バスで西の浦(昭和バスは西浦を西の浦と表示)に行って、そこから歩いて数分のところに会場はありました。朝9時オープンと聞いていたので、8時15分ころに西浦に着いて、実際10時30分にプレオープンの式典の開始で、会場の設営をいろいろ見ていました。
キッチンカーは他県や福岡県内の各地からやって来ているみたいでした。僕はホットドック(クレープやさんなのに大きなホットドッグが)とコーヒー(KOSAのコーヒーはバランスがよくて強い個性を抑えてちょうどいい感じ)、北崎なので唐泊まりの焼きガキが入った「みづきのかきカレー」(カレー美味かったです)をいただきました。
歌や踊りも熱演でした。僕は「ボウイズ」という赤と青のジャージを着た口パクライブを熱演した二人組が面白かったです。赤のジャージの人が、突然般若の仮面をかぶり日本舞踊のような動きをしたり、ステージから離れ、近くにあったシャベルで土を掘りだしたりと、思いつくまま自由にパフォーマンスをしているのに、歌は「いじめはダメダメ」など少し社会性がある歌詞が盛り込まれていたり、ギャップがとても若者らしくて良かったです。
30日の今日も「海の駅北崎」プレオープンしています。今日も15台のキッチンカーが並んでいます。キッチンカーごとに売り上げが異なりそうなので、昨日と今日の来客数を観て、これから土日にキッチンカーが来てくれかどうかが決まっていくみたいです。
本日もかきのオイル漬け300円を買うと貸自転車(まあまあカッコよくて変速機能あり)が1台2時間無料になります。僕は二見が浦の大繩掛けを途中まで、観ることができました。ちなみに道の駅北崎から二見が浦まで5分くらいです。駐車場に車を停めて近くをうろうろするのもいいかもしれません。昨日は海がとてもきれいでした。残念ながら、玄界灘の沖合は霧でカールビンソンは見えませんでしたが、海は美しく風も気持ちよかったです。
半年前、過疎化する北崎をなんとかせんといかんとお坊さんなのにまちおこしに立ち上がった平兮元祥さんは「北崎未来を創る会」を創立されました。まずは近隣の農家さんをなんとかせんといかんと、自ら軽トラを運転して、野菜を仕入れてあちこちに自分で販売されています。そういうなかで、平兮さんは「あじやエンタープライズ」という1日12,000食のお弁当販売をされている会社代表の倉薗幸治さんと出会われて、北崎の新鮮な野菜を仕入れてもらうことに成功し、付き合いを深めるごとに農業を何とかせんといかんという平兮さんの想いに意気投合されたようです。今年は某大手コンビニのぶり大根という商品のダイコンの仕入れ加工先を探していることを察知した平兮さんが倉園さんにその話をすると、あじやさんの休業中の福岡市西区にある野菜の加工工場がたまたまあって、コンビニさんと交渉の上契約成立し、1日7000本の北崎のダイコンがぶり大根になってて行ったそうです。平兮さんはとにかくすぐ動くスピードが全然違う感じがします。昨日良いと思ったアイデアは翌日にはもう何人かの人とできるための打合せが始まっている感じです。
今回の「海の駅北崎」のスタートの件も、北崎の漁業も何とかせんといかんという平兮さんの想いと倉園さんの共感が一つの形になったものです。そのお二人の熱が北崎の人々に火をつけ始めているのを目の当たりにしました。年配の方たちが北崎にこんなにたくさん来てくれることの喜びを(初めて)感じ始めているのではないでしょうか。とにかく子供たちがはしゃいでいるのを、父母、祖父祖母が観ることができて、少し希望が持てたのではないでしょうか。平兮さんと倉園さんはここまで来るのに相当お疲れのようでしたが、北崎に若者の雇用を増やし、今後は新たな名産品を作るために動かれると思います。まずは、海の駅をオープンを確実に行い、今年の海の家づくりのために奔走されると思います。糸島半島の人みんなで応援してください。
あじやエンタープライズ㈱の社長のビジョンを観てみてください。倉園さんのやりたいことや想いがよくわかります。 http://ajiya1.com/profile.html
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