昨日の夜、「インサイド・ジョブ ~世界不況の知られざる真実~」というDVDを睡魔と闘いながら見た。アメリカの金融界の暴露映画に見える。短期的にはこの映画を作った監督たちは命を狙われ何のだろうかと心配し、長期的にはこの映画に出てきたアメリカの金融危機を引き起こした金融界の人や学者、ロビースト、大統領を含めた政治家の責任を追及する証拠となる映画だと思った。こういう映画が作れるのが、自由の国アメリカらしいともいえる。
日本ではぜったい作れない映画だと思った。日本では茶番だと分かっていても、政府の無能や行政の怠慢は追求されないからだ。
観てるときは眠いのに、観終わったら眠れなくなってしまって、夜が明けた。そんな映画だ。
日本のジャーナリストに見てもらいたい。そして日本の経済不況の原因の一つであるサブプライムローンを作り広めて、世界の人に迷惑をかけながら多大な退職金を受け取り、責任を取ることも無く、今も生きているアメリカの財界の人々の顔と名前を知るいい機会だと思う。
そこに正義があるのか、お金って何なのだろう、このままにしていていいのか、あいつらは金を儲けたい人を利用して、また似たようなことをやるだろう、と思う。
日本がTPPに加入すると日本の農産物などがアメリカの投機マネーの対象になるって本当だろうか?そうなったら、日本人は安い新鮮な日本の農産物を買えなくなるかもしれない。
世界では食糧危機はもう始まっている。日本人が無知でいられた時代は終わったと思う。ほっといても、外国から不幸の種を植え付けられる時代になっていることを自覚し、自分たちの子孫が外国に支配される未来を僕たちが作ってはいけない。
世界はヤバイと思った。
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