作っている。雨が放射能を広げ、隣接する地域の住人が被爆をしているとのこと。日本ではウラン産出国のそういう被災者のことがマスコミに紹介されることは全く無いということ。こういう人の犠牲の下に原発が稼動していることを知るべきだということ。
セヴァンからの中村さんへの最近のメッセージで中村さんのトークは結ばれた。
「自分が大切なもの、大切なことを大事にしてください。みんながそうできれば、きっといい社会ができるはずです」
100%完全ではありませんが、そういう意味のメッセージだったと思います。
このイベントでいっぱいチラシをいただきました。いくつかPDFデータへのアクセスアドレス等をご紹介します。
ドイツとフクシマの原発・反原発の状況が学べるイベントみたいです。明日です。http://www.foejapan.org/energy/evt/pdf/120312.pdf
「30秒で世界を変えちゃう新聞」これも中村さんのプロジェクトです。ダウンロードしてください。
http://teamgogo.s271.xrea.com/gogo/gogo.html
「東京原発」という映画の上映会
映画「あしたが消える~どうして原発?~」というドキュメンタリー映画の上映会です。
フジイモンさんたちがやっているイベントです。
映画「茂庭のしなだ織」上映会です。
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