河合さんは糸島市二丈で農業をしながら音楽活動をされているピアニストです。
「ここのき」の野口さんプロヂュースの糸島物産展の一部がライブやセミナーやワークショップなどが日替わりで行なわれていて、その一貫の一つのイベントでした。トイピアノとは子供が使うおもちゃであって、演奏を聴くものとは思っていませんでしたが、確かにひとつの音楽の世界が作れるものと納得しました。グランドピアノがあっても演奏者が下手なら音楽も下手ですが演奏者がよければ、聴衆の心を動かすことを感じました。
河合さんの音楽に合わせて、ヨーロッパの書道ともいうべきカリグラフィーのインスタレーションを見せてくれたのは初島さつきさんです。イギリスやイタリアなどでも活躍されていて、九州造形短大の講師をされている福岡県在住のアーティストさんです。
ライブは河合さんの詩の朗読から始まり、観客の目は始めてみるカリグラフィーの書き方に興味深深でした。河合さんは島田さんの動きを見ながら曲調をゆっくりしたり、音を大きくしたり、楽器をピアニカに換えたりと、島田さんにの動きに合わせて音楽をあまり前に出さないように演奏されていました。カリグラフィーのことをより知ってもらおうということからなのか、島田さんはいくつかの筆だけでなく、木材を加工したものや、鶏の羽をつかい、いくつかの色の絵の具を使い、水でうすめてぼかしたり、更にその上にさらに書き込まれたりして、まさにペインティングといってもいい感じでした。
いままで知らなかったトイピアノの演奏とカリグラフィーの制作が観れて楽しかったです。
11月にこの河合さんと島田さんのコラボライブが糸島の銀河荘というところであるようです。今度は河合さんはトイピアノではなく本物のピアノの演奏を聴かしてくれるみたいです。ぜひサティの「ジムノペディ」聴いて見たいですね。
ついでにといっては失礼ですが島田さんが主宰されているカリグラフィのスタジオ「スタヂオポンテ」のリーフレットがあったので、それもスキャンしてご紹介しておきます。カリグラフィーのご興味のある方はそちらまで。
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